頭がおかしい二人が大洗にいるだけ   作:普通の暇人

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夏休みファンクラブ!


13話

あの子達が食べ終わり、俺は教室に戻ってきた。

とりあえずLINEが来ており、あの子から今日着くと連絡が来ていた。

昨日電話かけてきたのに今日着くのか。

早すぎて絶対家とか借りてないよな。俺の部屋に住みつきそうではある。それは別に良いけどさ。

さて、ここから授業がまだあるのだが…受けるのめんどくさいな。

 

「羽黒は居るか?」

 

多分教師が入ってきて、ドアの前で言う

 

「羽黒は俺だがどうした?」

 

「なんか来たから対応してくれ」

 

「随分と疲れてそうな顔してますね」

 

「おう、来た奴がキチガイすぎてよ。なんか銃向けてきたぞ」

 

「じゃあ、あいつか」

 

「それで分かるのやばいだろ。それじゃあ一階にいるから対応よろしく。何ならそいつを連れて帰ってくれ」

 

「帰っていいんです?」

 

「構わん。校内で発砲される方が困るわ」

 

なんかこの教師が可哀想になってきたので早めに、一階に行くことにした。階段を降りていくとそこには…昨日電話した部下がいた。

やっぱ問題児しかいないのか。

 

そんな紫苑は俺を見ると目の前まで来た。

 

「隊長、お久しぶりです」

 

「久しぶりだな。てか来るの早くないか?」

 

「ちょっとでも早く隊長に会いたかったからだよ」

 

「そんな所でストイックに動かなくて良いのに」

 

「そんな事よりも、隊長頭撫でてよ」

 

「君は本当に頭撫でられるの好きだね」

 

そう言い俺は紫苑の頭を撫でる。目を細めて気持ちよさそうにするので多分こいつは猫だろう。

 

「それでこのあと、紫苑はどうするんだ?」

 

「隊長について行くよ」

 

「なら、家は決まったのか?」

 

「僕がそんな早く決まると思う?」

 

「うちに住もうとしてるよね?君」

 

「うん、住もうと思ってるよ」

 

「紫苑は…何言っても無駄か」

 

無敵すぎるよね。昔からこうだったから慣れたけど。

側から見たらほぼジャイアンと遜色ないと思う。

 

「じゃあ、その荷物を置きに家に行くか」

 

「うん、これから同居だね」

 

「早く自立してほしいけどな」

 

「僕が一人で生きていけるとでも思う?」

 

「実家に帰りなさい」

 

「実家には数年帰ってないよ。何なら兄なんて連絡取らずに2年ほど経ったよ」

 

「俺も軍に入ってからは鳥山には会ってないな」

 

「普通に高校は行ってるみたいだよ」

 

「まともになったな。あいつが」

 

「そうだよね。僕もびっくりだよ」

 

「とりあえず一旦家行くか?」

 

「お邪魔するね」

 

紫苑が来る事が、確定したので、俺たちは家に向かった。

…布団もう一セット買わないとな。

後は生活用品も住むなら買わないといけないし、結構めんどくさいっすね。

 

 

俺の家に着いてまず、紫苑はまず持ってきた荷物を広げていた。

 

「隊長の部屋物なさすぎじゃ無い?」

 

「ベットと机さえあれば何とかなるからな」

 

「あれだよね。家電は最初からついてるタイプでしょ?」

 

「そうだな。最初からついてたな」

 

「ねぇ、後で何処か買い物行こうよ」

 

「ベッドか布団も買わんと行けないしな」

 

「え?隊長と一緒になるから要らないよ?」

 

「なぜそんな発想になるんだ?」

 

紫苑の事だから本当に一緒に寝ようとしてきそうなので怖い。

昔はこんな感じじゃ無かったのに、どうしてこうなってしまったのだろうか。

 

「紫苑は今幸せか?」

 

「うん、幸せだよ」

 

「なら良かった。昔よりは幸せそうで」

 

「色々あったからね。ここまで来るのに」

 

「実家を完全に出るなら、俺の実家に勝手に行っても良いぞ」

 

「隊長といるから大丈夫、死なば諸共だね」

 

「まぁそれでも良いか。何言っても居そうだしな」

 

「流石、わかってるね」

 

荷物の整理も終わったようで、今は俺の隣に座っている。

てか今日は柳田に全然連絡してないな。

明日の予定とかちゃんと送っておくか。

 

「そろそろ、ホームセンター行くか?」

 

「うん、行こうよ」

 

「なら行くか、とりあえず財布あれば良いでしょ」

 

「僕は準備完了だよ」

 

「さて、行くか」

 

 

俺たちは家を出てホームセンターに向かった。

やっぱ何でも1店舗で揃うのが楽なので、北海道の時も何かあった時は毎回行っていた。

 

「なんかこうやって歩いていると、北海道にいた時みたいだね」

 

「何年前の話をしてるんだ?まぁ確かにそうなんだがな」

 

「あの時もメンバーは何してるんだろう」

 

「紫苑は別にメンバーじゃ無かったけどな」

 

「僕が入る前に無くなったからね」

 

「あれはそもそもあんなに長く続けるわけじゃ無かったからな」

 

「でも僕が入るぐらいまではやっても良かったじゃん」

 

「他の人をリーダーにしても良かったんだけど、誰もやりたがらなかったからな」

 

「隊長が辞めるならってみんな抜けていったからね」

 

「せっかく優勝もしているのに残れば良いのにな」

 

「隊長が居ないと意味ないからね」

 

「そんな事もないと思うがな」

 

そんな会話をしていると、ホームセンターに着き中に入った。

初めてここには来たが、結構大きい。

まずは何を買おうかと、考えていたら見た事ある人達が目の前にいた。

 

「羽黒殿、ここで何をなさってるのでありますか?」

 

「普通に買い物に来ただけだな。君たちは?」

 

「やっほ〜戦車に欲しいものを買い物しに来たんだ〜」

 

「そうだったのか、クッションを履くのか?」

 

「そのつもりであります!」

 

「ちゃんと固定しないと滑り落ちるから気をつけろよ」

 

「隊長はやった事あるの?」

 

「やった事は無いがやってる奴は居た」

 

「その子は誰なの?もしかして!デート〜?」

 

「こいつは俺の後輩でデートじゃ無い」

 

「これってデートじゃ無かったの?」

 

「流石に違うだろ。何で紫苑とデートしないといけないんだ?」

 

そんな会話をしていると、いつも遅刻してる子が猫のクッションを抱き始めた。多分寝るだろあれ。

 

「寝ようとしてるよな」

 

「…猫はいい、いつでも好きな時に好きなだけねれて」

 

「それならその猫のクッションは戦車に持って行かない方が良いな。操縦中になるでしょ、君」

 

「えっと…羽黒さんは何を買いに来たのですか?」

 

「紫苑が暮らすために必要な物を買おうかなって感じだな」

 

「その方はどのコースを選んだのですか?」

 

「紫苑はまだ入学してないぞ。何なら今日、大洗に来たはずだしな」

 

「羽黒殿が呼ばれた案件でありますか?」

 

「そうそれ、その問題児がこいつ」

 

「僕は何もしてないけど」

 

「どうせ銃でも出したんでしょ」

 

「なんだか、大変そうですね」

 

「ほんとそれ、俺の言う事全く聞かないしな」

 

「僕は自分自身に忠実に生きてるだけだよ」

 

迷惑を掛けてないなら、別に否定はしないが、俺に迷惑を掛けまくってるのが紫苑である。

 

「君たちはこの後、何か買うものはあるのか?」

 

「後は100円ショップの方が安いかな〜でもスリッパとかはこっちで買った方がデキが良いよね〜」

 

「…スリッパ?…スリッパって何?」

 

「家とかで使うんじゃ無いか?」

 

「あのね、土足禁止にしない?戦車の中さ〜」

 

「えぇ………」

 

「この子達凄いな」

 

「流石に僕もスリッパって発想はなかったよ」

 

「だって汚れそうじゃない〜ねぇ?」

 

「まぁ汚れはするよな」

 

「…いや、スリッパはやりすぎだ」

 

「麻子っち〜なんでぇ?」

 

「スリッパだと、ペダルを踏む時に滑る。たぶん」

 

凄いまともな意見である。

毎日遅刻して怒られてる奴だとは思えないな。

 

「ふーん、そっか!ペダルとかハンドルとかブレーキとか、そこに関するものはいじらないんだね〜」

 

「弄ったら別物になりますよね」

 

「私も部品を弄るのは反対であります」

 

「じゃあさ、色とか塗り変えちゃおっか!」

 

「沙織さんはどの様な配色を考えてますか?」

 

「ピンクとか!スワロフスキーとかでデコったら可愛いと思うんだ〜」

 

「ダメです!絶対に!」

 

「流石に俺もピンクはやめた方が良いと思うぞ」

 

「戦車はあの質実剛健な、迷彩色が良いんですから」

 

「西住殿の言うとおりですぞ、あの迷彩が最高でありますので」

少しキマッた様子の秋山が言うのだが、この子戦車オタクだろうな。

それも重度の…。

隣の紫苑を見てみると秋山の顔を見ない様は方向を向いてた。

 

「そ…そう?うーん、じゃあやるなら中か〜」

 

「あ、芳香剤とか置きませんか?お花の香りの」

 

「…ベッドは入らないか」

 

「君は絶対寝るからダメだし、入らない」

 

「そうか、残念」

 

「本当に起きれる様にした方が良いぞ」

 

「そうだ!鏡とか欲しいよね〜外に出る時髪とか身だしなみとかぱぱっと直すのに!」

 

「沙織さん、多分鏡は割れますよ」

 

「確かに!華ちゃんの言うとおりだね〜、ならさドライヤーとか使えないかな?コンセントって付いてたっけ?」

 

「あの戦車にはないよ」

 

「コンセント無いんだ!あったらケータイの充電とかできたのな〜」

 

「ううん……それは、ちょっと……燃費悪いからないです」

 

「え〜なら自分たちで作るしか無いのかな〜」

 

俺たちはその後もずっと話しながら買い物をしてから別れた。

色々買ったから荷物が重いが紫苑に持たせる訳もなく俺が持っている。

少し距離あるんだよな家まで……頑張るか

 

 

 




昔ラノベ版を死ぬほど読んだ記憶があるね。
あの本何処いったんだろ
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