大洗整備士の名に懸けて   作:天空 海翔

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☆聖グロリアーナに負けたよ☆
抽選会、始まります!(急)


全国大会抽選会です!

大洗の路地で音楽を靡かせた重装輪回収車が走行する。アンコウ踊りだ。

彼女らは聖グロリアーナ女学院の試合に負けた事による罰ゲームとして大納涼祭りに参加、アンコウスーツと言われるピチピチな服装を全身に纏わせていた。

客観的に見てアンコウの提灯を手で表現し、軽快に踊るその催しは彼女らにとっては屈辱そのものだろう。

 

愛宕「勘弁してぇ…!!」

 

愛宕は涙目になりながらアンコウ踊りを行う、隣に居るみほは顔を真っ赤にしながら困惑した様子で踊っていた。まさかこれ程までに恥ずかしい催しを人前で行うのは予想外だったのだろう。

 

みほ「ふえぇえ…」

 

他の皆は決心していたのか、真剣な表情を浮かべていたが、会長はニコニコと笑みを浮かべながら踊っていた。試合に負けて、更には全身が派手にピンク色に染まっている恰好を晒しながら、うねうねと軽快なダンスを公衆の面前で披露するという屈辱を味わっているにも関わらず、笑っているのであった。

 

 

角谷「皆お疲れ~、どう?西住ちゃん、初めてのアンコウ踊りは。」

 

皆は校舎に一度集合してアンコウスーツから制服へと着替えていた。

 

みほ「え…えっと…恥ずかしかったです…」

 

先程の自分の姿を思い出したのか、頬を染めて縮こまる。

 

角谷「だよねぇ。」

 

沙織「だよねじゃないわよ、私達が予めアンコウ踊り教えてなかったら恥をかく羽目になっていたんだからね!!」

 

そこに沙織が交じる。試合後直前まではさっぱりとした表情を浮かべていたが、やはりアンコウ踊りが嫌いなのか。先程から不機嫌であった。

 

角谷「沙織さん達には感謝しているよ。所々間違えている所もあるけど、全部細かいミスだったし、逆に僅かな期間であそこまで踊れた事には正直ビックリしたよ。教えが上手だったんだねぇ。」

 

お世辞交じりの言葉を混ぜながら拍手した。

沙織は会長の態度にいけ好かなさを感じながらサッサと着替えを終えてしまう。

 

優花里「しかし、あの愛宕殿の作戦は敵も想定してなかったようですね。」

 

愛宕「いや、想定していなかったけど直前でバレちゃった。多分、戦車の数が少ない事で待ち伏せをしている事くらいは想定したんじゃないかな?」

 

麻子「流石準優勝校の隊長…頭が切れるな…」

 

沙織「あれ?じゃあみぽりんの作戦って、市街地の囮で撃破していったのがそれ?」

 

みほ「うん、それが私の作戦。実は由衣さんの戦車に異常が起きても良いように想定された作戦を実行した筈だったんだけど…」

 

愛宕「最後の隊長車の迎撃までが一連の流れだったけど、道路が封鎖されてて思っていた以上にギリギリまで追い詰められていたし、しかも土壇場で決められずに両方とも蓄積ダメージにより白旗上げて負けちゃった…」

 

華「ですが、準優勝校にあそこまで追い詰める事が出来たのは快挙と言えるのでは?」

 

沙織「そうよ!私達凄かったんだよ!!」

 

角谷「そうそう、だから次は絶対負けないように、努力しないとね。」

 

角谷が会話に割り込んで部屋を出て行った。

 

愛宕「次は…負けないようにしないと…」

 

--------------------

 

聖グロリアーナ女学院戦から時が過ぎて現在大洗チームは全国大会のトーナメント順を決める会館に足を運んでいた。

 

愛宕「へぇ、ここがトーナメント会場なのかぁ。」

 

愛宕は席にすぐには座らず辺りを見回す。その様子は遊園地に始めて来た子供の様にも受け取れる。

 

角谷「戦車道というカテゴリの中とは言え、乙女・大和撫子の嗜みとしても評されるからね。この会場にいる学校はほぼ全て強豪校だよ。」

 

と言いながら愛宕の隣の席にヒョイっと座る。河嶋先輩らもそれに続いて隣に座った。

 

司会らしき方が中央に鎮座するマイクに立ち、周囲を一度見回してから声を上げた。

 

「それではこれより、第63回、戦車道全国高校生大会の抽選会を行います!」

 

司会者がそう告げると、辺りの空気は騒々しさが一気に消え、無音に染まる。

 

「それでは各高校の代表者が順番にクジを引き、番号を読み上げて下さい。」

 

ガラガラとクジが入った箱が置かれた机が運ばれ、同じくマイクの隣に置かれた。

 

角谷「んじゃ愛宕ちゃん、くじ引き宜しくね。良いの引いてくるんだよ?」

 

ポンと肩に手を置かれた。近くに居た大洗一同は唖然としていたが(特に河嶋は怒りで染まっていた)愛宕は言われるだろうと思いましたと言わんばかりの笑みを浮かべた。

 

愛宕「はい、頑張って良いの引いてきます。」

 

そう言って席を立ち、列としてはプラウダ高校の隊長の後ろに付き、壇上に上がった。

 

その頃には大方の高校の並びは決まっていた。愛宕はどの高校が強豪校なのかは全く知らないので、出来る限り良い方を引けたら良いなぁと呆けていながら進んでいた。

前の隊長がクジを引くのに苦戦をしていたので、抱っこして上げたらワナワナと身体を震わせながらクジを引き、降ろしたら挙句の果てには感謝しながら怒って壇上を去ってしまった。

 

愛宕「解せぬ…」

 

小さく呟いた。子ども扱いはしてなかったつもりだが、プライドが高いのだろうか。

 

「次、大洗女子学園!」

 

自分の番だ、引く覚悟は出来ている。いや、どんな結果になったとしても、私は決してめげない。そう心に決めたのだ。ならば、引くのは…今!!

 

箱に手を突っ込み、ガサガサと紙を漁る。緊張しているのか紙を取るのに時間が掛かってしまったが、何とか取る事が出来た。

 

愛宕「さぁ、戦車道の神様、私に微笑みを!!」

 

観客席の方を見ると同じく両手を中央に合わせて祈っていた(麻子は寝てたが)

みほさんと角谷先輩は私をじっと見つめていた。私はすぐさま紙の方に視点を下げた。

 

紙を開き、番号を告げた。

 




投稿遅れて本当に申し訳ないです!
近頃はゲームに熱中になってまして(主にバイオ)ホラー耐性の為に始めたのにほぼ全作品(アウトブレイクやベロニカはやってない)通してやる事になるとは…。
しかも今年最終章第4話ですって!?見に行かねば…(ド田舎住み)
マリオの映画も面白かったですわ!何度も見ますわ!バイオは無かったので見てないですわ!!
最 悪 で す わ ! ! !

次回もお楽しみに!
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