ダイヤ「ちょ、ちょっと待ってください!何故そんな采配なのですか!?」
梨子「いや、そう言われても...」
ダイヤ「バトルするからには勝ってもらわなければ困るのです!百歩譲ってルビィはともかく、善子さんはまだ未熟!到底あの2台には勝てるとは思えませんわ!」
「果南さんと花丸さんに出ていただきたいですわ!梨子さんでも構いませんわ!」
鞠莉「ダイヤったらワガママねぇ〜。Ladyがワガママなんて言っちゃNoよ?」
果南「それに!ダイヤが勝ちたいってのも、勝ったらあのアイドル2人に言うこと聞いてもらえるからでしょ?そんな理由であたしらを引っ張りだそうとしても無駄だよ。」
花丸「そうずら。ダイヤさん自身が出るならまだいいけど、出られないからってオラたちをこき使うのは違うずらよ。」
曜「まぁそんなわけで、あくまで『交流戦』ってことで!だからすみませんダイヤさん!ここはこらえてください!」
ダイヤ「そんなぁ~~~!」
善子「ダイヤさんって意外と子供っぽいところあるのね。」
ルビィ「お姉ちゃん、普段は真面目でしっかり者だけど、たまにあんな感じでワガママになっちゃうことあるんだ。ルビィはそんなお姉ちゃんも大好きだけどね!」
善子「あ、アンタがそれでいいならいいんじゃないの...。」
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ー数日後ー
にこ「さて、揃ったわね。オフィシャルはそっちに任せるわよ。」
ダイヤ「分かりましたわ...みなさんは事前に伝えておいたポイントで待機しておいて下さい。ルビィと善子さんは各自の車で待機。」
一同「はーい。」
真姫「にこちゃん、あれ見て。LCよ。」
にこ「この子たち、全員にこたちより年下よね?とんだセレブもいたもんだわ...あれがバトル相手の車じゃなくて良かったわ。」
果南「そういえば鞠莉、LFAじゃないんだ。あれどうしたの?」
鞠莉「とってもシャイニーでお気に入りだったんだけどね、パパのお友達でどうしても欲しいって人がいたから譲っちゃったわ。」
果南「あれ譲るんだ...お金持ちは規模が違うねぇ。」
梨子「善子ちゃんとルビィちゃん、大丈夫かしら...?」
花丸「ルビィちゃんはダイヤさんの運転を傍でいつも見てたし、実際の走りもそこそこ速いから大丈夫とは思うけど...」
曜「問題は善子ちゃんだね。上達してきたとはいえバトルは未経験...しかもデビュー戦が2対2っていう、あまりやらないバトル形式だし。プレッシャー慣れしてないから不安だね。」
梨子「負けてもいいから、どうか無事に走りきって欲しいわ...。」
ルビィ「善子ちゃん、大丈夫?」
善子「こっ、これくらい!堕天使にとってはどうって事ないわよ!このだ、堕天使ヨ、ヨヨ、ヨハネに任せなさい!」
ルビィ(善子ちゃん、すごく緊張してる...!ほぐしてあげなきゃ...そうだ!)
ルビィ「善子ちゃん善子ちゃん!」
善子「な、なによ!」
ルビィ「がんばルビィ!!」
善子「...フフッ!なにそれおっかしい!」
ルビィ「善子ちゃん笑った!ルビィのおまじないだよ!これをすると、すっごく勇気が出てくるんだよ!」
善子「ルビィ...ありがとね...」ボソッ
ルビィ「うゆ?何か言った?」
善子「な、なんでもないわよ!それよりもうすぐ始まるわよ!」
ルビィ「そうだね!準備しなきゃ!」
善子「ルビィ!」
「勝ちましょうね!」
ルビィ「うん!!」
にこ「ドライブモードは『NORMAL』に...まずはお手並み拝見と行こうじゃないの。真姫、準備はいい?」
真姫「えぇ、こっちは大丈夫よ。向こうの2人も準備できてるみたいだし、そろそろね。」
果南「ルビィ、善子。今回はただの交流戦だから、そんなに力まなくて大丈夫だからね。」
ルビィ「分かりました。でも手は抜きません!」
善子「地獄の悪魔たちの力を借りてこの戦いに臨もう...」
果南「まだまだ不安要素多いんだから、そういうノリで無茶しちゃダメだよ。」
ダイヤ「何を言うのです果南さん!!大和撫子たるもの、勝負事には常に全身全霊ですのよ!必ず勝たねばこの黒澤ダイヤが許しませんわよ!!」
鞠莉「はいはいstay stay〜。アイドルマニアの言うことは気にせず、マイペースで頑張ってね〜!」
曜「じゃあ皆さん!車をスタート位置に並べてください!」
フォオオオオオオオ......
にこ「真姫、いつもの戦法で行くわよ、いいわね。」
真姫「はぁ...またアレやるの?程々にしとかないといつかにこちゃんが痛い目見ることになるわよ。」
にこ「今は説教なんていいのよ!それに、今まで『アレ』をやって負けたことなんて一度もない...無敵の戦法なのよ!」
真姫「そこまで言うなら止めないわ。先行は私でいいのよね?」
にこ「えぇ。いつも通りよ。」
曜「カウントいきまーす!」
ルビィ(果南さんはああ言ってたけど、やるからには勝ちたい!ルビィにも戦える力があるって証明したいし、お姉ちゃんの望みを叶えてあげたい...!)
善子(始めから全力で行くわよ。今の私の実力が一体どれくらいなのか、ここで見ておきたい。それで負けるようならその程度ってことよね。)
曜「...2!1!GO!!」
フヴォオオオオオオ!!!!!!
バアアアアアアアアア!!!!!!
キュキュキュキュ!!!!!
果南「ルビィのアリストが先頭だね。」
ダイヤ「ルビィーー!そのままぶっちぎりなさいー!!」
鞠莉「スープラ、911と続いて堕天使ちゃんが最後尾かぁ。」
果南「あの二人の走り方、なんか嫌な予感がするなぁ...」
フヴォオオオオオオ...
善子「最初はこれでいいのよ...後から追い上げて度肝を抜いてやるわ!この堕天使ヨハネを甘く見ない事ね...。」
フォオオオオオオオオ...
にこ「さてさて、後ろの彼女は一体どこで仕掛けるつもりかしら?楽しみねぇ。」
ヴォオオオオオオオ...パパパパ!
真姫「最初のターゲットはあのベンツの子ね。可哀想だからあまりやりたくないんだけど...」
バアアアアアアアアア!!!
ルビィ「BiBiのふたりがあまり追ってこない...様子見してるのかな?」
善子「早速で悪いけど、前のを追い越そうかな!我が実力を目の当たりにして、恐れおののくがいい!!」
フウォオオオオオオオオ!!!!!!
にこ(案外早いタイミングで仕掛けてきたわね。流石AMGなだけあって、加速力もコーナリング性能もピカイチね。)
にこ「ドライバーが上手いかどうかは別だけどね。」
善子「やったぁ!私だってやってやれないことなんてないのよ!」
ルビィ(善子ちゃんがパスした、というより、追い越しをかけ始めた時点でにこさんが意図的にパスさせた?なんだか変だよ...)
善子「どんどん離れて行く!クックック!このヨハネに秘められし暗黒の力は!伊達ではないのよ!」
にこ「遊んであげるのはここまでよ。二度と私の前を走れなくしてあげるわ!真姫!」
チカッチカッ
真姫「にこちゃんのパッシング...いよいよね、分かったわ。」
ヴァオオオオオパパパパン!!!!
ルビィ(にこさんのパッシングで真姫さんが離れた?...っ、まさか!!)
ルビィ「逃げて善子ちゃん!!」
にこ「あんたはここで終わりよ!!」
フォオオオオオッ ヴォオオオアアア!!!!!
花丸「聞こえてくるマフラーの音が変わった...なんだか不吉ずら。」
梨子「そういう嫌な予感は、往々にして的中するのよね。善子ちゃん、大丈夫かしら...」
キュキュキュキュ...バアアアアアアアアア.....
花丸「スキール音が近くなってる!もうすぐ来るずらよ!」
バオオオオオオオオ!!!!
カッ
花丸「あの爆光フォグ、ルビィちゃんが先頭ずら!」
梨子「後ろを突き放してる!!すごいわルビィちゃん!」
パパパパ!!ヴォオオオオオオオ!!!
フヴァアアアアアア!!!
ヴォアアアアアア!!!ボボボッ!!!
花丸「3台固まって突っ込んできた!?」
梨子「スープラ、SL、911の順だわ!頑張るのよよっちゃん!前との差はほんの少しよ!」
花丸(違う、そんな雰囲気じゃなかった...善子ちゃんのドラテクがまだ発展途上だということを差し引いても、善子ちゃんには余裕がないように見えた...ここはストレートだし、それなりに走り込んでてコースも知ってるはずだから、余裕がなくなるなんてことはまずないのに...)
花丸「まさか、相手の作戦...?」