【仮題】RTA操作受付中の飛龍ちゃん(くん)   作:棚町薫の妻

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この辺の説明文章化がとても難しかったです(小並感)


黄金取り返すのとメリー号破壊は明らかにロスタイム

 

 麦わらのルフィ率いる一味は、地図と少女の助言を頼りに島の東側海岸へと向かった

 

 

 「迷惑かけたな。おめぇらをいつもの金塊狙いのアホ共だと思った」

 

 

 途中、自称人類のオラウータンに船を壊されそうになったり、いざたどり着いた先には半分だけの家で家主がいなかったり、帰ってきて早々に勘違いで戦闘になりかけたが、今はもう誤解は解けたようだ

 

 

 「"空島"に行きてぇんだ!!行き方を教えてくれ!!」

 

 という純粋なルフィの言葉を聞き、モンブラン・クリケットは話しを始めた

 

 

 伝説とも言える空島の原点であるウソつきノーランドの真実、自身がその子孫であること、決着をつけるために海底に潜り続けていることを話した

 

 

 

 それらを聞いてもなお、空島に行きたいというルフィを見て、手を貸してやろうと決意をした

 

 

 

 

 

 

 

 

 モンブランいわく、空島は積帝雲の中にあり、そこへ辿り着くには突き上げる海流(ノックアップストリーム)に乗るか()()()()以外に道はないと言い切った

 

 

 そして、お前らみたいなバカに会えて嬉しいと、一緒にメシを食おう同士よと、そう言い夜が満ちても騒がしい宴を続けた

 

 

 

 

 

 

 

 「あ、そういえばなんだけど。私達ここへはある女の子からの助言で来たんだけど、知り合い?」

 

 宴が一段落した段階で、ナミが思い出したかのように聞く

 

 

 

 「へぇ...あいつがお前らに教えたのか。そりゃ珍しいな」

 

 

 「ってことはやっぱり?」

 

 

 「あぁ、知った顔さ。と言ってもここ一週間ほどの仲だかな。お前らと同じく、空島を目指してここにやってきたのさ」

 

 

 「えぇ!?あの子も空島を!?どうやって一人で行くつもりなの?」

 

 

 「...それは俺の口からは言えねぇな。そろそろここに立ち寄るはずだ、そん時本人から聞きな」

 

 

 空島へ行くと言う言葉に、離れたところでワイワイと騒いでいたルフィが聞きつけた

 

 「なんだよ!あいつも空島目指してるのか!だったら一緒に空島行くか!」

 

 

 「ちょっとルフィ!あんな小さい子どもが私達でもギリギリな航海にはつき合せられないわよ!」

 

 

 「でもあいつ、多分おれより強ぇえぞ?」

 

 

 「それは、そうかもしれないけど...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まぁ、後で本人が言うだろうがよ。あいつを突き上げる海流(ノックアップストリーム)の所まで良い、乗せてってやってくれねぇか。

 嫌っつっても、結局マシラかショウジョウの船に乗せていくがよ」

 

 

 「おう、いいぞ!」

 

 「なに承諾してるのよ!」

 

 

 「良いだろ別に。断ってもどうせ着いてくるなら一緒に行きてぇ!」

 

 

 

 

 こうなったら絶対に意見を曲げないことを今までの経験で知っているナミは、ハァ、とため息をついた

 

 「わかったわ。でも、まずは本人の意志を確認してからね!」

 

 おう!という彼の返事とともに、どこか遠くからの銃声や砲撃の音がドンドンと聞こえてくる

 

 

 

 「な、なんの音!?まさか黄金の噂を聞きつけに来た海賊!?」

 

 「えぇ〜!?海賊が来るのか!?」

 

 「まずい!家から出たら死ぬ病が唐突に!おまえら任せた!」

 

 

 ギャーギャーと騒ぐ麦わらの一味筆頭のビビリ達

 

 

 「心配すんな、どっかで木っ端海賊がやられてる音だろう。こっちに来るこたぁねえよ」

 

 

 「え、ど、どういうことだ?」

 

 

 

 「おめぇらにはまだ言ってなかったが、最近ここいらにはドラゴンが彷徨いてるんだよ」

 

 

 「ドド、ド、ドラゴンっ!!??そ、そんなバカな!!御伽話じゃあるめぇし!!」

 

 

 

 「御伽話の空島へ行くんだろ。だったらドラゴンもありえない話じゃねぇ」

 

 

 

 「た、確かにそうだけどよ!」

 

 

 

 

 

 「待って。この不思議な鳴き声は何?まさかドラゴンの鳴き声?」

 

 ジョー!ジョー!と聞こえてきた鳴き声を、ロビンは大真面目な顔で聞いた

 

 

 「いや、これはサウスバードって鳥の鳴き声だ。昔から船乗りの間じゃあ有名な...――――!!!しまったァ!!!!」 

 

 

 「何だ!!?どうした!!!」

 

 

 

 

 

 「こりゃまずい。おいお前ら森へ行け!!南の森へ!!」

 

 「は!?何いってんだおっさん、アホか!?」

 

 「この鳥を捕まえてくるんだ!!今すぐ!!」

 

 

 

 この鳥、サウスバードという鳥にはある習性があり、その習性を利用することで正しい方角へと進むことができ、この鳥がいなければ突き上げる海流(ノックアップストリーム)への道標が何もなく、空島へ行けないのだという

 

 

 なんで今頃!だとか、もう真夜中だぞ!という文句を垂れながらも一味は暗闇の森へ、サウスバードを捕まえるために進む.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 一方その頃、付近の海上

 

 

 

 

 「なんなんだよあの化物は!!」

 

 「なんでこんなのがこの島にいるんだよ!?ギャア〜!!」

 

 

 真っ暗闇の海を一つの海賊船が進んでいた。丸い髑髏に斜めの線を入れた海賊旗を持つ者たちの船だ

 

 

 彼らは、昼間の3000万のルーキーと自分たちをのした少女に報復するためにこちら側の島に訪れようとしていた

 

 

 

 

 しかし無事に到着することはなく、途中で正体不明の化物に襲われた

 

 

 

 

 その化物は下手な船よりも巨大で、しかし目で負えぬほど早く、彼らの船と命を削っていく

 

 ある時はその顎門で。ある時はその鋭い爪で。ある時は鞭のようにしなる尾で

 

 

 

 

 

 船員達が慌てふためく中、ベラミーは冷や汗を流しながらも冷静さを辛うじて保っていた

 

 

 確かに素早いが、攻撃の一瞬だけはどうにか姿が見える。その時に己の全力の一撃をくれてやれば、致命傷にならずとも動きを遅くさせられるはずだと

 

 

 そう考え、周りの悲鳴声をシャットアウトしてその瞬間をただ待った

 

 

 「うゎぁあ!!」

 

 そしてその瞬間が訪れた

 

 

 

 

 

 「スプリング、狙撃(スナイプ)!!!」

 

 

 今までの人生で過去一番の一撃。そう自負出来るほど完璧な攻撃だった

 

 

 

 バキリ、と乾いた音が聞こえる。しかしそれがこの化物からではなく、自分の腕からだと言うことは痛みを伴い伝わってくる

 

 

 

 黒く光沢のある鱗。容易く相手の骨を粉砕する自分の腕は鱗に命中しており、まるで鋼鉄でも殴ったような感触を持っている

 

 

 しかし少しは衝撃が伝わったのか、その化物は動きを初めて止めた

 

 

 

 そこで彼らは初めて、自分達を襲っていた化物の正体を知った

 

 

 

 

 「ド、ドラ」

 

 

 

 何かを言いかけた彼は、数メートルほどの尾に叩き潰され、そのまま彼らの船を真っ二つに叩き割った

 

 

 

 

 

 

 

 化物はもう戦える者がいないことを知ると、船から飛び立ちジャヤへと向った

 

 

 

 

 

 

 




これによってメリー号の寿命も少しだけ伸びます(当社比)
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