異世界βから帰還して2週間
俺たちはまた異世界βへと赴く事となった
だがEDFだってなにも準備していなかった訳では無い
BETAのと戦闘データを得たことで装備は全部強化された
ストーム1
「………こいつが」
そしてついにストーム1の手元にも届いた
紺と白で塗装された
戦術機EDF-27 パンドラ
以前乗ったプロトタイプとは全く違う
欠陥もなくなり、性能は大幅に向上した
ブレイザーとプラズママシンガンを背部にマウントしている
数日前に完成品に搭乗しテストしたのだが
もはやプロトタイプなんかとは比較にならない
プロフェッサー
「次の移動までには間に合って良かった」
ストーム1
「さすが天才ってところだな」
プロフェッサー
「なぜだろうな
あの世界をみると、かつて君といたあの世界を思い出すよ」
すべてが失われた世界
あのときストーム1の周りの人たちは皆死んでいった
ストーム1にすべてを託して
何度も地獄を味わった
何度も皆死んでった
何度も助けられなかった
ストーム1
「……………行ってくるよ」
ストーム1はパンドラに乗り込んだ
前回突入したプロテウス隊とAFV隊、コンバットフレーム隊は全員戦術機に乗り換えたうえ、全員エアレイダー隊に編入した
そしてそのうち今回選抜されたのは5名
エアレイダー隊とストーム1のパンドラと合わせて12機が異世界βへと向かう
大尉
「パンドラ隊とストーム1のパンドラを支援するぞ!!」
ストームチーム
「「「「「了解!!」」」」」
レンジャーのアーマー大きく変更され、戦車級に噛まれてもすぐには破壊されないようになっている
フェンサーはパワーが強化、突撃級と同等の突破力を獲得
ウイングダイバーはアラート追加で光線級への反応が出来るようになった
情報部少佐
「では、テレポーションスタート」
〜帝都〜
大尉
「以前きたときより何時間ズレた?」
GR隊長
「30分………1時間はズレてないな」
場所は前回と比べると
エアレイダー隊
「撤退しているな」
情報部少佐
『戦術機F-4J改瑞鶴
おそらく帝国の近衛隊かもしれません』
大尉
「あの数であれだけ相手してるのか」
司令
『これほどの事態が起きているにも関わらず、米軍は音沙汰もなしなのか?時代的には条約を結んだ後だろう』
ストーム1
「おそらく見捨てられたのかもしれないですよ、撃破されたり、少しはいるのかと見ても
米軍機の痕跡が一つもないです」
オペレーター
『まさか……………』
GR隊長
「捨てられたな、まぁ米軍らしいと言えばらしいな」
スプリガン隊長
「見下げ果てた連中だ
見ていて涙が出そうだ」
大尉
「冗談は無しだ、帝国の戦術機を援護する。BETAを挟撃するんだ」
エアレイダー隊
「俺たちは光線級を潰してくる
今回新しく入ったやつらはここで戦うんだ」
パンドラ隊
「「「「「了解!!」」」」」
ストーム1
「攻撃開始!!」
パンドラ全機が一気にスラスターを吹かした
ストーム1
「各機散開!上空から敵の数を減らす!!」
ギュン!!
唯依
「に、逃げ切れない……………」
和泉
「いやぁーー!!」
上総
「くっ!!」
光線級が迫り、そのうえ下には戦車級の群れ
その刹那
ズドドドドドドド
唯依
「な、なに!?」
右を見る
そこにいたのは
不知火6機……………なのだが
和泉
「所属不明機、米軍なの?」
上総
「でもあれはどうみたって不知火ですわ」
すると
ストーム1
「よそ見しないで!!前をむくんだ!!」
所属不明の不知火から男の衛士の声が聞こえた
ストーム1
「それでいい、ここは俺が抑える!!
君たちは補給出来るところまで引くんだ!!」
上総
「抑えるって1機じゃ………」
ストーム1
「大丈夫だ…………
いつも経験してきたことだから
だから下がるんだ!」
唯依
「でも…………」
するとレーザーがとんできた
唯依
「しまっ………」
ギィィィィン!!
眼の前に紫のバリアが貼られた
大尉
「プライマーには感謝しないとな」
大尉が投げたのは即席の手投げ式バリア発生器
クラーケンとクルールの遺した技術だ
ストーム1
「大尉!!」
大尉
「一人で戦わせるわけないだろう
いくぞ!!」
和泉
「ちょっと、そんな銃じゃ!!」
BETAに向けてブレイザーが放たれる
前回とは違い
容易に敵を蒸発されるほどの威力になった
スプリガン隊長
「ストーム3、突貫する!」
唯依
「すごい…………」
上総
「歩兵の銃であれだけのBETAを………」
ストーム1
「だから言っただろう?
俺たちは怪物退治の専門家だ
ここは任せていくんだ!!」
唯依
「待って、あなたは……………」
ストーム1
「俺たちはEDFだ、生きてあえたらそのときはよろしく頼む」
唯依
「EDF……………」
上総
「国連の特殊部隊かしら?」
和泉
「知らない……………規格外すぎるよ
技術も能力も精神力動も違いすぎる」
京都は火の海となっていた
すでに安全な場所はどこにもない
唯依
「CP!応答願います!CP!」
CP(コマンドポスト)は繋がらない
すでに陥落したのだろう
すると
防衛隊兵士
「い、いた、帝国斯衛軍の……………」
上総
「あなた、防衛隊の…………」
防衛隊の戦力は激震
しかしその機体はすでに左腕がなくなり、中破していた
唯依
「どうしてここに…………」
防衛隊兵士
「所属不明の不知火…………謎の組織がBETAを急襲して撤退するよう指示されたわ………」
唯依
(もしかして……………EDF?)
エアレイダー隊長
「今までのパンドラとは比べ物にならないな!!
BETAごとき相手にならないな」
エアレイダー隊長
(さっきの防衛隊のやつ、上手く逃げれたといいが
おそらくここを突破されたら京都駅の方に流れていくここで押し留めてかないとまずいな)
エアレイダー隊員1
「数は順調に減ってます
レーザー級も壊滅したので
次第に壊滅するかと」
エアレイダー隊長
「よくやった、これで………」
ピーピーピー!!
エアレイダー隊長
「!?」
隊長機のパンドラがすかさず電刃刀を取り出す
ガキィィィィィン!!
襲ってきたのは紫色の戦術機
エアレイダー隊員2
「隊長!!」
エアレイダー隊長
「構うな!眼の前の敵に集中しろ!!」
ガン!ガン!ガキィン!
エアレイダー隊長
「帝国の兵士だろ!俺たち攻撃するより、BETAを攻撃しろよ!!」
情報部少佐
『解析完了、帝国斯衛軍所属、type-00 武御雷
近接戦闘に特化した強力な戦術機です』
エアレイダー隊長
「よりにもよって…………でもな」
ガキッ!
武御雷とパンドラが鍔迫り合いに入る
パワーは拮抗しているが
エアレイダー隊長
「俺たちにだって守るべきものがあるんだよ!!」
武御雷の剣を次第に押し返す
パンドラのパワーが武御雷を上回っているのだ
押し返された武御雷は距離を取った
そしてエアレイダー隊を眺める
エアレイダー隊長
「……………」
そしてそのまま京都駅方面に撤退していった
司令
『よくやった、BETAが撤退を開始した
が、帝都は陥落した
帝国軍がBETAの大半に食い破られた
私達の負けだ、撤退を開始せよ』
ストーム1
「くそっ…………あれだけやっても」
大尉
「頭数が足りなさすぎた」
GR隊長
「こりゃもっと戦力を増やさないと押し返せないな」
スプリガン隊長
「しかし我らの働きで救われた命がある
いまはそれを信じろ」
唯依
「…………………?」
和泉
「唯依………?」
上総
「篁さん?」
唯依
「和泉…………山城さん………」
上総
「もう、心配かけて…………」
唯依
「…………………」
和泉
「どうしたの!?急に抱きついて」
上総
「ちょっと篁さ、くるし…………」
すると唯依は涙を流していた
唯依
「良かった、良かった……………」
二人
「「……………」」カオヲミアワセ
二人は唯依を抱きしめ返した
救われた命はある
救える命がある限り、EDFは戦い続ける
好みに合わせた電刃刀装備のパンドラもいます