それを証明したのはストーム1だった
横浜基地第一滑走路
司令
『全機撤退しろ、作戦は成功だ』
大尉
「今は休め、いつ戦いになるかわからないからな」
ビュオオオオ
GR隊長
「ん?基地防衛隊の連中が俺たちの周りに集まって来たな」
その数はどんどん数を増やしていく
10………20………30………40
ストーム1
「……まさか」
そして基地防衛隊の戦術機が
全機EDFに銃を向けた
EDF隊員
「は?ちょっと待てよ!なんで銃を向けられてる!?」
大尉
「なるほどな」
ストーム1
「…………助けたとは言え、俺たちはこの世界じゃ未知の軍隊です
ここの連中からしたら正体のわからない勢力が突然介入して戦闘した
ということなのかもしれません」
ホーク1
「助けてもらっておいて申し訳ないが、諸君らは何者だ
そしてその戦術機はどこで手に入れた?」
グリズリー1
「ちゃんと答えないと場合によってはわかるよな?」
スプリガン隊長
「ふっ、血の気の多いやつらだ」
夕呼
「やめなさい、曲がりなりにもこの基地を守ってくれた人たちよ」
防衛隊の戦術機が全機銃を下ろした
ストーム1
「た、助かりました」
夕呼
「でも突然きていきなり戦闘をしておいて
はいさようならありがとうってわけにも
いかないのよね?」
大尉
「なかなか痛いところを突いてくるな」
夕呼
「本来なら凄乃皇のムアコックレヒテ機関を起動させて
陽動を試みようと考えていたけど
それをするまでもなく僅かな戦力で壊滅させた
本来ならあなたたちは天然記念物みたいなものよ?」
ストーム1
「……………」
夕呼
「でも、このことは内密にするわ
ただし一つ、あなたたちからこちらへ
なにか提供して頂かないとこれは無しよ」
ストーム1
「提供って」
情報部少佐
『なら私からでよろしいでしょうか
それは
月面基地プラトー1でよろしければ』
「プラトー1?なんだそりゃ」
ヒソヒソの話すEDF隊員たち
夕呼
「…………大きく出たわね、本当にやるつもり?」
情報部少佐
『そちらの時刻の明日決行とさせて頂きます
そして基地奪還後、そちらの作戦にも、参加させて頂きます』
夕呼
「へぇ、面白いわね、あなたたちEDFは」
ストーム1
「そう、なのか?」
夕呼
「乗ったわ、楽しみにさせて頂きましょう」
ジャケット隊長
「あの副司令官、いけすかねぇな」
大尉
「しょうがない、だが月面基地奪還作戦とは初耳だな」
GR隊長
「パンドラは宇宙対応だが俺たち自身は初めてになるな」
ストーム1
「あっ……」
武
「どうも…………」
ストーム1
「軽くしていいですよ、タメ口で構いません」
武
「あ………ならそっちもタメ口でいい」
ストーム1
「……わかった、皆さん先に基地に向かって頂ければ」
大尉
「あまり遅くなるなよ」
EDFのメンバーは全員基地へとテレポートした
ストーム1
「はい…………なら武、一つ聞きたいが
君、転生者かい?」
武
「!?なぜ………」
ストーム1
「俺もそうなんだ
転生と言えるか微妙だけどね」
武
「…………俺は………」
ストーム1
「俺は人の死を多く見てきた
地球が滅んだ姿もな
地球の人口が1割になったときはもう戦う理由さえわからなくなっていた」
武
「え?」
ストーム1
「そして荒廃した地球にプライマーのタイムマシンがやってきた
俺はそれを破壊した
そしたら過去に飛ばされてね
そこから旅が始まった
歴史を変える旅が」
武
「…………」
ストーム1
「でも何回も失敗した
その度に地球が滅んで、タイムマシンを破壊して
でも決して無駄じゃなかった
いまこうしてストームチームとして戦うことができるようになったから」
「だから君も最後まで諦めないで欲しい
諦めたら、救えたはずの命が救えなくなる
失うものが多かったとしても
決して止まるな
止まったら残るのは絶望だけだ
一人でも多く救え」
武
「わかった、俺は、俺は止まらない
俺を信じてくれた人のために
そして俺自身のために」
ストーム1
「良い目だ、突然すまないな、縁があればまた会おう」
ストーム1
「まだいたんですね」
GR隊長
「済んだか?」
ストーム1
「はい!」
大尉
「帰還するぞ!!」
〜228基地〜
プロフェッサー
「いい戦闘データが取れたな
これは使えそうだ」
ストーム1
「そういえば新しい戦術機が開発されてるんだってな」
プロフェッサー
「パンドラと同時期に開発してた新型があってな
今度行われる月面基地奪還作戦までには完成させる
ついでに君たちの機体の強化もな」
ストーム1
「助かるよ、にしても月面基地奪還作戦ね……」
プロフェッサー
「宇宙戦は初めてになるな
だが引くつもりも」
ストーム1
「あるわけないさ
プライマーでもBETAでも
相手になってやるさ」
〜3ヶ月後〜
ストーム1
「完成したんだな、新型機が」
プロフェッサー
「これが君たちの新しいパンドラだ
近接戦闘の多い君のために近接戦闘向きの改修をした」
ストーム1
「ありがとな、あれも新型か」
プロフェッサー
「EDF-4J アブソリュート
量産向けの機体だが耐久性においては抜群だ
月面基地での作戦ではかなり重要な役割を担うだろう
君含めてチーム全員のパンドラも改修済みだ」
新型に乗った隊員の話し声が聞こえた
「こりゃ防衛にはいい機体だ」
「対テロリスト用に完成した戦術機だというが
BETA戦にも耐えられるらしいな」
その新型戦術機アブソリュートが基地の周りにいる
空港を占拠したテロリストを取り押さえるために
数機のアブソリュートが出撃した
その映像がニュースで流れてきた
ストーム1
「本当に仕事が早い男だ」
すると
???
『出てこい不法侵入者どもめ!!
お前らはすでにEDFが包囲しているぞ!!!』
テレビから怒号が聞こえると思いテレビを見たら
アブソリュートのコックピット上部に人がいた
それは例の曹長だった
ストーム1
「いくら量産できたからってだれかれ構わず
乗せるのはまずくないか?」
プロフェッサー
「上層部は何を考えてるか……」
ドゴーン
山の向こう側から煙が立ち上る
ストーム1
「あの方向は空港だな」
キャスター
『空港を占拠したテロリストがコンバットフレームで
EDFに攻撃を仕掛けました!
しかしEDFも応戦し、空港は瞬く間に戦場となり………』
曹長
『ハハハハハ!そんな豆鉄砲で俺をやれると思うな!』
ストーム1
「ヤバいヤバいヤバい空港が消し炭になるぞ」
後日、曹長は戦術機の搭乗権が取り消された
番外編も書こうかな?