ウォオオオオオオオ!!!! フヴァアオオオオオオ!!!!!
花丸「だいぶ慣れてきたみたいずらね。最初よりかは良くなってるずら。」
善子「堕天使ヨハネの手にかかれば、これくらい造作もないことよ!あぁ!我が才能が怖い...!」
花丸「上手いとは言ってないずらよ〜 。及第点にはまだまだ届いてないずら。」
善子「ぐえっ...なによ!ちょっとくらい褒めたっていいでしょ!」
花丸「ほらほら、今は運転に集中するずら〜。」
千歌「善子ちゃん、頑張ってるね!」
梨子「花丸ちゃんもルビィちゃんも走ってるのに、自分だけ走れないのはちょっと悔しかったんでしょうね。」
千歌「そっかぁ〜。運転もいい線いってるし、すぐに上手くなりそうだね!」
梨子「運転センスはあるんだけど、いかんせん車が扱いにくいせいで伸び悩んでるわ。初心者にあれだけのハイスペック車は無理があるわね。」
千歌「うーん...思ったより道は険しそうか〜。」
花丸「今のコーナー、ブレーキングはもう少し遅らせても大丈夫ずらよ。」
善子「我が第六感が告げていた!今のはあれくらいで良いと!」
花丸「そんなこと言ってると速くなれないずら...って言っても、善子ちゃんのペースで頑張るのが1番ずらね。自信がついてきたらもう少し遅らせてみるといいずら。」
善子「善子じゃなくてヨハネ!って、急に優しくなるのね。なんか怖いわ...」
花丸「何言ってるずら、マルはいつも優しいずらよ?」
善子「そういうこと自分で言わないのよ!」
千歌「でも、なんだかんだ楽しそうで良かった。」
梨子「そうね。今までは一人で配信して、画面越しのリアクションを貰うだけだったから、きっとどこかで寂しいと思ってたんでしょうね。」
千歌「配信?なんのこと?」
梨子「いや!!特に意味は無いのよ?よっちゃんが寂しそうって言うのが言いたかっただけだから!」
千歌「ふ〜ん、そっかぁ。」
梨子(あっっぶなかったぁ〜〜!)
ブオオオオオオオ....
千歌「わ!梨子ちゃんあれ見て!函館ナンバーだよ!」
梨子「ほんとだ!こんなところまでわざわざ車だなんて、観光かしら?」
「今日は少ないですね。この地域のドライバーに聞いた限りでは、ここが最も有名だという話ですが。」
「...」
聖良「今夜は軽く流して、また明日見に来ましょうか、理亜。」
理亜「...うん。」
ブオオオオオオオ!!!!......
千歌「こんな時間にここに来るなんて、あの車の持ち主も走り屋なのかなぁ?」
梨子「車がWRX STiだということと今の走りから見れば、恐らくは走り屋でしょうね。ただ、わざわざ函館からこんなところに来る理由がわからない。ここまで来なくても、関東エリアには有名な峠も沢山あるのに...」
千歌「まぁ理由なんて人それぞれだし、たまたまここが近かったってだけかもしれないよ!バトルの相手って訳でもないんだし、あんまり気にする事ないと思うよ?」
梨子「そうね。私の考えすぎだわ。ありがとう千歌ちゃん。...よっちゃんたち戻ってきたわね。」
ウオォォォォォ......
花丸「千歌さん梨子さん!さっきものすごく速いWRXとすれ違ったずら!ね、善子ちゃん!」
善子「善子じゃなくてヨハネよ!運転に集中してたし、速かったからよく分かんなかったわよ。このヨハネの邪眼を持ってしても捉えられないとは...不覚!」
千歌「白い車でしょ?さっきここで見かけたよー。函館ナンバーだったよ!」
花丸「北海道ずらか!?そんな遠くから来ててなおかつあんな速さだなんて...恐ろしいずら!」
梨子(花丸ちゃんがこれだけ驚くほどの速さ...並大抵の走り屋ではなさそう。それにさっきのあの様子...一応気にかけておいた方が良さそうね。)
千歌「明日学校だし、今日はもうこれくらいにして帰ろっか。みんな気を付けてね!」
よしまる「はーい!」
ー翌朝、学校にてー
梨子「千歌ちゃん。申し訳ないんだけど、今夜もちょっと走らない?」
千歌「いいよー!でもどうしたの?梨子ちゃん平日はあんまり走らないのに。」
梨子「ちょっと気になることがあってね。今夜はチームの人をできるだけ集めておきたいと思ってるの。」
千歌「じゃあダイヤさんたちにも声掛けといた方がいいね!」
ー昼休みー
千歌「あ!ルビィちゃーん!」
ルビィ「千歌さん!どうしたんですかー?」タタタッ
千歌「今日の夜って集まれそう?梨子ちゃんが集まってほしいんだって!」
ルビィ「次の日がきつそうですけど、がんばルビィすれば大丈夫です!」バッ
千歌「さすがルビィちゃん!頼もしいね!花丸ちゃんと善子ちゃんにも聞いてもらっていい?できるだけ多い方がいいんだって!」
ルビィ「分かりました!」
千歌「曜ちゃん!今夜って予定空いてる?」
曜「空いてるよー!もしかしてみんなで集まるの?」
千歌「話が早いねー!そうだよ!できれば曜ちゃんにも来て欲しいなって!」
曜「ヨーソロー!千歌ちゃんの頼みとあれば、たとえ火の中水の中!どこでも行くであります!」
千歌「やったー!じゃあ夜に迎えに行くね!」
曜「フッフッフ、その必要はないであります!善子ちゃんが近所に住んでるから、善子ちゃんと一緒に行くよ!」
千歌「え!善子ちゃんの家って近かったんだ!じゃあ善子ちゃんと一緒にいつものところでね!」
曜「ヨーソロー!!」
ー夜ー
ワイワイ
梨子「鞠莉さん、ダイヤさん以外のメンバーは揃ったわね...」
果南「千歌からいきなり連絡来たから、何事かと思ったよー。」
善子「リトルデーモンたちとの集いがあったというのに...」
花丸「梨子さんからお誘いだなんて、珍しいずら。」
梨子「みんなに集まってもらったのは、見ておいてほしい走り屋がいるからなの。」
千歌「え?それって昨日の白い車のこと?」
梨子「えぇそうよ。あの車、只者じゃないわ。」
花丸「でも北海道から来てるんですよね?今夜もまた現れるとは思えないずら。」
梨子「いいえ。あの車は必ずここへ現れるわ。」
昨日のあの様子...あれは明らかに"獲物"を探していた。私たちはバトル目的のチームでは無いけれど、あの車のバトルの様子は必ず私たちの糧になるものがある。そう確信している。
ブオオオオオオオ.......
一同「来た!!」
ルビィ「梨子さんすごい!白い車、本当に来た!」
バタン バタン
曜「女の子2人組だ!私たちと同じくらいだね。」
聖良「昨日よりは多いですね。これは期待できそうですね、理亜」
理亜「うん。」
聖良「あそこの集団に聞いて情報を集めましょうか。」
スタスタ...
善子「げ!こっち来てるわよ!ここは堕天使の聖なる力で気配を消すしか...ギラン!」
聖良「すみません、私たち北海道から来てるんですけど、ここってバトルとかも行われてるんですか?」
善子「あ、あ、あと、えと、わ、私あんまりよく分かんにゃいんで、そっちの人たちに聞いてもらってもいいでしゅか?」
聖良「分かりました。ありがとうございます。」
善子「は、はひぃ...」
曜「あぁ!善子ちゃんがやられた!」
ルビィ「まさか話しただけでやられちゃうなんて...!」
花丸「彼女はチームの中でも最弱...想定内ずら」
聖良「すみません。この峠ってバトルは行われてないんですか?」
梨子「やってますよ。私達も一応、この峠をホームコースにしてるチームです。」
聖良「そうなんですね!それなら話が早いです。実は、バトルを申し込みたいと思っているのですが。」
一同「!!」
理亜「...」
聖良「下りの一本勝負でお願いしたいのですが、よろしいでしょうか?」
梨子「バトルを専門にしてる訳ではないので、ご期待に添えるかは分かりませんが、私たちで良ければ受けますよ。」
理亜「...」
聖良「そうですか!ありがとうございます!では...」
理亜「姉様。こんなチーム、相手しなくていいよ。」
一同「!?」
聖良「理亜!」
理亜「あれ、アンタたちの車でしょ?見なよ。型落ちのヴォクシーに田舎ヤンキー仕様のアリスト、軽のモコに挙句の果ては軽トラ。いくら初対面だからってそんな車で相手しようだなんてよく言える。私たちは遊びで言ってるんじゃない。」
聖良「理亜!言葉を慎みなさい。相手に失礼ですよ!」
理亜「事実を言ったまでだよ、姉様。」
善子「こんの...!!」
花丸「善子ちゃんが復活したずら!」
曜「押さえるよ!」ガシッ
梨子「お連れの方はああ言ってますが、どうしますか?」
聖良「妹が不躾なことを申し訳ありません。バトルはあなたがたにお願いしたいです。」
梨子「分かりました。こちらもご期待に添えるようにしますので、よろしくお願いします。」
聖良「ありがとうございます。では以後の情報交換用に、連絡先を...」
梨子「はい。お互い有意義なバトルにしましょう。」
聖良「えぇ。必ず。」
長らくお待たせしてしまい申し訳ありません。ある程度話が書き溜まったので投稿していきます。
1週間に1話のペースで投稿していきたいと考えていますので、何卒よろしくお願いします。