ROMANCE DAWN〜その麦わら帽子は何を紡ぐのか   作:Land1028

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主人公がルフィの技をまんま使ってるのは、悩んだんですけども、その方が読むときに皆さんがイメージしやすいと思ったんで、これで行きます。


第三話 海の偉大さ

 ギザード視点

 

 麦わら帽子を被った男が笑みを浮かべて口を開く。

 

「お前強えなぁー!! でもブルックはもっと強えぞー! だって俺の仲間だしニシシ」

 

 誰だこいつは……? 

 

「夢は海賊王なんだってな!! そのためには誰よりも強くならなきゃいけねーぞ?」

 

「まっずっと見てっからよ、頑張れ!」

 

 俺が声を出そうとした瞬間、景色が途端に変わり青空が視界に広がる。

 

「お目覚めになりましたか、ギザードさん」

 

 

 立ち上がり周りを見渡す。

 

「リル! シーラ! ケイト! キリニア!」

 

 

 ブルックが少し離れたところにある小屋を指差す

 

 

「ご安心ください、皆さんなら手当をして、あちらの小屋で寝ていますよ」

 

 

 

 俺は一安心し力が抜け、地べたへと座り込む。

 

 

「先程は少々やりすぎましたね、すいません」

 

 

 ブルックが俺に向け謝る。

 

 

「いや俺が弱かっただけだ、今の俺じゃこの先の強敵相手に仲間を守れない」

 

 

 この先の海にはきっとブルックみたいなやつが一杯居るだろう。

 

 その時は今のようじゃ済まない……。

 

 

「ヨホホホ、貴方達はまだお若いのです。一つ一つゆっくりと進めばいい。急ぎすぎるのはあまりオススメしません」

 

 

 ……。

 

「ブルックの船長はどんな人だったんだ?」

 

 

 ブルックは少し考えてから言葉を紡ぐ。

 

 

「私達の船長は誰よりも明るく無邪気で、仲間思いで……、そして優しい人でした」

 

 

「一度友と認めれば当時の四皇二人を敵に回すことすら、厭いませんでした。ある意味傍から見ればお馬鹿さんかもしれません」

 

 

 みんなが言う伝説の海賊がそんな命知らずなのか……。

 

 

「なぁブルック? 今の俺に何が足りないんだ?」

 

 

 ブルックは微笑み答える。

 

 

「貴方に足りないものですか……。そうですね。仲間を信じる気持ちでしょうか?」

 

 

 !? 仲間のことは誰よりも信じてるつもりだぞ俺は? 

 

「手合わせをして思ったことですが、ギザードさんが思ってるほど、あの子達は弱くありません。たしかに船長として、仲間を守る覚悟は必要ですが、もう少し信じであげてはどうですか?」

 

 

 

 あれからリル達が目覚め、ブルックの元で話を聞く事になった。

 

 

「先ずは皆さん、私としたことがやりすぎました。申し訳ございません。そのおかげで分かったことが一つだけあります」

 

 

 シーラが暗い顔で尋ねる。

 

「何よそれ……」

 

 

「そう自信を無くさないでください。貴方達は偉大なる航路(グランドライン)前半の海では無敵でしょう。ですが新世界と呼ばれる後半の海では通じません。その時までに皆さんゆっくりと力を着けましょう」

 

 

 

 リルが神妙な面持ちで尋ねる。

 

「俺と閻王とではどれほどの差がある」

 

 

「一言で言うなら彼が本気になれば、貴方は刀を抜く事すら不可能でしょう。それはケイトさんも同じです」

 

 

 俺らと世界トップレベルの存在にはそれほどの差があるのか……。

 

 

「というよりも我らの船の誰と会おうともその結果は変わらないでしょう」

 

 

 キリニアが重い口を開く。

 

 

「それは新世界を統べる四皇でもそうなのか」

 

 

「もちろんです。というよりも現在の四皇、カタクリ海賊団、キッド海賊団、九蛇海賊団、ハートの海賊団と私達は互角ですので。とは言いましても、全船員が揃い参加の皆様も揃うことは条件に入りますがね」

 

 

 

 

 ケイトがブルックに懇願する。

 

「俺はギザードを海賊王にしたいから海に出た! 頼むブルック、俺らを鍛えてくれ!! それにあんたちならワンピースがなにかも知ってるんだろう? 正体を教えてくれよ、本当にギザードが命をかけるほどの価値がある代物なのか!」

 

 

「辞めろケイト!! 宝があるかなんか知りたくもねぇ!! みんななにか分からずに冒険してるんだ!! 俺はそんなズルしたくてねぇし、宝が分かったつまんない冒険なんかしたくねぇ!!」

 

 

 ケイトが慌てる。

 

 

「ごめんごめん、つい口が滑ってよ……」

 

 ブルックは嬉しそうに笑みをこぼす。

 

 

「まぁまぁギザードさんもそう怒らないように。私達は確かにすべてを知りました。ですが急いではいけません。ゆっくりと自分たちの足で一歩ずつお進みください。我々やロジャー海賊団のように急ぎすぎてはいけません」

 

 

 みんなが押し黙って居ると、ブルックは喋りだす。

 

「貴方達に渡すもう2つのプレゼントをお渡しします」

 

 

「1つ目は航海士のシーラさんにですね」

 

 そう言い腕時計状の何かを渡す。

 

「これはログポースと呼ばれるものです。これを辿っていくと、最後の島ラフテルへと辿り着きます。貴方方が、たどり着く島々で数日から数ヶ月ログを貯めれば次の島へと辿り着けます」

 

 

※ ログポースや春夏秋冬島の詳しい説明は原作と同様なのでカットします。

 

 

「次に船長キザードさんへの贈り物です」

 

 そう言いブルックは俺へと古びた麦わら帽子を手渡す。

 

「これは我らが船長の形見です。あの人の意志を次ぐあなたにこそふさわしいでしょう。どうか彼に貴方の冒険を見せてあげてください。それにこの帽子が貴方達の冒険の手伝いに多少なるでしょう」

 

 

 ブルック視点。

 

 あれから色々なお話をし、宴をしました。

 

 彼らは旅立ってしまいましたが、私の胸は高鳴るばかりです。

 

 ギザードさん達は時代をどう変えるのでしょうか。

 

 

 そんなことを考えていると、上裸の男が海から飛び出してきました!? 

 

「久しぶりだなブルック。元気だったかー?」

 

 

 貴方は!!! 

 

 

「どうしてここにいるんですか!? それに和の国は大丈夫なんですか!!」

 

 

 その緑髪の男は首を傾げてから答える。

 

「モモも俺には劣るが強くなった。それにヤマトも錦えもんたちも居るから大丈夫さ」

 

 

 それはそうと……どうやってここまで!? 

 

 

「あのーそれは分かったんですけどどうやって来たんてですか?」

 

 

「感で泳いできた。途中で船がシケにあっちまってよ」

 

 

 相変わらず貴方は無茶苦茶ですね……。

 

 

「にしてもどうしてこの双子岬に?」

 

 

 

「あん? 祭り囃子が聞こえてきたからだ。どうせその顔だ、ルフィの意志を継ぐやつ見つかったんだろ?」

 

 

 

 全く貴方は何も変わっていません……w

 

 副船長としての威厳はあるのにも、どこか野生の勘で動くのですから……。

 

 

「そろそろ全員集まるべきだろ? あっクソ眉毛は要らねぇけど」

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