戦いの舞台へと到着した5人のライダー達は当たりを見回す。
ダパーン「おっ?ここは、渋谷か!」
どうやら渋谷区に降り立ったようだ。
バッファ「おいおい、普通に人が歩いてるぞ…?」
戦いが始まろうとしているにも関わらず、沢山の人々で溢れかえっている。
ギンペン「それより、敵はどこにいるんだ?」
ギーツ「んなもん、自力で探すんだよ。」
ナーゴ「えぇっ!?」大汗
ギーツの言葉に困惑するナーゴ。
若者1「おいおい、あれ何だ?」
若者2「コスプレイベントか?」
女学生1「何かのショー?それとも撮影?」
女学生2「何か動物みたいで可愛くない?」
歩行者天国と化した渋谷の大通りに立っているライダー達は、次第に通りかかる人達から注目され始める。
ダパーン「なぁなぁ翔ちん、これどうするよ?」
ギーツ「堂々としてろ……ん?」
奥の商店街を見ると、そこには…植物が人型になったような生々しい造形や頭部が特徴の怪人達の姿があった。白い衣装に赤い作務衣のような上着を羽織る、祈祷師や僧侶を思わせる個体のジャマトだ。
ギーツ「ッ!!」
それを見たギーツは、高速で商店街へと走っていく。
バッファ「あっ、翔!!」
バッファ、ギンペン、ナーゴ、ダパーンも慌ててギーツを追う。
ジャマト「ウ…ウウゥゥ……!!」
老店員「ひ、ひぃ!!た、助けてくれぇ!!」
1体のジャマトが老店員に襲い掛かろうとした時、ギーツがジャマトに飛び蹴りを放った。
ギーツ「早く逃げろ。」
老店員「あ、ありがとうございます…!!」
老店員が逃げた後、ギーツは構えを取る。
バッファ「っとと、数が多いな…ここから先に行かせるわけには……」
ギンペン「いかないな。街中の人達が危ない…」
ナーゴ「でしたら、私達が!!」
ダパーン「止める…いや、コイツらを倒すぞ!!」
ギーツ「…行くぞ!!」
5人のライダー達は、数多の人々を守るために…商店街にいるジャマトの討伐を始める。
ギーツ「フッ!!ムンッ!!」ドゴォッ!!ドゴォッ!!
ジャマトA「フガッ!?ガアッ!?」
ギーツは得意の格闘戦とアクロバティックな動きを組み合わせ、ジャマト達を順調に薙ぎ倒す。
バッファ「はぁっ!!」ドカァッ!!
ジャマトB「アギャアッ!!」
バッファは蹴り技でジャマトを倒す。
ギンペン「せやぁっ!!」ドカカカッ!!
ジャマトC「ンギャアッ!?」
ギンペンは舞い踊るように両腕を振るい…
ナーゴ「えいっ!やぁっ!」ドゴッ!バキッ!
ジャマトD「ゴハッ!?ギャッ!?」
ナーゴは拳法のような格闘技で……
ダパーン「よっと!おりゃっ!!」ズガァッ!!
ジャマトE「ンガァッ!?」
ダパーンは身軽に動き回り、飛び蹴りでジャマトを倒していく。彼らが順調に戦い、段々数が減ってきたジャマト。やがて、全滅したところで…
ギーツ「…ん、これは…?」
ダパーン「宝箱じゃねぇか!?」
バッファ「戦闘に役立つアイテムが…ここに…!」
ギンペン「丁度いい褒美だな。」
ナーゴ「どんなアイテムがあるんでしょうか?」
5ライダーの元に、マゼンタのクエスチョンマークが描かれているミッションボックスが現れた。それを開けると、中には…
ダパーン「何だこれ?変なアイテムだなぁ…」汗
ギンペン「これは…弓か?」
ナーゴ「私はハンマーでした。」
バッファ「俺はこれ、何か毒々しい…」汗
大小様々な大きさの小道具が入っていた。
アフロディーテ『そちらは『レイズバックル』と呼ばれるアイテムで、デザイアドライバーにセットすることで武装ができますよ。』
戸惑うライダー達に、アフロディーテがアナウンスで告げた。ミッションボックスに入っていたのは『レイズバックル』と呼ばれるアイテムで、デザイアドライバーに取り付けることで、武器を装備することができる。
ギーツ「…。」カチッ…
ダパーン「翔ちんのは何だ?…お、これは盾か…」
ギーツが手に入れたのは、盾の形をした青色の小さなレイズバックルだった。対してダパーンが持っているのは、リボルバー式鉄砲の引き金の形をした大きなレイズバックルだ。
ギーツ「…盾か、中々良いんじゃねぇか?」
当たり…とは言い難いレイズバックルだが、ギーツは手に入れたレイズバックルをホルダーに収めた。そこに、アフロディーテが姿を現す。
アフロディーテ「皆様、お疲れ様です。よろしければ、こちらへどうぞ。」
彼女は5ライダーを路地裏へと案内する。
ダパーン「何だ何だ?いかがわしい店にでも連れてく気か?」
ギーツ「バーカ…」汗
バッファ「そんなわけ無いだろ…」汗
ギンペン「い、いかがわしい店だと!?」大汗
ナーゴ「違いますよ…」汗
やってきたのは、ロイヤルな雰囲気のバーテンダーのような場所だった。
アフロディーテ「こちらは、当グランプリ参加者を対象としている休憩所となっております。それでは、ごゆっくりお過ごし下さい。」
アフロディーテが姿を消すと、奥から誰かが出てきた。
斑目「全く、何故私達まで…」
カナ「まぁまぁ、良いじゃないですか斑目さん。ほら、翔君達をおもてなししましょう♪」
出てきたのは、ドールハウス所長の『斑目 セツナ』と…ドールハウス所属の特殊公務員『南田 カナ』だった。彼女達は、何故かメイド服を着ている。
翔「…何やってんだよ。」汗
いつの間にか変身を解いた翔が、斑目とカナに問い掛ける。
カナ「翔君がまた、世界を救うために戦うと小耳に挟んだのでサポートをしようと思いまして♪」
翔「ソイツはありがてぇが、ドールハウスはどうした?」
斑目「片山らや元ストライカー達、そしてDollsがいる。だから問題は無い。」
ドールハウスを信頼できる仲間達に任せ、斑目とカナはここにいるようだ。
ヘルメス「ちなみにだが、Dollsも元ストライカー達も自由にここへ出入りができるぞ。」
翔「へぇ…」
ヘルメスの言葉を聞いた翔は、近くの椅子に腰掛ける。ドリンクを頼み、次の戦いまで身体を休めることにしたのだ。
諒芽「せ、セツナさん…カナさん…メイド服、似合ってまs」ドサッ…
一海「おーい諒芽!!ここで倒れるなー!!」大汗
アフロディーテ『皆様、そろそろ第2ウェーブが始まりますので、ご準備の方を。』
友香「た、大変です!!」
紫「おい諒芽、早く起きろ!!」大汗
なんやかんやあって、ジャマト達がいる舞台へと召喚された翔達。先程手に入れたレイズバックルを、デザイアドライバーのスロットにセットする。
ドライバーから音声が響くと、5人はそれぞれの変身ポーズを取ると…
…と、力強く叫び、レイズバックルを起動させた。
それぞれのフォームに姿を変えると、ジャマトの群れ目掛けて突っ込んでいった。ギーツは装備したアームドシールドを攻撃に転用し、バッファは左手の長い鉤爪や拡張武器の『ゾンビブレイカー』を振るう。ギンペンはアームドアローから矢を放ったり、それを槍のように突いたり薙ぎ払ったりしてジャマトを撃破していく。ナーゴはアームドハンマーを軽々と振り回し、ダパーンは『マグナムシューター40X』からレーザーを発射する。
ギーツ「ったく、まるでゴキブリだな…」
バッファ「なんだよ翔、もう飽きたのか?」
ギーツ「んなわけあるか。」
5ライダー達の背後には、大勢の一般人がいる。彼らはその人々を守らなければならない。
ダパーン「よっと…ひゃあ、まだ居るのかぁ。」
ギンペン「翔が言ったように、本当にゴキブリのようだな。」
ナーゴ「でも、ここで引き下がる訳には…」
彼らの前方には、多くのジャマト達がいる。
ダパーン「なぁ翔ちん、俺の武器使うか?」
ギーツ「その必要はねぇ…」
ギーツはそう言うと、シールドレイズバックルを押し込み、必殺技を発動する。
音声が響いた直後、ギーツはレイズシールドを投げた。
ギーツ「ムンッ!!」ブォンッ!!
シールドはジャマト達目掛けて飛んで行き、ジャマト達を怯ませた。
ギーツ「ダパーン!ギンペン!」
ダパーン「おっ!?」
《CHARGE TACTICAL SHOOT》
ダパーンはマグナムシューター40Xのレバー(狐の尻尾型の打鉄)を引いてエネルギーをチャージし、トリガーを引き、巨大な赤いレーザーを放った。
ギンペン「よし…!」
ギンペンはダパーンと同時に、アームドアローから無数の矢を放った。ジャマト達は爆発に包まれたが、まだ全滅はしていない。
ギーツ「バッファ!ナーゴ!」
バッファ「くっ!!」
バッファはゾンビブレイカーのカバーを上部までスライドしてポイズンチャージをし、手を放してカバーを戻す。
その後、ゾンビブレイカーのトリガーを引き…迫りくるジャマト達を一気に薙ぎ払った。
ナーゴ「いきます!!」
最後に、ナーゴが巨大化したアームドハンマーで残りのジャマト達を潰し、ジャマト達の殲滅に成功した。人々が歓声を上げる中、5ライダー達はどこかへ去っていった。
ヘルメス「よくやった、これでミッションは成功だ。しばらくゆっくり休むと良い。」
ヘルメスが姿を消した後、スコアが表示された。
諒芽「よっしゃあ!!1位だー!!」
紫「3位か、まぁまぁだな。」
友香「4位ですか、残念です…」
1位は諒芽、翔はビリだった。
一海「翔…」
翔「悔しいが、次回こそは俺が1位を取る。」
初の戦いでは黒星だった翔。しかし、彼らの戦いはこれからである。