遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます!
「さあさあ、賢治君も勇斗君も、もっと飲んで飲んで! いやぁ、僕にも息子が出来るなんて夢みたいだよ! ママー、まだお酒あるかい?」
「待っててー、今持っていくから!」
ダイワ家に到着して数時間、俺はパパさんに付き合わされ、賢治さんと共に飲み始めていた。まだ一時間も過ぎていないのにも関わらず、既に賢治さんは泥酔しており、パパさんも十本以上缶ビールを開けている。
スカーレット達女性陣はキッチンで後片付けをしており、楽しそうに話しながら手を動かしている。パパさんと賢治さんの惨状を誰も気にしてないとこを見ると、この二人は酒を呑むと毎回の如く今みたいになっているのだろうか。
一方で俺はパパさんのペースに合わせながら、体内のアルコールを気で中和させながら何とか意識を保っていた。俺も酒はあまり得意ではないのだが、パパさんが気分良く呑んでいるのを害したくはないからな。賢治さんが速攻でダウンした分、俺が最後まで残っていなくては。
「それにしてもメジャーがもう結婚かぁ……。時が過ぎるというのは本当に速いんだねぇ……。嬉しいんだけど、やっぱり寂しいなぁ。いつの間にか子供の時間は終わっていたんだね、賢治君みたいな良い男を捕まえてくるんだもん。賢治君には感謝してもしきれない……って、そういえば寝ちゃってたか」
パパさんがビール片手に思いを馳せる。変わった人ではあるが、娘を想うその顔は間違いなく父親の物であり、メジャーの幸せを心から祝っていた。しかし同時に娘が巣立っていくのに寂しさを感じているのが分かり、こっちもセンチメンタルな気持ちになる。
「メジャーの結婚、やっぱ寂しかったんすね、パパさんも」
「それはもちろん! 寂しくない父親なんていないと思うよ? 特に……メジャーはさ、体が弱かったからねぇ。今でこそ元気で居てくれてるけど、昔は本当に酷くてね。しかもトレセン学園に行くって言い出すんだもん、吃驚したよ……あの時は珍しくメジャーが頑固でね、「ママみたいにレースを走るの!」ってそればっかり。結局、僕達が折れて学園に行く事になったんだよなぁ……」
過去を懐かしむ様に優しい声音で語るパパさん。最初はぼんやりと聞いていた俺も、徐々にパパさんの声に惹かれて聞き入ってしまう。
「僕に似てメジャーは少し抜けている所があるだろう? それで余計不安だったんだけど……賢治君のお陰で杞憂に終わったよ。あの子にとって運命の出会いだったんだ、賢治君との出会いは。賢治君と組んでからのメジャーは最高に幸せそうだった、あの子のあんな顔は僕には引き出せなかったよ……」
(この人、自分が抜けてるの自覚あったんだ……。にしてもメジャーがここまで大切に育てられてたとは、そりゃパパさんも賢治さんの事信用するわな。今ぶっ倒れてるけど)
「そしてね勇斗君……君もそうなんだよ?」
「えっ?」
賢治さんを見ながら話していたパパさんが、今度は俺の方を向いてにっこりと笑う。
「メジャーが僕に似てるとしたら、スカーレットはママに似てるんだ。一人で全部やろうとして、他人に甘えようとしない。僕達が家に居ない事が多かったから、スカーレットが家の事やメジャーの事を率先してやってくれてね。そのせいかスカーレットは弱音を吐かなくなってしまった……僕達を不安にさせたくなかったんだろうね……。まったく、親として情けないよ」
スカーレットの事を語るパパさんの顔は後悔に彩られ、少しずつ声も弱々しくなっていた。確かに初めて会った時のスカーレットは色々と一人で背負い込んで、その重さに押し潰されそうな危うさを纏っていたのを覚えている。
両親が忙しいのは聞いていたが、こういう経緯で今のスカーレットが出来上がったのか。年のわりに大人びているが、子どもっぽいとこも沢山ある、俺の、大切な担当が。
「でも、そんなスカーレットも勇斗君には頼って、甘える事が出来た。テレビで一瞬しか映らなかったりするけど、それだけで十分分かるんだ……君の隣にいる時のスカーレットは年相応の女の子になっているってね。嬉しかったよ、この子もやっと素の自分を曝け出せる相手が見つかったんだって……!」
「パパさん……」
「だから、ありがとう。スカーレットのトレーナーになってくれて。君が一緒に居てくれたからあの子はここまで強くなれたんだよ。本当にありがとう、勇斗君」
丁寧に体を折って、俺に感謝を伝えてくるパパさん。この人はどこまでも娘を愛し、幸せを願っているんだな。だからこそ、自分では与えられなかった物をもたらしてくれた賢治さんと、俺なんかも優しく受け入れてくれるんだ。
最初、怖がっていた自分が恥ずかしいぜ。父親としてこれ以上素敵な人はいないとすら感じる。パパさんの家族になれる賢治さんが少し羨ましいぐらいだ。まあ、パパさんが変人だって事は間違いないけど。
「はい、追加のお酒持ってきたわよ……って、アンタ何で泣きそうになってるの?」
ママさんの代わりに酒を運んでくれたスカーレットが、俺を見てギョッとする。指摘されてやっと、瞳に涙が溜まっているのに気づいた。どうやらパパさんの話を聞く内に涙ぐんでいたようだ。
「ああ、気にすんな。久しぶりに親の愛情ってヤツを身に浴びて、感傷的になってただけだからよ」
「ふーん、アンタって意外と涙もろいのね。はい、これパパの分ね」
「ありがとう、スカーレット。あ、そうだ! 二人の結婚式は海外がいいな、パパは。メジャー達は国内だからね、スカーレットは思い切ってハワイとかいいんじゃない?」
「ブーッ!!」
「何言ってるのパパァ!?」
パパさんの不意打ちの発言に驚いた俺は、口に含んでいたビールを勢いよく吐き出し、隣で寝ていた賢治さんにぶちまけてしまう。スカーレットは顔を真っ赤にしてパパさんに食い掛かり、当の本人は呑気に酒を楽しんでいた。
メジャーもそうだったが、どうにもこの親子は俺とスカーレットをくっ付けるのが好きらしい。パパさんに至っては式会場に言及してくるなんて、ちょっと飛躍しすぎじゃろ。というかスカーレットはまだ結婚できる年じゃねぇし、そもそも付き合ってすらいないんですけど。
「アタシ達、まだ付き合ってもないから! 変な勘違いしないでよ、パパ!」
その事を俺が言うより早く、スカーレットが早口で訴える。そうだ、もっと言ってやれ。
「え〜そうなの? でもさ、スカーレットは勇斗君が好きで、勇斗君はスカーレットが好き。両想い〜って感じにしか、僕には見えないんだけどな」
「「えっ」」
パパさんは納得いかない様子で俺とスカーレットを指差し、それからハートマークを手で作りながら言う。俺達が両想いにしか見えないと。
(いやいやいや、んなわけないだろ! 俺がスカーレットを異性として好きなはずねぇ! 確かに、四六時中スカーレットの事は考えてるし、アイツと一緒にいると楽しくて言葉にできない幸福感は感じるし、命を懸けても守ってやりたいぐらい大切な存在ではあるが……! あれ……? これ、スリーアウトじゃね……? いや待て! スカーレット! スカーレットが俺なんか好きになるとは思えねぇ。そうだろ、スカーレット!)
パパさんに言われて気づきかけた真実に無理矢理蓋をして、俺は最後の希望であるスカーレットの方に首を回す。が──
「…………」
(なっ、なんじゃその顔はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?)
恥ずかしさからか伏し目がちで下を向くその顔は、照れて仄かに赤みがかかり誰がどう見ても恋する乙女の顔に他ならなかった。両手を前で組みモジモジしながら俺をチラチラ見てくるスカーレット。
パパさんに反論するでもなく唯々押し黙っている彼女に、こっちも恥ずかしくなって顔中が熱くなってくる。
「うん! やっぱりお似合いだね!」
この後、流石に居た堪れなくなったのか、スカーレットはそそくさとキッチンの方へと戻って行った。俺はというとスカーレットのあの顔が忘れられず、パパさんの話も酒の味も何一つ覚えていなかった。
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「ふいーっ、さっぱりしたー」
男三人の酒盛りがようやく終わり、俺は大好きな風呂の時間に移行していた。この家の風呂場は自分の部屋の物より広く、充分すぎるぐらいにくつろぐ事ができた。
ちなみに順番は最後だ。一番風呂は復活した賢治さんとメジャーが貰って行った。酔っていて一人が危険だったとはいえ、彼女の実家で共に風呂に入るとは、賢治さんも賢治さんで肝が据わっている。あと単純に女の子と風呂に入れるなんて羨ましい。俺も洗い合いっことかしてみてぇなぁ!
風呂に入って体はあったまったのに心は冷たくなるとは。微妙に悲しみを覚えながら、俺は湯船を出て体を拭き寝巻きに着替えた。喉が渇いたので脱衣所を出てリビングに向かう。水でも貰えないかな。
「あら、大神さんお風呂終わったのね。喉渇いてるでしょ、お水用意するわね」
「すんません、ありがとうございます」
リビングに行くと、一人ゆっくりしていたママさんが気を利かせて水を持ってきてくれた。何という気遣い、優しさの塊だ。
「他のみんなはもう寝たんすか?」
「ええ、流石に騒ぎ疲れちゃったみたいでね。お風呂の後、すぐに部屋に行っちゃったわ。ふふっ、久々にあんなに楽しそうなあの子達を見たわ! 来てくれてありがとうね、大神さん」
「俺も楽しかったですし、こっちがお礼言いたいくらいですよ」
受け取った水を飲み干して、ママさんに今日呼ばれた事に対して感謝を述べる。ママさんも疲れているだろうに、嫌な顔せず俺を待っていた事を考えると感謝してもしきれない。
「そういえば、まだ寝る部屋教えてなかったわね。付いてきて、案内するわ」
ママさんが寝室に案内してくれるそうなので後を追う。二階に上がり最奥の部屋にたどり着いた。
向かいのドアからは楽しそうな話し声が聞こえてくる。恐らく、メジャーと賢治さんの声だろう。あの二人一緒に寝んのか、すげぇな。
「じゃあ大神さんの部屋はここね。もう空いてる部屋ここしかないから、多少窮屈でも我慢してね。くれぐれも、この部屋以外で寝ようなんて事考えないでね!」
「はあ……分かりまし……た……?」
妙に念押ししてくるママさんに違和感を覚えるも、すぐに「私も寝るから」と言って自分の部屋に戻ってしまったため、質問をする事ができなかった。
まあ考えすぎかな。せっかくの厚意を疑う事もしたくないし、とりあえず部屋に入るか。そう思い、ドアノブに手を掛け扉を開けようとした瞬間、誰かがこのドアの向こうにいる気配を察知した。それも俺がよく知っている相手のものだ。
この時点でママさんの言葉の意図を理解した俺は、時戻しの大魔法とか練習しておけば良かったなと後悔の念に苛まれ、今すぐにでも逃げ出したかった。
中途半端に開けたドアをそのまましておく訳にもいかず、覚悟を決めて彼女の待つ部屋へと足を踏み入れる。
「あ……遅っ……かったわね……。さっ……さっさとこっち来なさいよ、アンタも……もう寝るだけなんでしょ……?」
「スカーレット……」
予想通り中には、枕を両手で抱き抱えたスカーレットがベッドに腰を掛けて待っていた。髪を下ろしモコモコのパジャマを身に纏った彼女は、普段よりもしおらしい態度で俺に声をかけた。
見回すと置いてある物は女の子らしい物ばかりで、この部屋の持ち主がスカーレットだと分かる。
ママさんはここで俺に寝ろと言っていた。つまり俺はスカーレットと共に一晩を明かさなければならないらしい……。どうして?
「なあスカーレット、俺ママさんにこの部屋に案内されたんだが、あの人が間違えたって訳じゃないんだよな?」
「うん……、アンタは今日、アタシと一緒に寝るの……」
「何でそうなったんだ!? おめぇだって嫌だろ! 俺と寝るなんて!」
「しょうがないでしょ! ここで寝ないとアンタが外で寝る事になるってママが言うんだもん! 仕方なかったの! アンタの為なんだから逆に感謝して欲しいわ!」
何故かママさんに脅されたって口振りだが、明らかに騙されていると思うのは俺だけなのだろうか。つーかあの人は何を考えているんだ。娘と付き合ってもねぇ男を一緒に寝させようとするとか、頭くるくるぱーなの?
「それに……」
「ん?」
「アタシは別に……そこまで嫌じゃないから……。アンタと寝るの……」
「〜〜〜〜っ!?」
その顔は反則だろ、なんでそんな艶っぽい表情してんだ。それに俺と寝るのが嫌じゃないって、何されても文句言えねぇぞ。
さっきのパパさんとの一件もあってか、余計に意識してしまう。この場に漂う雰囲気はヤバい、越えてはいけない一線を越えちまいそうだぞ。なんか下腹部に血が集まってきてるし、俺のちんぽこくん意志弱すぎない?
「待て待て待て! やっぱ駄目だって、こんなの! もう一回ママさんと話してくるから、お前は一人で寝ろ! いいな?」
苦し紛れにここから立ち去る理由を言い放ち部屋から出ようとするが、何故か怒った様子のスカーレットが詰め寄ってきた。スカーレットの鬼気迫る表情に圧倒され、俺は壁に押しやられてしまう。
そのままスカーレットは俺の顔の真横に手を伸ばし、体を近づけてくる。いわゆる「壁ドン」の態勢である。
「なっ、なんでい」
動揺しすぎて江戸っ子になった。
「アンタはアタシと寝るの嫌なの!?」
「いやっ……それは……」
江戸っ子になった俺を気にも留めず、視線を合わせてそんな事を言うスカーレットに俺はたじろいでしまう。
「嫌なの? 嫌じゃないの? どっち!!」
「いっ、嫌じゃ……ないです……」
スカーレットに気圧されてつい一緒に寝る事を肯定してしまう俺。それを聞いて満足したのか、スカーレットはベッドへと戻っていき掛け布団を被る。そして布団を腕で持ち上げると、空いたスペースをポンポンと叩き俺を招き入れる格好を取った。
ここまで来て今更引く事は叶わず、心を落ち着かせてからスカーレットの隣へと体を差し入れる。流石にスカーレットの方は見れないので、彼女には背中を向けているが。
「アンタも恥ずかしがる事ってあるのね、意外だわ」
「うるせー、恥ずかしくなんてないわいっ」
「ならこっち向きなさいよ」
「それは無理」
「どうして?」
「絶対……お前にエッチな事しちまうから」
「それは……まずいわね……」
自分の担当に本気で発情しちまうなんて、俺この先どうやって生きていけばいいんでしょうか。しかも相手は7つも年下だし、俺ってロリコンだったんだな。
スカーレットも俺の事を気遣ってか特に何も言及はしてこないし、むしろ他愛もない会話までしてくれていてありがたい限りです。でも、最初からこの状況にしてくれなかったらもっと良かったです。
スカーレットとどうでもいい会話を繰り返す内に、やっと冷静さを取り戻してきた。先程まで自分の理性を抑えるのに必死だったため気づかなかったが、このベッド、むっちゃふかふかである。
スカーレットがいて少し手狭なのを差し引いても、このベッドの快適さは尋常じゃない。今日はずっと気を張っていたから、もう眠気が限界だった。
「悪い、スカーレット……。俺もう寝るわ……」
「うん、今日はお疲れ様。ありがとうね、アタシの無茶いっぱい聞いてくれて」
「こっちこそ、ありがとな。俺もすげー楽しかったから……」
少しずつ意識が薄れていく中、スカーレットがモゾモゾと動き出し俺の背中にピッタリと体を密着させてくる。もう殆ど眠りかけていた俺はスカーレットの行動に反応できず、背中あったけぇなぁぐらいにしか思えなかった。
「ねえ、トレーナー……?」
「……ん……?」
「アタシがいつか1番のウマ娘になったらさ……、その時は……」
「………………うん」
スカーレットの声は心地よく、子守唄のように俺を眠りへと誘う。まだ彼女が話しているのに、俺の意思に反して瞼はゆっくりと降りていく。
「今度はこっちを向いて、ギュッってアタシを……抱きしめてよね……」
「…………ああ…………約束だ…………」
眠りながらも何とか振り絞って言葉を返す。スカーレットの言葉の真意を推し量る事はできなかったが、その時が来ればきっと分かるのだろう。
背中越しに伝わるスカーレットの温もりに感じた事のない幸福感と安心感に包まれながら、俺は今年1番の眠りについた。
「パパさん、ママさん、お世話になりました!」
「帰りも気をつけてね。メジャーとスカーレットはあんまり迷惑かけないように」
「はあ、寂しくなるなぁ。いつでも帰ってきていいからね、賢治君も勇斗君も! 君達はもう、僕らの家族なんだから」
一夜明けて俺達はお世話になったダイワ家から帰る運びとなった。色々と予想外の事が多かったが、パパさん達のお陰で最高に楽しい時間を過ごせた。
それにスカーレットとの距離もさらに縮まった気がするしな。思ってもいなかった方向にだけれども。
「お母さんもお父さんも元気でね!」
「お二人ともありがとうございました。お体にはお気をつけて」
「パパ、ママ、会えて嬉しかったわ。この一年、今まで以上に頑張るから、二人には見てて欲しい。アタシが1番になるところを!」
各々別れの言葉を告げて、車に乗車していく。スカーレットも動き出そうとするが、それをママさんに呼び止められた。どうやらまだ伝える事があるようで、スカーレットは両親に近寄って幾つか言葉を交わしていた。
「ねえ、スカーレット?」
「どうしたの、ママ?」
「次はトレーナーとしてじゃなく、彼氏として大神さんを紹介してね?」
「なっ!?」
「パパ的にはもう一押しで勇斗君は落とせると思うから、頑張るんだよ、スカーレット!」
「パパまで……。でも、わかった……アタシ、頑張るわ。必ず、トレーナーを捕まえてみせる!」
「うん、それでこそ私達の娘よ!」
なんかめっちゃ盛り上がってんな。流石に内容までは聞き取れないが、両親に気合いを入れられてるみたいだ。一瞬、俺の方を見たけど何話してんだろ。
運転席でナビの準備をしながら待っていると、話終わったスカーレットが助手席にやってくる。さっきまでの寂しそうな顔とは打って変わって、やる気に満ち溢れた表情をしたスカーレットに、何故か若干の身の危険を感じた。
「おめぇ、何話してたんだ?」
「ふふっ♪ なーいしょ!」
小悪魔のように笑う彼女にドキッとしまう俺。新年早々、彼女に振り回されそうな予感がしているが大丈夫だろうか。
平穏な一年を願いつつ、パパさん達との別れを惜しみながら俺達はいつもの日常へと戻っていった。