翔達がリコリス・リコイルの世界に来て、約1週間が経った頃……
翔「お前ら、残念な知らせだ。」
深刻そうな顔をした翔が、喫茶リコリコのテーブル席にやって来た。
一海「残念な知らせって何だ?」
幸喜「んぐっ…知らせ?」
翔はメンバー達の前に座ると、口を開き始める。
翔「ラスボスジャマトが存在を現し、動き始めた。」
それは、この世界に『ラスボスジャマト』が現れたというのだ。それも、現れてすぐに行動を開始したようだ。
諒芽「ら、ラスボスジャマト!?すぐに行かねぇと!!」
紫「待て、そのラスボスジャマトの居場所は分かるのか?」
翔「ここだとよ…」
翔のスパイダーフォンに映し出された地図には、大きい赤い円があり、その中心にバツ印が表示されている。
千束「翔さん達!!旧電波塔でリコリス達がテロリストと戦闘してる!!」
たきな「ジャマトもいて、苦戦を強いられています!!」
翔「テロリストとジャマトが手ェ組んだか…そんなら、纏めて潰すまでだ…行くぞ!!」
アフロディーテ『皆様、協力してラスボスジャマトを倒してください。ミッションスタートです!!』
その頃、旧電波塔では……
フキ「くっ!!」パンッ!!パンッ!!
ジャマトA「……。」
サクラ「えぇ…コイツら、不死身ッスか!?どう倒せば良いんだよ……」
フキ「弱音を吐くな!!生きて勝つことだけを考えろ!!」
リコリス1「リーダー!駄目です、ビクともしません!!」
リコリス達がジャマトを倒すべく、発砲をしているが…ジャマトには殺傷能力がある銃弾は通用しない。
フキ(くそっ…コイツらを倒す手は無いのか…!?…このままじゃ…!!)
その時……
翔「死にたく無けりゃそこを退け!!」
翔達が戦場と化した旧電波塔に到着した。
一海「リコリス達、ジャマト共は俺達仮面ライダーに任せろ!!」
紫「我々が道を作る、その隙に退却なり突撃なりしてくれ!!」
友香「奴らには通常の武器が効きません!!」
諒芽「俺達がいる限り、誰一人死なせやしねぇ!!」
幸喜「リコリス達とも友達になるためには、何かしら貢献しねぇとな!!」
6人の英雄達は、デザイアドライバーにレイズバックルをセットすると…各々自分の変身ポーズを取る。
そして、仮面ライダーへと姿を変えて行く。
リコリス2「あ、あれが…」
リコリス3「仮面ライダー…」
まず、先に動いたのはギーツだ。マグナムシューター40X(ハンドガンモード)からエネルギー弾を連射し、ジャマト達を葬った。次にバッファがゾンビブレイカーを唸らせ、走ってきたジャマト達を斬り捨てて行く。彼らに続き、ギンペンとナーゴ、ダパーンとタイクーンもジャマト達に立ち向かう。
ギンペン「やぁっ!!」バシュッ!!バシュッ!!
ジャマト「「「ジャアッ!?」」」
ナーゴ「せいっ!はっ!!」ザシュシュシュッ!!
ジャマト「ジャア…!!」
ダパーン「オラオラオラオラアアアアァァァァッ!!」ブォンブォンブォンブォンッ!!
ジャマト「「「ジャアアァァッ!!??」」」
タイクーン「どらぁっ!!おらっ!!」ドゴッ!ガスッ!!
ジャマト「ジャアッ!?」
ライダー達が駆け付けたことで、リコリス達は形成を逆転し始める。
フキ「仮面ライダーに続け!!そして援護をしろ!!」
サクラ「りょーかいッス!!」
リコリス達は拳銃から実弾を放ち、ライダー達の援護を始める。
千束「フッフッフッ…どう、仮面ライダーってスゴイでしょ?」
たきな「何故千束が自慢するんですか?」
フキ「って、おま…まさか、仮面ライダーと知り合いなのか!?」
千束「そのとぉぉおおおおり!!」
身体を後ろにそらし、フキを見下すように見る千束。
ギーツ「そこ!!集中しろ!!」
ギーツがマグナムシューター40Xのレバーを引くと…
マグナムシューター40Xから音声が響く。ギーツは銃口をジャマト達に向けると、トリガーを引いて無数のエネルギー弾を発射…ジャマト達に風穴を開け、一気に撃破した。
すると、ギーツの目の前にハテナミッションボックスが出現した。それを開けると、中に入っていたのは…
ギーツ「…ほぅ?」
大当たりのレイズバックル『ブーストレイズバックル』だった。非常に強力なバックルだが、1度のゲームにつき1度きりしか使うことができない。
フキ「仮面ライダー、ありがとう。おかげで死者はゼロだ。」
ギーツ「バカ野郎、まだボスを倒してねぇだろ。礼はその後に言いやがれ。」
フキ「んなっ!?お、お前…折角人が礼を言ったってのに!!」
サクラ「まーまー、良いじゃないスか。とにかく、あざます!」
フキを落ち着かせるサクラも、ギーツにお礼を言った。ギーツはブーストレイズバックルをレイズバックルホルダーに収納すると…
ギーツ「突入だ。」
号令をかけた。他のライダー達も、リコリス達も旧電波塔の中へ…と、思いきや……
ギーツ「待て、今からグループを作る。まず、錦木と井ノ上は俺らと来い。後、
ギーツがいくつかのグループに分け、指示を出した。リコリス達はギーツの指示に従い、行動を開始した。
ギーツ達は階段を上がり、ラスボスジャマトやテロリストのリーダーが待つ階へと足を運ぶ。
ダパーン「なぁ翔ち〜ん…何で階段で行くんだぁ?」
ダパーンは足が疲れたのか、ギーツに不満を漏らす。
ギーツ「ベーターじゃ逃げ場がねぇし、銃弾を避けられねぇだろ?それに、ぜってぇ気付かれる…それならこっちの方が全然マシだ。」
タイクーン「成程な。」
ギーツの説明に、納得するタイクーン。
ギンペン「皆、疲れてないか?疲れた者が居たら遠慮なく言ってくれ、休憩を挟む。」
ダパーン「は〜い、俺疲れたぁ〜!」
バッファ「諒芽…」汗
ナーゴ「あ、あはは…相変わらず自由ですね。」汗
フキ「我々も少し休憩を挟みたい。」
ダパーンが真っ先に手を挙げると、フキも休憩を挟みたいと言い出した。数人のリコリス達が、息を切らしていたからだ。
ギーツ「承知した。」
ギーツが足を止めると、リコリス達は階段へと座った。
ダパーン「ふい〜、ちっと休け〜い♪」
ダパーンも階段に座り、リラックスしている。
たきな「良いんですか、こんなところで。」
ギーツ「俺達の日常生活と照らし合わせて考ろ…本来、こんなとこで休憩することなんざあり得ねぇだろ?」
千束「ふむふむ、つまり…相手の裏をかいたってこと?」
ギーツ「そう思ってくれれば良い。奴らもここで休憩を挟むとは考えねぇだろう。」
ギーツも階段の踊り場でしゃがみ込む。しかし……
ギーツ「…?」
妙な気配を感じたようで、ナーゴに話し掛ける。
ギーツ「ナーゴ、ハンマーバックルを貸せ。」
ナーゴ「どうぞ、翔さん♪」
ギーツはナーゴからハンマーレイズバックルを受け取ると、マグナムレイズバックルと取り替えた。
アームドハンマーにフォームチェンジしたギーツは、レイズハンマーを右手に持ち、上へと上がっていく。
バッファ「何をするつもりだ?」
ギーツ「しっ…」
静かにしろと伝えるギーツは、ドア近くで待ち構える。そして、ドアが開いた直後……
ギーツ「ッ!!」ガツンッ!!
ジャマト「ッ!?」
現れたジャマトの脳天にレイズハンマーを振り下ろし、撃破した。
ギーツ「見張りを送るとは、とんだチキン野郎だぜ…」
千束「おぉ、翔さん…ひょっとして地獄耳?」
バッファ「翔は昔から勘が鋭くてな、俺達もめっちゃ助けられたんだよ。」
ギーツ「バッファ…それ以上言うな。」
バッファを黙らせると、ギーツはメンバー達に号令をかける。
ギーツ「そろそろ行くぞ。見張りを送るってことは、奴らは警戒し始めている。」
メンバー達は、ボスが待ち構えるフロアへと上がっていった。
???「お前ら、中々忠実な部下じゃねぇか、なあ?」
ボスジャマト「○□×↑@★#※。」
???「言葉はわかんねぇが、使い道はありそうだ…」