それは挑戦状
「片付いたか……俺が出る間も無かったな」
GホークType-Aのコックピットにて、爆散し消滅していく巨大な機械だったモノを見下ろしながら呟く契。
突如として都心上空にワームホールが開かれ、そこから降ってきた謎の巨大マシーン。それを中心として気温が急激に低下し、凍結による被害も出始めた事で侵略兵器と認定。BURKにスクランブルが掛かり、ベーターSフラッシャーを懐に忍ばせながら契も出撃したのが数分前。そして、氷結侵略兵器を現れたウルトラアキレスがものの数分で破壊したのが現在である。
「それにしても……今日のアイツはどうしたんだ?いつもは、終わったらさっさと飛んでいくというのに」
カラータイマーも点滅していない辺り、活動エネルギーにはまだ余裕があるのだろう。いつものように空へ飛び立つのではなく、避難から戻ってきた民衆の感謝の言葉に手を挙げて応えている。
「……何かを探している?」
どこか、いつものアキレス───嵐真とは違う雰囲気を感じ取った契。民衆の歓声に応えながら、睥睨しているようにも見えるのだ。
「っ……!」
そしてGホークやBURKセイバーが旋回している上空に目を向けるアキレス。その視線が、契の乗るType-Aで止まった瞬間、底知れぬプレッシャーを発した。
まるで、「みつけた」とでも言うように。
「いったい何だ……誰なんだ、アレは……!」
首をもたげた危機感と焦燥のまま、アキレスの姿をした何かにレーザー機銃の照準を定める。メディスへの変身も辞さない契だったが、すんでの所でBURK隊員用デバイスのオープンチャンネルが開いた。
『アレは俺じゃない!』
「嵐真?」
アキレスがまだ立っているにも関わらず、アキレスと一体化した大学生 暁 嵐真からの通信が入ったのだ。
▲▽▲▽▲▽
「どういう事なんだよ嵐真」
「どうも何も……大学で受講してたら怪獣警報が出て、避難に巻き込まれたから何処で抜け出そうか悩んでたら……」
「変身していないのにアキレスが現れた、と……」
何かを察したのか、アキレスの姿をした何かが本物と同じように飛び去り、一応の状況終了で日本支部部隊が引き上げてから十数分。ブリーフィングルームで顔を付き合わせて唸る弘原海、嵐真、駒門と契を含めた隊員達の姿があった。
「いったい何が目的なのでしょう」
「直接聞けりゃあ早いんだがな」
「過去の防衛隊データ、各ドキュメントに記録が残っている偽物ウルトラマンでしょうか?」
駒門が発した何度目か分からない問いに対し、明確な答えを返せる者は居ない。次に言葉を発したのは、パイロット組の一人である太刀薙隊員。彼女の言うニセウルトラマンは、過去に何度か出現が確認されている。
ザラブ星人がウルトラマンの評判を落とす為に化けた「にせウルトラマン」に始まり、サロメ星人が造り上げたロボット超人「にせウルトラセブン」。地球侵攻にこそ使われなかったものの、異次元人ヤプールの「エースロボット」もその系譜か。他にもウルトラキーを盗み出すという大事件を引き起こしたババルウ星人の化けた「にせアストラ」、ギロ星人が差し向けたロボット「にせジョーニアス」。後発組織に目を向ければGUYSが遭遇した「ニセメビウス」や「ニセハンターナイトツルギ」も存在する。
異星人が化けた姿であったり、精巧に造られたロボットであったり、各々の技の模倣レベルや化けの皮の厚さには個体差があるものの、基本的には「本物の評判を落とす」或いは「騙し討ちに使う」というのが目的の大半だった。
「だが、今回のアキレス……仮にニセアキレスと呼称するが、奴は此方に一切の手出しをしなかったどころか接触すらしてこない。市民からの通報も無しだぞ?」
「あの巨大冷凍マシーンを破壊するだけして、後はファンサしてただけですもんね……」
「本物だと信じさせる為に、マッチポンプで怪獣を追っ払った奴も居るが……完全に倒してるしな。その後はどうなんだ?あの冷凍庫野郎は」
「証拠隠滅機能でも付いてたのか、綺麗さっぱり消滅しちゃったみたいですよ?破片の一つすら採取できてないって調査班がぼやいてました」
爆発に紛れて透明化なりテレポートなりで隠した、という線も否定できないが、現状はマッチポンプの可能性も低い。
「あと考えられるのは……あっ、自分は侵略目的じゃないですよーって分かってもらう為に、アキレスの姿を借りて敵性マシンを壊したとか!」
「それなら尚更BURKにコンタクトを取ってこないのが不自然だろう」
「違うかぁー……」
堂々巡りでニセアキレスが何を目的としていたのか、一切わからない。そんな中、BURK支部間の専用回線が開いた事を報せる電子音が響いた。
「何処だ?」
「これは……ドイツ支部です。モニターに回します」
『久しぶり、という日数でもないか』
「ロートシルト隊長?」
一週間ほど前に合同演習、及び潮風島での作戦で行動を共にしたBURKドイツ支部のツェルベルス隊。その隊長であるアルベルタ・フォン・ロートシルトが通信を寄越したらしい。背後に格納庫と思わしき壁と、メンテナンス中のBURKケルベロスが映っている辺り、任務か訓練終わりだろうか。
「今回はどのような要件で?」
『なに、弘原海隊長のその後はどうかと思ってな』
「ご覧の通り健康そのものだ!潮風島の一件では、部下ともども世話になったな。改めて礼を言う」
『此方も良い経験させてもらったよ。なぁ、ツルセ隊員?』
「……そう、ですね。それで、本題は」
『つれないな。まぁ真面目なのが君の美徳でもあるか。本題という程深刻なものでもないが、一応日本支部に礼を言っておきたくてね』
「我々に?」
何かドイツ支部に感謝されるような事をしただろうか、とザワつく日本支部の面々。ちょうどそこに居るじゃないかとロートシルトの視線が嵐真で止まる。
『現れた怪獣を撃破しただろう?アキレスが』
「……へ?」
気の抜けた声を出す嵐真。そして、数秒前とは違う意味で騒がしくなるブリーフィングルーム。当然だ、アキレスがドイツ支部の元まで出向いて怪獣を撃破する、などという行動は取っていないからである。だが、ロートシルトは突拍子も無い嘘や冗談を好むタイプではない、というのは合同演習及び潮風島での作戦で日本支部メンバーも理解している。どういう事だと推測を始めた隊員たちを制し、隊長としての鋭い眼光を宿した弘原海がロートシルトに訊ねる。
「ロートシルト隊長、可能であればその件のデータを送ってもらえるか」
『うん?あぁ、構わんが……シュミット!』
『はーい!』
ロートシルトも話が噛み合っていない事に気付いたのだろう。直ぐに分析担当のカタリーナ・シュミットにデータの送信を命じた。一拍遅れてブリーフィングルームに届くツェルベルス隊のデータ。静止画と映像の両方で記録されたそれを、ロートシルトとの通信を分割してモニターに映す。
「嘘だろ……!?」
「これは……」
「紛れもなくアキレス、ですよね……」
映し出されたのは、既に怪獣との戦闘を開始しているアキレスの姿だった。赤いボディにスラッガー、プロテクターとカラータイマー。何処からどう見ても、嵐真が変身したアキレスそのものなのだ。
『怪獣出現の報を受けて我々が出撃した時には、既にアキレスが戦っていてな。妙に到着が早いと思ってはいたのだが……』
「嵐真」
「違う……これも俺じゃない……!」
「都心に現れたヤツか?」
「この怪獣をキュピーン!って察知して、ドイツに飛んで戦って事です?」
『都心……?』
どうやら情報の共有が必要だと弘原海が判断し、再び日本とドイツの共同作戦が組まれる事となった。主題は勿論のことニセアキレスについて。そして、都心で氷結マシンを破壊したアキレスと、ドイツで怪獣と戦ったアキレスが同じ個体なのかについて。
「ロートシルト隊長、そちらのアキレスは戦闘後に何処へ?」
『いつも聞くウルトラマンと同じだよ。上空へと飛び、ある程度まで飛行した後に一瞬にして反応が消える』
「こっちと同じか……」
共通項があるようで無い。ならば戦っていた相手はどうかと、カタリーナの提案でそれぞれの対戦カードをモニターに表示するが、ここでも行き詰まる。
「ワームホールから現れた謎の侵略マシンと、地底を縄張りにしている四足歩行型の怪獣か……」
『そちらのマシンの方も今確認した。明らかに自然に生まれる物ではないな。異星人が造った地球侵略兵器、と言われた方が納得できる』
「地底獣の方は……なんかこう、凄い怒ってるように見えるんですけど……?」
『ドイツ支部の基地を目指していたようだ。コイツが暴れたお陰で、此方の防衛設備の三割が使い物にならなくなった』
「そんなに……!」
『何が気に入らなかったのか、砲台からの集中砲火を浴びながら基地に迫って来ていた。鬼気迫る、とはあぁいう様を言うのだろうな。あわやドイツ支部壊滅か、という所でアキレスが来てくれたのだが……』
ドイツ支部が受けた損害に驚きを隠せない日本支部の面々。ケルベロスのメンテナンス以上に格納庫が騒がしかったのは、防衛設備の復旧にてんやわんやだったからだろう。
マシンと怪獣の方にも答えを見出だせず、今度はドイツ支部を加えての堂々巡りが始まってしまった。そんな重くなりつつある空気を、良くも悪くも壊す電子音がブリーフィングルームに響いた。誰かがドアを開いて入室してきたようだ。
「ムム?」
『その子供が、日本支部で保護しているという宇宙人の娘か』
「嬢ちゃん、悪いが今は大事な話をしてるんだ。鶴千ならもう少しで暇になるから、ちょっと待って───」
[ミツケタ]
「っ……!」
何処か虚ろな目をしたムム。その僅かな違和感に気付いた契は、一瞬にしてBURKガンを引き抜き銃口をムムへと向けていた。厳密に言えば、ムムの身体を通して言葉を発している何者かに向けて。
「何者だ……!ムムを解放しろ!」
「お、おい鶴千!」
『どうしたツルセ隊員!』
[フフッ……アンシンシタマエ。スコシノアイダ、メッセンジャーニナッテモラッテイルダケサ]
「メッセンジャーだと?」
ムムの身体を使っている者は、怯えた様子も悪びれた様子も無く笑いながら続ける。
[ツルセケイ、キミトハナシガシタイ]
「断ればムムの命は無い、とでも?」
[ソノトオリ、ザンネンナガラキョヒケンハナイヨ]
「チッ……!」
[キミノデバイスニ、イチジョウホウヲオクッタ。ソコデアオウジャアナイカ]
どうやらこの正体不明の相手は、他者の身体を乗っ取るだけでなくBURKのシステムに介入する事も簡単に実行できるらしい。BURKガンを構えたまま、片手でデバイスを開き位置情報を確認する契。表示されていたのは、偶然か悪趣味に狙ったのかムムを保護した公園だった。
「鶴千、無茶はするなよ」
「こちらも即応可能なように備えておく」
「了解……!」
[フフフッ……デハ、マッテイルヨ]
▽▲▽▲▽▲
「来たぞ!どこに居る!」
数分後、BURKのビークルではなく個人所有のバイクを走らせ公園へと辿り着いた契。既に人通りが少ない時間帯になりつつあるが、今は一段と静かだ。不気味なまでに人の気配が無い。
「やぁ、待っていたよツルセケイ」
「っ!」
契以外の姿は無かったはずの公園。だが、警戒の為に別方向へBURKガンを向けた瞬間、最初からそこに居たかのようにブランコに座る女が現れた。
栗色の髪をショートに切り揃え、人に非ざる存在である事を示すような、尋常ではない狂気を宿した赤い瞳が爛々と輝いている。特徴的なのはその服装だ。聖職者を思わせる修道女のような服の上に、研究者然とした白衣を羽織っている。どうにもチグハグな印象を抱かせる女は、薄ら笑いを浮かべながらブランコから飛び降り、契に近寄ってきた。
「ハジメマシテ。私はニトウ・コウ……という名前だったモノだよ」
「今は人間じゃない、とでも言いたいのか」
「大正解!話が早いのは好きだ」
バッサバッサと白衣の袖を振って応える、妙にテンションの高いコウという女。自称、人間ではない女の言葉は続く。
「ストレイジが過去に居たのならGUTSも存在したのかな?それなら更に話が早いのだが」
「ガッツ……?」
おや?と怪訝な表情を浮かべるコウ。契にギリギリ聞こえない程度の小声で、何やらブツブツと呟いた後に脳内で勝手に完結したらしい。
「よくよく考えれば、火星圏に生活の場を広げていない時点でネオフロンティアとは異なる道を歩んでいたね。いやぁ、これは失敬失敬」
「何が言いたい」
「解決したから気にしなくて良いよ。そうなると私が破壊したアレについても知らないかな?」
「破壊した……?お前が都心のニセアキレスか!」
何が目的だとBURKガンを構えつつ問い詰める契。だがコウはムムの身体を使っていた時と同じく、冷たい銃口を向けられてなお余裕の態度を崩さない。
「まぁまぁ、まずはヒョウザンについて教えてあげようじゃあないか」
「……」
「アレは自然コントロールマシーンの一種でね?未来の人類が、過去の行いに絶望した結果造られたモノなのさ」
「未来人だと?」
コウ曰く、人類が自らを滅ぼした後に地球環境をリセットする為に造り上げた代物だという。コウが破壊したヒョウザンはその一つであり、他にも有害物質を含めた全てを台風で吹き飛ばすテンカイ、植物を増殖させ操る機能を持つシンリョク等があるという。
そして、氷河期に備えて地球の気温を上昇させるエンザンも存在し、名称の類似や正反対の機能を持たされている事からヒョウザンはエンザンの対になる温暖化を抑制する為の機体なのではないか。そうコウは締め括った。
「それで?その寒冷化マシンを破壊した理由は。まさか本当に恩を売りたいだけ、なんてふざけた言葉は出すなよ」
「フェイクボディの実地試験と、あわよくばそのまま君らどちらかとやり合いたかったのだが。想定以上に早く片付いてしまってね?ギリギリまで粘ったのだが、待っても待っても本物が来なくてねぇ」
(やはり、あの時に俺のType-Aを見ていたのは変身を待っていたからか……!)
特に深い理由も因縁も無い。ただウルトラマンと戦いたかった、とコウは言い切った。アキレスに化けたのも本物を挑発する以上の意味は無く、更に言えばアキレスだろうがメディスだろうがどちらでも良かったのだろう。
「ならドイツに出たアキレスは」
「あっちは完全に私も想定外さ。よもやアレまで侵入しているとはねぇ。自然コントロールマシーンが現れた辺り、もしやと思ったが……この地球も、本格的に目を付けられたんじゃないかい?」
「根源的破滅招来体に」
「物騒な単語を並べるだけなら子供でも出来る」
「まぁ、根源破滅に関しては
やれやれ、と大仰にポーズを取りながら溜め息を吐く。もし本当に根源的破滅招来体とやらが存在するならば、メディスの言っていた裁定の時とやらはそれの襲来を意味するのか。そうならば、カイナが追ってきたらしい恐竜戦車や活発になってきた宇宙人たちの侵入、スペースビーストの暗躍等にも一応の説明がつく。
「帰ったら改めて説明してやるといい。無事に帰れるなら、の話だがね?」
コウの瞳が更なる狂気を孕む。同時に、二人の居る公園を中心として巨大な剣が四本、正方形になるように姿を現し地面に突き刺さった。剣と剣の間には電流が走り、まるで二人を囲うリングのようだ。だが、人間サイズのファイターが使うには余りある程に大きい。
「まるでプロレスのリングだな」
「決闘に丁度良いからね、アレは。グレゴール人のを参考に自作してみたよ。さぁて!これで舞台は整った!君が事前に起動していた通信機は繋がらない!アキレスもドイツに発った!」
「なんだと……!」
「邪魔は入らないよぉ?心置きなく戦おうじゃあないか!ウルトラマンメディスゥ!!!」
BURKデバイスは機能不全に陥っており、二人の会話は弘原海たちには伝わっていないだろう。契がメディスだという事はバレなかったが、この異常事態を察知して飛んでくるまでBURKの援護は受けられない。恐らく巨剣の方にはバリアー機能でもあるのだろう。更にアキレスの参戦も同じく無い。
正真正銘の一対一。
契がベーターSフラッシャーを引き抜き、頭上に掲げるのと同時にコウも右手を挙げ、フィンガースナップで音を出す。
契のメディスとコウのニセアキレスが巨大化を完了したのは、これまた同時だった。
▲▽▲▽▲▽
「鶴千!おい鶴千!クソッ、いったい何がどうなってやがる!」
「通信状況は良好……なのに鶴千センパイにだけ繋がらない!」
契がメディスへと変身する数分前。日本支部のブリーフィングルームでは、突如として通信が途絶した契の状況を把握しようと慌ただしくなっていた。また、通信が繋がったままのドイツ支部でもアラートが鳴り始めた。
『状況は!』
『あっ、アキレス……じゃなくて!ニセアキレスが現れました!ポイントは……っ、そんな!?』
「ロートシルト隊長!何があった!」
『ニセアキレスが出現した!それも、怪獣が破壊した防衛設備のエリアを一直線に突っ切って来ている!』
飛び去ったはずのドイツのニセアキレスだったが、ドイツ支部の復旧速度を見て好機と捉えたのか、自ら撃破した怪獣が穴を開けた防衛網から進撃してきたのだ。
「まさか、この為に怪獣を利用するだけ利用して……!?」
『これから本人に聞く!シュミット!ヴォルフ!緊急発進だ!舌を噛むなよ!』
『『了解!』』
『リーゼロッテ隊!一秒でも長く時間を稼げ!』
『言われなくても分かってますぅー!』
武運を祈っていてくれ、というロートシルトの言葉を最後に切られるドイツ支部との通信。果たして今から日本支部のセイバーを飛ばして、向こうで有効な援護になるのか。出来る事は無いのかと歯噛みする弘原海に、今度は銀十字のウルトラマンと都心のニセアキレスが出現したと報が届く。
「次から次へと……!」
「弘原海隊長!ドイツには俺が行きます!」
「お前に頼る訳には……」
「ドイツまで飛んでって、本物パワーを見せ付けてやるだけでしょう?やります!」
「……すまん」
外へと駆け出して行った嵐真の背中を悔しげに見送り、都心のニセアキレスの元へ日本支部のセイバー隊を回す指示を出し、自らがパイロットを務める旨を伝えてGホークもスタンバイさせる。
(死ぬなよ嵐真……!生きてろよ鶴千!)
死闘のゴングは鳴ったばかり。
悪魔は笑う。
悪夢は踊る。
【ヒョウザン】
自然コントロールマシーンの一つ。
エンザンと対を成す機体であり、氷河期に備えて地球を暖めるエンザンとは逆に、温暖化に備えて地球を冷やす為の機能を備えている。
手始めに都心を凍結させようとしたが、コウが擬態したニセアキレスによって破壊された。
【ティーガー】
ドイツ支部付近に現れた地底怪獣。
四足歩行の獣型で、これといった特殊能力は持たず圧倒的なフィジカルとタフネスで障害物や敵を粉砕する。
突如として怒り狂いながら地上に出現し、収まらない怒りのままドイツ支部の防衛設備を次々と破壊。ケルベロスの粒子壊裂砲にすら耐えてドイツ支部基地へと突き進んでいたが、日本に現れた個体とは別のニセアキレスによって撃破された。