異世界より”超高校級”が参戦するようですよ!   作:ヤッサイモッサイ

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お久しぶりです。生存報告も兼ねて、最近の物書き衝動を収めるのも兼ねて再び番外です。
今回は狛枝君回、前回の続編を希望されてる読者の方もいたので、書いてみました。
そんなに長くはないですがルイオス編です。普通なら勝てるわけないのですが、そこは恒例の拡大解釈と言葉のマジックでなんとか.......なったのかコレ?

まぁ、恐らく語るべきことは沢山あるのですが、ひとまずまえがきはここまで。
とりあえず番外どぞ!


番外 召使いと蛇

─────たまたま、本当にたまたまだ。

 

普通に門を潜り、城内を歩いていただけ。ただそれだけの事で僕はここに辿り着いた。

 

「なんだお前、随分と早かったな?」

「アハ、そうかな?僕はただこの広い城の中をさ迷っていただけなんだけど.......彼らがまだ来てないなら君の言う通りなんだろうね。ま、そこは僕の運が良かったって事で」

 

英雄ペルセウスの試練.......とでも言えば良いのかな?その1、広い城内を誰にも見つからずに彼の元まで来る。僕の場合、そもそも誰とも合わなかったから散歩のようなものだったけれど

 

「ハッ、僕と戦えることが幸運だって?不運の間違いだろう、お前はこの英雄ペルセウスの子に、ゴルゴンの魔物に、為す術なくただ壊されるんだからなぁ!」

「ルイオスさん.......だっけ?確かに、君の持つギフトに比べれば、僕なんてちっぽけな存在なんだろうね」

 

それはそうだ。僕は他のみんなのような特別なんか持っちゃいない。それはここに来る前も、来た後も変わらないんだ。

何一つ写すものがないラプラスの紙片、シルバーに輝くそれを手に僕は続けた。

 

「でもね、そんなちっぽけな僕でも信じているんだよ、自分なりの希望を」

 

隠されていたものが暴かれるように、さながら壊れたカセットを空回りさせるレコーダーのように、そこになにかが現れようとする。

それこそがボクの希望。

 

「だから、これはボクとキミの勝負だ.......キミの希望が、ボクの希望を打ち破ってくれることを、願ってるよ」

 

眩い彼らの道程に、君が立ち塞がるというのなら、僕の希望で持ってそれを排除しよう。

この手の中の、重みでもって。

 

「─────ハァーァ、だからさぁ.......この僕を舐めてんのかって話なんだよ。なんだそれ、コイン?まさかとは思うけどさ、そんなもので戦う気か?」

「以前使ったものが、たまたまポケットに残っててね。これもまた、幸運って言うのかな」

「.......もういいや、やっちまえアルゴール」

 

会話は無駄だと打ち切られた。乱雑に振るわれた腕、その影から現れるのは───あの夜見た片鱗、その正体。

 

「へぇ、それが.......君の希望“ゴルゴーンの威光”」

 

黒き化物が、その閉ざされた眦を開く。所詮はただの瞬き。しかし彼の魔王のそれは、それだけで世界の全てを睥睨する。

紅き眼光を拝んだ全てが黒ずみ、自身の全てを忘却していく。

僕の周りの色が、溶け落ちていく。

運良く掠めるに留まった紅線が空を舐める。

 

「ほら、ボクはこんなにも運がいい」

 

落下してきた天はボクには当たらない、ただただルイオスさん自身の城を破壊していく。

 

「チッ、何をしているアルゴール?」

「さぁ、コインの光に目でも眩んだかな?」

 

とはいえ、石になってしまった光に用はない。コインは再び手の中に、一足に瓦礫の影に飛び込む。

 

「とはいえ、困ったなぁ。今回は他の人達が息巻いてたから戦いの準備なんてしてないし。ルイオスさんもまさかボクなんかに初手全力とは.......いや、だからこそか」

 

しかし困ったのは本当だ。ペルセウスとゴルゴーンが手を組んで襲ってくる。ゲームで言えば村人K対勇者&魔王という夢のドリームマッチだ。しかも勇者のマッチポンプなのだから手に負えない.......いや、言葉にすると本当にタチが悪いねコレ。

 

「あれだけ暴れ回っている以上、真正面からの突破は不可能だから、自然と狙いはルイオスさん.......になるのかな」

 

だけれどそれも難しい。先程も言った通り、純粋な力関係でいえばボクは村人、彼は勇者だ。加えてそれに相応しい装備も持っていると来た。

 

 

 

 

.......フム。

 

「それで、行こうか」

 

悩んだところで仕方がない。どちらにせよ、非才なボクに出来ることなんてたかが知れているのだから。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

そもそも論にはなるのだが、そもそもペルセウスとはなんだと思う?

おそらく多くの人は言うのだろう、“英雄である”と。そしておそらくその認識に間違いはない。根本として怪物と相入れる存在ではない。つまり、彼は魔物使いではない。

 

所有し使役する事は出来ても、彼ではゴルゴーンの相棒になることは出来ない。

 

───ならば、付け入るべきはそこだ。

 

黄金が、弧を描く。

何処からか投擲されたその金貨───暴れ居る魔王すらその輝きに目を取られる。

あまりに間抜け、戦場が最中を鼻歌を歌いながら横切る酔っ払いでも見るかのように、その道化にありとあらゆる物は目を奪われた。

 

「───そこだアルゴールッ!!」

 

故に、その間にボクは飛び退く。ボクだけがその結果を知っていた。ボクだけがその結末を見ていた。

 

投擲されたコインは戦場を横切り、その身を何度も砕けた雲に叩かれては軌道を変えて、階下へと落下して行った。

その行先は城に当然の様に存在する武器庫。

 

───幾度となく繰り出される一撃。天地を震わす災害から身を隠しながら、ボクはその先を見る。

 

そう、例えばコインは棚の兜なんかに当たって悠長に床まで落ちていく。ゴルゴーンの化物の攻撃で城が揺れる度に飛び跳ねたりなんかしながら、唯一の扉へと真っ直ぐに。

 

「石畳の床、戦争中の武器庫、英雄の城.......」

「なんだ、何を言っている?」

「さぁ、なんだろうね」

 

声が響き渡るほどの広い闘技場。逃げ回るボクを追いかけ回すように、被害だけが広がっていく。きっと城の中はもっとメチャクチャで、兵士の人も、てんやわんやなんだろうね。

 

カチリッとコインがハマりこんだ。ボクが引いたコインの軌跡、それは正しく即席の導火線。そこに火がつくのは少し先、春日部さんかあるいは久遠さんに追い立てられた人達が、武器を求めて扉を開くその瞬間───

 

「ほら───火がついた」

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

数日前───サウザンドアイズの商店に寄った後の話を俺は思い返す。それは黒ウサギに呼び出されて聞いた仮説の話。ギフトも不明なあの男、狛枝凪斗の話。

 

「狛枝のギフトがわかった?」

「YES───そして、NOでもあります。実はその後、何も表示されなかった狛枝さんのギフトカードの件で少し白夜叉様と話してまいりました」

 

狛枝凪斗───俺たちの中で唯一ギフトカードに何も表示されなかった男。しかし、紛れもなくやつは何かを持っている。それを疑うものは本人も含めてその場にいなかった。

 

「恐らくですが狛枝さんは確かにギフトを持っていると思われます」

「だが、あいつのカードにそれは表示されなかった。本人の様子から隠したという様子もねぇ。全知全能のラプラスの紙片様が2度もミスをしたとでも?」

「そうですね、言葉をより正しく言い直せば───狛枝さんのギフトは未だ発現していないのです」

 

曰く、それはギフトとは別種の力を持ち、箱庭に来たことでギフトとなった存在。近しい存在では、神仏ではない存在がそうであると語られた結果、箱庭に来る際に神仏として召し上げられるのに近い現象。

 

「つまりだ、元の世界でギフトを生まれ持った俺らとは違い、あいつはギフト以外の力を生まれ持っていた。しかしそれは今ギフトという存在として新たに現れようとしているって事か?」

「YES、その通りでございます。また、白夜叉様の伝手からその内容を伺おうとしたのですが.......問題はそこからなのです」

 

サウザンドアイズはありとあらゆるものを見る眼である。過去・現在・未来、外宇宙であろうが並行する世界であろうが、その眼は見通してみせる。

 

「狛枝さんの話から、彼のギフトが“運”に影響するものであるとの推測は可能です」

「不幸を蓄積し、幸運に変換する.......っつう話だったか?まぁ、いまいちピンとは来ねぇがそういうものだっていう納得はした」

「えぇ、しかしその解釈は間違いです。彼のその能力、あるいは特性とも言うべきものには未来が無いのです」

 

従来幸運を呼び込むの様な能力は未来を少し良い方向へ修正する能力。過去・現在・未来に干渉し、元々そういう筋書きであったとするギフトである。つまり“幸運”は“運命”には逆らわない。

 

「しかし、サウザンドアイズでは狛枝さんが干渉した事象を見ることが出来ませんでした。つまりこう推察することが出来ます───狛枝さんの能力は、“因果律”に干渉する魔王級のギフトであると」

「.......何となくだが、見えてきた。ただの生まれ持ったステータスでは無く、アイツが才能と表現するソレが。つまりはアイツのギフトは幸運じゃなくて才能そのもの───アイツの性質や精神性すら含めた、幸運前提とかいう馬鹿げた生き方が現れたもの───」

 

ずっと違和感があった。同じものを見ているのに、まるで別のものを見ているかのようなその眼。頭脳では無い、感性ではない、そもそも次元の異なるその視点。

 

それはつまり───

 

「YES、彼は現在を代償に未来を思いのままに変革しています」

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

───消火弾に毒を混ぜる。ただそれだけの事。誰がそれを手に取り、誰がボクを殺すのかなんて本来わからない。そもそもそれを手に取らせたい人物が誰かなのかすら、ボクには分かっていないのだから。

 

「アハハハハハハハハハハハハ───ハハハハハハハハハハハハハッッッッッ!!!!!!」

 

でも分かる。その毒の行方が、ボクの都合のいい方向に向かっていくなんて事に、疑問はない。何故なら絶対そうなるのだから!偶発的な幸運とは違う、必然的な幸運とは即ち、確定した事実なのだ。どうなるのか、それがなにになるのか、そんなことは関係ない。最初の一手さえ打ってしまえば、それがどんなに無力な一撃であろうと、全ての過程は無視して結果として報われる。それさえ知っていれば、ボクの幸運は未来予知となんら変わらない。ムラのない幸運とはそういうものだ。

 

───コインが事実どういう軌跡を描き、何を為したかなんて実はどうでもいい。だが確かに目的は成った。城全体を揺るがす程の不意の爆発。ボクだけが知っていたその布石は、アルゴールとルイオスさんの機動力を奪う。

 

「クソっ!」

「そうする───と思ってたよ」

 

となれば空を飛べるルイオスさんは宙に逃げる。咄嗟に、何が起きたかもわからず。通常であれば何も問題は無い。でもその結果を知っていたボクには悪手だ。

岩陰から既に飛び出していたボクはそれに追いつく───そして、後ろから抱き着いた。

 

「なァ────っ!?」

 

する今度はルイオスさんの視点は後方へ固定される。まともに周りを見ることが出来ない。あぁ、これはもうボクだけでなくみんなでも分かるはずだ。それも悪手、そうなることが確定していた悪手なのだ。

 

前を見ないで運転すると、事故に()()

 

「ッッ───ガ.......ァ!!」

 

爆発の衝撃で落下してきた巨大な瓦礫が頭を打つ。

意識は朦朧とし、前も後ろも上も下もわからない。音も光も拾えない。しかし、明確な驚異だけは未だに自分にしがみついて離れない。

 

そんなルイオスさんが咄嗟に頼るのは───もちろん切り札だ。そう、きっとそれは言い慣れたこんな言葉で───

 

「やれぇ、アルゴォォオオル───ッ!!」

 

アルゴールは彼に使役された身だ。しかし繰り返すように相棒ではない魔王に、彼の心の機微までは分からない。ただその必死の叫びに、全力で応えるだろう。空中の離れたボクに、彼女が打てる最強の最善手───“ゴルゴーンの威光”で

 

「そして勿論、君は気づかない。音も光もないホワイトアウトした思考では、自身の切り札が自身にも向けられているということに、気づかない」

 

だが勿論、このままでは巻き込まれる。沈黙を守りながら、審判の務めを果たし続けた黒ウサギが焦るのを視界を過る───心配しなくとも、その未来も既に確定している。

 

放たれた極光。そして、寸前でそれに反応できる、それが───英雄だ。

意識を取り戻したルイオスさんが咄嗟に身を捩る。しかしそれは僕を振り落とすことに繋がる。ボクでは反応出来ない光の速度にも、彼には反応が可能だ。

 

「まぁ、それで彼が助かるという訳では無いんだけどね」

 

再び掠めた紅がルイオスさん諸共全てを飲み込み、色を奪う。

 

適度な大きさの雲の破片に着地し、落下する彼を見送った。

 

「ギフトゲームの内容はルイオスさんの打倒」

 

魔王を倒すのはボクの仕事じゃない。でも英雄を殺すのは、ヒトであるボクの仕事だ。

 

「キミの希望じゃ───淡すぎる」

 

───人間大の石塊が、大理石の床を打つ音が響き渡った

 




はい、いかがでしょうか。
え?狛枝くんチート化してないかって?いやいや、元からこんなんですよ彼は。
という訳で解説という名の言い訳パートです。
まずは狛枝君の才能の説明と行きましょう。
狛枝凪斗の才能は“超高校級の幸運”です。日常生活においてその肩書きに反するほどの不幸が襲う代わり、まさにここぞという所で“確実に”彼の望む結末を引き寄せるチートな幸運を持ちます。ゲーム風にいえば幸運値を日頃チャージし続け、技発動後相手との幸運判定に成功すれば確実に相手を仕留めることが可能な───え、刺し穿つ死翔の槍?そんな当たらん槍と一緒にすんな。当たるから。何故なら幸運ステータスが貯蓄可能故な。
という訳でこれだけでも普通に強いというか下手なバトル作品なら制圧できる能力です。
しかし、真に恐ろしいのは彼の幸運のステータスではありません。狛枝くんは自身のその幸運が任意で発動してんじゃねぇのって言うほど、彼が望んだタイミングで発動します。まぁ、本来幸運ってそういうものなんでしょうけど。
つまり、彼は幸運ありきの計算、行動をします。しかし事実幸運であるが故に結果として彼の思うように舞台は動きます。それが彼の質が悪く、底の知れぬ才能の正体です。自身の才能を信じ切り、それだけを根拠に動くことが出来る。しかしそれは形のない才能、他の超高校級と違い保証のされない才能です。それが出来る精神性故に彼はダンガンロンパシリーズのクセのあるトリックスター達の中でも一際目立つ存在になれているのでしょうね。

あ、文が長くてわかりづらい方は一言で表すのでよく聞いてくださいね?
「主人公補正」の存在を知っていて、「漫画の世界」であることを自覚していて、自身が「主人公」である事を確信している主人公が狛枝凪斗です。

まぁそれと同時にそのせいで主人公になりきれないのが彼なわけですが。自身が主人公であることを自覚している主人公なんてそう居ません。故に彼は「他人に希望を求めた」訳です。たぶん。メイビー。

さて、結論だけ述べれば未来予知とほぼ変わらぬ事をしている訳ですが、結果的にそうなっているだけで理屈付ければ作中のように「未来の任意選択権」に近い表現になります。
ただもちろんそれ故に弱点が三つ程あり、それの最たる例がカムクラになります。

まず最初の弱点ですが、それは純粋なる幸運判定勝負に負ける事です。この瞬間、彼の計画は全て頓挫する為最も単純にして最も困難な突破法です。ただ未来とか因果とかに絡む能力のめんどくさいところ。作中の狛枝くんは負けたことすら結果的に本人の望むものに近づいたりするので微妙なとこですね。

次、これは江ノ島やカムクラの突破法です。彼の幸運はムラのない.......人為的に起こされる幸運なので、確定した事象になることです。つまり計算できてしまいます。狛枝くんの強みはそこなのでこれもまた克服不可能な問題ですね。逆にムラのある幸運、苗木くんの悪運は計算不可能なので江ノ島を打倒しました。

最後の弱点は2番目のことに近いですが、あくまでも狛枝君の考える範囲の幸運でしかないことです。例えばジャバウォック島では彼の都合よく、裏切り者を処分しましたが、ダンガンロンパ3のアニメーションによると七海の存在は彼にとっても大きかったようです。そもそも絶望の残党を世に解き放たないために犯人を不明にし、裏切り者以外の全てを皆殺しにしようとした.......というのもそうです。メタい話にはなるのですが、狛枝くんが想像していたのはそこまで。江ノ島の計画や日向くんの覚醒などは考えられていないため、狛枝の考える中で最も理想に近い答えが選ばれたわけです。

まぁ結果的にその幸運が七海の死に繋がったので日向くんが奮起し、江ノ島はくじかれ、みんな復活、ダンガンロンパ3にて全人類が助かったといえば確かに幸運と言えますが、これは恐らく彼の能力でもなんでもなく日向くんや苗木くんの持つ幸運、つまるところ作品としてのご都合主義の面が大きいと思われます。

ここも簡潔にまとめれば「幸運」「頭脳」「想像力」の3点の何れかで劣る相手には打破される、ないしは利用されてしまう上に、それ以外の戦法を彼が持たないのが1番の弱点です。
以前作者が問題児シリーズにわかな為に今後どうなるとも言えませんが、カムクラさんならいざ知らず、狛枝くんはこの能力だけで生きていくのは難しいと思われます。ほかの問題児同様に、大きな成長が期待されるでしょうね。

因みにですが今回の作中で言われている通り、ダンガンロンパの世界における才能はギフトとは異なります。これは今作の本編と同じ設定なのですが、日向くんがなんの才能もなくこの世界に来たためあまり明かせなかった辺りでもあります。なので引き続き少しをばお付き合いを。

超高校級の才能=非超常の力・正しい意味での才能
ギフト=ダンガンロンパ組に置いては才能込みの本人の性質や行いから現れた超常の力

です。なので狛枝君は超高校級の幸運の才能とそれを前提に動くというクレイジーさからギフトが生まれようとしています。
それは先述の通り「未来の任意確定」であり、他の未来・確率系統の能力に対してメタを取れる能力です。いわば後出しジャンケン。ただし概念的な能力である癖に、弱点がフィジカルによっていて、それも先述した通りのものとなっています。また多くの未来・確率系統の能力には勝るというくそ強設定で、かつ本編のように物理的に強いアルゴール等の格上すら場合によってはくだせますが、根本的に本人に戦闘能力がないので状況次第です。そういう意味ではムラが発生しますね。
あとはあまり発動することはありませんが「絶対」という概念に対するメタ能力もあります。確実に、絶対にという文言に対してワンチャンを持ち込むことができます。
あとは運で優っている相手でも消耗戦は苦手です。ギフトにはあまり関係ないのですが戦闘方法の根本にある幸運が狛枝の場合は消耗品です。数で波状攻撃された場合、大元を断つ選択肢が取れなければそのうち潰されます。

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