(存在しない)死神の呪いを受けた青年   作:夜桜家の壁

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のんびり上げてきます。初めての小説なのでお手柔らかに評価してくださると嬉しいです。


別れと新たな出会い

高校1年が終わりに近づいた時に両親が亡くなった。そして私の家族はもう誰もいなくなった。もしかしたら遠い遠い親戚はいるのかもしれないがそのような可能性はほぼない。だからこれからはずっと一人で生きていくのだと思ってた。けどそうはならなかった。

 

 

「久しぶり。とりあえず色々話すのはメンタル的にまだ落ち着いてない様に見えるからやめとく。影月(えいげつ)くんの母さんから言われてたことがあってそれがまぁ何、こっちで引き取ってくれないかってことで

もちろん影月くんの考えを尊重はするし、正直生きていくことは出来る。でも知ってるとは思うけど影月くんと同年代の娘たちがいるから話し相手にはなると思うからこっちにきてみてもいいと思ってるんだけどどう?こっちにきてみない?」

 

 

意外と長かった。そんなのはどうでもよくて、この提案をしたのは夜桜さんの家の母親である夜桜さえさんだ。

「行きます」

私はその提案にすぐに同意していた。私自身もさえさんも驚いていた。私は幼い頃から親戚を亡くしていて家族が亡くなっていくことには悲しいとは思えどどこかで耐えられるようになってきたと思っていたがそんなことはなかった。または距離が近いからショックが大きかったのかも知れない。私は人肌を恋しく思っていたのかもしれないと思った。

 

 

 

突然だが私は動画投稿をしている。もちろん趣味程度なのでそんなに再生回数は多くない。まぁある程度はいるし大人になって収益をつけられたらちょっとだけのお小遣いは出るかもって位だ。それでも見てくれる熱心なファンはいてくれるため、少しの間休止することを伝えた。そしてすぐに私のスマホが震えた。

「びっくりした…あーそっか伝えてないじゃん」

私には動画投稿をするうちにとても仲良くなれた相棒とでも呼べる存在がいる。そしてスマホの通知には「相棒なんだから先に伝えてくれてもいいじゃん」といったことが書かれていた。その中には「詳しく説明が欲しい」とあったが流石に両親のこととかを話すのは申し訳ないと思うので「ごめん、少し内容が重くなるから出来ない」それだけ送っといて引っ越しの準備に集中するために電源を落とした。

 

 

 

それからまたしばらくの時間が経ち引っ越しの日になった。荷物は必要最低限のpcや着替えだけは車に乗せてもらうことにした。

 

「久しぶり、私のこと覚えてる?まぁ久しぶりっていっても3年前に会ったばっかだけどさ」

「いや、別に3年前にってばっかとは言いません。あとお久しぶりですね」

 

車の後部座席に座ったらすぐに声をかけられてボケられたのでツッコまずにはいられなかったけどこのボケたひとは夜桜椿さん。夜桜家の長女で私よりも3つ年上で大学生ながら仕事しているらしい。ボケたりしてたりするから普段の感じからは思うことないけどこの人天才寄りの人なんだよなぁ。

 

「聞いてる?まぁ聞いてない前提で話すね」

「一人で完結しないでください。でも聞いてないのはあってますので何も言い返せないです」

「やっぱり聞いてないのね。(姉さんって呼ばせようと思ったけど)まぁいいや勉強教えようか?」

「あーダメなやつだ‥絶対高2の範囲予習させてくる」

 

いや別にいいんだけどさ覚えやすく教えてくれるし。

 

 

 

そんなこんなで夜桜家に着いた。

 

「とりあえずpcとか車に一旦置いときな、先に部屋だけ教えるから」

「車で私少しの間だろうから待ってるよ」

「あ、ありがとうございます。では少し行ってきます」

 

「この階段上がって一番奥の左側だからとりあえずpc置くところ少し見て考えな」

「とりあえず端っこに置いとくのでpc持ってきます」

 

「pc取りきました」

「pc持ってきたかったら姉さんと呼んでくれたらいいよ」

 

は?え、えぇ…なにこの人もう良く分からん。いや別に姉さんって呼ぶのは出来なくはないよ。でもさ家族亡くなってまだ1ヶ月ぐらいの人に姉さんって呼ぶのはなんか違うじゃん。でも呼ばなければ何も始まらないので呼ぶことにした。 

 

「姉さん。これでいい?」

「普通はこんなにかわいい異性に姉さんって呼んでとか言われたら恥ずかしがるもんだと思うのだけれども」

「幼い頃からあってるのでその時から実質的な姉ですし、まぁpc持ってきますね」

 

 

そしてpcを自分の部屋となるところに置いてリビングに集まった。

 

「あと一人影月くんが会ったことのない子がいるからその子の自己紹介したら夜ご飯にするよ」

 

そうして少しのあいだ待つと何故か少し顔を赤くしてメイド服を着た人が来た。

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