僕のヒーローアカデミア-プレデター襲来- 作:サンショウウオ愛好家
「グチャグチャに殺してやる!やれ脳無!」
死柄木の命令を受けた脳無は乱入者に向かって走り出した。
ゴオッ!
恐るべし破壊力を持った拳が襲いかかる。その攻撃に対し、乱入者は二本の剣を体の前でクロスさせ拳を受け止めた。しかし・・・
バゴオンッ!!
全ての力を受け止めきれず、乱入者は激しい音を立てながら吹き飛び、凄まじい音と共に壁に打ち付けられてしまった。
ジジジ・・・
壁に打ち付けられた衝撃か、透明化が解け電子音をたてその異様な姿を露にしていく。乱入者は全身の透明化が解けたタイミングで起き上がり、二本の剣を構えた。
「あの攻撃を食らっても生きてるとかどれだけタフなんだよ!?脳無!早くあいつを殺せ
!」
死柄木の命令を受けた脳無は再度乱入者に向かって走り出す。しかしそれと同時に乱入者も脳無に向かって走り出す。脳無は拳を振り上げ、乱入者は剣を構えて走る。そして両者距離が縮まり、脳無が拳を振り下ろした瞬間──
ヒュッ ザンッ!
乱入者は振り下ろされた腕を片手の剣で切り離し、脳無の股の下にスライディングした。そしてもう片方の剣で脳無の右足を切り離した。この攻撃により脳無は再生にかかる数秒の間、地面に足をつくことになった。その隙を見逃さず、乱入者は脳無の背中に剣を突き刺し張りついた。それと同時に脳無が立ち上がり、乱入者を引きずり下ろそうと手を伸ばした次の瞬間──
ドギュウン!! ドギュウン!! ドギュウン!!
脳無の体に無数の青いレーザーが打ち込まれた。脳無が振り払おうとするが、うまい具合に避け、離れはしなかった。このとき乱入者は、ゼロ距離から連続でレーザーを連射し、再生する間も与えず殺そうと考えていたのだ。しかし、撃っても数秒後には完全に再生し、弱る様子も無いため背中から剣を引き抜き背中から離れた。脳無から距離を取り、どんな方法で狩ろうかと考えていると、背中に悪寒が走りその場を飛び退いた。そしてさっきまで自分がいた場所を見るとそこには・・・
「オイオイ・・脳無に夢中で俺らの事を忘れんなよ・・・」
そこにいたのは黒い霧から体を出していた死柄木だった。乱入者は剣を構え直ぐ様殺そうとするが、後ろから猛烈な殺気を感じ反射的にその場から飛び退いた。ドゴオンッ!という破壊音が鳴り、その場を見るとそこにいたのは地面に拳を突き刺した脳無だった。
「俺は黒霧の個性で何処からでもお前を攻撃できる。さっきまではお前のターンだったが、
今からは俺らのターンだ!」
そう言うと死柄木と脳無は挟み撃ちになる形でジリジリと距離を詰めてきた。
誰もが見ても絶対絶命──・・・その筈だった。
距離を詰めた脳無が殴りかかった瞬間、乱入者は腕に装着しているガントレットを脳無に向け、そこからネットを発射した。脳無はそのネットにもろに直撃してしまい、壁に貼り付けられてしまった。突然の事に呆気にとられる死柄木に向かって剣を振りかざした。
「ガッ!」
いきなりの攻撃に対応出来ず、肩から腹まで切られてしまった。
「死柄木弔!!」
すると黒い霧は人の姿に代わり、死柄木に応急処置を始めた。そんなものなど放っておいて、乱入者は張り付けになった脳無に向かっていった。ネットにより張り付けにになった脳無はネットにより肉が刻まれ、そのつぎに再生しまた切り刻まれるといったサイクルを繰り返していた。そして脳無の前に立つと、腕のガントレットから50cm以上はあるであろう刃が飛び出した。そしてその腕を脳無に───突き刺した。そして体の中にあるお目当てのものを掴むと、一気にそれを引き抜いた。それは脳無の頭蓋骨がついた脊髄であった。乱入者はそれを片手で持ち、天に掲げた。
「グオオォォォ!!!」
乱入者は獣のような、それでいてどこか誇らしげな咆哮を上げた。
バアァン!!
そしてその咆哮に答えるかのようにUSJのドアが吹き飛んだ。
そこにいたのは───
「もう大丈夫」
平和の象徴、最強のヒーロー
「私が来た」
No.1ヒーロー、オールマイトだった。