行きつけの喫茶店の珈琲が美味   作:夕凪楓

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私が五年かけて書いたSAOの二次創作のお気に入り数をたったの二日三日で超えてしまっている事実に驚愕を禁じ得ない。日間一位だって取ったことなかったのに……。
嬉しいんだけど、なんだろう……この虚しさと切なさは……。




Ep.3 A life lived in love will never be dull.

 

 

 

 

 

 

「────ウチで、働いてみないか?」

 

 行きつけの喫茶店「リコリコ」にて。

 いつものカウンター席で珈琲を飲んで苦い顔をしていると、ふとミカさんにそう告げられた。あまりに突拍子が無くて、俺は口をポカンと開けて数秒ミカさんを見つめ続けていたと思う。

 

「え……と?」

 

 俺が言葉の意図を図りかねて固まっていると、フッと柔らかな笑みを向けながらミカさんが続けてくれた。

 

「この前バイトの面接を切ってうちの手伝いをしてくれただろ。ずっと悪い事をしたと思っていてね」

「い、いえ、そんな勿体無いお言葉を。伝えてなかった俺が悪いですし、勝手に出しゃばっただけなんで、これしきの事でご厄介になるわけには……」

「毎度言い方が固いな……」

 

 武家の末裔なんで。いやそうじゃなくて。

 大好きな喫茶店の手助けになれればと思って手伝ったあの日の働き振りを店の人に認めてもらえたのは凄く光栄な事だし、申し出自体はとても有り難いものではある。

 ただ、あの手伝いは俺が好きでやった事だし、それで面接が駄目になったのは自分自身の責任だ。それに対して負い目を感じての提案なのだとしたら、流石にそこまで面倒を見てもらう訳にはいかない。

 

「確かに申し訳無かったとは思っているが、理由はそれではないんだ」

「……えっと?」

「あー、いや……うーむ。何と言えばいいかな」

 

 スタッフの人数が足りないとかかな。

 理由の言語化が難しいようで、腕を組んで考え込むミカさん。こんなミカさん見た事無いな。口を開けては閉じてを繰り返していて、なんか……言う事はあるんだけどそれを伝えるのを躊躇してる、みたいな印象を受ける。

 

「……千束が、な」

「錦木?……が、どうかしたんですか」

 

 突如予想外な名前が飛んできて思わず聞き返す。何故錦木がここで出てくるのか。まさか怪我か風邪?それで一時的に働けなくてスタッフの人数が不足してるとか?

 要領を得ない問答に痺れを切らしたのか、やがて隣りからミズキさんが横槍を入れてきた。

 

「要するに、千束のお願いを叶えてあげたいのよ」

「っ……おい、ミズキ」

「お願い……?」

 

 俺の視線はミズキさんへ。

 それを確認した彼女は、小さく溜め息を吐き出して口を開く。

 

「つまりね、バイトの面接ダメにしたお詫びとかそういうんじゃなくて、単純にあの娘がアンタと一緒に働きたがってるって事よ」

「……」

 

 聞いてしまったそれは、切り返しに困る理由だった。

 驚きで一瞬喉が詰まる。ミカさんを見上げれば、言ってしまったと言わんばかりに頭を抱えていた。故にその言動は信憑性を帯びてきて、事実であると、この場である程度の裏付けが取れてしまっていた。

 だから思わず、ミズキさんに聞いてしまう。

 

「……それ、錦木がそう言ってたんですか?」

「いや言ってはないけど」

「……」

 

 いや言ってないじゃん。ビックリしたわ。

 え、信じそうになったわ。次会った時彼女の顔見れんくなるところだったわマジで。え、なんでそんな呼吸するように嘘吐けるの鳥肌立ったんだけど。ヤバッ、ミズキさんヤバッ、そんなだから(規制)。

 ワケ分からず震えていると、ミズキさんが「分かってないわねぇ〜」と頭を掻きながら此方をジトッと見つめて告げる。

 

「あの娘、最近頻繁に買い出し行きたがるでしょう?」

「……ああ、確かに。店が手隙の時とかも行こうとしてましたね」

 

 実際今もそれほど混んでるわけではないうえに、スイーツ用の材料にも余裕があるらしい。にも関わらず、錦木は現在例によって買い出しに出ていた。

 何故だろうとは思っていたけれど、その答えをミズキさんが教えてくれた。

 

「その間にお店が混めば、またアンタが店を手伝ってくれると思ってんのよ」

「────……それ、は、ええと。反応に困りますね」

「フッ……だろうな」

 

 普通に反応に困る事実が判明して、思わず目を逸らす。今の話だって憶測の域を出るものでは決してないけれど、狼狽えるには十分な火力があったような気がする。次会った時にまともに錦木の顔見れるかな……。

 

「……彼女なら、自分から言ってきそうですけどね」

「アタシもそう思う。あの娘自覚してないんじゃない?」

 

 てか、そういう話って本人がいない所で俺が聞いて良かったやつ?

 しかし、ミカさんもミズキさんも、錦木に対して若干甘いというかなんというか……一スタッフのお願いを察して、彼女のいない所で俺にそんな事を頼んでくるというのは、なんというか(2回目)。

 

「お二人とも、錦木に優しいですよね」

「……娘、みたいなものだからな」

「だから遅刻にも寛容なんですね」

「……そう見えるか?」

「ええ、まあ」

「アタシは毎回頭にキてんだけどねっ!」

 

 確かにミズキさんは毎回キレてるな……と思い出して少し吹き出す。

 そして、この喫茶店のアットホームな雰囲気の背景にあるものに触れた気がして、納得がいった気がする。この喫茶店リコリコが、きっと錦木やミカさん達にとっても家族に近い関係の形。今そこから手を伸ばしてくれているという事実。

 

「それで、その……どうだろう。人手が増えるというのは、此方としても助かるんだが……」

 

 気を遣ったように伝えてくれる、優しい声色。

 今、俺なんかが踏み入って良いのだろうかと躊躇はするけれど、それでも居てくれると助かるとか、一緒に働きたいと思ってくれる人がいるというのは。

 

 ────必要だと言ってくれるのは、初めての経験だったから、答えは一つだった。

 

「……分かりました。ご迷惑でなければ、不束者ですがよろしくお願い致します」

「いや固いのよ」

 

 席から立ち上がって、深くお辞儀をする俺の背を手刀で突っ込むミズキさん。苦笑しながら顔を上げれば、ミカさんが俺の肩に手を置いて微笑んでくれた。

 

「こちらこそ、よろしく頼むよ」

「っ……ありがとう、ございます」

 

 ────そう言って手渡された黒の和服は、なんだかとてもあたたかく感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ●〇●〇

 

 

 

「貴方、名前は?」

「さ、朔月です」

「歳は?」

「じ、十七歳です」

「へ〜!じゃあ千束ちゃんと同い歳だ!」

「え、ええ、そうですね……」

「ねぇねぇ、顔が良いって言われない?」

「えと、最近言われます」

「強ぇ……」

 

「………あの、ご注文は……?」

 

 お客さんに呼ばれたので注文かと思い座敷に向かうと、そこの常連さん方にまんまと捕まってしまったの図。

 流れるように座布団に座らされ、おじ様やお姉様方、お子さん連れのママさんまでもが俺に興味を持ったのか根掘り葉掘り聞いてくる。

 

「……え、そうなの!?」

「この子が千束ちゃんの……!」

「ひゃ〜甘酸っぱ〜い……!」

「あの……?」

 

 な、なんだか女性陣に滅茶苦茶見られてる。なんかウットリされてる。え、錦木が何?

 いたたまれなくて萎縮してると、向かいに座る伊藤?さんが再び怖い形相で此方を見据えて、

 

「千束と出会ったのはいつ?何処で?」

「え……普通にこの店で……」

「ふむ……面白味に欠けるわね……」

「伊藤さんネタに詰まってるからって聞き過ぎですよ」

「ちょっと待って!もう少しだけ!ねぇ、千束の事どう思ってる?」

 

 ……この人は漫画家なのかな。ネタ帳と漫画のページだと思われるものがテーブルの上と下に散らばっている。

 もしかして、俺をネタに使えると思ってる……?そ、そんな、俺の一言が漫画に反映されるかもしれないと思うと緊張する……漫画受けするようなセリフを言った方が良いのかだろうか?責任重大で困る。

 というか難しい事聞いてくるな……錦木をどう思ってるか、か。

 

「……とも、だちだとは思ってますけど、錦木がどう思ってくれてるのか分からないですし、俺が一方的にそう思ってるだけで向こうは」

「わあ、お兄ちゃんって思ったよりめんどくさいね」

「グサッと来たんだけど。え、今の言葉のナイフは君が放ったのかな?歳いくつ?」

「五つ!」

「将来有望だねぇ、先ずは刃物の使い方を覚えようか」

 

 五歳児の女の子をあやしながら、その様子をジーっと見つめてくる常連さん達。飽く事無く俺を動物園のパンダ並の物珍しさで、観察にも近い視線を突き刺してくる。

 何故こうも興味を抱かれてるのか……やっぱ顔面の偏差値なのかな。

 首を傾げていると、常連の阿部さんがニヤニヤした表情で、

 

「これから千束ちゃんとキミのやり取りをたくさん見る事ができるんだなぁ。いやぁ青春だねぇ、楽しみが増えちゃったなぁ」

「それは、どうも……青春?」

「この子分かってないわね。鈍感系主人公ね」

丼関係(どんかんけい)……?」

「……なんか俗世にまみれてない純粋さを感じる」

「汚しちゃいけないと私のサイドエフェクトが言ってる」

「千束ちゃんも大変だなぁ……」

「???」

 

 ヤベェ、何言ってるかまったく分からん。助けを求めようとカウンターの方を見るが、ミカさんは微笑ましそうに此方を見るだけ。揉まれて来いと目が言っていた。助け無しの模様。

 

「そ、そろそろ戻りますね……」

「あ、待って。最後に誕生日と血液型、アレルギーは?」

「えと……9月9日のAB型Rh-、アレルギーは今のとこありません」

「律儀か」

「病院かな?」

 

 それな。

 因みに血液型に関しては二千人に一人しかいないのが自慢だったりする。だから何って感じで特に話に広がりを持たせてくれる訳でも無いんだけど。

 

「……お」

 

 ────とか思っていると、勢い良く開く扉の音と鈴の音が響いた。振り返るまでもなく、誰が入って来たかが分かってしまうのが、なんだか可笑しかった。

 

「たっだいまー!千束が帰還しまし────うええっ!?」

「や、おかえり」

 

 元気良く扉を開ける錦木の勢いを削ぐように出迎えれば、予想以上に目を丸くして驚いてくれて、ミカさん達と企んだ甲斐があった。既に黒の和服に着替えているので、傍から見れば俺もリコリコの店員だ。

 錦木を驚かせる為だけのムーヴに、予想通り彼女は俺の格好を上から下まで眺めて二、三度瞬きをして漸く理解したのか、段々とその頬を綻ばせていき、

 

「朔月くん!?……え、えっ!もしかしてまたお手伝いしてくれるの……!?」

「……っ」

 

 ────最近、何故こんなに期待されてるのかと、そう思う事がある。

 だって、本当に分からない。何が彼女の好奇心を刺激したのか、自分自身の取り柄や得意な事が何かを全脳細胞が総動員して掻き集めたが、生憎それなりの器用さと凝り性である事くらいしか出てこなかった。

 

 ────それでも。

 両手を組んで此方を見つめ、俺の答えを待っている彼女の視線がただ眩しくて。

 彼女が俺にこの服を着せる為に、そしてもう一度俺と一緒にこの店で働く為だけに、こうして無意識に買い出しの往復をしてるのだと聞いてしまったからだろうか。

 その健気さが可愛く思えてきて、錦木の顔をまともに見れない。いや、自惚れるな。思わず目を逸らす。

 

「……お客さん、増えて来たからな」

「────……!」

 

 ……いやすげぇ嬉しそうな顔するじゃん。そんなに?

 やめろ照れるってマジで。頬染めんな頬、キラキラした目で見んなってガチで(いつもの)。なんでそんな嬉しそうなのホントに。

 こちらが耐え切れず、逃げるように視線を彼女の持つ荷物に向けて、手を伸ばした。

 

「……ほら、荷物持つよ」

「っ〜〜〜!ありがと〜!よーし頑張るぞー!!」

「いつもより元気くね……」

 

 彼女のこの元気の理由が本当にミカさん達が言ってたように、俺がこの服を着て一緒に働く事なのだとしたら、それはとてもむず痒く、言語化できないもどかしさを感じた。

 やりたい事、最優先。我が道を行く、俺の憧れ。他者を愛し、慈しみ、笑顔にできる彼女の在り方が、とても眩しい。そんな彼女に構ってもらえてる今の自分が、身分不相応と自覚がありながらも、どこか誇らしく思えた。

 

「やったじゃん千束ちゃん!」

「うぇっ!?」

「良かったね〜!」

「な、なに言って」

「頑張りなさいよ〜?」

「ちょ、ちょおいみんな、もーやめてよー!」

 

 ……なんかお客さんに揶揄われてるのか錦木が慌ててる。彼女から受け取った荷物を裏へ運ぶ途中で視認する。何故か顔赤いけど……楽しそうだな。

 

(……それにしても)

 

 彼女がそこまで俺と一緒に働きたいと思ってくれているとは……余程俺の以前の仕事振りに感嘆してくれたに違いない。

 だからこそ、彼女がこの喫茶店の戦力として俺を買ってくれているというならば、その期待には答えなければ。

 

 ────ただ、ミズキさんがミカさんに、「けどホントに大丈夫なの?」とか「“裏の仕事”に支障が〜」とか言ってるのを聞いてしまって、それだけが気になってる。

 

 もしかして戦力どころかお荷物扱いされてる?

 “裏”の仕事って店裏でやる仕込みの事だよね?

 料理の下拵えとか得意だよ俺。

 最近覚えたんだよね。

 

 

 

 ●〇●〇

 

 

「では恒例の……閉店後のボドゲ大会開始しまっす!!」

「「「いえーーーーい!!」」」

 

「……何だこれ」

 

 閉店後にも関わらずお客さんが一卓に集まってボードゲームとカードを囲っている。これ、俺が最近誘われるようになったヤツだよな……。こんな楽しそうな大会だったのか。かなり需要あるんだなあのゲーム……お金とか賭けてるのかな?ヤバイやつじゃないよな……。

 ぬぼーっと眺めていると、ふと錦木がその人の輪の中から顔を上げ、辺りを見渡し始め────あ、目が合った。

 

「あ、朔月くんもやってくでしょ?」

「俺?あー……ルール分かんないけど」

「教える教える!ね、一緒にやろ?」

「……わ、かりました」

「だから、なんで敬語(笑)」

 

 朗らかに笑う彼女を横目でなんとなく流し見しつつ、抱えた食器を運ぶ為に踵を返す。すると「あ、待って」と錦木から声をかけられて、再び振り返る。彼女はわざわざ座敷から降りて、俺と目線を合わせて並び立った。

 

「……え、何?」

「食器運ぶの、手伝うよ」

 

 そう言って微笑む彼女。いつだって笑顔が絶えない錦木を見て、ふと思った。

 今、彼女に。気になっていた事を聞いても良いだろうか。

 

「……あの、さ」

「ん?なあに?」

「俺を手伝わせる為に、頻繁に買い出し行ってたって本当?」

「え……あー、いやー……」

 

 錦木の表情が、一瞬で曇る。誤魔化すように声を漏らして、目線があっちこっちに飛び交う。……なるほど、彼女は嘘が吐けないらしい。

 つまり、ミカさんとミズキさんの言っていた事は事実で、彼女は俺と働きたいが為に、必要の無い買い出しに行っていたという事。それに対して怒りとかは別にないが、ただ純粋に気になっていた。

 彼女の性格なら、「一緒に働かないか」と申し出てくれると思っていたから。けれど、彼女は言葉が見つからないのか、指先を弄んで押し黙っているだけ。

 

「……ゴメン、変な事聞いたわ」

「あ、ううん、こっちこそ……あー、そっか。それでか……ごめん、私の所為で、無理矢理手伝わせちゃったよね」

「バカ言うな。楽しかったよ、俺は」

「っ……そっか、そう、なんだ……ふへへっ」

 

 ────そう言って、本当に嬉しそうに微笑む彼女を見て。

 ああ、なんて愚かな質問をしたんだと思った。錦木を一瞬でも悲しい顔にさせた事に、苛立ちを覚えるくらいに。

 別に彼女が何を考えて、どういう想いが、企みがあったかなんてどうでも良いじゃないか。今日、彼女と同じ時間を過ごせて楽しかった。それだけで、良いじゃないか。

 

「俺こそごめん、変な事聞いて……。錦木が謝る事なんてないよ」

「……でも」

「俺、さ。バイトした事とか、なかったから。今日は凄く楽しかった」

「……っ」

「だから、謝罪とかよりも……もっと、別のものが欲しい」

 

 食器を一度カウンターに置いて、再び錦木に向き直る。すると、彼女も俺の言わんとしてる事を感じ取ってくれたのか、改めて彼女も俺に向き直る。

 そうして、直視できない程に嬉しそうな笑顔で。

 

 

「今日、ありがとう。……私も、一緒に働けて楽しかった」

 

「────……」

 

 

 ……あ、やっぱ無理。この破壊力よ。

 やっぱこっち見ないで。そのあざとい感じちゃんと反省しなさい俺も楽しかったよありがとうございます。

 ただでさえ異性に耐性無いのに、これからほぼ毎日彼女と顔を合わせる事になるのか────ってやべ、そう言えばまだちゃんと錦木に伝えてなかった。

 

「こちらこそ。これからも協力し合っていくんだし、堅苦しいのは無しでいこう」

「うん……うん?ぇ、それっ、て……」

 

 聞き流しかけていた俺の言葉に引っ掛かりを覚えて、錦木が目を見開く。俺はそれを見て、してやったりと言わんばかりに笑って見せた。

 ああ、そうだよ。キミの目論見はまんまと成功した。俺は、この喫茶店じゃないとダメなんだと、キミやみんなと過ごして来た日々の積み重ねに、してやられたんだ。

 

「改めて自己紹介。今日からこの店にバイトとしてお世話になります、朔月(さかつき)(ほまれ)です。よろしくね先輩」

 

「────……!」

 

 ────今日一番の、彼女の笑顔を見た。

 このまま泣くんじゃないかと、そう思えてしまう程に瞳を輝かせてるのを見て、ああ、間違ってなかったんだなと。素直に思った。

 彼女は、飛び上がりそうな程に高揚した気持ちを抑えて、俺が差し出したその右手を両手で掴み取って、満面の笑みで俺に伝える。

 

 

「よろしく!千束でっす!」

 

「……知ってるよ」

 

 







千束「千束で良いって言ってんじゃん〜堅苦しいのは無しなんでしょ〜?」

誉 「錦木だって『朔月くん』じゃん」

千束 「えっ……じゃあ、名前で呼んで良い……?」

誉 「聞くんじゃないよ聞くんじゃ……やっぱダメ」

千束 「なんで!?」

ミズキ 「イチャイチャしてないで片付けしろぉ!」

誰が好き?誰を推す?ルートは?

  • 錦木千束
  • 井上たきな
  • まさかの両手に花
  • ちさたきを見て『てぇてぇ』とか言い出す誉
  • ダークホースクルミ
  • み、ミカさん……!?

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