「確認できたな。
戦闘によって、ポケモンが傷つくと、体力ゲージが、『緑→黄色→赤』へと、変化して、戦闘不能状態になると、『気絶』状態になり、システムアシストによって、
①『トレーナーが腰のモンスターボールを気絶ポケモンに投げる。』
↓
②『ポケモンが収納、戻ってきたモンスターボールをキャッチして、腰のスロットに装着する。』
という動作が自動で行われる。
腰のモンスターボールでは、気絶状態の場合はゲージに赤いバツ印が表示されているから、『げんきのかけら』といったアイテムを、気絶表示のポケモンのモンスターボールに近づけると、アイテムが消費されて、ゲージがアイテムの回復数値分、元に戻る。
これは、戦闘終了後に、傷ついたポケモンを治療する時も同じだ。
体力ゲージが赤や黄色のポケモンのモンスターボールにキズぐすりなどを近づけるだけでいいぞ。」
「さて、実際にバトルゲットを体験してみましょうか。
じゃあ、トリガー君、私達の背後にある草むらに入って、ポケモンを探してみて。」
そう言われて、俺の膝上ぐらいの高さの草むらをゆっくりと、かき分けると、茶色とグレーで、しましま模様のポケモン『ジグザグマ』が、飛び出してきた。
俺は咄嗟に、腰にてをやって、ナエトルが入ったモンスターボールを手に取り、拳大に多くなったボールを投げようとすると、体がまるで操り人形のように動き、ジグザグマに向かって、モンスターボールを投擲し、光とともに現れたナエトルを見ながら、戻ってきたボールをキャッチして、腰に納めると、体が自由になった。
確かに、このシステムアシストは違和感がすごく、慣れるのには、時間がかかりそうだと思った。
目の前には、ナエトルが出てきたことに驚いたのか、腰が引けているように見えるジグザグマがいて、ナエトルは、その小さな体ながら、どっしりとした構えで、ジグザグマを見ていた。
「いくぞ、ナエトル!
ジグザグマに、『たいあたり』だ!」
俺はそう言うと、ナエトルはまっすぐにナエトルに突っ込んで、頭をジグザグマに打ちつけると、ジグザグマの体力ゲージが、3分の1ほどに削れふのが見えた。
反動で、元の位置に戻ってきたナエトルに向かって、今度は、ジグザグマが、こちらに向かってきた。
「ナエトル!『からにこもる』!」
俺は、咄嗟に、ナエトルにそう言うと、ナエトルは、頭と四肢を殻の中に納めて、甲羅の部分で、ジグザグマのたいあたりを受けていた。
ジグザグマの体力ゲージが、さらに少し削れるのが見えると、ナエトルが元にもどり、反動で下がったジグザグマが、少しふらついていた。
「チャンスだ!
ナエトル、もう一度、たいあたり!」
その声に応えるように、ナエトルは、ジグザグマの横腹に頭打ちつけると、ジグザグマの体力ゲージが、緑色から黄色に、赤色へと減りながら変化して、その場所に、しゃがみ込んだ。
俺は、モンスターボールをひとつ取り出すと、モンスターボールを投げようとする。
すると、また体が、引っ張られるように、ジグザグマにモンスターボールを投擲した。モンスターボールが、ジグザグマに当たって、光とともに、ジグザグマがモンスターボールの中に入って、モンスターボールが閉じると、体が自由になり、自分の体の方の違和感を気にしているうちに、ゆらゆらと動いていたモンスターボールが、動かなくなり、モンスターボールから小さな打ち上げ花火が上がった。
「…捕まえたんだよな?」
と、ゆっくりとジグザグマが、入っているだろうモンスターボールに近いて、人差し指で軽くチョンチョンと触れた後に、モンスターボールを持ち上げて覗いてみると、中にジグザグマが見えた。
「…やった。
……やったぞ、ナエトル!」
と、ジグザグマのモンスターボールを手に、ナエトルを持ち上げて撫で回すと、うれしそうに、声をあげていた。
「捕まえたんなら戻って来い!」
と、兄貴の声が聞こえたので、ナエトルをモンスターボールに戻すと、草むらをかき分けて、みんながいるところに戻っていった。
「ジグザグマを捕まえたぞ!」
と、思わず声を弾ませて、ジグザグマが入ったモンスターボールをみんなに見えるように掲げた。
「あれが、『バトルゲット』のやり方だ。
見てわかったと思うが、戦闘はターン制ではなくて、相手が出した技に自分の技をぶつけることもできる。
先制技であれば、先に2回の技を使う事も可能だ。
そこは、個人の工夫しだいだな。
トリガーは、はやいところ、ジグザグマを回復させてやれ。」
俺は、ジグザグマが入ったモンスターボールを腰のスロットに装着すると、、キズぐすりを取り出して、ジグザグマをボールに近づけると、手のひらサイズの小さな霧吹き状のアイテムが、消えて無くなり、ジグザグマの体力ゲージが回復した。
ついでに、ポケモン図鑑を操作して、ジグザグマの様子を確認する
ジグザグマ:♀:Lv.3
図鑑No.263:ジグザグマ
親[トリガー]
タイプ[ノーマル][ ]
特性[ものひろい]
持ち物[ ]
わざ
1:なきごえ
2:たいあたり
3:
4:
[まじめ]な性格、2XYZ年○月●日、110番道路で、Lv.3の時に出会った。[きが つよい]
「トリガーの様子から察するに、どうやら、ジグザグマの特性は、『ものひろい』みたいだな。
この、ものひろいという特性を持ったポケモンは、腰のスロットにつけておくだけで、時間経過でキズぐすりなどのアイテムをポケモンが持っているから、手持ちに空きがあるなら、ゲットしておくことをおすすめするぞ。」
「ポケモンを捕まえる方法の一つ目の『バトルゲット』は、これでわかったわね。
それじゃあ、二つ目方法、『スニークゲット』を教えるわね。
フィールドを見てわかる通りに、隠れているポケモンもいれば、姿が見えるポケモンがいるわね。
今回は、姿が見える方のポケモンを狙うわ。」
「フィールド上の姿をさらしているポケモンは、車が通れば逃げ出すぐらいの臆病さはあるが、基本的に警戒心が甘いポケモンだ。
トリガーが捕まえたジグザグマも何匹か見えるのがわかるな。
因みに、草むらと、フィールド上にいる違いは、性格や個性の違いでしかないから、余り気にしないでいいぞ。」
「警戒が甘いポケモンに対しては、しゃがみながら、ゆっくりと近づいて、草むらや木の陰に身を潜めながら、空のモンスターボールを
投げつけて捕獲するやり方ね。
この捕獲方法も、システムアシストによって、モンスターボールは、きちんとポケモンに当てることができるようになっているわ。
さらに、捕獲したいポケモンが、眠っていたり、投げる時にポケモンの背後にいれば、捕まえやすくなるわよ。」
「一つ、注意しておく。
基本的に、街から遠くなるにつれて野生のポケモンのレベルが高くなっていく。
ランクが低い内には、遠くに行ってスニークゲットをしようとしても、モンスターボールが壊れるだけで、捕獲は、まず無理だと思え。」
「それじゃあ、誰か、スニークゲットを試してもらえるかしら?」
「俺がやろう。」
と、ルインさんに言われて、マキナが、前に出て言う。
そのままマキナは、草むら沿いに身を潜めるようにして、ゆっくりと俺達から離れて行った。