不屈の悪魔   作:車道

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パニック・イン・ローマ その①

 ミスタとナランチャ、トリッシュとアバッキオは戦いを制しコロッセオへと向かっている。その一方で、なのはとジョルノの戦いは始まったばかりであった。

 スティンガーによってチョコラータの乗ったヘリコプターが墜落した場所は、この場所よりも低い位置だった。何も考えずに向かったらグリーン・デイの能力で『カビ』を生やされてしまう。

 そこで、なのはは『自分のスタンド能力なら対処できる』とだけ告げて、ジョルノにこの場を任せると時を飛ばしてチョコラータを始末するために移動してしまった。

 なのははジョルノのことを嫌っていて天敵扱いしているが、同時にスタンド能力や本人の才覚については高く評価している。仲間としてではなく敵対者だった過去が主な理由だが、それでも彼女はジョルノの能力を信頼していた。

 

「ブチャ、ラティたちを追ってもいいが……どっちみち、仕留めるのは、おまえ、からだ、ジョルノ。チョコラータは、おまえのスタンド能力を、()()()()()()からな」

「ぼくを優先して仕留めるだと……?」

 

 スタンドを傍らに立たせたまま警戒しているジョルノは、茶色いダイバースーツのようなスタンドで全身を包んでいる舌足らずな男──セッコの動向を観察していた。

 セッコは太ももから先は自身のスタンド──オアシスの能力でドロドロに溶かした地面に埋まっている。一見すると、彼は知能の低い頭脳がまぬけな男のように見えるが、それは擬態である。

 チョコラータにも隠しているが、本来の彼は他人を平然と利用できる冷酷かつ残忍な性格をしている。ディアボロもセッコの本性までは把握できていないが、チョコラータと同じく最低のゲスと称される吐き気をもよおす人物であることだけは確かである。

 

 セッコはチョコラータから、ボスと親衛隊、ブチャラティチームを壊滅させてパッショーネを乗っ取るための計画を聞かされている。その上で、ジョルノの生命力を生み出すスタンド能力がチョコラータの『天敵』になる可能性があると説明されていた。

 たとえ他の連中を取り逃がしたとしても、絶対にジョルノだけは始末しろと言い含められていたのだ。自頭はそれほど悪くないセッコは、チョコラータがジョルノを警戒する理由を把握している。

 チョコラータが負けないかぎり、セッコは従順な元患者という立場を演じ続けるだろう。そうしていれば、彼はチョコラータが生み出す甘い汁を吸い続けられるのだから。それに加えて、()()()()()()()()は誰にも負けるはずがないとセッコは確信していた。

 

「そうだ……忘れてた。ビデオを取らなきゃあな。仕留めるのに時間はかからねーが……」

 

 手に持っていたビデオカメラをおもむろに操作し始めたセッコの様子を眺めているジョルノは、このままスタンドを使って殴りかかるべきか悩んでいた。

 なのはの知る情報によって、セッコのオアシスは近距離パワー型のスタンドと真っ向から戦えるスペックがあると明かされていたからだ。

 スタープラチナやキング・クリムゾンよりは劣るが、スティッキィ・フィンガーズと同等か上回る相手にゴールド・エクスペリエンスで真っ向勝負をできるかジョルノには判断しきれなかった。

 いきなり直接攻撃するのは得策とはいえない。そこでジョルノはセッコではなく隣に生えていた樹木をゴールド・エクスペリエンスで殴って、スタンド能力で間接的に攻撃することにした。

 

「ゴールド・エクスペリエンス!」

「オアアアァアアアシス────ッ!」

 

 ゴールド・エクスペリエンスの能力で生命力を与えられた樹木が急成長して、幹から生えた槍のような鋭い枝先の数々がセッコに迫る。枝の槍を迎え撃つため、セッコは手に持っていたビデオカメラを上空に放り投げた。

 両手が空いたセッコは、目にも留まらぬ速さで拳の殴打を繰り返す。セッコは人間離れした反応速度を発揮して、伐採機のような勢いで枝をへし折っていく。ジョルノは樹木に生命エネルギーを与え続けて攻撃を続けるが、セッコに枝の槍は届きそうになかった。

 生命エネルギーを与え続けたとしても、永遠に枝を伸ばさせることはできない。過剰に与えた生命エネルギーによって寿命を迎えた樹木が、枯れて崩れ去ってしまったのだ。

 

(この速度……反動か! こいつは地面を完全に溶かさず弾力を与えることで、より強く、より速く拳を振りかぶっているッ! ぼくのスタンドでは確実に力負けしてしまう!)

 

 ジョルノはセッコの攻撃の仕組みを見破っていた。オアシスはスパイス・ガールと能力が似ている。即効性や破壊できなくするといった細かい部分は違いがあるが、溶かしたり柔らかくした対象に、弾力を与えることができるという点は一致している。

 拳を振りかぶる際に、地面に肘をめり込ませて反動で押し返すことで、セッコはパワーの底上げをしている。オアシスは近距離パワー型として申し分のないスペックを誇っているが、この技と本人の異常なまでの身体能力を合わせることで圧倒的な格闘能力を発揮しているのだ。

 

「スタンドで、殴りかかって、こなかったって、ことはよォォォ。オレの『オアシス』に、反応できる、自信がないってこと、だよなあ?」

「……たしかにおまえの言うとおり、ぼくのゴールド・エクスペリエンスはあまりパワーのあるスタンドじゃあない。だが、それは闘えないという意味ではない!」

 

 落下してきたビデオカメラを片手で受け止めたセッコは、ジョルノが積極的に攻めてこない理由をすぐに理解した。精神的に優位に立つため問いかけるセッコだが、ジョルノは動揺することなく次なる攻撃を用意していた。

 ジョルノが声を上げるのと同時に、頭部に刻まれた青と黒の模様が特徴的な小鳥が無数に現れる。枯れ落ちて周囲に散らばった樹木の破片は、命が失われているため生命ではない。ジョルノは枯れ果てた樹木を再利用して、さらなる攻撃に利用したのだ。

 

「どれだけ、数を用意したところで、目くらましにも、ならねーぜ。そんな、鳥に足らない……じゃなくて、歳に足らない……は違う。うぐぐ……虎に足らないでもなくて、賭場に足らない」

「……取るに足らない、ですか?」

「知ってんだよオオォォッ! 国語の教師か、うう……うう……うおお、おっ、おっ、オメーはよォォォォ」

 

 逆上したセッコは飛びかかってくる小鳥たちを殴り飛ばそうと拳を振るおうとする。だが、殴り殺す直前で何かに気がついたのか、セッコは攻撃を取りやめて地面に潜ってしまった。

 (すんで)の所で、セッコはジョルノの狙いに気がついたのだ。セッコのオアシスは、やろうと思えば銃弾を防ぐことができるほどに近接戦闘に優れている。そんな相手に大して速く飛べない鳥をけしかける意味──それは、あえてセッコに鳥を攻撃させることにあった。

 

 ジョルノが生み出した鳥の名前は『ズアオチメドリ』という。愛らしい見た目をしたあまり知られていない鳥だ。この鳥は皮膚と羽毛に『バトラコトキシン』という強力な毒を持っている。

 未来(6部)の話になるが、ウェザー・リポートという男がスタンド能力で生み出した竜巻を使って集めて攻撃に利用した『ヤドクガエル』と同じ毒を持っている。人間が0.1から0.3mg取り込んだだけで死んでしまう毒を使って、ジョルノはセッコを始末しようとしたのだ。

 毒を使って攻撃するならヤドクガエルや蛇のほうが確実だが、オアシスで液状化している地面を這わせるのは難しい。そこで空中を移動できる鳥を利用したのだが、セッコは直感で危険だと判断して逃れたのだった。

 

(逃してしまったか……だが、生命エネルギーを探知することで、どこにいるかは把握することができる。これでヤツの不意打ちは防げるが……どうしてチョコラータは、ぼくを警戒しているんだ?

 あの『カビ』は生物に反応する。生命エネルギーによって生み出したものは、『カビ』の影響を受けるはずなのに)

 

 樹木の枝を伸ばした攻撃でジョルノは密かにグリーン・デイの『カビ』が影響する範囲を実験していた。もしかしたら『カビ』が生えるのは動物だけかもしれないと思っての行動だったが、あえて下方向に伸ばした枝は全て『カビ』が侵食して崩れてしまった。

 あのままセッコが逃げずに立ち向かっていたら、ジョルノは鳥をセッコの側で急降下させて『カビ』によって殺させるつもりだった。一気に『カビ』を繁殖させることで鳥を殺させて羽毛を飛び散らさせて毒殺するつもりだったのだ。

 まるで能力で生み出された生物ではなく、()()()()()()()()()()()を警戒しているような印象を受ける。セッコの言っていたチョコラータの考えに妙な引っ掛かりを覚えつつも、ジョルノは地中に意識を向けた。

 

(よし……ヤツが殴って砕いた枝の破片に込められている余剰の生命エネルギーは、ちゃんと探知できている。一度でも溶かされた地面に引きずり込まれたら、その時点でぼくは負ける。その前に、ナノハから渡された物でヤツを攻撃しなければならないッ!)

 

 ジョルノが様子見で放った樹木の枝による攻撃の真の狙いは、セッコの体に枝の破片をくっつけることにあった。枝に込められている膨大な生命エネルギーは全てが消滅したわけではない。

 残っている生命エネルギーが多くないため、能力を再発動させても大した生物は生み出せないが、ディアボロにくっつけたブローチのようにセンサーとして活用するだけなら問題ない。

 ゆっくりと沈み始めている足を引き抜いて、ジョルノはその場を移動した。彼の手の中には、なのはに手渡されたセッコを相手にするための道具──『M84スタングレネード』が入った『紙』が握られている。

 

 グレネード(手榴弾)という名前が付いているがスタングレネードは殺傷用の兵器ではない。180デシベル(ロケットの発射音と同等)の爆音と100万カンデラ以上の光を発生させる非致死性兵器だ。

 これを地面の中で炸裂させて、セッコの方向感覚と聴覚を奪うのがなのはの考えていた作戦だった。手榴弾ではなくスタングレネードを選んだのは、敵に投げ返されたり取り扱いを間違えたときに致命的な負傷をしないようにするためでもある。

 地中に潜ったセッコの聴覚を奪うタイミングを見計らっているジョルノは、移動せずに留まっているセッコの動きに疑問を覚えながらも、相手の行動を予測するために考えをまとめている。

 その頃、セッコは地中に作った空洞内に座り込んで、懐に仕舞っていた携帯電話を手にとってチョコラータと連絡をとっていた。

 

『セッコか。そっちの様子はどうだ? さすがにヘリコプターが撃墜されたときは焦ったが、『例のもの』のおかげでなんとか乗り切れた。それで、ジョルノ・ジョバァーナのスタンド能力について、なにか分かったか?』

「やっぱり、チョコラータの考えは、正しかった。ジョルノは、スタンド能力で、()()()()()()()、攻撃してきたぜェ。あいつのスタンドは、()()()()()()させることが、できる」

『その性質……()()()()()と似ているな。もしかすると、万が一があるかもしれん。セッコよ、おまえは確実にジョルノの息の根を止めるのだッ! 帰ってきたら背中をかいてやるからな。角砂糖も食いたいだろう?』

 

 優しく語りかけるチョコラータの言葉に、セッコは大げさなボディーランゲージで答える。チョコラータはセッコに角砂糖を投げて食べさせるという餌付けのようなことをしている。

 チョコラータが普段与えている数より少ない個数を提示すると、セッコは首を大きく横に振って嫌がる。そんなセッコの反応を予想していたチョコラータは、すぐに嘘だと明かして5個投げてやると約束した。当然のごとく喜んだセッコは、首を縦に振って頷いている。

 

『……ナノハが来た。もう切るが、()()()()は覚えているな? ジョルノを始末したら、そこで落ち合って共にボスを乗り越えるぞ』

「チョコラータ……あんたは、とっても強い。()()()、あんたの言うことを、オレはちゃんと成し遂げるぜェェェ!」

 

 先程の声色から一転して、真剣な態度になったチョコラータの言葉にセッコは迷うことなく同意した。お互いに上っ面だけの関係で、奇跡的なバランスで成り立っている危ういコンビだが、それでも彼らの間には信頼があった。

 チョコラータが死んだとしてもセッコは悲しまないだろう。それでもチョコラータがセッコの期待を裏切らないかぎり、彼は忠実な元患者として従い続ける。チョコラータもセッコのことをモルモット(実験動物)ではなく、相棒として扱っている。

 通話を切ったセッコは携帯電話を懐にしまうと、おもむろに動き始めた。セッコは優れた聴力で、すでにジョルノの立っている場所を把握している。

 ジョルノは地面を柔らかくされて下に落とされるのを注意しているようだったが、セッコはそんなこと関係ないと言わんばかりに更に地中に潜った。より深く潜っていくセッコの動きにジョルノは首をかしげる。

 

「なんだ? ヤツは一体なにを狙っている……ッ!?」

 

 一向に攻撃してこないセッコの動きを訝しんでいるジョルノだったが、突然地面が大きく揺れたことで動揺を見せた。イタリアは日本ほどではないが、それなりの頻度で地震が起きる国だ。突発的な地震はジョルノも経験したことがある。

 だからこそ感覚で、この揺れの正体が地震ではないと分かった。どうなっているのか確認しようと周囲を見渡しているジョルノは、自分の体から『カビ』が生え始めているのを見て、セッコが何をしたのか理解した。

 

「これは地震じゃあない! ()()()()()()()()()んだッ!」

 

 セッコが地下深くまで潜っていった理由──それは地中深くに通っている物を柔らかくして、ジョルノのいる辺り一帯を沈めるためだった。ローマの地下には数は多くないが鉄道の路線が広がっている。

 地面の中から周囲の音を観察していたセッコは、地下鉄の運行音を聞いて利用することに決めた。セッコは土と地下鉄のトンネルの外壁を溶かして液状にしたのだ。空洞内に大量の土砂が流れ込んだことで、ジョルノが立っている周辺の道や建物は支えを失って崩れ始めた。

 運悪く道に沿って地下鉄のトンネルが道路と同じ向きに通っていたため、逃げ場はどんどん消えていく。どうにかして高い位置へと逃れていくジョルノに追い打ちをかけるかのように、セッコは浮上して新たな攻撃を仕掛けた。

 

「おまえの足音はよく聞こえるぞッ! 左前方14メートルだッ! ジョルノッ!」

「──ッ!? ゴールド・エクスペリエンスッ!」

 

 セッコが拳を大きく振るうと、オアシスの液状化させる能力は伝播していく。その先には4階建ての白塗りの建物があった。セッコはジョルノを押しつぶすために、地面を溶かして建物を倒壊させたのだ。

 周囲の犠牲を考えずに攻撃してくるセッコの行動に怒りを感じながらも、ジョルノは瓦礫を防ぐために、ゴールド・エクスペリエンスの拳を振るった。小さな瓦礫はそのまま弾き飛ばし、大きな瓦礫は生命エネルギーを与えて適当な生物に変えることで『カビ』に分解させる。

 ゴールド・エクスペリエンスはパワーは優れていないが、スピードはスティッキィ・フィンガーズと戦えるぐらいには優れている。結果的にジョルノは落ちてくる建物の瓦礫を防ぎきった。地上に出てきたセッコを睨むジョルノの目には、明確な感情が込められていた。

 セッコの暴挙によって、建物の中に住んでいた住人は『カビ』に侵食されるか、瓦礫に潰されたことで全員が死んでしまった。無関係な市民を自分を殺すためだけに巻き込んだことに、普段はあまり感情を見せないジョルノが怒りをあらわにしている。

 

「ずいぶんと、息が上がってる、ようだな。ジョルノよォォォ!」

「イカれているのはチョコラータだけだと思っていたが……キサマも同類だったようだな。おまえのような人間を生かしておくわけにはいかない」

 

 ジョルノはスタンド能力を乱用しすぎた影響で疲労していた。セッコもスタンド能力を使って動き回っているので相応に体力を消耗しているが、身に纏うタイプのスタンド使いは総じて体力面で優れているという特徴がある。

 できるかぎり『カビ』の影響を避けようと動いていたジョルノだが、完全に無傷でいることはできなかった。ゴールド・エクスペリエンスで応急処置を施しているが、手足には見るからに大きくなった『カビ』が見え隠れしている。

 

「うっとお、しいぜ……ジョルノ。おまえは、機転が利くらしいから、近づきたくなかったが……近距離のパワーと、スピードで圧倒して、始末するッ!」

「は、速いッ!?」

 

 5メートルほどまで距離を詰めていたセッコの姿が突然見えなくなった。彼は地面を泥にして摩擦を減らすことで、目で追えないほどの速度で滑って移動していた。ジョルノが気がついたときには、すでにセッコは拳を振りかぶって殴りかかろうとしていた。

 ガードしようとジョルノもゴールド・エクスペリエンスを繰り出すが、セッコは格闘戦において一枚上手だった。スタンドに攻撃がガードされると事前に読んでいたセッコは、右足を振り上げて液状になっている石畳を巻き上げた。

 液体のようでありながら、硬さはそのまま維持されるオアシスの能力を受けている石畳の弾丸がジョルノの腹部に突き刺さる。予想外の不意打ちにジョルノは攻撃の手を緩めてしまった。その隙を突いたセッコが、ジョルノの首の骨を折ろうと腕を伸ばす。

 

「くらえッ! これでおまえは終わりだ──ッ!?」

 

 ジョルノにトドメを刺そうとしてたセッコは、自分の意志と関係なく地面に潜ってしまい攻撃を強制的に止められた。まるで、()()()()()()()()かのような現象にセッコは混乱していた。

 セッコの影になっていて見えなかったが、ジョルノの視線の先には1週間ほど前にネアポリスで出会ったここに居るはずのない人物が立っていた。異国の人間にもかかわらず、母国語のようにイタリア語を使いこなす心優しい少年の名をジョルノは知っている。

 

「どうして、きみがここにいるんだ。コーイチッ!?」

 

 一度ならず二度までも助けられたことに感謝しつつ、ジョルノは驚きの声を上げる。緑と白で彩られたスタンドによってジョルノを助けた小柄な少年──広瀬康一は正義の心を宿した目でジョルノを見つめている。なのはの知らぬ第三者による介入が、いよいよ始まろうとしていた。




誤字脱字、表記のぶれ、おかしな日本語、展開の矛盾を指摘していただける国語の先生をお待ちしております。

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