「おい、真崎。随分と上機嫌だな。
何かいい事あったのか?」
「ん? ほら昨晩、面白いモノがあったろ。
その場にいたのさ。」
「あぁ。巨人が2人現れたってやつか。
やっぱり、生で見ると違うのか?」
「もちろん。(それに回収も出来たしな。)」
その男の懐には、昨晩現れた巨人と思しきレリーフのハイパーキーがあった。
俺の名前は真崎大吾。転生者だ。
なんか聞いた事あるような名前だが、関係あるのかは知らん。
ただ、この世界が『ウルトラマントリガー』だってのは分かってる。
マナカケンゴと同年代のようで、劇中で示された出来事は確認出来たからだ。
まあ、そんな事は置いといて。自慢話をしよう。
なんと俺は、金持ちの一人息子なのだ。
羨ましいだろ〜!
金持ちの息子になったら、何をするか?
働かずのんびりとする、ニート三昧?
アニメ等ばかりに時間を費やす、オタク三昧?
デブになっても食いまくる、食い三昧?
俺が選んだのは、スポーツ三昧だ。
道具を買い揃えて、やりたいだけやったら、別のに手を出す。
という金持ちじゃなきゃ気遅れするものだ。
何せ、前世じゃ不健康な生活を送るオタクで、文字通り死ぬまでオタクとニートやってたからな。
せっかくだから運動の方を選んだ。
女の子がスポーツをするアニメを沢山見たから、一種の聖地巡礼の感覚だ。
まあ、運動で消費した分は、食い三昧したけど。
ギターやったり、剣道やったり、銃撃ったり、好き勝手やってた俺が今何をしているか?
それはTPUの隊員だ。
別に正義に目覚めたとか、怪獣と戦いたいとか、そんなんじゃない。
目的はただ一つ。
ティガの光に触れる事だ。
キリエロイド戦で登場したティガは、シズマ会長の光?とかいうモノらしいが、
霧散させるには惜しいと思わないか?
俺は思った。
それに、TPUに入る前のある日、枕元にブランクキーがあったんだ。その時に理解した。これが転生特典とかいうやつなんだと。*1
幻騒ぎがあった後、俺は休暇を申請しておいた。
そしてあの日、飛び立つティガに最も近い屋上で待機した。
ドンパチのど真ん中だから肝が冷えたが、その価値はあった。
何せ平成と令和のティガの共闘だ。これだけでも鳥肌もんだ。
その上、目的の物まで手に入った。ティガの光だ。
ティガが飛び立ち光となる瞬間に、見事的中させたのだ!
多分誰にも気づかれてない!(正直、弓形に落ちていったキーを探すのは、心が折れかけた。)
まぁ、手に入ったのは不完全の状態だったらしく、銀単色だったみたいだけど。
当然っちゃあ当然だけど、消えかけだったからなぁ。
これじゃあ、ティガっていうより、グレイ(両手を引かれる異星人のあれ)だよ。*2
目的の物は手に入れたし、どうしようかなぁ。
TPUを続ける理由もないしなぁ。
父さん達はTPUで出世してほしいみたいだけど。
「トリガー!お前に決闘を申し込む!」
おっ。あれか。
せっかくだし、首突っ込むかな。
《ダーゴンside》
その男は突然出てきた。
「話は聞かせてもらいました。」
「うぇっ!どうしよう、アキト!」
「こっちに振るな!」
?
「何故、同様している?」
「一応、現在は敵対していますからね。
仲良くしていると、在らぬ疑いをかけられる事もあるのですよ。」
「そういうものか。」
「あれ? 普通に話してる?
あのー、もしかして、知り合いだったり?」
「いえ。先程の会話が聞こえていただけですよ、トリガーさん。」
「それはそのえーと」
「まあ、お気になさらずに。
そんな事より、決闘をなさるのでしょう?
先程の呪い?ですか?アレ対策で私はダーゴンさん?の中にいた方良いと思うのですが。
ヒジリ博士、ハイパーガンとガンQキーを頂けますか?」
「なんで手を貸す?! この場の全員と初対面だろ?!」
「"敵が減る"というのは、大きなメリットですから。」
「そうか。……わかった。頼む!」
「承知しました。」
「行くぞ!トリガー!」
「来い!ダーゴン!」
「喜んでいられるのも今のうちだよ!」
「くっ。カルミラめ。我が最後の願いさえも・・・踏みにじるというのか!」
まあ、そう来るよね。 【ブーストアップ! バキューム!】
お掃除、お掃除。 不自然な動きをしている部分を吸えばイケる筈。 ・ ・ ・ こんなところかな?
|
「はぁ、はぁ。感謝する。これで戦える。」
「大丈夫ですか? 活性化しないと分からないとはいえ、結構消耗させてしまったと思うのですが?」
「十分だ。この恩は忘れない。」
「忘れても良いので、死なずに仲間になってほしいですね。」
この人間もまたそうだということか…。
「行くぞ、トリガー!勝負はこれからだ!」
《side out》
「ハァ!」
「テァ!」
「くっ。 我の負けだ。
これからは共に戦おう、トリガー。」
(そして、ユナ、アキト、ダイゴ。)
「ダーゴン……。うん。よろしく!」
トリガーがダーゴンの手を取ろうとした時、ダーゴンは背後から光剣で貫かれた。
「グハッ!」
「そんな事、許すとでも思ったのかい!」
「カルミラ!」
【ブーストアップ! バキューム!】
(唐突に出て来るなよ。嫌がらせぐらいにはなるか?)
「ん? 大した事は無いけど、煩わしいねえ!」
「うわっー!」
巨人の光鞭により、人間は容易く吹き飛んだ。
「ダイゴ! ふんっ! はあっ!」
ダーゴンは、光剣で貫かれながらもカルミラを吹き飛ばした。
「ダーゴン!傷が!」
「すまないな、トリガー。我はここまでらしい。
お前たちが受け入れようとしてくれた事…決して忘れはしないぞ……」
人の強さを知った巨人は、闇へと変わり霧散した。
「人間に歩み寄った奴の炎は最悪の味だよ」
「カルミラー!」
退院したら、もう最終回終わった件。
まあ、下手すりゃ死んでたから、当然だったけど。
見たかったなぁ、最終決戦。
あっ、そうそう。
ダーゴンの件に首を突っ込んだ甲斐がある件があったんだった。
一つは、キーに色が着きました!ティガに赤いラインが入ってた!
ダーゴンの中に居たからかな?
これが"情けは他人の為ならず"ってヤツだね!*3
ダーゴンの事を思い出すから、素直に喜べないけど。
もう一つは、スパークレンスモードが解放されました!
カルミラの呪詛を吸い込んで、カルミラのエネルギーも少し吸い込んだからかな?
そう考えるとなんかバッチいな。
博士にそれとなく聞いたら、「その機能が付いた物を渡す理由があるか?」って言われたから、最初は無かったのは間違いない。
とりあえず、これで変身もできるようになったけど……どうしようかな。
もう使う機会なんて無いだろうし。*4
とりあえず、仕事を頑張るか。
・ティガハーフ
紫部分が銀色のティガ 総エネルギー量が半分しかない。(ダーゴン同化前は1/3)
タイプチェンジ無し。