もしもポケモンがVRMMOになったら   作:岩鋼玄武

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まあ、そんなこんなで、俺はポケモンの世界に ダイブした

 

キャラクターメイキングは、以下の通りで、俺の姿はダイブシステムにより、性別を変える事ができず、現実の姿から若干の変更がきくぐらいしかできないため、太り気味の体格を細めにして顔の造形を少し変えただけである

その辺にいる一般人といった感じであろう

 

「えっと、服装は…えぇ!?この時点では、下着かインナーまでしか選べないの!?」

 

とりあえず、青色のトランクスを選択して、次に、ポケットモンスターズオンライン(今後はPMOと表記)を始めるにあたって、ポケモントレーナーとして最初のポケモン、パートナーポケモンを選ぶ事ができる。

 

御三家とも呼ばれる最初の3匹だが、過去の作品の中の最初の3匹の中から選ぶと、その作品の地方からはじめる事になってしまう

 

俺や友人達は同じ地方からはじめたかったので、

ランダムという選択をした

 

この場合のランダムとは、それぞれの地方の御三家を含む、三段階の進化をするポケモン、もしくはイーブイをランダムで決定する

 

この方法で、パートナーポケモンを選ぶ場合、道具【船のチケット】を使った状態で、船上からスタートとなり、好きな地方からはじめる事ができるのである

 

しかも、ランダム選択はリセマラ(リセットマラソンの略、納得いくものが出るまでやり直しをすること)が可能だと説明された

 

「トランクス一丁で、パートナー選択とか変な気分だなぁ

まあいいや、えっと最初は…」

 

目の前のポケモンをランダム選択するという項目をタッチすると、ルーレットのように、いくつもの影が高速で目の前の画面を通り過ぎて、止まったかとおもうと、画面から光が出てきて、俺の足元に姿を現した

 

「ズバットかよ、俺は、最初のパートナーは決めて来てんだよっと、やり直しだな。」

 

かん高い鳴き声とともに、ズバットがあらわれたが、すぐさま、画面のポケモンをランダム選択し直すをタッチして、ズバットを画面に戻し、再びルーレットが回った

 

そういう感じで20回程やり直しをしてようやく目的のポケモンを引き当てた

 

それは、小さな陸亀のような姿で、頭に葉っぱを二つつけた苗のようなものをはやしている、わかばポケモンの『ナエトル』である

 

思わずサン・ムーンのパートナー選びの時のように抱っこしてしまったが、そのくりっとした目で見つめてきたので

 

「よろしくな、ナエトル!」

 

と言うと、ナエトルも笑って返してきたのであった

 

さて、ナエトルを下ろすと、ようやく服装の選択ができるようになった。

と、思ったが、

 

「まずは、『ロール』の選択が先か。」

 

このゲームの世界では、主人公と呼ばれるキャラクターが既にいて、あらゆる地方をめぐっているという。

 

俺たちプレイヤーは、過去のポケモンゲームでいう、主人公に道中で勝負を挑むトレーナー、いわゆる、男なら、『たんぱんこぞう』や、『やまおとこ』女なら、『ミニスカート』や、『おとなのおねえさん』といった役割を担当するのだとか。

 

ダイブイン前の必須事項の年齢登録も、この『ロール』でなれる役割にかかわってくるらしく、少年少女系の役割になっているプレイヤーは、リアルでも、成人していないという事になる

 

「未成年にしかできないロールもあれば、大人にしかできないロールもあるってことか。」

 

この『ロール』は、ポケモンをゲットして、そのポケモンのタイプによって、なれる役割も変わってくるらしく、複数のタイプのポケモンをゲットすれば、なれる役割も多岐に渡るのだとか。さらには、ゲーム内でのプレイヤーの活動によっても、増えていくという

 

また、ゲーム内の施設をつかう事で、役割の変更も可能で、プレイヤーが、受け持ったロールによって、ゲーム内で、様々な恩恵や、できる事、できない事が、変わってくると、説明を受けた。

 

「さてと、俺がなれるロールはっと…」

 

『きらくなおにいさん』←

『おじさん』

『にわし』new!

『さぎょういん』new!

 

「…(『にわし』は、庭師か、『さぎょういん』は、作業員かな?ひらがな表記って微妙にわかりづらいんだよな)

俺が、ナエトルを選んで無くても、『きらくなおにいさん』と、『おじさん』は固定かな?

ナエトルが、草タイプだから、『にわし』と、『さぎょういん』が追加されたってことか。」

 

「なるほど、ロールを選択することで、服装も、変わってくるのか。

(ん?もしかして、先に『きらくなおにいさん』か『おじさん』を選んでおけば、服装も選べたってことか!)」

 

一人で、気恥ずかしさを覚えながら選んだロールと、服装を選択した後、癒しを求めてナエトルを撫でまわした。

 

うれしそうに声をならして喜ぶナエトルと、満足した俺は、そういえば、ナエトルのステータスを見るのを忘れていた

 

しかし、目の前のタッチパネルのポケモン図鑑の項目と、ポケモンの様子を見るという項目はまだタッチしても反応しせず、グレー表示だった

 

「…そういえば、ポケモン図鑑を手に入れる必要があるんだったよな。」

 

ナエトルの特性や、ステータスは、図鑑を入手するまではおあずけらしい

 

目の前が、ノイズのように揺れたかと思うと、そこは小さな個室のような場所だった

 

緑色の鉄でできた壁に、硬そうで、鉄パイプでできた骨組みのベッドと、申し訳なさそうなぐらい小さく、何ものっていない棚が一つと、丸い小窓が見えている。

 

そんな感じの場所に、俺は立っていた。

 

「キャラクターメイキングの時にも思ったが、アニメ調の、3Dなんだな。最近のゲームはリアルを追求してリアルっぽい仕様なのに。」

 

まあ、ポケモンをリアル調にするのはなんか変だもんなと思いながら、周りを見渡すと、自分の真後ろに鉄製の扉があり、そのドアノブに手をかけようとすると、視界の端にあるウインドウ表示の欄にビックリマークがついているのを見つけたので、タッチすると、メールを意味する手紙のマークに!という表示が出ていたので、タッチした。

 

『PMOの世界にようこそ!

この世界に降り立った皆さんの新しい冒険の始まりです。

この世界で、あなた方一人一人は、無限の可能性を秘めています。

不思議な生き物、ポケモンと共に、この世界を存分にお楽しみ下さい!』

 

という表示と一緒に初期アイテムが入っているリュックサックと、そしてこの世界で必須といえるアイテム、『ポケモンナビゲーション』を入手します。という項目が表示されていたので、タッチすると、硬そうなベッドの上に、リュックサックのホログラムが現れ、どの色にしますか?

という表示と一緒に、赤、青、緑色を基調とした柄のリュックサックが半透明の状態で現れた。

 

「あれか、ゲームの御三家選択を、もじってんのか」

 

細かいネタを、はさんでくるなと、思いながらとりあえず緑色を選択すると、ボスッと、音をたててリュックサックが現れた。

と同時に、ウインドウの欄に!の表示が出たので、タップする

 

ウインドウを開くと、またもや画面の端のメールマークに!マークが表れていたので、タップすると

 

『外部ツールアプリより着信が1件届いています。』

 

という文書と、ゲームを始める前に、連携させたメールアプリと宅配便のお知らせアプリを入れていたので、友人からかなと思いながら、開くを、タップする。

 

 

 

ジロウ『いつまでかかってんだー、もう港に着いたぞ!』

 

『もうみんないるのか?』ゲン

 

ジロウ『オラとシロウとヒロはいるぞ!』

 

シロウ『あと、サプライズもありますよ』

 

 

「サプライズ?…もう兄貴と合流してんのかな?」

 

 

『了解!船から降りたら連絡するな。』ゲン

 

 

と、文章を書き込み、アプリを閉じて、ウインドウも閉じ、リュックを背負って、ナエトルを抱き抱えながら、部屋から出た。

 

 

 

 

 

 

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