ロキ「いやはや、モットウバウゾーとジャマトが合体した個体を倒すとは…流石、青空 翔。」
その頃…ジャマーガーデンでは、ロキがジャマトの赤ちゃんに水やりをしながら、モニターを見ていた。水をあげる度に、赤ちゃんジャマトは笑い声や泣き声をジャマーガーデンに響かせている。
ロキ「しかし、可愛いジャマトが倒されるのを見るのは辛い……この際だ、ジャドウと同時にライダーも倒せるという快挙を上げてほしいものだ。」
ロキはそう言うと、赤ちゃんジャマトの1体を抱っこする。
ロキ「んん〜、可愛いでちゅねぇ♪」チュッ、チュッ、チュッ…
そして、赤ちゃんジャマトにキスをした。
リリーン!!リリーン!!
その時、電話が鳴り響く。
ロキ「…何だよぉ、折角ジャマトを可愛がってるのに……」
ロキはため息を付くと、電話を手に取る。
ロキ「はい…」
ゼウス『ロキよ、次のジャマトはまだなのか?』
ロキ「これはこれはゼウス様、もう既に整っておりますよ?」
ゼウス『ならば良い。』
ロキ「ところでゼウス様…ジャマトをジャドウ退治に使えないのでしょうか?もうこれ以上、ジャマトがやられるのを見るのは心苦しいんですよぉ……」
ゼウス『ジャドウ以外の者を襲っている時点でアウトじゃ…とにかく、さっさと次のジャマトを放て。』
ロキ「は、はい…!」
ロキ(あぁ…折角我が愛情を込めて育てたジャマトが、また……)
その頃…プリキュア達と協力してモットウバウゾーやホールスタッフジャマト、メイドジャマトを討伐してきたライダー達。
諒芽「よっ、高い高〜い!!」
一海「ほら寝坊助、こっちにいい音なるやつがあるぞ?」カラカラ♪
幸喜「いないいないいないいない……ばぁ~♪」
寝坊助(モンスターバックル)「キャッキャッ♪」
彼らは翔のモンスターバックルである『寝坊助』の世話を、翔を中心に協力している。寝坊助もすっかり彼らに懐いており、人見知りが段々無くなってきていた。諒芽には高く掲げられ、一海はガラガラを鳴らし、幸喜はいないいないばぁをする。
紫「ふっ、寝坊助もすっかり人馴れしてきたようだな。」
友香「はい!本当に良かったです♪」
紫も友香も子育てに協力してくれており、翔はジャマトの研究に集中することができるようになった。
翔(今度現れるジャマトは、おそらく…モットウバウゾージャマトよりも強力な個体だろう。モットウバウゾージャマトはブーストバックルを使うことで倒すことができた。しかし、それよりも強力な輩は…ブーストだけでは不十分……ましてや、プリキュアが居なければ倒すことは不可能に等しい……)
次に現れるジャマトも、恐らくライダー単体では倒すことは不可能…ウバウゾーと融合を果たしてしまった今、プリキュアの力を借りなければ倒せない。
アフロディーテ『皆様!!ジャマトが現れました!!』
アフロディーテから連絡が来たことで、翔達は現場へ向かう。既にプリキュア達がジャマトと交戦していた。翔達も仮面ライダーに変身すると、プリキュア達の援護を開始する。
ギーツ「ムンッ!!」ドゴォッ!!
ジャマト「ジャアッ!?」
プレシャス「ライダー!!」
ギーツ「ボサッとすんな、戦いに集中しろ。」
ギーツに続き、他のライダー達もジャマトとの戦いを始める。パンクジャックはレイズシールドを用いてタックルを繰り出し、ケイロウはレイズスピアーを用いて突きや槍回しを、レターはレイズプロペラで打撃を繰り出したり空中に飛び上がったりしてジャマトを翻弄する。
ダパーン「よしっ…こいつを使ってみるか。」
ダパーンはトンファーの形をしたバックルをセットし、バックルを操作する。
白が主体のカンフーのような衣装を模様した姿『トンファーフォーム』に変身したダパーンは、チェーンアレイバックルをライトンファーバックルのスロットにセットすると、ライトンファーバックルを操作する。
すると、ダパーンが右手に持っているライトンファーの先端に、チェーンアレイが装着され、モーニングスターのような武器になった。
ダパーン「おらよっと!!」ブゥンッ!!
ダパーンが鉄球を振り下ろすと、無数のジャマトを撃破した。パンクジャックもケイロウもレターも、小型バックルを上手く使いこなしながらジャマトと戦っている。
ギンペン「はぁっ!!やぁっ!!」ザシュッ!ズパッ!
ギンペンは新たに入手した小型バックル『レイズダガー』を振るい、ジャマトを倒していく。ナーゴはレイズクローで、バッファはゾンビブレイカーを唸らせながら、タイクーンはニンジャバックルで分身したりニンジャデュアラーでジャマトを薙ぎ倒していく。だが、最後のジャマトを攻撃した際、ウバウゾーが更に強化された個体『ゴッソリウバウゾー』が現れた。
ジャマト「…ジャッ!?」
それを見たジャマトが、ゴッソリウバウゾーの口内に飛び込んだ。すると、ゴッソリウバウゾーが植物のようなモノにつつみこまれていくと包み込まれていくと……
ジャマトと融合を果たし、『ゴッソリウバウゾージャマト』へと変わった。
スパイシー「す、姿が変わった…!?」
ヤムヤム「はにゃ!?ジャマトとゴッソリウバウゾーが!!」
ギーツ「…。」スッ……
プリキュア達が戸惑う中、ギーツはブーストバックルをドライバーに取り付け、バックルを操作する。
モンスターブーストフォームに切り替わると、モンスターバックルに指示を出す。
ギーツ「寝坊助、やれ。」
ギーツがそう言った次の瞬間…モンスターバックルは大声で泣き声を発する。しかし…ゴッソリウバウゾージャマトは全く怯まない。
プレシャス「寝坊助ちゃんの泣き声が、効かない…!?」
フィナーレ「強化個体…只者ではないようだな…!」
ギーツ「ま、そーだろうな…」
モンスターバックルの泣き声が効かないのは、ギーツの想定内だった。
ギーツ「だが、肉弾戦はどうだろうな!?」
ギーツは地面を蹴ると、瞬時にゴッソリウバウゾージャマトの懐へ入る。そして、腹部目掛けて強烈なアッパーカットを繰り出した。
ギーツ「ムンッ!!」ドゴォッ!!
しかし、ゴッソリウバウゾージャマトはケロッとしている。
ゴッソリウバウゾージャマト「ゴッソリジャバウゾォォオオ!!」ブゥンッ!!
ギーツ「…っと。」サッ…
ギーツ(肉弾戦もダメか…)
ゴッソリウバウゾージャマトはギーツに反撃してくるが、ギーツは攻撃をヒラリと躱す。
タイクーン「くらえっ!!」ビュビュビュビュビュッ!!
タイクーンは手裏剣状の光弾をゴッソリウバウゾージャマトに放つ。
タイクーン「んおっ!?これもダメなのか!?」
ダパーン「だったら…そぉれ!!」ブォンッ!!
ダパーンはモーニングスターと化したライトンファーを振り降ろすが、ゴッソリウバウゾージャマトはそれをキャッチすると…
ゴッソリウバウゾージャマト「ゴッソリジャバウゾォォオオオオ!!」ブゥンッ!!
それをダパーン目掛けて投げて来た。
ダパーン「うぉっ!?」
間一髪で攻撃を避けたダパーン。
バッファ「俺が行く!!」
バッファはゾンビブレイカーのカバーを上部までスライドし、エネルギーを溜める。その後、ゴッソリウバウゾージャマト目掛けて突進していく。
ゴッソリウバウゾージャマト「ゴッソリジャバウゾォォオオ!!」
ゴッソリウバウゾージャマトはバッファ目掛けて巨大な腕を振るってくる。
バッファ「鬼の突撃、舐めんじゃねぇ!!」
バッファはスピードに乗りながら走り、ゾンビブレイカーのトリガーを引く。
バッファ「でええぇぇやぁぁああああああああ!!」ヴオオォォッ!!
そして、ゴッソリウバウゾージャマト目掛けてゾンビブレイカーを思い切り振り下ろした。
しかし、ゴッソリウバウゾージャマトの装甲は堅く…バッファのゾンビブレイカーですら受け付けない。
ヤムヤム「ライダーの攻撃すら効かないなんて…!」
スパイシー「諦めちゃダメ、きっと何か方法がある…!」
プリキュア達も諦めず、ゴッソリウバウゾージャマトに攻撃を放つ。しかし、どれもこれも全く効いていない。
ギーツ「…ん?」
その時…モンスターバックルが息を切らし始めた。
ギーツ(マズいな、寝坊助が力尽きやがった…こうなったら。)
ギーツ「ダパーン!!マグナムバックルを寄越せ!!」
モンスターバックルが弱体化すると、使用者も弱体化してしまう。この状態で無理はできない。そう感じたギーツは、ダパーンにマグナムバックルを要求した。
ダパーン「何か作戦があんのか!?」
ギーツ「良いから寄越せ!!寝坊助が力尽きようとしてんだよ!!」
ダパーン「わかった!!」
ダパーンはギーツ目掛けてマグナムバックルを投げ渡した。それを受け取ったギーツは、ドライバーからモンスターバックルを外し、マグナムバックルを装着すると…バックルを操作する。
マグナムブーストフォームに変わったギーツは、マグナムシューター40Xを構える。
ギーツ「コイツには原点で挑まなければ攻略はできない…さぁ、ゲームの時間だ。」
そう言うと、ブースターで加速しながら駆け回り、ゴッソリウバウゾージャマトに弾丸を撃ち込む。
ゴッソリウバウゾージャマト「ゴッソリ…ジャバ!?」
プレシャス「わぁ、速い速い!!」
ヤムヤム「今度は攻撃が効いてるよ!!」
スパイシー「私達も行こう!!」
フィナーレ「あぁ、今がチャンスだ!!」
プリキュア達もギーツに続き、ゴッソリウバウゾージャマトを攻撃し始める。
ギーツ「フンッ…」ガチャン…
ギーツはドライバーを回転させ、ブーストマグナムフォームに切り替わる。
ギーツ「プレシャス、行くぞ!!」
プレシャス「うん!!」
そして、キュアプレシャスと共にゴッソリウバウゾージャマトにパンチを放つ。
ギーツ「ッ!!」ヴォォオオオオッ!!
ギーツとプレシャスのパンチは、ゴッソリウバウゾージャマトの顔面に直撃した。
ゴッソリウバウゾージャマト「ジャバアアァァッ!?」
ゴッソリウバウゾージャマトの巨体が、後方に吹き飛ばされ…地面に勢いよく叩き付けられた。
ギーツ「スパイシー!!」
スパイシー「はいっ!!」
ギーツはスパイシーに合図を送ると、マグナムシューター40X(ライフルモード)のレバーを引き、エネルギーを溜める。
スパイシーがゴッソリウバウゾージャマトを拘束すると、ギーツはマグナムシューター40Xから深紅のレーザーを放った。
レーザーはゴッソリウバウゾージャマトの身体を貫通し、大ダメージを与える。
ギーツ「ヤムヤム!!」
ヤムヤム「は〜い♪」
次にヤムヤムに合図を出すと、ハンドガンモードに切り替えたマグナムシューター40Xのレバーを引き、再びエネルギーを溜める。
ヤムヤムがスパークを纏ったエネルギー刃を放つと同時に、ギーツはマグナムシューター40Xから弾丸の雨を降らす。
ギーツ「フィナーレ!!」
フィナーレ「あぁ!!」
フィナーレに合図を出したギーツは、マグナムシューター40Xを左側のレイズバックルホルダーに収納すると、マグナムバックルを操作する。
フィナーレが放つビームと共に、ギーツもマグナムシューター40Xから巨大なレーザーを放った。ギーツとプリキュア達の攻撃を受けたゴッソリウバウゾージャマトは、段々弱って来ていた。
ギーツはマグナムブーストフォームに戻ると、ブーストバックルを操作する。
ドライバーから待機音が響き渡ると、ギーツはメンバー全員に指示を出す。
ギーツ「全員、総攻撃…
俺達は…勝つ!!」
ギーツの声を聞き、ライダー達はそれぞれのバックルを操作する。
ライダー達が必殺技を放つと同時に、プリキュア達も浄化技を放つ。
プリキュア達が合体浄化技を放つと同時に、ギーツも必殺技を放つ。
ライダー達とプリキュア達の必殺技がゴッソリウバウゾージャマトに命中した時、ゴッソリウバウゾージャマトは穏やかな表情になる。
ゴッソリウバウゾージャマト「おなかいっぱい♪」
プリキュア達とライダー達が手を合わせると…
ゴッソリウバウゾージャマトは、完全に浄化されたのだった。
アフロディーテ『ミッションコンプリートです!!』
ゴッソリウバウゾージャマトの攻略に成功したところで、ライダー達のミッションは完了した。
ローズマリー「皆スゴイじゃない!!ライダー達も流石ね!!」
翔「ほざけ、俺達だけでは奴を倒せなかった。スゲェのはプリキュア達の方だ。」
ゆい「ううん、私達もライダー達が居なかったらあのウバウゾーを倒せなかった。だから、ありがとう!!」
ゆいがお礼を言うと、翔達の身体が光り始める。
らん「はにゃっ!?どうしたの翔さん!?」
翔「この世界にいるジャマトは、皆消滅した。さっきのウバウゾージャマトを倒したからな。」
驚くらんに淡々と説明する翔。先程のゴッソリウバウゾージャマトが撃破された事で、この世界にいるジャマトは全滅したのだ。
ここね「翔様…」
翔「そんな顔すんな、死にやしねぇんだから。」
寂しげな顔をするここねに、無表情を貫きながら翔は言う。
あまね「しばしの別れか。」
一海「あぁ、短い間だったけど…世話になった。」
幸喜「プリキュア達と友達になれて、嬉しかったぜ!」
ゆい「…また、会えるかな?」
紫「願い続けていれば、いつか叶うだろう。」
友香「そうです、ですから悲しまないでください。」
諒芽「この世界が再び危機に晒された時、俺達仮面ライダーは必ずやって来る。まぁ、平和なのが1番良いんだけどさ。」
翔達を包む光は、段々と強くなっていく。
ローズマリー「仮面ライダーの皆、本当にありがとう。」
翔「礼は要らねぇ…」
翔はゆい達に右手を突き出すと、ゆっくりとサムズアップする。
そして、翔達は眩い光に包まれていき、姿を消した。
ここね「…行っちゃったね。」
らん「うん。」
ゆい「でも、また会えるよ!私は信じる、いつか必ず…もう一回会えるって。」
あまね「あぁ、そうだな。」
その頃、デザイア神殿では……
アフロディーテ「皆様、お疲れ様でした!」
ヘルメス「つまらぬ物だが、良かったら食べて欲しい。」
6人のライダー達はアフロディーテとヘルメスからすき焼きをご馳走して貰っていた。
一海「いやいやムグムグ…こりゃあモグ、最高級ですyモグモグ!!」
幸喜「うおぉ!!すき焼き食うのめっちゃ久しぶりなんだが!!アムッ…う、美味え〜!!」
諒芽「ウマッ!?ウマァッ!!」バクバクッ!!
紫「お前達…少しは遠慮したらどうだ?」汗
友香「あはは、食べ盛りですねぇ。」苦笑
ヘルメス「おかわりならいくらでもある、遠慮する必要はない。」
アフロディーテ「腹が減っては戦はできぬ、ですよ?」
翔「……。」
プリキュアの世界で美味しさを分かち合った事を思い出しつつ、デザイア神殿でもすき焼きの美味しさを分かち合うメンバー達であった。
パンクジャック「……。」
ケイロウ「……。」
レター「……。」
彼らが食事をしている中…パンクジャック、ケイロウ、レターは3人同時に変身を解いた。
彩羽「ふぃ〜、つっかれたぁ!!」
N「アタシも、身体が鈍っていたわぁ…」
V「…うん、疲れたね。」
顔出し声出しNGの3人は、翔もよく知っているメンバー……パンクジャックは姉の彩羽、ケイロウは元ジャドウの転生者 N、レターは同じく元ジャドウの転生者 Vであった。NとVは地獄の刑務所で模範囚となっており、デザイアグランプリの結果次第では天国に行ける可能性があった。しかし、彼らには天国に行きたいという願望は無く…寧ろ、世話になった翔に恩返しする為にエントリーした。彩羽は翔の援助は勿論の事、面白そうだからという理由でエントリーした。
彩羽「ウヘへ〜、翔君から貰った盾…大事に使お〜っと♪」
N「普段は鞭を愛用しているけれど、槍も嫌いじゃないわぁ!!」
V「このプロペラ…もっと有効に使えないかな……?」