▶︎当作品は、ゲームおよびアニメ“ダンガンロンパ”の
世界観をお借りした創作論破作品です。
本家作品の設定を元に、独自解釈を多大に加えた世界で
物語が進行していきます。ご留意ください。
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▶︎PM ???:???-████-████
——しかし、彼らの信仰心には恐れ入る。或いは、復讐心と言うべきか。
ただし、それではいずれ立ち行かなくなる。
復讐心は自身の行動力を底上げする良い燃料にはなるが、その分精神に大きな隙を生む。
彼も彼らも、その行動原理の根底にあるのは復讐心であり——
向かう先は紛れもなく、当人たちにとっての“希望”と言えるだろう。
なんとも観念的な理想、夢だろうか。いっそ、幻想と言ってもいい。
「—————————」
“第6の太陽を再び我らの元へ”
“より多くの血を、より多くの死を”
“侵略者への復讐を”
いい情熱だ。当初こそ気疲れしていたが、ここで過ごした時間を通して、
彼らの熱気にも心地よさを感じられるようになってきた。
「侵入経路の確認は終わったか? あぁ、弾薬は最低限にしておけ。荷物は軽くしておきたい」
「—————————」
フニン、マチュポ、グアナリト、サビア。
全てとは言わないが、2つ以上は手に入れておきたい。
不完全洗脳の影響で警備が手薄になっている今であれば、
さらなる成果が期待できるかもしれないな。
ただ現状、███だけはどうしても、あの男の協力なしでは入手不可能だろう。
VECTERがもぬけの殻だった以上、在処を突き止めることは困難だ。
傷橋の力量を測る機会に恵まれなかったことが心残りではあるが、さしたる問題ではないだろう。
どれだけ強固なロックが掛かっていたところで、
壊し続ければいつかは崩れる。ヒトの心とはそういうものだ。
あとは、コンラート・ヘルターか。
彼もまた、自らの希望を信じて邁進している男だ。
エディとシェンに加えて、あれだけの支援を与えれば、きっとうまく育つだろう。
自分の感情を優先させてしまうきらいがあるが、頭は相当切れる。下手を打つことはないだろう。
「—————————」
今日の仕事を済ませてから、彼女を引き入れに行き——
さて、どのタイミングで現地に向かうべきか。
視覚的なショックを優先するならば、コロシアイは一度でいい。
では、そうだな——
準備は早めに済ませておいて損はなさそうだ。帰路の途中で物資の調達をしておこう。
「間もなく日が暮れる。車の用意を」
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夜の帳が降り始めたメキシコシティの街を、3台の黒いワゴン車が静かに駆けていく。
これより半年ほどの月日を経て、コンラート・ヘルターは希望ヶ峰学園にて爆破テロを敢行。
彼を追ってピラミデンへと飛んだ特務生は、
トリグラフ基地内でコロシアイに巻き込まれることとなる。
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