おいしーなタウンにて、バラバラに飛ばされた翔達。和食ストリートにて、翔と諒芽はゆいとローズマリーとコメコメとの接触に成功した。
一方、洋食ストリートでは……
幸喜「翔と諒芽と紫と友香、一体どこに居るんだ?」
幸喜と一海は、翔達を探していた。
一海「てか、連絡してみねぇか?」
幸喜「あっ、そっか…」
一海の言葉を聞いた幸喜は、スマホを取り出すと、諒芽に連絡した。
幸喜「おっ、諒芽か?」
諒芽『おう幸喜ィ!!どうした?』
電話が繋がり、お互いの位置を話す幸喜と諒芽。
幸喜「って、すぐそこじゃねぇか!!俺達もそっちに行く!!」
一海「翔と諒芽の場所が分かったのか?」
幸喜「あぁ、こっちだ!!」
一海「あっ、おい幸喜!!」
走っていく幸喜を慌てて追い掛ける一海。
その頃、翔と諒芽は……
ゆい「わたし和実 ゆい!食べるの大好き中学2年生!!」
翔「お、おぉ…青空 翔だ……」汗
翔(ち、ちけぇ…)
諒芽「俺は鏡 諒芽、高1だ!!」
ローズマリー「わたしはローズマリー、貴方達もわたしの美しさの秘訣に興味ない?」
翔「興味ねぇわ。」
諒芽「俺も。」
ローズマリー「えっ…」汗
互いに自己紹介を済ませた翔達は、さっそく交流を…というか、ゆいがぐいぐい来るので、翔は困惑していた。
ゆい「えぇっ!?高校生なんだ、じゃあ翔さんと諒芽さんだね♪」
ローズマリー「ゆい、翔と諒芽は先輩よ?」
諒芽「いやいや、敬語じゃ固っ苦しいし…タメ語で良いぜ!な、翔ちん?」
翔「…好きにしろ。」
ここの世界では、翔達は高校1年生という設定である。あまり年が離れていると、親近感が持てないだろうと思ったヘルメスとアフロディーテによる配慮だ。ちなみに、彼らの拠点はシェアハウスだ。
ゆい「2人はおいしーなタウンに来るの初めて?」
翔「…最近、ここに引っ越してきた。」
ゆい「そうなんだ!!そしたらさ、なごみ亭に来てよ!!あたしの実家の定食屋なんだけど、この街で1番のお店なんだよ♪」
諒芽「マジ!?行こーぜ翔ちん!!ぜってぇうめぇモンあるからさ!!」
翔「定食屋だからそりゃそうだろ…って、おい引っ張るな諒芽!!まだ一海らと合流できてねぇんだから!!」
翔がそう言うと、丁度一海と幸喜がこちらへ走って来るのが見えた。
諒芽「ゆい、紹介する…こっちは木場 一海でこっちが仲本 幸喜、俺と翔ちんの友達。おんなじ高1なんだぜ?」
一海「初めましてだよな?俺は木場 一海、よろしく。」
幸喜「俺は仲本 幸喜、いつか世界中の人達と友達になる男だ!!」
ゆい「よろしくね、一海さん、幸喜さん♪あたしは食べるの大好きな中学2年生、和実 ゆい!!」
一海と幸喜と合流したタイミングで、ゆいとローズマリーは彼らをなごみ亭へと案内した。
ゆい「お母さんただいま〜!!ねぇねぇ、新しい友達ができたんだ!!」
なごみ亭(ゆい宅)に到着すると、ゆいの母親と対面することに。
あきほ「あら、素敵な男の子ね♪」
ゆい「うん!こっちが青空 翔さん、こっちが鏡 諒芽さん、木場 一海さんに仲本 幸喜さん!!」
翔「青空 翔だ。」
諒芽「鏡 諒芽です!」
一海「木場 一海です。」
幸喜「ちわっす、仲本 幸喜っす!!」
あきほ「初めまして、和実 ゆいの母あきほと申します。」
ゆいの母親『和実 あきほ』…定食屋『なごみ亭』を経営している。ちなみに、ローズマリーはここで働いており…あきほとは美容の秘訣の話題で盛り上がり、すっかり仲良しになっている。
ゆい「お母さん、翔さん達にも1番の料理をご馳走したい!!」
あきほ「もちろん、腕がなるわ。」
マリーローズとゆいは、彼らを空いてる席に案内し、注文を取った。注文を聞いたあきほは、さっそく料理を開始した。
ゆい「ところで、皆はどこの高校に通ってるの?」
翔「通信制高校だ。」
ゆい「つうしんせいこうこう…?」
翔はゆいに、通信制高校について説明した。それも、彼女にわかりやすく……翔の説明に、ゆいは納得した。やがて、注文した料理が運ばれて来ると、4人はなごみ亭の定食を堪能する。
幸喜「う、美味っ!?」
一海「本当だ…身がホクホクしてる。」
諒芽「たまんね〜♪」
幸喜、一海、諒芽は分かりやすいぐらい幸せそうな顔をするが、翔だけは表情を全く変えず、黙って食べている。
ローズマリー「翔、どうかしら?」
翔「…あぁ、美味いぞ。」
表情には出していないが、ここの定食を気に入った様子の翔。ふと、右のポケットに違和感を感じた翔は…ポケットに手を入れる。
翔「…!?」
一海「どうしたんだ、翔?」
翔「…レシピッピが……」
翔(くそ、やられた…油断しちまったよ……)
一瞬の隙を突かれ、レシピッピを奪われてしまったのだ。翔は定食を味噌汁で流し込むと、1万円札を置いた。
翔「釣りは要らねぇ…」
そう言うと、外へ出ていった。
ゆい「あっ、あたしも行く!!」
ローズマリー「ちょっ、ちょっとゆい!!」
翔の後を追うゆいを慌てて追い掛けるローズマリー。
諒芽「俺らも行こう!!」
一海「あきほさん、ご馳走様でした!!」
幸喜「何か、急に入ったり出てったりしてすんません!!」
急いで料理を平らげ、翔達の後を追っていった。
その頃、翔は…
翔「見つけた…!」
ジェントルー「漸く来たか、仮面ライダーギーツ…」
翔「レシピッピを返して貰おうか。」
ジェントルー「フンッ、君の相手はコイツだ。」
ジェントルーはそう言うと、レシピッピが閉じ込められている箱を取り出し…
ウバウゾー「ウバウゾー!!」
フライパンのような姿をした怪物『ウバウゾー』が雄叫びを上げると、周辺の人達は慌てて逃げ出す。ローズマリーは咄嗟に『デリシャスフィールド』を展開し、ジェントルーとウバウゾーを閉じ込めることに成功した。しかし、どういうわけかゆいが入ってきてしまった。彼女の後に、諒芽と一海と幸喜まで入ってきた。
ローズマリー「ゆい!?あんたどうやって!?」
ゆい「分かんない…けど、レシピッピを助けたい!!」
ゆいはそう言うと、ジェントルーとウバウゾー目掛けて走っていく。
翔「あっ、バカ!!」
翔は慌てて仮面ライダーに変身、ゆいの後を追っていく。
一海「俺達も行くぞ!!」
一海、諒芽、幸喜も仮面ライダーに変身…ゆいとギーツを追っていく。
ジェントルー「ほぅ、ギーツとダパーン以外にも仮面ライダーが居たとは…行け、ウバウゾー!!」
ウバウゾー「ウバウゾー!!」
ウバウゾーは巨大な腕を振り下ろして来る。ギーツはゾンビブレイカーで受け止める。
ゆい「あっ、仮面ライダー!!」
ギーツ「バカ野郎、生身の状態であんなデカブツに挑もうとすんな!!」
ゆい「分かってる!!けど…」
ギーツ「お前の気持ちは分かる、だが…今は俺らに任せろ。」
ダパーン「よっと!!」ズダダダッ!!
タイクーン「おらっ!!くらえっ!!」バシュッ!バシュッ!
ウバウゾー「ウババババッ!?」
ダパーンはマグナムシューター40X(ハンドガンモード)からエネルギー弾を連射し、タイクーンはレイズアローから矢を放った。ダパーンとタイクーンの攻撃に怯んだウバウゾーを見たギーツは、ゆいを抱えてウバウゾーから距離を取る。
バッファ「翔!!」
ギーツ「バッファ…お前、ハズレ引いたな……」汗
バッファの武装は、レイズウォーター…水場で無い場所では、使い物にならない。
バッファ「鈍器としてなら使えるぞ。」
ギーツ「ふっ、それなら良い。」
4人のライダー達は、ゆいを守るように立ちはだかった。
ギーツ「せめて…せめて子どもの未来だけは、守んねぇとな…!」
バッファ「あぁ、俺達仮面ライダーが居る限り…子ども達の未来は奪わせやしねぇ!!」
タイクーン「1!2!纏めてタイマン張らせて貰うぜ!!」
ダパーン「おっしゃ行くぞ!!ランチタイム第2ラウンドだぁ!!」
そんなライダー達の背中を見たローズマリーは、紐状の光を出し、ウバウゾーを拘束した。
ローズマリー「今よ、仮面ライダー!!」
ギーツ「よし!!」
ライダー達はバックルを操作し、必殺技を放った。しかし…
ウバウゾー「ウバウゾー!!」
ウバウゾーはまだ倒れていない。
ダパーン「き、効いてない!?」
戸惑うライダー達を、ウバウゾーは右腕一振りで薙ぎ払った。吹き飛ばされるライダー達…しかし、ギーツは壁を蹴り、ゆいの近くに降り立った。
ゆい「か、仮面ライダー…!」
ギーツ「心配すんな…俺達ライダーは何度だって立ち上がる。俺達を信じる者の為にな…!!」
ゆい「…!」
ジェントルー「フンッ、貴様らではウバウゾーを倒すことは不可能の様だな。ウバウゾー、仮面ライダーを倒せ!!」
ウバウゾー「ウバウゾー!!」ブゥンッ!!
ギーツ「ちぃっ!!」ヴオオオオオッ!!
ウバウゾーの攻撃を受け止めたギーツは、ゆいに問い掛ける。
ギーツ「お前はどうしたい?」
ゆい「どうって…レシピッピを助けたい!!」
ギーツ「どうしてそう思う!?」
ゆい「レシピッピは泣いてた…それに、レシピッピはおばあちゃんとの大切な思い出!!いつも笑っていて欲しい…だって、ご飯は笑顔だから!!」
ゆいがそう言うと、コメコメのハートが光を放ち、ゆいの左腕に纏わりつく。それは、ハートの形をしたブレスレットのようだった。
ジェントルー「何だ、あれは…?」
ローズマリー「あれは、まさか…伝説のプリキュアの?」
ギーツ「…さぁ和実、後はお前次第だ。」
ギーツはウバウゾーの腕を薙ぎ払い、ゾンビブレイカーを思い切り薙ぎ払った。すると、衝撃波が発生し、ウバウゾーを転倒させた。
ローズマリー「ゆい!コメコメと一緒に、プリキュアに変身よ!!」
ゆい「変身…プリキュアに…?」
戸惑うゆいだが、ギーツはゆっくりと頷く。
ギーツ「守りてぇモンがあんだろ?ならばやってみろ。」
ゆい「わかった、やってみる!!」
背中を押されたゆいは、覚悟を決めると…プリキュアに変身する。
コメコメがおにぎり状のエネルギーになると、ゆいはそれを3口で食べる。すると、髪型が変化し、頭部には大きなリボンが着いたカチューシャが装着された。次に、両耳にイヤリングが出現し、衣装が赤やピンクを主とした洋風なモノに変化した。
遂に姿を現した伝説の戦士プリキュア…ウバウゾーを食い止められるのは、彼女しかいない。
ローズマリー「すごっ!?本当に変身した…!!」
キュアプレシャス「よし…仮面ライダー、ありがとう!!」
ギーツ「礼を言うのはまだ早ぇぞ、和実…いや、プリキュア。」
仮面に隠れて見えないが、翔は口角を上げていた。
バッファ「す、すげぇ…!!」
ダパーン「あれが、プリキュア…!!」
タイクーン「生の変身シーン、中々見れねぇぞ…!!」
ギーツ「おい、いつまで寝てんだ!?」
ギーツが呼び掛けると、バッファ達は立ち上がった。
ギーツ「さぁ、ゲームの時間だ。」
ギーツがそう言うと、ライダー達は武器を構える。
ジェントルー「プリキュア…?」
戸惑うジェントルー。ウバウゾーはジャンプすると、ライダーとプリキュアを押し潰そうとした。しかし…キュアプレシャスのパワーは凄まじく、ウバウゾーをあっさり受け止めた。
ギーツ「バッファ!!」
バッファはバックルを操作すると、レイズウォーターを握りしめる。
キュアプレシャスがウバウゾーを上空へ投げると、バッファも上空へ飛び上がり…
バッファ「でぇやぁぁああああっ!!」
レイズウォーターをバットの様に振るい、ウバウゾーを地面に叩き付けた。
キュアプレシャス「何、この力…?」
ローズマリー「それがプリキュアの力よ!」
キュアプレシャス「プリキュアの力?」
ローズマリー「いぇい♪」
キュアプレシャス「…。」汗
ギーツ「おい、来るぞ!!」
ウバウゾーは立ち上がると、目を光らせ…腕を伸ばして来る。
ダパーン「俺に任せろ!!」
タイクーン「いや、俺達に任せろ!!」
ダパーンとタイクーンが必殺技を放ち、ウバウゾーを怯ませる。
キュアプレシャス「いっくよー!!」
その隙に、キュアプレシャスは腕に力を込めると…
強烈なパンチで、ウバウゾーを吹き飛ばした。
キュアプレシャス「ウォッチが…!」
キュアプレシャスのハートキュアウォッチが光ると、ローズマリーが声を上げる。
ローズマリー「プレシャス、決めて!!」
コメコメ「コメ!!」
キュアプレシャス「うん、やってみるよ!!」
すると、ギーツがバックルを操作し、必殺技を発動した。
ウバウゾーの周りを墓石のエフェクトで囲い、チャンスを作ったのだ。
ギーツ「プリキュア今だ!!」
キュアプレシャス「ありがとう、仮面ライダー!!」
トドメはキュアプレシャスが……
ハートキュアウォッチをタッチし、左手で大きく正三角形を描き、そこから相手に波状ビームを放つ。キュアプレシャスの必殺技を受けたウバウゾーは…
ウバウゾー「お腹いっぱい♪」
穏やかな顔になり、手を合わせる。キュアプレシャスも手を合わせると…
ウバウゾーは浄化された。ウバウゾーが浄化されたことで、ジェントルーが持っていた箱が壊れ、レシピッピが解放された。
ジェントルー「……。」
ジェントルーは姿を消し、撤退していった。
キュアプレシャス「あぁ、腹ペコった〜…」
ギーツ「…おい。」汗
ローズマリー「ありがとう、コメコメ、キュアプレシャス。そして、仮面ライダー。これで、オムライスの味も元に戻った筈よ。」
どうやら、レシピッピが奪われると…その食べ物の味が悪くなってしまうようだ。
ギーツ「今回は俺の失態だ、済まなかった…」
キュアプレシャス「そんな事無いよ。あたし、仮面ライダーに背中を押してもらえなかったら、レシピッピを助けられなかったもん…だから、ありがとう仮面ライダー!!」
コメコメ「コメコメ♪」
キュアプレシャスは眩しい笑顔をギーツに向けるが、ギーツは顔をそらした。
キュアプレシャス「あれ?何で顔そらすの?」
ギーツ「それより、ほれ…新しいライダーが2人いんだろ?興味ねぇのか?」
キュアプレシャス「あっ、ホントだ!!そっちは牛さんで、こっちは狸さん?」
バッファ「俺は仮面ライダーバッファ、よろしくなキュアプレシャス!」
タイクーン「俺は仮面ライダータイクーン、すごかったぜキュアプレシャス!!良かったら、友達になってくれねぇか?」
キュアプレシャス「もちろん!!よろしくね、仮面ライダー♪」
こうして、プリキュアと仮面ライダーが手を取り合った。幸せと未来、平和を守るため…共に戦うことを決意したのであった。
プリキュア全く知らないので、変身シーンは動画で見たり、情報はウィキペディア等で調べたり、かなり時間がかかったなぁ…
プレシャス以外のプリキュアも、いずれ出します。パンクジャックより、そっち優先かな…