もしもポケモンがVRMMOになったら   作:岩鋼玄武

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110番道路へ

「前回の世界大会で、世界ランキングに入ったトレーナーや、ベータ版の最後にあったイベントの『スタンピード』で、ロケット団の『サカキ』が使う、主人公NPCでさえ手が出なかった、レベル70のミュウツーと引き分けたトレーナー。

チームウォーで、五指に入るチームに、さっき言った全てのバッチを集めたトレーナーなんかが、ランク13のプレイヤー達だ。」

 

「チームウォーで、結構名前が知られてる私達ぐらいでも、ランクは11だし、レイドバトルで、準伝説、伝説、幻のポケモンを運良くゲットできているプレイヤーでも、ランクは12なのよね。」

 

「つまりは、今のところは、ランクを最大の13まで上げられる方法は、どれも偉業レベルに等しいといえるな。

どうしても、主人公NPC達と交流をして、グランドクエストで活躍したいってことだったら、ランクを10まで上げて、ジムリーダーに弟子入りし、レイドバトルで、運良く、伝説、幻のポケモンをゲットしてランクを12にする。

というのが最速だろうな。」

 

「伝説や幻のポケモンをゲットする。

ということを、その難しさに半ば、あきらめながらも、どこかで運が回ってくることを期待しながら、レイドバトルに参加するのが普通よ。

だけど、あなた達が、組むであろうチームは、マナさんという『運』が既に味方についているから、後は、どれだけ早くランクを上げられるかによるでしょうね。」

 

兄貴とルインさんの話しに、俺達の視線が、マナさんに集まってしまい、どこか恥ずかしそうに、マナさんはシキの後ろに隠れてしまった。

 

「伝説や幻のポケモンっていうのは、そんなに捕まえるのが難しいんですか?」

 

そんな、マナさんを気づかいながら、シキが言う

 

「今のところ、サーバーによって、捕まえたポケモンの違いはあるが、基本的に、伝説、幻のポケモンは、『ユニーク個体』だ。

つまり、日本サーバーに、1体づつしか存在していないということになるから、捕まえようとしても、沢山居るプレイヤー達が参加するレイドバトルによる争奪戦を出し抜き、さらにゲットのタイミングが、シビアで、運営によると、捕獲成功率も、一桁パーセントほどらしいからな。

俺達のチームも、狙っては居るが、まだ捕まえられてはいないし、レギオン登録しているチーム達の中に、準伝説のポケモンが1~2体しかいない。

それだけ、伝説、幻のポケモンは捕獲が難しいということになる。」

 

へ~と、俺達が、うなずいていると、ルインさんが、手の平を会わせて、をパンっと音をたてる

 

「そろそろ、ポケモンの捕獲意欲が湧いてきたみたいだし、買うものを買って、野生のポケモンの捕獲を体験してみましょうか。」

 

と言い出したので、俺達は、フレンドリィショップ内で、買い物をはじめた。

 

「モンスターボールは、10個単位で買うことをおすすめするわ。

10個につき、1つ、プレミアボールがおまけでついてくるのよ。」

 

「あと、ジムバッチケースを購入しておいた方がいいぞ。

バッグの中では、消耗品扱いではない、『だいじなもの』扱いになるからな。

それと、自分と、ポケモン用に軽食か、飲み物ぐらいは買っておけ。

PMOでは、空腹度のようなメーターはないが、空腹や飢餓感は感じるからな。

これも、マスクデータ扱いで、特にポケモンには食事はきちんと与えなければいけないぞ。

まあ、生き物を飼うには、きちんと世話をしろって事だな。」

 

そう言われて、俺は、モンスターボールを10個で1000pm、ジムバッチケースで200pmと、おいしいみずと、ナエトルにしたら、2食分ぐらいになるだろう容量の、ポケモンフードを、買って、元々のお金が10000pmだったので、残金は、8100pmになった。

 

 

持ち物

キズぐすり×5

どくけし×2

モンスターボール×10

プレミアボール×1

おいしいみず×1

ポケモンフード×1

 

 

だいじなもの

ポケモン図鑑

ジムバッチケース×1

 

 

 

俺のリュックサックの中身を、ポケモン図鑑の操作項目で確認して、フレンドリィショップから出た。

 

フレンドリィショップから、全員が出てくるのを確認して、一同は、兄貴とルインさんの先頭に、また道を歩いて行く。

 

「正面のゲートをくぐった先が、110番道路だ。

ある程度のマップは、ポケモン図鑑の機能のひとつにあるから、確認しておくといいだろう。」

 

「フレンドリィショップの雑誌に、その地方、街の詳しい情報を詳しくまとめたものもあるから、それを買ってみるのもいいわね。」

 

二人の話しを聞きながら、俺達は、カイナシティの出入り口ゲートをくぐって、外のフィールドに出て、近くの草むらのあたりに集まった。

カイナシティ内から、ガードレールのようなものは無いが、車の道路が伸びていて、まばらではあるが車の姿も見えていた。

 

「基本的に、街間の移動は、タクシーか、バスを利用する事が多い。

道沿いは、温厚で、道路へ飛び出してくるようなポケモンはほとんどいないぞ。

まあ、そういうロールワークを受けているなら別だが、基本的には安全に移動ができる。」

 

「原作嗜好のプレイヤー達は、徒歩や自転車での移動もするけど、ほとんどの人は、洞窟や、森の中に用がなければ、車移動が楽よ。

バスなら、街間の移動なら一律500pmだから、あまりお金の心配も無いわ。」

 

俺達が、道路を見ているのを見て、話してくれた。

 

「みてわかる通りに、フィールドには、ポケモン達が沢山見えるが、PMOでは、すべてのポケモンが、シンボルエンカウント方式だ。

よほど人懐っこいか、攻撃的でもなければ、基本的にポケモン達は臆病で、隠れている。

草むらの中、水中、木々の枝にも、ポケモン達は見つけにくいだろうが、目をよく凝らして見つけてくれ。」

 

「主な、捕獲方法は3つね。

まずは、通常の『バトルゲット』。

隠れている、または、攻撃的なポケモンに対して、ポケモンが入っているモンスターボールを投げて、自分のポケモンに弱らせてもらって、モンスターボールを投げ、捕まえる方法よ。」

 

「ポケモンが入っているモンスターボールを、戦わせたいポケモンの方に投げれば、システムが判断して、自分のポケモンは、モンスターボールから空中で、その相手のポケモンとある程度、戦いやすい場所に現れて、その反動で、モンスターボールは、自分の手元に戻ってくる。

 

①『ポケモンへモンスターボール投げる。』

       ↓

②『ポケモンが、モンスターボールから出て、モンスターボールが戻ってくる。』

       ↓ 

③『戻ってきたモンスターボールを、キャッチして、腰のスロットに納める』

 

この一連のモーションは、システムアシストによって、自動で体が、動いてくれる。

もしも、このシステムアシストの違和感がすごくて、システムアシストを切りたいならば、メニューウィンドウのログアウトの下のシステムから、一応切る事はできるが、戦いの最中にあたふたしたくないならば、システムアシストに慣れておいたほうがいいぞ。」

 

「戦いが始まったら、、ポケモン達の横あたりに、普段は見えない白い枠内に緑色のバー表示が見れるようになるわ。

これは、ポケモン達の体力ゲージよ。

今、あなた達がポケモンを腰につけているけど、その状態で、ポケモン達の様子を見てみなさい。

モンスターボールの赤いパーツは半透明で、うっすらと透けているから実際に体力ゲージが確認できるはずよ。」

 

と、言われて、腰のモンスターボールのナエトルを見ると、確かに、小さくなったナエトルがモンスターボールの中心で、時間が止まったかのように微動だにしていないが、その体の近くに、緑色の体力ゲージが確認できた。

 

 

 




神薙改式さん誤字報告ありがとうございました。
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