・トカゲの里から脱出した
・ネームドのドラゴニュートから挑戦状が届いた
回想部屋での暇つぶし
翌日、マイルームにログインしたらシーナが居なかった。
どうやら補習を受けているらしい。
手元のデムフォンとかいう端末を見ると、どうもダンジョンシステムがver0.10αになったらしい。
自動レベルアップシステムというのが今回の目玉で、ある程度DPが溜まったとき自動的にステータスに振り分けてくれるとのことだ。
振り分けの数値の設定や、振り分け機能のオンオフスイッチが新たに追加されたのでSTR極振りに設定しておいた。
他のステータスが欲しくなったときや、DPを貯めたくなったときはまた設定しなおせばいいだろう。
それにしても久しぶりに一人になれた気がする。
最近はずっとシーナが居てその状況に慣れきってしまったようだ。
最初はムカツクメスガキだと思っていたが、あいつはあいつの苦労があるようだし、最近は仲良くなれたし役に立ってくれることもあるので許してやった。
相変わらず俺をエロ方面に貶める性格は変わっていないから全面的な信頼はできないが……
一人でダンジョンに向かってもいいのだが、相変わらず超絶難易度のダンジョンしか候補になかったので、回想部屋に行くことにした。
三人称視点で、回想シーンを眺めるという行為が少し気になったのだ。
回想部屋に行ってみると、どうも回想シーンの登場人物に憑依できるだけではなく、シーンをスクリーンに映してヨソゴトをすることができるようになったようだ。
丁寧にオモチャまで用意してあった。
せっかくなのでスライムのシーンとかミミックのシーンを見てみることにした。
気がついたら周辺がすごいことになっていた。
回想部屋は自分に都合のいい状況を作れる場所らしいので、清潔な部屋を望み、周辺を綺麗にした。
回想シーンの迫力はとてもすごく、下手なエロ動画よりもクオリティが高かった。
中身が俺だという事実に目をそむければだが。
あの後、シーナが撮影していた動画を確認したり、部屋のオモチャで遊んだりして、充実した時間を過ごしてこの日の夜は過ぎていった。
更に翌日、いつものようにシーナが出迎えてくれた。
【LSシーナ】
「ゆうべはお楽しみだったらしいねー」
「もうすっかり女の子を楽しんでるんじゃない?」
【HRYM】
「いや、あれはお前が居なくて暇だったから暇つぶしに動画を見ていただけだ」
「自分から疲れることなんかするわけないだろ」
【LSシーナ】
「そう?このデムフォンでインターネットできるから暇つぶしにえっちなことしなくてもよかったんだけどねー」
まさか夢の中で現実のインターネットにつながるなんてこのときまで知らなかったのだ。
とはいえ、知っていたとしても、回想部屋で遊んでいたのだろうけども。
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