次の日…翔達は、千束とたきなと共に任務に参加していた。地下鉄構内にてテロリスト集団が現れたため、その始末に当たっている。
千束「ッ!!」パンッ!パンッ!
タイクーン「おらよっと!!」ドゴォッ!!
テロリスト「がぁっ!?」
千束の銃撃に怯んだテロリストに、タイクーンがレイズシールドを用いたタックルをかまして捕らえる。
ギーツ「……。」ズギュンッ!
バシュッ!!
テロリスト「ぎゃああぁぁっ!!」
ギーツはマグナムシューター40X(ライフルモード)からレーザーを放ち、テロリストの足を貫いた。それをバッファとナーゴが捕らえる。
テロリスト「くそ…!!」
ダパーン「おんどりゃああああァァァァッ!!」ブオンッ!!ドゴォッ!!
テロリスト「「「どわああああぁぁぁぁっ!!?」」」
ダパーンのレイズチェーンアレイが強い衝撃を生み出すと、テロリスト達は一斉に吹き飛ばされた。
テロリスト「ッ!!」パンパンッ!!
たきな「ッ!?」
たきながテロリストに苦戦すると、ギンペンがレイズアローから矢を放ち、テロリストの銃を遠くへ飛ばした。その隙に、たきなはテロリストに向かって発砲、拘束した。
ギンペン「大丈夫か?」
たきな「はい、ありがとうございます。」
やがて、テロリスト集団はリコリスと仮面ライダーによって全員拘束された。
千束「ふぃ〜終わった終わったぁ…いやぁ、仮面ライダーマジ強いから頼もしいし、助かるよ!!」
ギーツ「俺達はある程度の戦闘経験を積んでいる、コイツ以外はな?」
タイクーン「えっ!?いやいや、俺だって中々頑張ってるだろ!?自分で言うのもあれだけどよ…」
ギーツ「あの程度ではまだまだだな。」
タイクーンに悪態をつくギーツだが、それ以外のライダーは彼を認めているようだ。
バッファ「俺は頑張ってるって思うぞ?幸喜、お前戦闘経験あるんじゃねぇのか?」
タイクーン「えっ…いや、無いぜ?」
ギンペン「初めてであそこまで動けるのか、大したものだな。」
タイクーン「俺さ、身体を動かすのが好きなんだよ。特にスポーツが良いよな。」
ナーゴ「良いことですよ!」
ダパーン「だな!努力は裏切らないって言うし!!なぁなぁ翔ちん、少しは幸喜を認めても良くねぇか?」
ギーツ「…お前らは甘い。グラブ・ジャムンよりも甘すぎるんだよ……」
タイクーンを養護する彼らを面白くないと思ったのか、ギーツはそっぽを向いている。
タイクーン「グラブ・ジャムン?何だそれ、美味いのか!?」
ナーゴ「それはインドのお菓子です。」
タイクーン「お菓子なのか!?だったら美味いんじゃ!?」
ナーゴ「ただ、非常に甘いので『世界一甘いお菓子』と呼ばれています…」
タイクーン「甘ったるいのか、それは嫌だなぁ……」汗
グラブ・ジャムンは、世界一甘いと言われているお菓子なのだ。ちなみに、一海達は食べた事があるのか…あまり良い反応をしていない。
バッファ「あー、あれな……」汗
ギンペン「あれは菓子とは思えん…」汗
ダパーン「てゆーか、2度と食いたくねぇ…」汗
たきな「何の話をしてるんですか、撤収ですよ?」汗
たきなの声で、リコリスとライダー達は地上へと上がってきた。そんな彼らを待っていたのは……
レポーター「あっ!!来ました来ました!!あれが仮面ライダーです!!ちょっとインタビューしてみましょう!!」
レポーターやカメラマン等、TV局の関係者達だった。
レポーター「えっと、そちらの狐のライダーさん」
ギーツ「取材はお断りだ。他を当たれ…」
ギーツは取材を嫌がり、レポーターを突き放す。
レポーター「そ、それでは牛のライダーさん!!テロリスト集団をどのように捕らえたのでしょうか!?」
バッファ「えっ?普通に戦いました。」
レポーター「では、そちらのスゴイ武器は?」
バッファ「これでテロリストを叩いたんですよ、切れないので。」
レポーター「成程、ありがとうございます!!あっ!!そちらのペンギンさんと猫さん、パンダさんとタヌキさん!!」
レポーターはインタビュー続行を試みるが、ミズキが乗っている喫茶リコリコの社用車に乗り、去って行ってしまった。
レポーター「リコリスと協力関係にあるということは、仮面ライダーは正義であると考えられます!!次の戦いにも期待ですね!!」
一海「おいおい、どうしたんだよ翔?」
翔「ったく、揃いも揃ってゴキブリのように集って来やがって…気持ち悪い……」
ミズキ「何々、青空君って取材苦手なの?」
翔「あぁ…大っ嫌いだ……」
目立つことが苦手な翔にとって、取材は拷問である。
千束「良いじゃないですか〜、仮面ライダーはヒーローだって証明にもなるんですし…」
翔「お前の脳ミソは花畑か?」
翔がそう言うと、たきなが眉を寄せた。
翔「仮面ライダーが正義とは限らねぇ…中にはライダーシステムを悪用するバカがいる。もしこの世界に、ソイツらが現れたら?仮面ライダーはヒーローだなんて、めでてぇ考えはすぐに切り捨てられる。」
一海「まぁ、確かにな……」
仮面ライダー=正義という考えは、昔話である。今では、ダークライダーと呼ばれる存在がいるため、仮面ライダー=正義と考えられなくなっている。その後、喫茶店リコリコにて甘い物をいただき、心身の疲れを癒やす翔達であった。
ゼウス「ふむ…順調のようだな。」
ゲームマスターであるゼウスは、翔達の戦いを天界から見守っていた。
ゼウス(だが、この世界にラスボスジャマトの気配がある…奴が現れるのも時間の問題かもしれん……さて、どう対処する…ライダーの諸君。)
彼らがいる世界に忍び寄る『ラスボスジャマト』とは……どれほどの大きさで、どれほどの脅威なのか…誰も知らない。