さぁ、ゲームの時間だ   作:やさぐれショウ

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20.助っ人

ある日…6人のライダー達は皆、デザイア神殿に呼び出された。

 

アフロディーテ「皆様、ようこそおいでくださいました♪」

 

ライダーのを出迎えたのは、アフロディーテだ。

 

翔「何の用だ?」

 

アフロディーテ「今日は…あら、翔さんにすっかり懐いているようで♪」

 

翔の腕の中で笑うモンスターバックルを微笑ましく見るアフロディーテ。そして、コホンと咳払いし、用件を話す。

 

アフロディーテ「ジャマトは進化する怪物…それも、原因はこちらでは判断がつかない状況です。そこで、皆様に助っ人をご用意いたしました!!」

 

一海「助っ人?ウバウゾージャマトに対しては、プリキュアこそが最高の助っ人じゃ?」

 

アフロディーテ「しかし、通常のジャマトはプリキュア達の力では倒すことはできません。というわけで、新たな仮面ライダーを3人出撃させていただきます♪」

 

現在、ライダーの数は6人。そこに、新しいライダーが加わり、9人となる。戦力アップをすることが、運営側の狙いだそうだ。

 

アフロディーテ「いずれも、顔出し声出しNGの研修生です。まず、ギーツ&ダパーンペアには、こちら…その名は……

 

仮面ライダーパンクジャック

 

です♪」

 

アフロディーテがそう言うと…

 

 

《ENTRY》

 

 

どこからともなく、頭部はカボチャを思わせる色合いのクマ科モチーフの仮面ライダーが姿を現した。このライダーこそ、『仮面ライダーパンクジャック』である。パンクジャックは6人の前に立つと、アイドルのように手を振った。そして、翔と諒芽の元にやって来る。

 

諒芽「おぉっ、カッコいいじゃねぇか!俺は鏡 諒芽、よろしくな!」

 

諒芽はパンクジャックと握手しようと手を伸ばすが…パンクジャックは諒芽をスルーし、翔の元へ向かった。

 

諒芽「…へっ、シカト?」汗

 

困惑する諒芽を余所に、翔と握手しようと手を伸ばすパンクジャック。

 

翔「フンッ、俺はまだてめぇを信用してねぇ。あまり馴れ馴れしくすんじゃねぇぞ?後、気安く寝坊助に手ェ出すんじゃねぇ…やったらどうなるか分かってんだろうな?」

 

パンクジャック「……。」

 

低い声を出し、冷たい眼差しを向けてくる翔から離れるパンクジャック。

 

諒芽「おいおい、パンクジャックは俺らの仲間になるんだろ?何もそこまで敵視しなくても」

 

翔「お前は甘すぎるんだよ…仲間を装って、スパイの可能性だってあんだからよぉ、なぁ寝坊助?」

 

モンスター「…?」

 

アフロディーテ「え、えっと…つ、続いてバッファ&タイクーンペアには、こちら……

 

仮面ライダーケイロウ

 

です♪」

 

 

《ENTRY》

 

 

続いてライダー達の前に姿を現したのは、ベージュ色のフクロウ、或いはミミズクがモチーフで、仮面ライダーギンペンに酷似している仮面ライダー『仮面ライダーケイロウ』だ。彼らの前に立つと、ガッツポーズからファイティングポーズを取って見せた。

 

一海「仮面ライダーケイロウ、俺は木場 一海、よろしく!」

 

幸喜「俺は仲本 幸喜、よろしくな!!」

 

ケイロウ「!!」

 

ケイロウは躊躇うことなく、一海と幸喜と握手を交わした。

 

幸喜「って、ああぁぁっ!!お前、俺にブーストキックをしたやつか!?」

 

驚く幸喜に、ケイロウは『ごめんごめん!』と言うように手を合わせてペコペコしている。

 

アフロディーテ「最後に、ギンペン&ナーゴペアにはこちら…

 

仮面ライダーレター

 

です♪」

 

 

《ENTRY》

 

 

紫と友香の前に現れたのは、白いヤギをモチーフにしたライダー『仮面ライダーレター』だ。パンクジャックとケイロウのように、何かリアクションをすることは無く、淡々と現れた。

 

紫「レター、私は東雲 紫だ、よろしく頼む。」

 

友香「浅井 友香です、よろしくお願いします♪」

 

レター「…。」コクッ…

 

紫と友香の自己紹介を聞き、静かに頷くレター。

 

アフロディーテ「助っ人として登場した仮面ライダー達は、皆様の力になってくれますが…信頼関係が第一です、それでは…ご健闘をお祈りします♪」

 

 

 

こうして、9人となったライダー達は、拠点となっているシェアハウスに戻って来た。

 

一海「あっ、そうだ…翔、これ。」カチッ…

 

翔「蛇口じゃねぇのか?」

 

一海「いやいや、流石にハズレバックルを渡す訳には行かねぇだろ?」汗

 

翔「…そうか。」

 

一海からドリルバックルを受け取った翔は、バックルを眺め始める。

 

翔「…?」

 

パンクジャック「……。」ジー…

 

翔が眺めているバックルを見つめるパンクジャック。

 

翔「お前、これが欲しいのか?」

 

翔の言葉を聞くと、彼を見るパンクジャック。

 

翔「お前にはこれがお似合いだ。」スッ…

 

しかし、翔が渡したのはシールドバックルだった。

 

翔「そんなに信頼して欲しけりゃ、行動で示せ。」

 

パンクジャック「♪」

 

翔からシールドバックルを受け取ったパンクジャックは何も言わないが…嬉しそうな反応をしている。

 

幸喜「そうだ、ケイロウ!このバックル、良かったら使ってくれ!」

 

幸喜は緑色の槍の形をしたバックルを、ケイロウに渡した。

 

友香「レターさん、どれか好きなのをどうぞ♪」

 

友香と紫は、手持ちのバックルを全て出し、レターに選ばせていた。

 

紫「遠慮することは無い。」

 

レター「……。」

 

レターが手に取ったのは、プロペラバックルだった。

 

紫「もう1つ良いぞ?」

 

紫がそう言うと、『もう大丈夫』と言うように手を上げるレター。その時、スパイダーフォンが鳴った。どうやら、ジャマトが出現したようだ。

 

翔「…行くか。」

 

ライダー達は、現場へと直行した。

 

 

 

現場に到着すると、プリキュア達がホールスタッフジャマトやシェフジャマト達と戦っていた。

 

幸喜「プリキュア達を助けねぇと!!」

 

翔「待て仲本、先にお前達が行け。俺達だけじゃなく、プリキュア達からも信頼される必要がある。」

 

翔がそう言うと、パンクジャック、ケイロウ、レターはバックルをドライバーにセットし、武装する。

 

 

《ARMED SHIELD》

 

《ARMED SPEAR》

 

《ARMED PROPELLER》

 

 

パンクジャックはアームドシールドに、ケイロウはアームドスピアーに、レターはアームドプロペラとなった。

 

 

《READY FIGHT!!

 

 

そして、プリキュア達を助けるため、ジャマト達に突撃していく。

 

プレシャス「あっ!皆、仮面ライダーだよ!!」

 

スパイシー「えっ?」

 

ヤムヤム「はにゃ、ホントだ!!」

 

フィナーレ「見たこと無いライダーだな。」

 

まず、パンクジャックがレイズシールドを用いて、1列に並ぶジャマトにタックルをお見舞いする。次に、レターがスライディングしながらレイズプロペラを回転させ、ジャマト達を薙ぎ倒していく。ケイロウはプリキュア達の前に立ち、迫り来るジャマトをレイズスピアで攻撃する。

 

紫「プリキュア達、大丈夫か?」

 

スパイシー「えぇ、大丈夫…それより、あのライダー達は?」

 

幸喜「へへっ、新しいナマカだ!!」

 

一海「仲間な?」汗

 

フィナーレ「そうか、味方であれば頼もしい。」

 

諒芽「おっしゃ、俺達もそろそろ」

 

翔「まだだ。」

 

バックルをセットしようとする諒芽を止める翔。

 

幸喜「どうしてだ?数が多い方が効率的だろ?」

 

翔「普通はそう思う…だが、戦国大名の徳川家康は少ねぇ方が勝つって予想し、結果はその通りとなった。」

 

プレシャス「えっ、そうなの!?」

 

ヤムヤム「し、知らなかった…!」

 

翔「だからこそ、俺は予想しよう…この勝負、ライダー(アイツら)が勝つ。」

 

パンクジャック達を見ると、しっかり連携しながらジャマト達と交戦している。ナイフを投げられると、レターがレイズプロペラで防ぎ、レターの後ろからケイロウが飛び出し、レイズスピアを回転させてジャマトを倒す。次にパンクジャックが、ケイロウを跳び箱のように飛び越え、レイズシールドをブーメランのように投げてジャマトを倒していく。

 

スパイシー「すごい、沢山いたジャマトが…残り僅かに…!」

 

フィナーレ「なるほど、数が多ければ多いほど、連携するのが難しくなるからか…」

 

翔「その通りだ。」

 

パンクジャック、ケイロウ、レターはバックルを操作すると、腰を低く落とす。

 

 

《SHIELD STRIKE》

 

 

パンクジャックはレイズシールドを装備した右腕に力を込めると、強烈なエルボーバットを繰り出した。すると、衝撃が発生し、残りのジャマトを大きくふっ飛ばした。

 

 

《SPEAR STRIKE》

 

《PROPELLER STRIKE》

 

 

レターは空中に飛び上がると、レイズプロペラを高速回転させ、突風を起こす。ケイロウも空中に飛び上がり、右手に持っているレイズスピアを思い切り投げ付けた。レイズスピアが着地すると同時に大爆発を起こし、残りのジャマト達は全て撃破された。

 

 

 

諒芽「す、スゲェ…あんなにいたジャマト達を倒しちまった…!!」

 

プレシャス「ジャマト達には、私達の浄化技は効かないんだよね…何でだろう?」

 

翔「本来、お前達はウバウゾーを浄化する為に居る…ジャマトはウバウゾーではねぇからな。俺達仮面ライダーは、ジャマトを潰す為に居るんだ。」

 

ヤムヤム「でもでも、ウバウゾーとジャマトが合体したのは…」

 

翔「その時は、お前達の力を借りねぇと倒せねぇ…お前達もそうだ、俺達ライダーの力を借りねぇと倒せねぇ…お互い様って訳だ。」

 

ジャマトは進化する、想像を超越して…この世界では、ウバウゾーとジャマトが1つになったウバウゾージャマトが現れてしまった。プリキュアと仮面ライダーの必殺技を同時に撃ち込まない限り、撃破することはできない。

 

一海「翔、そこまで分かるのか?」

 

翔「おいおい、俺が何もしてねぇとでも思ったのか?」

 

デザイアグランプリに参加して以来、ジャマトの研究に力を注いでいる翔。

 

翔(だが、肝心の黒幕が誰なのか…それはまだ、分からねぇんだよな……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「クックックックッ…青空 翔、やはり貴様は面白い。もっと我を楽しませてくれ。」

 

その頃、とある農園と思わしき場所では……怪しげな人物が、植物に水をあげている。

 

???「さぁさぁ、我の可愛いベイビーちゃん達…もっと大きくなれ大きくな〜れ〜♪」

 

その人物が水をやると、赤子の笑い声が周囲に響き渡った。

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