頭がおかしい二人が大洗にいるだけ   作:普通の暇人

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気づいても気づかないふりするのが一番


八話

「校内だから生徒がいるのは分かるけど、何か用なの?」

 

「…戦車…」

 

「戦車がどうした?」

 

「…戦車が欲しい」

 

「……は?」

 

「中佐、この人どうしますか?」

 

「なんで戦車が欲しいの?」

 

「……戦車道……」

 

「秋山がやってるやつか」

 

「中佐と私は戦車道選ばなかったですよね」

 

「なんなら何にも選んでないしな」

 

「それは大丈夫なんですかね」

 

「とりあえずこの戦車はあげられないから、他のところに行きな」

 

「………」

 

女の子は走ってどっかに行った。

喋るのは遅いけど走るのは少しばかり早いみたいだな。

 

「なんだったんだあの子は」

 

「さぁ?戦車道をやってる人に聞いてみれば良いんじゃないんですか?」

 

「確かにな、てか朝霧少将遅くない?」

 

「そのうち来ますよ」

 

「そうだな。もう少し待つか」

 

2分ほど待つと朝霧少将が戻ってきた。

何か呑気に煙草吸っているんだが、何本目なんだろうな。

てか山の中でタバコ吸うのはやばいけどな

 

「朝霧少将、タバコ辞めたらどうですか?」

 

「僕はこれが無いと生きていけないよ」

 

「カスですね」

 

「この人本当に終わってるんだよな」

 

「あれ?本当に僕上官だっけ」

 

「とりあえず、どうだった?」

 

「もうめんどくさいから、あそこのとこに置いておかない?」

 

「何でこの人少将まで上がれたんだ?」

 

「あ、それで思い出した。君達さつい最近上がったでしょ?」

 

「そうですね。私と中佐は上がりました」

 

「上から戦場に出たやつはもっと景気良くあげてと怒られたのでまた上がると思うよ」

 

「上がるよりも軍人を増やしてくれ」

 

もはやこの部隊もほぼ人がいない。

何の為に部隊があるのかさっぱり分からない状態になっている。

 

「それは大丈夫、来月あたりから採用していく予定らしいよ」

 

「それなら良いか」

 

「羽黒君の方は活躍している割に上がって無いらしい」

 

「上がっても責任が増えるだけなんですが」

 

「僕的にも、指揮してほしいから早く少将になって欲しいよ」

 

「まぁ考えおきます」

 

「なら、この戦車をこの建物の中に入れておこう」

 

「この距離なら羽黒君だけでもなんとかなりそうだね」

 

「単純に朝霧少将がめんどくさくて俺に投げてるだけでは?」

 

「そうとも言うね」

 

「ならじゃんけんで負けた人がやりますか?」

 

「そうするか」

 

そして結局じゃんけんに負けたのは朝霧少将だった。

洗車をしまってすぐに戻ってきたので、俺達はやる事がなくなってしまったため、外をふらふら歩いている。

多分授業を受けた方が良いだろうか、ここまでサボったらいっその事全て今日はサボろう。

 

「朝霧少将、そういえば矢島少将は最近見ないですけど、辞めました?」

 

「羽黒君に言ってなかったっけ、あの人は数ヶ月前に亡くなったよ」

 

「戦場に来てましたっけ?」

 

「普通に癌で亡くなってしまったよ」

 

「癌か。あの人も良い人だったんだけどな」

 

「中佐と私もいつ死ぬかわからないので人生楽しまないといけないですね」

 

「ならまず学校を辞めるってところからだな」

 

「辞められたら僕が困るから学校辞めないでね」

 

そんな会話をしながら歩いていたら前から戦車がやってきた。

多分戦車道の授業の練習なのだろうが、隣を結構なスピードで通り抜けていった。

まぁ悪いのはこんな森の近くを歩いている俺たちが悪い。

 

「荒い運転だね」

 

「朝霧少将がそれ言います?似たようなもんでは?」

 

「中佐、もう一台来ます」

 

「僕は引かれても良いとでも思ってない?」

 

もう一台の戦車が横を掠め通った。

あと少し右側を走ってたら危なかったが、慣れってのは怖いもので、

普通の人なら死ぬ程驚くが、皆んなピンピンしている。

戦車って要は中に人がいなければただの置き物。

近づければ、対戦車用爆弾で何とかなる。

 

「朝霧少将は帰らないんですか?」

 

「あれ?僕ってもしかして柳田君にも嫌われてる?」

 

「まぁ今に始まった事ではないな」

 

「それなら…良いけど、僕はもうこのまま帰宅するよ。特になることもないしね」

 

「本日はありがとうございます」

 

「思ってもなさそうだね。それじゃあ次来る時は車と新しい人を連れてくるよ」

 

そう言いながら、朝霧少将は正門の方に向かった。

車が来るのは良いが、新しい人は田辺以外に誰が来るのだろうか。

出来るならまともな奴が良いが…この日本軍に入って来る奴らは、良い奴らだが、何かしらあるからな。

 

「さて、この後どうしようか」

 

「とりあえず帰りますか?」

 

「そうだなここに居ても暇だし帰ろうか」

 

そして俺たちは家に帰った。

これ一日中授業受けてない人になってるが俺たちは本当に大丈なのか?




お久しぶりな気がしますね。
完全に忘れてました
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