ある日…6人のライダー達は皆、デザイア神殿に呼び出された。
アフロディーテ「皆様、ようこそおいでくださいました♪」
ライダーのを出迎えたのは、アフロディーテだ。
翔「何の用だ?」
アフロディーテ「今日は…あら、翔さんにすっかり懐いているようで♪」
翔の腕の中で笑うモンスターバックルを微笑ましく見るアフロディーテ。そして、コホンと咳払いし、用件を話す。
アフロディーテ「ジャマトは進化する怪物…それも、原因はこちらでは判断がつかない状況です。そこで、皆様に助っ人をご用意いたしました!!」
一海「助っ人?ウバウゾージャマトに対しては、プリキュアこそが最高の助っ人じゃ?」
アフロディーテ「しかし、通常のジャマトはプリキュア達の力では倒すことはできません。というわけで、新たな仮面ライダーを3人出撃させていただきます♪」
現在、ライダーの数は6人。そこに、新しいライダーが加わり、9人となる。戦力アップをすることが、運営側の狙いだそうだ。
アフロディーテ「いずれも、顔出し声出しNGの研修生です。まず、ギーツ&ダパーンペアには、こちら…その名は……
です♪」
アフロディーテがそう言うと…
どこからともなく、頭部はカボチャを思わせる色合いのクマ科モチーフの仮面ライダーが姿を現した。このライダーこそ、『仮面ライダーパンクジャック』である。パンクジャックは6人の前に立つと、アイドルのように手を振った。そして、翔と諒芽の元にやって来る。
諒芽「おぉっ、カッコいいじゃねぇか!俺は鏡 諒芽、よろしくな!」
諒芽はパンクジャックと握手しようと手を伸ばすが…パンクジャックは諒芽をスルーし、翔の元へ向かった。
諒芽「…へっ、シカト?」汗
困惑する諒芽を余所に、翔と握手しようと手を伸ばすパンクジャック。
翔「フンッ、俺はまだてめぇを信用してねぇ。あまり馴れ馴れしくすんじゃねぇぞ?後、気安く寝坊助に手ェ出すんじゃねぇ…やったらどうなるか分かってんだろうな?」
パンクジャック「……。」
低い声を出し、冷たい眼差しを向けてくる翔から離れるパンクジャック。
諒芽「おいおい、パンクジャックは俺らの仲間になるんだろ?何もそこまで敵視しなくても」
翔「お前は甘すぎるんだよ…仲間を装って、スパイの可能性だってあんだからよぉ、なぁ寝坊助?」
モンスター「…?」
アフロディーテ「え、えっと…つ、続いてバッファ&タイクーンペアには、こちら……
です♪」
続いてライダー達の前に姿を現したのは、ベージュ色のフクロウ、或いはミミズクがモチーフで、仮面ライダーギンペンに酷似している仮面ライダー『仮面ライダーケイロウ』だ。彼らの前に立つと、ガッツポーズからファイティングポーズを取って見せた。
一海「仮面ライダーケイロウ、俺は木場 一海、よろしく!」
幸喜「俺は仲本 幸喜、よろしくな!!」
ケイロウ「!!」
ケイロウは躊躇うことなく、一海と幸喜と握手を交わした。
幸喜「って、ああぁぁっ!!お前、俺にブーストキックをしたやつか!?」
驚く幸喜に、ケイロウは『ごめんごめん!』と言うように手を合わせてペコペコしている。
アフロディーテ「最後に、ギンペン&ナーゴペアにはこちら…
です♪」
紫と友香の前に現れたのは、白いヤギをモチーフにしたライダー『仮面ライダーレター』だ。パンクジャックとケイロウのように、何かリアクションをすることは無く、淡々と現れた。
紫「レター、私は東雲 紫だ、よろしく頼む。」
友香「浅井 友香です、よろしくお願いします♪」
レター「…。」コクッ…
紫と友香の自己紹介を聞き、静かに頷くレター。
アフロディーテ「助っ人として登場した仮面ライダー達は、皆様の力になってくれますが…信頼関係が第一です、それでは…ご健闘をお祈りします♪」
こうして、9人となったライダー達は、拠点となっているシェアハウスに戻って来た。
一海「あっ、そうだ…翔、これ。」カチッ…
翔「蛇口じゃねぇのか?」
一海「いやいや、流石にハズレバックルを渡す訳には行かねぇだろ?」汗
翔「…そうか。」
一海からドリルバックルを受け取った翔は、バックルを眺め始める。
翔「…?」
パンクジャック「……。」ジー…
翔が眺めているバックルを見つめるパンクジャック。
翔「お前、これが欲しいのか?」
翔の言葉を聞くと、彼を見るパンクジャック。
翔「お前にはこれがお似合いだ。」スッ…
しかし、翔が渡したのはシールドバックルだった。
翔「そんなに信頼して欲しけりゃ、行動で示せ。」
パンクジャック「♪」
翔からシールドバックルを受け取ったパンクジャックは何も言わないが…嬉しそうな反応をしている。
幸喜「そうだ、ケイロウ!このバックル、良かったら使ってくれ!」
幸喜は緑色の槍の形をしたバックルを、ケイロウに渡した。
友香「レターさん、どれか好きなのをどうぞ♪」
友香と紫は、手持ちのバックルを全て出し、レターに選ばせていた。
紫「遠慮することは無い。」
レター「……。」
レターが手に取ったのは、プロペラバックルだった。
紫「もう1つ良いぞ?」
紫がそう言うと、『もう大丈夫』と言うように手を上げるレター。その時、スパイダーフォンが鳴った。どうやら、ジャマトが出現したようだ。
翔「…行くか。」
ライダー達は、現場へと直行した。
現場に到着すると、プリキュア達がホールスタッフジャマトやシェフジャマト達と戦っていた。
幸喜「プリキュア達を助けねぇと!!」
翔「待て仲本、先にお前達が行け。俺達だけじゃなく、プリキュア達からも信頼される必要がある。」
翔がそう言うと、パンクジャック、ケイロウ、レターはバックルをドライバーにセットし、武装する。
パンクジャックはアームドシールドに、ケイロウはアームドスピアーに、レターはアームドプロペラとなった。
そして、プリキュア達を助けるため、ジャマト達に突撃していく。
プレシャス「あっ!皆、仮面ライダーだよ!!」
スパイシー「えっ?」
ヤムヤム「はにゃ、ホントだ!!」
フィナーレ「見たこと無いライダーだな。」
まず、パンクジャックがレイズシールドを用いて、1列に並ぶジャマトにタックルをお見舞いする。次に、レターがスライディングしながらレイズプロペラを回転させ、ジャマト達を薙ぎ倒していく。ケイロウはプリキュア達の前に立ち、迫り来るジャマトをレイズスピアで攻撃する。
紫「プリキュア達、大丈夫か?」
スパイシー「えぇ、大丈夫…それより、あのライダー達は?」
幸喜「へへっ、新しいナマカだ!!」
一海「仲間な?」汗
フィナーレ「そうか、味方であれば頼もしい。」
諒芽「おっしゃ、俺達もそろそろ」
翔「まだだ。」
バックルをセットしようとする諒芽を止める翔。
幸喜「どうしてだ?数が多い方が効率的だろ?」
翔「普通はそう思う…だが、戦国大名の徳川家康は少ねぇ方が勝つって予想し、結果はその通りとなった。」
プレシャス「えっ、そうなの!?」
ヤムヤム「し、知らなかった…!」
翔「だからこそ、俺は予想しよう…この勝負、
パンクジャック達を見ると、しっかり連携しながらジャマト達と交戦している。ナイフを投げられると、レターがレイズプロペラで防ぎ、レターの後ろからケイロウが飛び出し、レイズスピアを回転させてジャマトを倒す。次にパンクジャックが、ケイロウを跳び箱のように飛び越え、レイズシールドをブーメランのように投げてジャマトを倒していく。
スパイシー「すごい、沢山いたジャマトが…残り僅かに…!」
フィナーレ「なるほど、数が多ければ多いほど、連携するのが難しくなるからか…」
翔「その通りだ。」
パンクジャック、ケイロウ、レターはバックルを操作すると、腰を低く落とす。
パンクジャックはレイズシールドを装備した右腕に力を込めると、強烈なエルボーバットを繰り出した。すると、衝撃が発生し、残りのジャマトを大きくふっ飛ばした。
レターは空中に飛び上がると、レイズプロペラを高速回転させ、突風を起こす。ケイロウも空中に飛び上がり、右手に持っているレイズスピアを思い切り投げ付けた。レイズスピアが着地すると同時に大爆発を起こし、残りのジャマト達は全て撃破された。
諒芽「す、スゲェ…あんなにいたジャマト達を倒しちまった…!!」
プレシャス「ジャマト達には、私達の浄化技は効かないんだよね…何でだろう?」
翔「本来、お前達はウバウゾーを浄化する為に居る…ジャマトはウバウゾーではねぇからな。俺達仮面ライダーは、ジャマトを潰す為に居るんだ。」
ヤムヤム「でもでも、ウバウゾーとジャマトが合体したのは…」
翔「その時は、お前達の力を借りねぇと倒せねぇ…お前達もそうだ、俺達ライダーの力を借りねぇと倒せねぇ…お互い様って訳だ。」
ジャマトは進化する、想像を超越して…この世界では、ウバウゾーとジャマトが1つになったウバウゾージャマトが現れてしまった。プリキュアと仮面ライダーの必殺技を同時に撃ち込まない限り、撃破することはできない。
一海「翔、そこまで分かるのか?」
翔「おいおい、俺が何もしてねぇとでも思ったのか?」
デザイアグランプリに参加して以来、ジャマトの研究に力を注いでいる翔。
翔(だが、肝心の黒幕が誰なのか…それはまだ、分からねぇんだよな……)
???「クックックックッ…青空 翔、やはり貴様は面白い。もっと我を楽しませてくれ。」
その頃、とある農園と思わしき場所では……怪しげな人物が、植物に水をあげている。
???「さぁさぁ、我の可愛いベイビーちゃん達…もっと大きくなれ大きくな〜れ〜♪」
その人物が水をやると、赤子の笑い声が周囲に響き渡った。