さぁ、ゲームの時間だ   作:やさぐれショウ

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29.終わらぬミッション

ギーツ「ムンッ!!」ズバァッ!!

 

鬼ジャマト「ジャアッ!?」

 

その頃、ギーツは襲い掛かって来た鬼ジャマトの殲滅に成功した。

 

ギーツ「中々面白い相手だったな。」

 

ギーツの中で、鬼ジャマトはかなり手応えのある相手だったようだ。それぞれ違う血鬼術を使用する、その上攻撃されても瞬時再生する。首を切断すると倒せる。

 

ギーツ「ま、できればもう戦いたくはねぇがな……」

 

 

「おーい、翔ー!!」

 

 

ギーツ「…ん?」

 

声がした方を振り向くと、タイクーンと蜜璃が走って来るのが見えた。

 

ギーツ「タイクーン、ジャドウライダーはどうした?」

 

タイクーン「安心してくれ、俺がぶっ飛ばしたぜ!!」グッ!!

 

蜜璃「聞いてよ翔君!!幸喜君凄かったんだよ!!分身したり身代わりの術を使ったり、手裏剣をたっくさん出したり!!」

 

ギーツ「わかったわかった、それは鬼をぶっ倒した時に話せ。」汗

 

ジャドウライダーが倒れた事で、この世界がジャドウの好き勝手にされることはなくなった。だが…

 

ギーツ「って…おい、何故ゲームクリアにならない?」

 

タイクーン「おっ、それもそうだな…なぁ、ジャドウライダーは倒しただろ?」

 

ヘルメス『残念だが、ゲームマスターからの承認が無い為…まだゲームは終わっていない。』

 

どうやら、ゲームマスターからの承認が無ければクリアにはならないようだ。ジャドウライダーを倒しても、まだ里を襲う鬼が残っている。

 

タイクーン「そういや、炭治郎達を助けに行かねぇと!!」

 

ギーツ「だな…おい、もう1人…時透はどうした?」

 

蜜璃「無一郎君なら上弦の鬼を倒したよ!!」

 

どうやら、無一郎…上弦の鬼との戦いに勝利したようだ。何故知っているかというと、鬼殺隊には鎹鴉(かすがいがらす)という情報を伝達する鳥がいるのだ。

 

蜜璃「でも、上弦の鬼はもう1体いる。」

 

ギーツ「なら、ソイツをぶっ潰せば良いんだな?」

 

タイクーン「よっしゃあ!!まだまだ行くぜぇぇ!!」

 

2人のライダーは、蜜璃と共に炭治郎達の救援へと向かった。

 

 

 

その頃、炭治郎達は……

 

喜怒哀楽の鬼が1つになった新たな鬼『憎珀天』と死闘を繰り広げていた。だが、どの鬼よりも力が強い憎珀天に苦戦を強いられていた。それは、禰豆子も玄弥も同じ……何故なら、憎珀天は喜怒哀楽の血鬼術をも使え、独自の血鬼術までも使うことができる。やがて、炭治郎は憎珀天が生み出した龍に飲み込まれてしまった。

 

炭治郎「くっ…うぅ……!!」

炭治郎(駄目だ…押し潰され……)

 

どんどん押し潰されていく炭治郎……

 

憎珀天終わりだ…

 

憎珀天が炭治郎にトドメを刺そうとしたその時……

 

 

 

ゲームはまだ終わってねぇ!!

 

 

 

三日月に、3つの人影が姿を現す。1人は自在に伸びる日輪刀を構え、もう1人は双剣を構え、最後の1人は巨大な腕と小さな短刀を構える。

 

憎珀天「…!!」

 

最初に蜜璃が日輪刀で憎珀天が生み出した龍を斬っていく。それに続いてタイクーンも、ブーストで加速をしながらニンジャデュアラーで龍を斬っていく。

 

禰豆子「ッ!!」

 

やがて、全ての龍が斬られた後…蜜璃とタイクーンは炭治郎の救出に成功した。

 

憎珀天「…柱か。

憎珀天(それに、何だあの獣は…?見たこと無い術を使う……)

 

蜜璃「きゃああぁぁ!!凄いおばけ、あれなに!?」

 

タイクーン「大丈夫か、炭治郎!?」

 

蜜璃が炭治郎を背負い、近くにはタイクーンがいる。

 

炭治郎「か、甘露寺さん!!仲本さん!!」

 

蜜璃「大丈夫?遅れてごめんね、ギリギリだったね。」

 

タイクーン「炭治郎、俺達も戦う!!協力しようぜ!!」

 

2人が地上に降り立つと、炭治郎は慌てて口を開く。

 

炭治郎「甘露寺さん、仲本さん!!」

 

蜜璃「炭治郎君。」

 

そんな彼に、蜜璃は……

 

 

蜜璃「休んでて良いよ〜!!頑張ったね〜、偉いぞ♪」

 

 

…と、彼を褒め称える。

 

炭治郎(こ、鼓膜が破れて聞こえない…)汗

 

戸惑う彼に、タイクーンが近付く。

 

タイクーン「って、おい炭治郎!!怪我してるじゃねぇか、ちっと見せてみ?」

 

彼はそう言うと、炭治郎の傷を軽く手当した。

 

蜜璃「うん…炭治郎君、禰豆子ちゃんと玄弥君は私が助けるから。」

 

タイクーン「俺も行くぜ!!禰豆子と玄弥とも友達になるためにな!!」

 

そして、憎珀天の方を向く蜜璃とタイクーン。

 

憎珀天「…小娘が。

 

ギーツ「余所見してんじゃねぇよ…」

 

憎珀天「…!?」

 

 

ガキィンッ!!

 

 

やがて、ギーツのレイズダガーと憎珀天のバチがぶつかり、火花を散らす。

 

ガガガガガガガガッ!!

 

憎珀天(コヤツは狐か…気配を感じなかった……)

 

ギーツ「上弦…肆……お前、幹部クラスか…だが、その程度か?」

 

憎珀天「…何?

 

ギーツ「弱くて詰まんねぇって言ってんだよ、まだ分かんねぇのか?」

 

ギーツはレイズダガーで憎珀天のバチを弾き飛ばすと、モンスターグローブで憎珀天の身体に強烈なパンチを打ち込んだ。

 

 

ドゴォッ!!ギャアッ!!

 

 

憎珀天「ごはっ…!?」

 

憎珀天の身体が後方に大きく吹き飛ぶ。ギーツは空中に飛び上がり、タイクーンと蜜璃の近くに降り立つ。

 

タイクーン「おぉ!!翔、あの憎珀天に一撃入れたじゃねぇか!!お前すげぇな!!」

 

蜜璃「うんうん!!翔君カッコいい!!」

 

ギーツ「バカ野郎、あんなん効いてねぇよ。どうせアイツも、一定の条件で倒さねぇといけねぇだろうが…」

 

興奮するタイクーンと蜜璃の言葉を受け流すギーツ。

 

炭治郎「あ、青空さん!!」

 

ギーツ「…?」

 

炭治郎「あの鬼、上弦で…!!」

 

ギーツ「…そうか。」

 

炭治郎「…えっ?」

 

ギーツ「アイツがとんでもねぇ奴なのは分かる。その上、ありゃあ本体が別に居るんだろ?」

 

炭治郎「…!!」

 

ギーツの言葉に、目を丸くする炭治郎。

 

ギーツ「やっぱりなぁ…どーりで手応えがねぇ訳だ。」

 

禰豆子「ムー…!」

 

玄弥「あ、アンタら…」

 

ギーツ「後は任せろ、お前達は…今は休んでおけ。」

 

ギーツの隣に、タイクーンと蜜璃も立つ。

 

 

「さぁ、ゲームの時間だ。」

 

 

そして、柱と2人のライダーは…眼の前にいる悪鬼へと立ち向かっていった。

 

 

 

『デザイアグランプリのルール』

 

 

ゲームマスターからの承認が無ければ

 

ゲームクリアにはならない。

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