ラブライブ!サンシャインR   作:χ-u-魚

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第2部 第11話 逆襲

 

 

 

 

 

 

 

真姫(にこちゃん、本当にひとりで大丈夫でしょうね...その言葉信じるわよ。)

 

真姫「私は前のアリストに集中するわ!」

 

ルビィ(ポルシェが離れて、相手のフォーメーションが崩れた?何だかよくわかんないけど、ルビィ助かったの!?)

 

真姫「行くわよ!」

 

ヴァアアアアアアアアア!!!!!

 

ルビィ「スープラ一台で追ってきてるよぉー!」

 

バアアアアアアアアア!!!!!

 

真姫(やっぱり速い!このアリスト本当にATなの!?このドライバー、このマシンの特性を高いレベルで理解して走らせてる!見た感じは気弱そうな子だったのに、侮れないわね...!)

 

 

 

にこ「ブレーキングは確実にっ!」

 

ここでは決して焦らない!ここでできる程度の差なら、立ち上がりから次のコーナーまでの加速で覆せる!だからにこはあくまで姿勢制御に専念する!

『ふつうのことをふつうにこなして勝つのみ』って、どっかのエボ使いも言ってたものね!

 

さぁ前は譲るわよ!

 

「......」

 

フヴァアアアアアアアア!!!!!

 

にこ(随分と思い切りのいい突っ込みをかけるのね...余程自信があるみたいね!)

 

「ッ...」

 

ヴァアアアアバババババ!!!!!

 

にこ「の、ノーブレーキィ!?」

 

グリップでその速度は自殺行為よ!...まさかドリフトで!?さっきまでそんな走り微塵も見せなかったじゃないの!

 

 

ギャギャギャ...ギャアアアアアアアアア!!!!!!

 

にこ「バカね!タイヤがタレてグリップしなくなってるじゃないの!」

 

車体も外に膨らんでる!度胸は認めるけどアンタのウデじゃ、そのオーバーステアを立て直すことは不可能!ガードレールにヒットして今度こそ再起不能よ!!

 

 

「...まだ...ッ!!!」 クンッ!! クンッ!!

 

ギャアアアアアアアアア!!!!!!

 

 

フヴァアアアアアアアア!!!!!!!

 

 

にこ「そんな...あそこから立て直せたっていうの...!?」

 

何なのよ...!一体この子、何なのよーッ!!

 

 

 

ルビィ「これ以上は...抑えきれないよ...!」

 

真姫(これだけプレッシャーをかければ、並のドライバーならとっくに堕ちてるけど、この子は粘ってるわね...)

真姫「しぶとい...それでも隙は生まれ始めている。」

もうそろそろ仕掛けようかしら...

 

ルビィ「車に乗ってても伝わるこの雰囲気...いつ仕掛けてきてもおかしくない!」

 

 

真姫「今よっ!」グッ

 

ヴァアアアアアアアアア!!!!!

 

ルビィ「来たぁ!!」

インは絶対に開けない!お姉ちゃんのために!善子ちゃんのために!絶対勝つんだ!

 

バアアアアアアアアア!!!!! キュキュキュッ!!!

 

真姫「くっ...」

 

失敗か...でも今ので、相手のタイヤはもう限界が近いのがよく分かったわ。ゴールももう近いし、次かその次でチェックメイトね。

 

 

カッ!!

 

 

ヘッドライトの光...にこちゃん...

 

フヴォアアアアアアアアア!!!!!

 

...じゃない!?『cutie panther』を受けて一度墜としたはずの、あのSLだわ!にこちゃんがやられた!?

 

ルビィ「善子ちゃん!?善子ちゃんだ!!」

よかった、無事だったんだ!それにここまで追い付いて来られるなんて、すごいよ善子ちゃん!

 

ルビィ「よぉ〜し...ルビィも、がんばルビィしなくちゃ!」

 

バアアアアアアアアア!!!!!!

 

真姫「アリストのペースが上がった!」

 

SLが来たことがドライバーの心境にプラスに働いたのね...仕方ない、アリストは諦めて、技術的に未熟なSLを堕としましょう。

 

ヴァアアアアアアア!!!!!キュキュキュ!!!!

 

フヴァアアアアアアアア!!!!!

 

「......」

 

真姫(やっぱり、走行ラインは私の読み通りね。これならカブせていくのは簡単だわ。)

 

......ヴォアアアアアアアアア!!!!!

 

真姫「ナイスタイミングね。」

 

にこ「さっきはよくもやってくれたわねぇ!もう一度『cutie panther』で仕留めてやるわよ!」チカッチカッ

 

パパパン!!!!ヴァオオオオオオ!!!!

 

「...今...!」ググッ!!

 

ゴァアアアアアアアアアア!!!!!!!

 

にこまき「加速した!?」

 

真姫「逃がさないッ!!」クンッ

 

ヴァアアアアアアアアア!!!!

 

ガアアアアアアアアアアア!!!!!

 

にこ(走行ラインは真姫が塞いでるのに突っ込んでいく!とても正気の沙汰とは思えない!さっきのドリフトといい、スピンした時に頭でもぶつけたの!?)

 

真姫(行ける!スープラならこのスピードでコーナーに突っ込める!ブレーキング勝負でスープラが負けることなんてまず無い!前には出させないわよ!)

 

「......!」ググッ

 

フヴァアアアアアアアア!!!!!

 

真姫(走行ラインをインに取った!?このコーナーならアウト・イン・アウトが最適解!なのに...)

真姫「一体どういうつもり!?」

 

にこ「ヤバい!」

 

ヴォアアアアアアアアア!!!! パパパン!!!キャキャキャキャ!!!!

 

フヴァアアアアアアアア!!!!!ギャアアアアアアアアア!!!!!

 

真姫「ゔえぇ!?」

 

ドリフトで...オーバーテイク!?

 

 

にこ(やられた...!グリップ走行のSLしか見てない真姫は、このコーナーなら相手は自分と同じラインで来ると思い込んでた!でも相手はドリフトでコーナーも抜けられる...!それを知らなかった真姫には防御する術がなかった!)

 

にこ「完っ全ににこ達の負けね...」

 

フヴァアアアアアアアア!!!!!!

 

 

 

バアアアアアアアアア!!!!!

 

ルビィ「あのヘッドライトは、善子ちゃんだ!!」

すごいよ善子ちゃん!初戦で2人組相手に勝っちゃうなんて!

 

決着も着いたし、後はゆっくり走っても大丈夫だよね!

 

バアアアォォォォォ....

 

ゴアアアアアアアア!!!!!

 

...え?善子ちゃんが詰めてくる!?もう終わったんだよね?そうだ!ハザード焚けば流石に分かるよね?

 

チカッチカッチカッ

 

ゴアアアアアアアアア!!!!

 

え!なんで!?なんで止まらないの!?

このままじゃぶつかる!

 

ググッ!

 

バアアアアアアアアア!!!!!ギャギャギャ!!!!ズズッ

 

ルビィ「ピギィ!す、滑る!」

 

さっきまでのアタックで、タイヤのグリップ力が無くなってる!

 

「...!!」

 

ドガッ!!! ギャアアアアアアアアア!!!!!

 

ルビィ「ぴぎゃああああああ!!」

 

ガシャアアアアアン!!!!!

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

気付いたら、朝だった。

バトルの途中、相手からのプレッシャーでスピンしてからの記憶がない。バトルの結果は...って、どうせ負けたんでしょうね。

 

善子「学校...行くかぁ...」

 

曜「善子ちゃん、おはよう。」

 

善子「曜...うちの前で会うなんて珍しいわね。」

 

曜「一緒に学校行こ。善子ちゃんと話したいこともあるし。」

 

善子「えぇ、いいけど。話すことって、もしかして昨夜の?」

 

曜「うん。実はね...」

 

 

善子「...えーと要するに、バトルには勝ったけど、その後私がルビィの車を田んぼに落として、そのまま走り去ってしまったと...」

 

曜「そういう事。クラッシュって言っても、自走はできたから大丈夫なんだけどね。善子ちゃん、あの時どうしてスピードを緩めなかったの?」

 

善子「うーん...そう言われても、そこの記憶どころかスピンしたところから全く記憶がないのよね...」

 

曜「そうなの!?対戦相手の人も『まるで別人みたいな走りだった』って言ってたし、不思議だね。」

 

善子「そんな事よりルビィよ!学校には来るの?」

 

曜「昨夜聞いた時は『何ともないから行く』って言ってたけど...」

 

善子「だったらこうしちゃいられないわ!早く行かなきゃ!」ダッ

 

曜「えぇ!?ちょ、置いてかないでよ〜!」

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ガヤガヤ...

 

善子「ルビィ!!!」ガラガラッ!!

 

「えっ、誰あの子?」

「すっごい美人...!」

「他のクラスの子かなぁ?」

「あんまり見たことないね」

 

ルビィ「あ!善子ちゃん!おはよう!」

 

善子「ルビィ!!!」ダダダッ

 

「ケガは?って、おでこ怪我してる!」

 

ルビィ「軽くぶつけただけだから大丈夫だよ!そんなに心配しないで!」

 

善子「するわよ!!ごめん、ごめんねルビィ!私のせいで...!」ダキッ!!

 

ルビィ「ピギィ!ちょ、善子ちゃん、みんな見てるよぉ...!」

 

善子「構わないわ!よかった...!ルビィが無事で本当によかった...!」ポロポロ

 

ルビィ「うゆゅ...」

 

 

 

花丸「大胆ずら...。」

 

梨子「今まで保健室に来るのがやっとだったのに、こうもあっさり教室に入れちゃうんだから、よっぽど心配だったんでしょうね。」

 

千歌「でも、それだけ大事に思える友達ができたのって、とってもいいことじゃない?」

 

曜「よ〜し!じゃあ今日の放課後は、善子ちゃんの初勝利と初登校をお祝いして、松月でスイーツパーティーだ!」

 

花丸「善子ちゃんとルビィちゃんにも伝えてくるずら!」

 

 

花丸「善子ちゃんルビィちゃん!今日の放課後、みんなでお菓子食べよ!」

 

 

「「うん!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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