僕のヒーローアカデミア-プレデター襲来-   作:サンショウウオ愛好家

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書いたのに

消しちゃったよ

絶望だ

byサンショウウオ愛好家


第2章 三つ巴戦争
第7話 蠢く影


世間を騒がせたUSJ事件。それから数日後、雄英高校では襲撃犯であるヴィラン連合の情報共有が警察とヒーローで行われていた。

 

「死柄木という名前と触れたものを粉々にする"個性"・・・20代~30代の個性登録を洗ってみましたが該当者なし。ワープゲートの黒霧も同様です。無戸籍かつ偽名・・・いわゆる裏の人間」

 

「何もわかってねえって事だな・・・早くしねえと、死柄木とか言うやつの銃創が治ったら面倒だぞ」

 

何もわかってないことに苦言を漏らすスナイプ。そしてその横でオールマイトが小さく呟いた。

 

「主犯か・・・」

 

「何だいオールマイト?」

 

「用意は周到にされていたにも関わらず大胆な襲撃。そして、突然それっぽい暴論をまくしたてたり、自分の個性は明かさないわりに脳無とやらの個性を自慢気に話し、結果自分の思い通りにいかないと露骨に気分が悪くなる!」

 

「"もっともらしい稚拙な暴論"、"自分の所有物を自慢する"。そして全てが自分の思い通りになると思っている単純な思考」

 

ここでオールマイトは言葉を区切る

 

「今回の襲撃から見えてくる死柄木の人物像は、幼児的万能感の抜けきらない"子供大人"だ」

 

「"力"を持った子供ってわけか!!」

 

「逆に言えばまだ成長する余地があるということ・・・」

 

「・・・考えたくないですね」

 

ここで塚内が手を叩いて話しを中断させる

 

「さて、ヴィラン連合の考察も大事だが、それよりも重要なことがある」

 

塚内は会議室の全員を見渡して告げる

 

「今回の襲撃に乱入したヴィラン・・・いや、"首狩り"の事だ」

 

"首狩り"その名がでた途端、部屋の空気が一気に張りつめる

 

「今回奴が殺害した人数は、今回襲撃に参加した72人の内32人が殺害された。それに加え、奴の虐殺と脳無殺害を見ていた生徒では、精神に激しいダメージを受けた生徒もいる」

 

「これで奴の被害に遭った者は50人以上だぞ・・・!」

 

「一体どれだけ殺せば気が済むんだ!」

 

「それで、他に情報は有るのかい?」

 

ヒーロー達が激しい憤りを覚える中、根津校長は冷静に問う

 

「はい。オールマイトが吹き飛ばしたと言う情報のもと、周辺の雑木林を捜索しましたが、首狩りの物と思われる血痕と落下跡が残っているだけで、現場から逃走したと思われます」

 

「そうか・・・」

 

「私があの時投げ飛ばさず、室内で捕らえていれば・・・」

 

「過ぎた事を悔いても仕方ないのさ!それよりもこれからどう対策をするか考えるべきなのさ!」

 

自分の過失に悔やむオールマイトを根津が明るく励ます

 

「そして、現場に残された血痕と脳無殺害に使ったワイヤーを回収し、身元を割り出そうとしたのですが・・・」

 

「?何か問題があったのかい?」

 

「回収した証拠品と共に、首狩りに関する捜査権の全てを公安が持っていきました」

 

「なっ!?」

 

「そして、今後首狩りに関する捜査は公安と、公安直属ヒーローのみでしか行われないとの通達も・・・」

 

「おいおいおい!いくら凶悪ヴィランと言っても、そこまでするものか!?」

 

「一体何が目的なんだ!公安は!」

 

 

 

 

 

ヒーロー公安委員会本部ビル

 

日本のヒーローの心臓部であるここの最上階にて、とある密談が行われていた

 

「どうもっす」

 

そう言いながらドアを開けて入ってきたのは、No.3ヒーローであるホークス

 

「入るときはノックぐらいしなさい」

 

「すんませんね。で、何です?新しい任務って」

 

「近頃殺し回っている奴よ」

 

「首狩りっすか?また面倒な・・・」

 

「今回は殺しではなく生け捕りよ。あと、なるべく奴の装備も壊さずに」

 

「はぁ!?もっと面倒じゃないっすか!」

 

「そう言うと思ってね・・・今回は難易度共に危険度が今までの比じゃないから、特別に助っ人を呼んだわ・・・入りなさい」

 

その言葉と共にドアが開き、複数の公安委員と共に一人の人物が入ってきた

 

「ッ!あなたは!?」

 

 

 

 

 

 

何処かの地下

 

薄暗い研究室の中、小太りの老人と顔の無い男は強化ガラス越しにあるものを見ていた

二人が見ている先には、五人の男女と、USJの時よりも巨大な脳無に人の掌のような形をした生き物が尻尾を首に巻き付け、顔に張り付いていた

 

「個性を複数所持させ、廃人化した者と、ハイエンド脳無一体に寄生させる・・・なんとまあ恐ろしいものじゃわい。しかし良かったのか?あんな強個性を大量に与えて?」

 

「培養したのがあるから問題ないよ。それに、今回の計画はこれだけの強個性以上の価値を持っている。・・・おっと、そろそろだね」

 

その言葉を聞いて中を見ると、脳無の顔からあの生き物が外れていた。そして、腹の下で何かが動いている。最初は内側からゆっくり押す程度だったが、次第にそれが強まり、口や腹から血が出てきた。そして、ついに"それ"は腹を突き破り出てきた。

人間のような歯、黒く筋肉質な体、人間の腕のような形状をした頭部。およそ既存のどの生物にも当てはまらない未知の生物がいた。

 

 

      「キシャアアアアアアアァァァァッ!!」

 

その生物は、天を仰ぐとおぞましい産声を上げた。  

そして、その声に応じるかのように、残りの男女の腹からもそれは出てきた。

 

 

「シャアアアアアァァァ!!」 「ブルアアアアアァァァ!!」 「シュアアアアアァァ!!」

 

 

薄暗い研究室に、幾つものおぞましい産声が木霊する。 

 

「ついに産まれた!脳無を越え、魔王の兵に相応しい最強の生物が!!」

 

この禍々しい生物の誕生に、魔王は楽しげに笑う。

 

 

何処かの地下で、絶望が産声を上げた。

 

 

 

 

 

 

 




今回もお読み頂きありがとうございます。
寄生先の特性を引き継ぐゼノモーフの特徴を利用して、一体をハイエンド脳無に寄生させました。なので、このゼノモーフはオールマイト並みのパワーを持っています。そして、何故全てに寄生させなかったかと言うと、単純にハイエンドの数が足りなかったからです。まあ、他の5体はマキア並みに強個性を叩き込まれているから十分強いんですが(笑)。これからは今までに無い新しいエイリアンを書いていきたいと思ってます。また、6体のデザインも投稿出来たらと思っています。乞うご期待ください。
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