さぁ、ゲームの時間だ   作:やさぐれショウ

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15.伝説の戦士

おいしーなタウンにて、バラバラに飛ばされた翔達。和食ストリートにて、翔と諒芽はゆいとローズマリーとコメコメとの接触に成功した。

 

 

 

一方、洋食ストリートでは……

 

幸喜「翔と諒芽と紫と友香、一体どこに居るんだ?」

 

幸喜と一海は、翔達を探していた。

 

一海「てか、連絡してみねぇか?」

 

幸喜「あっ、そっか…」

 

一海の言葉を聞いた幸喜は、スマホを取り出すと、諒芽に連絡した。

 

幸喜「おっ、諒芽か?」

 

諒芽『おう幸喜ィ!!どうした?』

 

電話が繋がり、お互いの位置を話す幸喜と諒芽。

 

幸喜「って、すぐそこじゃねぇか!!俺達もそっちに行く!!」

 

一海「翔と諒芽の場所が分かったのか?」

 

幸喜「あぁ、こっちだ!!」

 

一海「あっ、おい幸喜!!」

 

走っていく幸喜を慌てて追い掛ける一海。

 

 

 

その頃、翔と諒芽は……

 

ゆい「わたし和実 ゆい!食べるの大好き中学2年生!!」

 

翔「お、おぉ…青空 翔だ……」汗

翔(ち、ちけぇ…)

 

諒芽「俺は鏡 諒芽、高1だ!!」

 

ローズマリー「わたしはローズマリー、貴方達もわたしの美しさの秘訣に興味ない?」

 

翔「興味ねぇわ。」

 

諒芽「俺も。」

 

ローズマリー「えっ…」汗

 

互いに自己紹介を済ませた翔達は、さっそく交流を…というか、ゆいがぐいぐい来るので、翔は困惑していた。

 

ゆい「えぇっ!?高校生なんだ、じゃあ翔さんと諒芽さんだね♪」

 

ローズマリー「ゆい、翔と諒芽は先輩よ?」

 

諒芽「いやいや、敬語じゃ固っ苦しいし…タメ語で良いぜ!な、翔ちん?」

 

翔「…好きにしろ。」

 

ここの世界では、翔達は高校1年生という設定である。あまり年が離れていると、親近感が持てないだろうと思ったヘルメスとアフロディーテによる配慮だ。ちなみに、彼らの拠点はシェアハウスだ。

 

ゆい「2人はおいしーなタウンに来るの初めて?」

 

翔「…最近、ここに引っ越してきた。」

 

ゆい「そうなんだ!!そしたらさ、なごみ亭に来てよ!!あたしの実家の定食屋なんだけど、この街で1番のお店なんだよ♪」

 

諒芽「マジ!?行こーぜ翔ちん!!ぜってぇうめぇモンあるからさ!!」

 

翔「定食屋だからそりゃそうだろ…って、おい引っ張るな諒芽!!まだ一海らと合流できてねぇんだから!!」

 

翔がそう言うと、丁度一海と幸喜がこちらへ走って来るのが見えた。

 

諒芽「ゆい、紹介する…こっちは木場 一海でこっちが仲本 幸喜、俺と翔ちんの友達。おんなじ高1なんだぜ?」

 

一海「初めましてだよな?俺は木場 一海、よろしく。」

 

幸喜「俺は仲本 幸喜、いつか世界中の人達と友達になる男だ!!」

 

ゆい「よろしくね、一海さん、幸喜さん♪あたしは食べるの大好きな中学2年生、和実 ゆい!!」

 

一海と幸喜と合流したタイミングで、ゆいとローズマリーは彼らをなごみ亭へと案内した。

 

 

 

ゆい「お母さんただいま〜!!ねぇねぇ、新しい友達ができたんだ!!」

 

なごみ亭(ゆい宅)に到着すると、ゆいの母親と対面することに。

 

あきほ「あら、素敵な男の子ね♪」

 

ゆい「うん!こっちが青空 翔さん、こっちが鏡 諒芽さん、木場 一海さんに仲本 幸喜さん!!」

 

翔「青空 翔だ。」

 

諒芽「鏡 諒芽です!」

 

一海「木場 一海です。」

 

幸喜「ちわっす、仲本 幸喜っす!!」

 

あきほ「初めまして、和実 ゆいの母あきほと申します。」

 

ゆいの母親『和実 あきほ』…定食屋『なごみ亭』を経営している。ちなみに、ローズマリーはここで働いており…あきほとは美容の秘訣の話題で盛り上がり、すっかり仲良しになっている。

 

ゆい「お母さん、翔さん達にも1番の料理をご馳走したい!!」

 

あきほ「もちろん、腕がなるわ。」

 

マリーローズとゆいは、彼らを空いてる席に案内し、注文を取った。注文を聞いたあきほは、さっそく料理を開始した。

 

ゆい「ところで、皆はどこの高校に通ってるの?」

 

翔「通信制高校だ。」

 

ゆい「つうしんせいこうこう…?」

 

翔はゆいに、通信制高校について説明した。それも、彼女にわかりやすく……翔の説明に、ゆいは納得した。やがて、注文した料理が運ばれて来ると、4人はなごみ亭の定食を堪能する。

 

幸喜「う、美味っ!?」

 

一海「本当だ…身がホクホクしてる。」

 

諒芽「たまんね〜♪」

 

幸喜、一海、諒芽は分かりやすいぐらい幸せそうな顔をするが、翔だけは表情を全く変えず、黙って食べている。

 

ローズマリー「翔、どうかしら?」

 

翔「…あぁ、美味いぞ。」

 

表情には出していないが、ここの定食を気に入った様子の翔。ふと、右のポケットに違和感を感じた翔は…ポケットに手を入れる。

 

翔「…!?」

 

一海「どうしたんだ、翔?」

 

翔「…レシピッピが……」

翔(くそ、やられた…油断しちまったよ……)

 

一瞬の隙を突かれ、レシピッピを奪われてしまったのだ。翔は定食を味噌汁で流し込むと、1万円札を置いた。

 

翔「釣りは要らねぇ…」

 

そう言うと、外へ出ていった。

 

ゆい「あっ、あたしも行く!!」

 

ローズマリー「ちょっ、ちょっとゆい!!」

 

翔の後を追うゆいを慌てて追い掛けるローズマリー。

 

諒芽「俺らも行こう!!」

 

一海「あきほさん、ご馳走様でした!!」

 

幸喜「何か、急に入ったり出てったりしてすんません!!」

 

急いで料理を平らげ、翔達の後を追っていった。

 

 

 

その頃、翔は…

 

翔「見つけた…!」

 

ジェントルー「漸く来たか、仮面ライダーギーツ…」

 

翔「レシピッピを返して貰おうか。」

 

ジェントルー「フンッ、君の相手はコイツだ。」

 

ジェントルーはそう言うと、レシピッピが閉じ込められている箱を取り出し…

 

 

いでよ、ウバウゾー!!

 

 

ウバウゾー「ウバウゾー!!

 

 

フライパンのような姿をした怪物『ウバウゾー』が雄叫びを上げると、周辺の人達は慌てて逃げ出す。ローズマリーは咄嗟に『デリシャスフィールド』を展開し、ジェントルーとウバウゾーを閉じ込めることに成功した。しかし、どういうわけかゆいが入ってきてしまった。彼女の後に、諒芽と一海と幸喜まで入ってきた。

 

ローズマリー「ゆい!?あんたどうやって!?」

 

ゆい「分かんない…けど、レシピッピを助けたい!!」

 

ゆいはそう言うと、ジェントルーとウバウゾー目掛けて走っていく。

 

翔「あっ、バカ!!」

 

翔は慌てて仮面ライダーに変身、ゆいの後を追っていく。

 

一海「俺達も行くぞ!!」

 

一海、諒芽、幸喜も仮面ライダーに変身…ゆいとギーツを追っていく。

 

ジェントルー「ほぅ、ギーツとダパーン以外にも仮面ライダーが居たとは…行け、ウバウゾー!!」

 

ウバウゾー「ウバウゾー!!」

 

ウバウゾーは巨大な腕を振り下ろして来る。ギーツはゾンビブレイカーで受け止める。

 

ゆい「あっ、仮面ライダー!!」

 

ギーツ「バカ野郎、生身の状態であんなデカブツに挑もうとすんな!!」

 

ゆい「分かってる!!けど…」

 

ギーツ「お前の気持ちは分かる、だが…今は俺らに任せろ。」

 

ダパーン「よっと!!」ズダダダッ!!

 

タイクーン「おらっ!!くらえっ!!」バシュッ!バシュッ!

 

ウバウゾー「ウババババッ!?」

 

ダパーンはマグナムシューター40X(ハンドガンモード)からエネルギー弾を連射し、タイクーンはレイズアローから矢を放った。ダパーンとタイクーンの攻撃に怯んだウバウゾーを見たギーツは、ゆいを抱えてウバウゾーから距離を取る。

 

バッファ「翔!!」

 

ギーツ「バッファ…お前、ハズレ引いたな……」汗

 

バッファの武装は、レイズウォーター…水場で無い場所では、使い物にならない。

 

バッファ「鈍器としてなら使えるぞ。」

 

ギーツ「ふっ、それなら良い。」

 

4人のライダー達は、ゆいを守るように立ちはだかった。

 

ギーツ「せめて…せめて子どもの未来だけは、守んねぇとな…!」

 

バッファ「あぁ、俺達仮面ライダーが居る限り…子ども達の未来は奪わせやしねぇ!!」

 

タイクーン「1!2!纏めてタイマン張らせて貰うぜ!!」

 

ダパーン「おっしゃ行くぞ!!ランチタイム第2ラウンドだぁ!!」

 

そんなライダー達の背中を見たローズマリーは、紐状の光を出し、ウバウゾーを拘束した。

 

ローズマリー「今よ、仮面ライダー!!」

 

ギーツ「よし!!」

 

ライダー達はバックルを操作し、必殺技を放った。しかし…

 

ウバウゾー「ウバウゾー!!」

 

ウバウゾーはまだ倒れていない。

 

ダパーン「き、効いてない!?」

 

戸惑うライダー達を、ウバウゾーは右腕一振りで薙ぎ払った。吹き飛ばされるライダー達…しかし、ギーツは壁を蹴り、ゆいの近くに降り立った。

 

ゆい「か、仮面ライダー…!」

 

ギーツ「心配すんな…俺達ライダーは何度だって立ち上がる。俺達を信じる者の為にな…!!」

 

ゆい「…!」

 

ジェントルー「フンッ、貴様らではウバウゾーを倒すことは不可能の様だな。ウバウゾー、仮面ライダーを倒せ!!」

 

ウバウゾー「ウバウゾー!!」ブゥンッ!!

 

ギーツ「ちぃっ!!」ヴオオオオオッ!!

 

ガキィィイイイイイインッ!!

 

ウバウゾーの攻撃を受け止めたギーツは、ゆいに問い掛ける。

 

ギーツ「お前はどうしたい?」

 

ゆい「どうって…レシピッピを助けたい!!」

 

ギーツ「どうしてそう思う!?」

 

ゆい「レシピッピは泣いてた…それに、レシピッピはおばあちゃんとの大切な思い出!!いつも笑っていて欲しい…だって、ご飯は笑顔だから!!」

 

ゆいがそう言うと、コメコメのハートが光を放ち、ゆいの左腕に纏わりつく。それは、ハートの形をしたブレスレットのようだった。

 

ジェントルー「何だ、あれは…?」

 

ローズマリー「あれは、まさか…伝説のプリキュアの?」

 

ギーツ「…さぁ和実、後はお前次第だ。」

 

ギーツはウバウゾーの腕を薙ぎ払い、ゾンビブレイカーを思い切り薙ぎ払った。すると、衝撃波が発生し、ウバウゾーを転倒させた。

 

ローズマリー「ゆい!コメコメと一緒に、プリキュアに変身よ!!」

 

ゆい「変身…プリキュアに…?」

 

戸惑うゆいだが、ギーツはゆっくりと頷く。

 

ギーツ「守りてぇモンがあんだろ?ならばやってみろ。」

 

ゆい「わかった、やってみる!!」

 

背中を押されたゆいは、覚悟を決めると…プリキュアに変身する。

 

 

『プリキュア!デリシャスタンバイ!!』

 

『パーティー、ゴー!!』

 

『にぎにぎ(コメコメ) ハート(コメコメ)』

 

『シェアリンエナジー!!』

 

 

コメコメがおにぎり状のエネルギーになると、ゆいはそれを3口で食べる。すると、髪型が変化し、頭部には大きなリボンが着いたカチューシャが装着された。次に、両耳にイヤリングが出現し、衣装が赤やピンクを主とした洋風なモノに変化した。

 

 

『熱々ご飯でみなぎるパワー!!』

 

キュアプレシャス!!

 

『美味しい笑顔で、満たしてあげる♪』

 

 

遂に姿を現した伝説の戦士プリキュア…ウバウゾーを食い止められるのは、彼女しかいない。

 

ローズマリー「すごっ!?本当に変身した…!!」

 

キュアプレシャス「よし…仮面ライダー、ありがとう!!」

 

ギーツ「礼を言うのはまだ早ぇぞ、和実…いや、プリキュア。」

 

仮面に隠れて見えないが、翔は口角を上げていた。

 

バッファ「す、すげぇ…!!」

 

ダパーン「あれが、プリキュア…!!」

 

タイクーン「生の変身シーン、中々見れねぇぞ…!!」

 

ギーツ「おい、いつまで寝てんだ!?」

 

ギーツが呼び掛けると、バッファ達は立ち上がった。

 

ギーツ「さぁ、ゲームの時間だ。」

 

ギーツがそう言うと、ライダー達は武器を構える。

 

ジェントルー「プリキュア…?」

 

戸惑うジェントルー。ウバウゾーはジャンプすると、ライダーとプリキュアを押し潰そうとした。しかし…キュアプレシャスのパワーは凄まじく、ウバウゾーをあっさり受け止めた。

 

ギーツ「バッファ!!」

 

バッファはバックルを操作すると、レイズウォーターを握りしめる。

 

《WATER STRIKE》

 

キュアプレシャスがウバウゾーを上空へ投げると、バッファも上空へ飛び上がり…

 

バッファ「でぇやぁぁああああっ!!

 

レイズウォーターをバットの様に振るい、ウバウゾーを地面に叩き付けた。

 

キュアプレシャス「何、この力…?」

 

ローズマリー「それがプリキュアの力よ!」

 

キュアプレシャス「プリキュアの力?」

 

ローズマリー「いぇい♪」

 

キュアプレシャス「…。」汗

 

ギーツ「おい、来るぞ!!」

 

ウバウゾーは立ち上がると、目を光らせ…腕を伸ばして来る。

 

ダパーン「俺に任せろ!!」

 

タイクーン「いや、俺達に任せろ!!」

 

《BULLET CHARGE》

 

《ARROW STRIKE》

 

ダパーンとタイクーンが必殺技を放ち、ウバウゾーを怯ませる。

 

キュアプレシャス「いっくよー!!」

 

その隙に、キュアプレシャスは腕に力を込めると…

 

キュアプレシャス「500kCalパーンチ!!

 

強烈なパンチで、ウバウゾーを吹き飛ばした。

 

キュアプレシャス「ウォッチが…!」

 

キュアプレシャスのハートキュアウォッチが光ると、ローズマリーが声を上げる。

 

ローズマリー「プレシャス、決めて!!」

 

コメコメ「コメ!!」

 

キュアプレシャス「うん、やってみるよ!!」

 

すると、ギーツがバックルを操作し、必殺技を発動した。

 

《ZONBIE STRIKE》

 

ウバウゾーの周りを墓石のエフェクトで囲い、チャンスを作ったのだ。

 

ギーツ「プリキュア今だ!!」

 

キュアプレシャス「ありがとう、仮面ライダー!!」

 

トドメはキュアプレシャスが……

 

 

プリキュア・プレシャストライアングル!!

 

 

ハートキュアウォッチをタッチし、左手で大きく正三角形を描き、そこから相手に波状ビームを放つ。キュアプレシャスの必殺技を受けたウバウゾーは…

 

ウバウゾー「お腹いっぱい♪」

 

穏やかな顔になり、手を合わせる。キュアプレシャスも手を合わせると…

 

『ごちそうさまでした♪』

 

ウバウゾーは浄化された。ウバウゾーが浄化されたことで、ジェントルーが持っていた箱が壊れ、レシピッピが解放された。

 

ジェントルー「……。」

 

ジェントルーは姿を消し、撤退していった。

 

 

 

キュアプレシャス「あぁ、腹ペコった〜…」

 

ギーツ「…おい。」汗

 

ローズマリー「ありがとう、コメコメ、キュアプレシャス。そして、仮面ライダー。これで、オムライスの味も元に戻った筈よ。」

 

どうやら、レシピッピが奪われると…その食べ物の味が悪くなってしまうようだ。

 

ギーツ「今回は俺の失態だ、済まなかった…」

 

キュアプレシャス「そんな事無いよ。あたし、仮面ライダーに背中を押してもらえなかったら、レシピッピを助けられなかったもん…だから、ありがとう仮面ライダー!!」

 

コメコメ「コメコメ♪」

 

キュアプレシャスは眩しい笑顔をギーツに向けるが、ギーツは顔をそらした。

 

キュアプレシャス「あれ?何で顔そらすの?」

 

ギーツ「それより、ほれ…新しいライダーが2人いんだろ?興味ねぇのか?」

 

キュアプレシャス「あっ、ホントだ!!そっちは牛さんで、こっちは狸さん?」

 

バッファ「俺は仮面ライダーバッファ、よろしくなキュアプレシャス!」

 

タイクーン「俺は仮面ライダータイクーン、すごかったぜキュアプレシャス!!良かったら、友達になってくれねぇか?」

 

キュアプレシャス「もちろん!!よろしくね、仮面ライダー♪」

 

こうして、プリキュアと仮面ライダーが手を取り合った。幸せと未来、平和を守るため…共に戦うことを決意したのであった。




プリキュア全く知らないので、変身シーンは動画で見たり、情報はウィキペディア等で調べたり、かなり時間がかかったなぁ…

プレシャス以外のプリキュアも、いずれ出します。パンクジャックより、そっち優先かな…
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