さぁ、ゲームの時間だ   作:やさぐれショウ

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12.決戦前

翔達がリコリス・リコイルの世界に来て、約1週間が経った頃……

 

翔「お前ら、残念な知らせだ。」

 

深刻そうな顔をした翔が、喫茶リコリコのテーブル席にやって来た。

 

一海「残念な知らせって何だ?」

 

幸喜「んぐっ…知らせ?」

 

翔はメンバー達の前に座ると、口を開き始める。

 

 

翔「ラスボスジャマトが存在を現し、動き始めた。」

 

 

それは、この世界に『ラスボスジャマト』が現れたというのだ。それも、現れてすぐに行動を開始したようだ。

 

諒芽「ら、ラスボスジャマト!?すぐに行かねぇと!!」

 

紫「待て、そのラスボスジャマトの居場所は分かるのか?」

 

翔「ここだとよ…」

 

翔のスパイダーフォンに映し出された地図には、大きい赤い円があり、その中心にバツ印が表示されている。

 

千束「翔さん達!!旧電波塔でリコリス達がテロリストと戦闘してる!!」

 

たきな「ジャマトもいて、苦戦を強いられています!!」

 

翔「テロリストとジャマトが手ェ組んだか…そんなら、纏めて潰すまでだ…行くぞ!!」

 

 

アフロディーテ『皆様、協力してラスボスジャマトを倒してください。ミッションスタートです!!』

 

 

 

その頃、旧電波塔では……

 

フキ「くっ!!」パンッ!!パンッ!!

 

ジャマトA「……。」

 

サクラ「えぇ…コイツら、不死身ッスか!?どう倒せば良いんだよ……」

 

フキ「弱音を吐くな!!生きて勝つことだけを考えろ!!」

 

リコリス1「リーダー!駄目です、ビクともしません!!」

 

リコリス達がジャマトを倒すべく、発砲をしているが…ジャマトには殺傷能力がある銃弾は通用しない。

 

フキ(くそっ…コイツらを倒す手は無いのか…!?…このままじゃ…!!)

 

その時……

 

 

翔「死にたく無けりゃそこを退け!!」

 

 

翔達が戦場と化した旧電波塔に到着した。

 

一海「リコリス達、ジャマト共は俺達仮面ライダーに任せろ!!」

 

紫「我々が道を作る、その隙に退却なり突撃なりしてくれ!!」

 

友香「奴らには通常の武器が効きません!!」

 

諒芽「俺達がいる限り、誰一人死なせやしねぇ!!」

 

幸喜「リコリス達とも友達になるためには、何かしら貢献しねぇとな!!」

 

6人の英雄達は、デザイアドライバーにレイズバックルをセットすると…各々自分の変身ポーズを取る。

 

 

変身ッ!!

 

 

そして、仮面ライダーへと姿を変えて行く。

 

 

《MAGNUM》

 

《ZONBIE》

 

《ARMED ARROW》

 

《ARMED CROW》

 

《ARMED CHAIN ARRAY》

 

《ARMED SHIELD》

 

 

《READY FIGHT!!

 

 

リコリス2「あ、あれが…」

 

リコリス3「仮面ライダー…」

 

まず、先に動いたのはギーツだ。マグナムシューター40X(ハンドガンモード)からエネルギー弾を連射し、ジャマト達を葬った。次にバッファがゾンビブレイカーを唸らせ、走ってきたジャマト達を斬り捨てて行く。彼らに続き、ギンペンとナーゴ、ダパーンとタイクーンもジャマト達に立ち向かう。

 

ギンペン「やぁっ!!」バシュッ!!バシュッ!!

 

ジャマト「「「ジャアッ!?」」」

 

ナーゴ「せいっ!はっ!!」ザシュシュシュッ!!

 

ジャマト「ジャア…!!」

 

ダパーン「オラオラオラオラアアアアァァァァッ!!」ブォンブォンブォンブォンッ!!

 

ジャマト「「「ジャアアァァッ!!??」」」

 

タイクーン「どらぁっ!!おらっ!!」ドゴッ!ガスッ!!

 

ジャマト「ジャアッ!?」

 

ライダー達が駆け付けたことで、リコリス達は形成を逆転し始める。

 

フキ「仮面ライダーに続け!!そして援護をしろ!!」

 

サクラ「りょーかいッス!!」

 

リコリス達は拳銃から実弾を放ち、ライダー達の援護を始める。

 

千束「フッフッフッ…どう、仮面ライダーってスゴイでしょ?」

 

たきな「何故千束が自慢するんですか?」

 

フキ「って、おま…まさか、仮面ライダーと知り合いなのか!?」

 

千束「そのとぉぉおおおおり!!」

 

身体を後ろにそらし、フキを見下すように見る千束。

 

ギーツ「そこ!!集中しろ!!」

 

ギーツがマグナムシューター40Xのレバーを引くと…

 

 

《BULLET CHARGE》

 

 

マグナムシューター40Xから音声が響く。ギーツは銃口をジャマト達に向けると、トリガーを引いて無数のエネルギー弾を発射…ジャマト達に風穴を開け、一気に撃破した。

 

 

『SECRET MISSION CLEAR』

 

 

すると、ギーツの目の前にハテナミッションボックスが出現した。それを開けると、中に入っていたのは…

 

ギーツ「…ほぅ?」

 

大当たりのレイズバックル『ブーストレイズバックル』だった。非常に強力なバックルだが、1度のゲームにつき1度きりしか使うことができない。

 

フキ「仮面ライダー、ありがとう。おかげで死者はゼロだ。」

 

ギーツ「バカ野郎、まだボスを倒してねぇだろ。礼はその後に言いやがれ。」

 

フキ「んなっ!?お、お前…折角人が礼を言ったってのに!!」

 

サクラ「まーまー、良いじゃないスか。とにかく、あざます!」

 

フキを落ち着かせるサクラも、ギーツにお礼を言った。ギーツはブーストレイズバックルをレイズバックルホルダーに収納すると…

 

ギーツ「突入だ。」

 

号令をかけた。他のライダー達も、リコリス達も旧電波塔の中へ…と、思いきや……

 

ギーツ「待て、今からグループを作る。まず、錦木と井ノ上は俺らと来い。後、フキ(お前)サクラ(お前)も…お前らα班も途中までは俺達と来い。残りのβ班はここに残れ。α班とβ班は、怪我人の治療を主な任務とする。あんまり数が多いと戦い辛ぇからな。」

 

ギーツがいくつかのグループに分け、指示を出した。リコリス達はギーツの指示に従い、行動を開始した。

 

 

 

ギーツ達は階段を上がり、ラスボスジャマトやテロリストのリーダーが待つ階へと足を運ぶ。

 

ダパーン「なぁ翔ち〜ん…何で階段で行くんだぁ?」

 

ダパーンは足が疲れたのか、ギーツに不満を漏らす。

 

ギーツ「ベーターじゃ逃げ場がねぇし、銃弾を避けられねぇだろ?それに、ぜってぇ気付かれる…それならこっちの方が全然マシだ。」

 

タイクーン「成程な。」

 

ギーツの説明に、納得するタイクーン。

 

ギンペン「皆、疲れてないか?疲れた者が居たら遠慮なく言ってくれ、休憩を挟む。」

 

ダパーン「は〜い、俺疲れたぁ〜!」

 

バッファ「諒芽…」汗

 

ナーゴ「あ、あはは…相変わらず自由ですね。」汗

 

フキ「我々も少し休憩を挟みたい。」

 

ダパーンが真っ先に手を挙げると、フキも休憩を挟みたいと言い出した。数人のリコリス達が、息を切らしていたからだ。

 

ギーツ「承知した。」

 

ギーツが足を止めると、リコリス達は階段へと座った。

 

ダパーン「ふい〜、ちっと休け〜い♪」

 

ダパーンも階段に座り、リラックスしている。

 

たきな「良いんですか、こんなところで。」

 

ギーツ「俺達の日常生活と照らし合わせて考ろ…本来、こんなとこで休憩することなんざあり得ねぇだろ?」

 

千束「ふむふむ、つまり…相手の裏をかいたってこと?」

 

ギーツ「そう思ってくれれば良い。奴らもここで休憩を挟むとは考えねぇだろう。」

 

ギーツも階段の踊り場でしゃがみ込む。しかし……

 

ギーツ「…?」

 

妙な気配を感じたようで、ナーゴに話し掛ける。

 

ギーツ「ナーゴ、ハンマーバックルを貸せ。」

 

ナーゴ「どうぞ、翔さん♪」

 

ギーツはナーゴからハンマーレイズバックルを受け取ると、マグナムレイズバックルと取り替えた。

 

 

《ARMED HAMMER》

 

《READY FIGHT!!

 

 

アームドハンマーにフォームチェンジしたギーツは、レイズハンマーを右手に持ち、上へと上がっていく。

 

バッファ「何をするつもりだ?」

 

ギーツ「しっ…」

 

静かにしろと伝えるギーツは、ドア近くで待ち構える。そして、ドアが開いた直後……

 

ギーツ「ッ!!」ガツンッ!!

 

ジャマト「ッ!?」

 

現れたジャマトの脳天にレイズハンマーを振り下ろし、撃破した。

 

ギーツ「見張りを送るとは、とんだチキン野郎だぜ…」

 

千束「おぉ、翔さん…ひょっとして地獄耳?」

 

バッファ「翔は昔から勘が鋭くてな、俺達もめっちゃ助けられたんだよ。」

 

ギーツ「バッファ…それ以上言うな。」

 

バッファを黙らせると、ギーツはメンバー達に号令をかける。

 

ギーツ「そろそろ行くぞ。見張りを送るってことは、奴らは警戒し始めている。」

 

メンバー達は、ボスが待ち構えるフロアへと上がっていった。

 

 

 

 

???「お前ら、中々忠実な部下じゃねぇか、なあ?」

 

ボスジャマト「○□×↑@★#※。」

 

???「言葉はわかんねぇが、使い道はありそうだ…」

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