異世界より”超高校級”が参戦するようですよ! 作:ヤッサイモッサイ
前回4巻を読むと言ってからはや数週間......未だに表紙です。
全力で読みます。頑張って読みます。超読みます。待っててつかーさい。
前の話に九月の投稿予定というか執筆予定らしきものを前書きあたりで載せてるはずなので細かく気になる方どうぞ。端的にいうと九月中には4巻入るよって感じです
ちなみに今回は4000文字弱。いいね、このくらいで僕は書いて行きたい
あ、ついでにミラクルダンガンロンパ3発表されましたね。僕も早くやりたいです超高校級の戦略家さんのキャラが好きだなぁ。みなさんもぜひサイト見てくださいな
2015年9月10日作者の声 やらかしたぁぁぁ!!!四巻見ないで書いたら冒頭から全く違うやんけぇ!!
てことで辻褄が合わない場合は修整祭りになります
───ドラゴン。暴力の象徴、邪悪の権化、神の証明、不死の賢者に世界の尺度。どれだけ贅沢に言葉を並べようとまだ足りない絶対の君臨者。
見た目は巨大な爬虫類。西洋ではトカゲ、東洋では蛇として書かれることが多い。体表を覆うのは大抵にして刺々しくも強固な鱗。トカゲには体躯に見合う強靭な翼が対に生えており蛇に至っては謎の力で浮遊する。大抵にして炎や高温のブレス、あるいは毒の吐息を吐き出すというのが外見の説明になるだろう。以上の説明のとおりその肉体は破壊に特化していて邪悪な物が多い。故に宗教や国によっては邪悪なものとして書かれるしその角が妙薬として使われることから神格化している国もある。
纏めれば人間には届かぬ神の領域に居るもの……という認識になるだろう。
中には人の身で有りながら龍殺しを成す等と言う偉業を重ねた者達もいるのだが……しかしそれは数少ない例外と言える。
もう一度言おう。龍とは絶対の尺度だ、例え神が冒涜された世界であれ機械が天に立つ世界であれ龍だけは変わらない。龍は揺るぎなくそこにいるのだ
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巨人を退けペストとの再会やヘッドホンの蘇生(?)を終えた後、結局事が事ゆえにノーネームの出発を早め十六夜とレティシアがこちらへと向かうことになった。フルメンバーの投入……こうも短期間で魔王関連の依頼が続くと魂胆通りとはいえ呪われてるのではないかと疑いたくなるのも事実だ。
それともやはり俺には幸運というパラメータが存在しないのだろうか?まぁなんにせよ今度こそ正真正銘ひと段落したわけだ。なんだかんだ朝からまともに休む時間もなかったからこそ今ぐらいは落ち着きたい
二人を迎えに行った黒ウサギが帰ってきたら確実にその平穏は消えるのだからその思いは正しく真に迫っていると言える
「ところで日向くん、結局私たちと言えば貴方のお友達について詳しく聞いていないのよね」
「……藪から棒に、ってわけでもないか。でも何度もいうけど俺のいた世界だと戦闘力っていうほどのものを持ってたやつはそういないからな……なんとも言えないぞ?」
そう返した俺に今度は春日部が首を振って否定する。そうじゃない、とそう続けた彼女の後ろでは忙しさから姿を消したサラやフラッと消えてしまったフェイスレス以外のメンバーがこちらを興味深そうに見ている
「……創の友達のこと、創のことを聞きたいんだ。仲間としてじゃなくて友達として……変ないざこざとか関係なく」
……ふむ、そういえばヘッドホンのひと悶着の時にそういった旨のことを言っていたのは覚えている。春日部なりの決着の付け方なのだろうそれは無意識に俺たち全員が避けてきた事だ……他の三人がどういう過去を持っているか……今を生きるのに必死な俺は特に興味もなかったし自分の事もある意味特殊な例として考えているため話す気もなかった。必要に駆られなければ求められても話さなかったに違いない。
だが今回のことで春日部の中の何かが触発されたのだろう。ただ気になるのは……ヘッドホンの事は既に終わったはずなのにその表情のどこかに陰りがあること。
いや正直に言おう。春日部は今確実に絶望の影響を受けている。久遠には何らその兆候が見られないので俺のように絶望のギフトの効果を受けることで絶望に傾くというわけではないのだろう。とはいえ田中が言葉を弄して春日部を絶望させる様子は俺には想像出来ない。
「まぁ、構わないけど……そうだな。前も聞かれたなんで俺がかつて才能にこだわっていたか、って言うのもいいけどそれはどうせならレティシアにも話してやりたいし」
さて、自分語りというのは何度やってもなれないものだ。特に今回はその話題を自分で選ばなくてはならない。周りを見てもいるのは殆どが女子。ジンとカボチャを抜いてしまえばもう女子しかいない。口が達者ではない自分にここにいる全員を楽しませるような話が出来るのだろうか?正直に言えば才能にこだわらない自分なんて殆どが箱庭での自分……話すこともない。
「まぁいいか、レティシアもまた聞きたくなったら聞いてくるだろうしな」
「そうでなくとも私が話すから問題ないわ妖怪ロン毛」
……いい加減その口を纏めてやろうか?
一人木に寄りかかってこちらを見下ろしてカッコつけるのはいいがその寂しい身長のせいで子供が遊んでいるようにしか見えないことは黙っておこう。
「と言っても話すほどのことでもないよ。ただの羨望……空っぽだった自分が認められなくて、才能を持つみんなが輝いているように見えて、その輝きの意味を深く考えずにガムシャラに走ってたってだけの話さ」
「その方向がカムクライズルだったって事?」
「いや、勉強とかスポーツとか芸能とか……あらゆる方面だよ」
そうだとも、希望ヶ峰に入る前の俺はその精神状態と周りを見る事をしなかった所さえ除けば一般的には優秀と呼ばれる位置にはいたんだ。
予備学科とはいえ入学が可能な学力、超高校級の中に混じっても何ら見劣りしないガタイの良さ、憧れゆえに色んな超高校級を調べたり雑学と言えるところにも手を出していた。頭の回転だって総合的に見れば悪くない。真面目に、ストイックに……ただそれは満足しなかったんじゃなく出来なかったが故の境地といってもいい。もし仮にその俺に余裕というものがあり、周りを見やり気を使う余裕があったのであれば超高校級の風紀委員とまでは行かなくともまた別の超高校級と呼んでも差支えのない何かになっていただろう……だかもちろんそんな余裕がある様な人間ならば逆にそこまでのスペックは手に入らない。周りを顧みずただひとり修羅のように走り続けたからこその当時のスペックだったわけだ。言うなれば超高校級の羨望……誰よりもそれに焦がれただけの男。
「……正しく馬鹿ね」
「まぁな、確かに無駄なことをしてた。でも選択を間違えたとは思わない。結果が一つの世界の崩壊だとしてもな」
相変わらずサーシャは何を言っているのか理解出来ないようで眉を潜め訝しげにこちらを見るのみだがその保護者的ポジション足るカボチャと言えば慈愛に満ちた形にその眼を歪め何がおかしいのか口元を僅かに緩ませた
……だから俺はお前が嫌いなんだと再確認しながら話は止めない
「我侭な話だけどだからこそ俺は一つの答えにたどり着いた……正確には情けない事に自分よりもボロボロの女の子に答えを示して貰っただけなんだけどな」
「……前に言ってたゲーマーさんね。最後の事件の……」
「そう、俺は別に才能なんていらなかった」
輝いて見えたのはそいつらが全員誇れる何かを持っていたから。
憧れたのはそいつらがみんななにかに必死になれていたから。
決定的に違ったのは俺が自身の成した結果に大した感慨を持っていなかったから。
だから俺は自分の生に意味を見いだせなかった。その頂に到達できさえすればいいと思ってすべてを投げ出せた
「俺はただ自分に自信がなかった……それだけなんだ」
「自信が……ない?創が?」
「あぁ、俺は自信がなかった。世界を主役と脇役とに分けて……下手をすれば自分を黒子にまで押し込んで……普通そんなこと考えないだろ?」
む、という顔をしたのは久遠か。確かに彼女は考えないだろう。理解出来ないのも当たり前だ。
─────しかし俺はそこでふと不思議に思った。
サーシャは俺の弱音を鼻で笑っているしジャックは変わらずニヤニヤと俺を煽っている。ジンが微妙な反応なのは彼の思いを考えれば納得の行くことだしペストが鳥肌のたった肌を抑えているのはおそらくカムクラに
……ではいつもの自信の塊たる春日部耀といえばどうだ?静かな癖奔放にして不敵な十六夜にも、苛烈にして気高い久遠にも負けずその体の内に炎を燃やす彼女は?
なぜ春日部耀は今にも折れそうな表情でこちらを見ている?
「……春日部?」
思わず話を切って存在を確かめてしまった。
自然周りの視線は皆そちらに行く。
「春日部さん……大丈夫よ。十六夜君ならそのヘッドホンで笑って許してくれるわ。」
むしろ許さなかったら私が許さないもの、と豪語する久遠の言葉に一瞬で表情を戻す少女……そこに先程までの答えを求めるような色は無い。
見間違いなのだろうか……本当にそうなのだろうか?
春日部に潜むあの嫌な感じ……特別俺が敏感なあの感覚……何かがあるのは間違いない。ヘッドホンだとかそうじゃないだとかは関係なく今春日部は……何かに絶望しかかっている?
だとすれば今それを何とかしなければまずい……断言できるその感覚を信じ俺はたとえ拒絶されようともその話題を出そうと決意したその瞬間のことだ───────星が瞬いた。
星空を見上げていたわけではなかった俺には正確にどうなったかの判別は付かない……だが確かに視界の端で夜空の星が数瞬その光を失っていたのだ
嫌な予感がする。絶望のそれとはまた少し違う……這い寄るような冷たいそれではなくどこまでも熱い強い悪意
……果たしてそれは現実となる。襲撃を乗り越えようやくしばしの平穏を取り戻したアンダーウッドが揺れている
「────ジン、
天を裂き、大地を崩し、山を轟かせ、大気を震わせる。大樹の街アンダーウッドはその巨大な影にすっぽりと覆われていた。
圧倒的な存在……それにジンは声を震わせながら俺と同じようにそれに視線を固定して答えてくれた
「────ドラゴン、最強の幻想種と名高い箱庭の王者」
山というよりは山脈……それがまるで天へと伸びているかのようなかの存在は突如南の土地へと現れて……俺たちの僅かな平穏すら奪って行った
必死で文字稼ぎしました。なにせ三巻の末で書いてないのは十六夜が来て星がピカッしてドラゴン召喚!サーティーンを狙うのだゴルゴよってところだけなのでやろうとしたら500に収まりますもんね。ならば四巻の頭とまとめろよって思ったかもしれませんがやっぱり前回みたいな設定だけ上げてまた今度もやっぱまずいかなと......ね?ほんとすいません。