翔「ここに集められたってことは、ゲームの時間か?」
ヘルメス「御名答だ。」
最初の戦いから約1週間後、選ばれた5人はここ『デザイア神殿』へと集められていた。ここは、デザイアグランプリの参加者が集う場所である。
一海「…何やら1人、見慣れねぇ奴がいるが…?」
チャラ男「あぁ?なんだてめぇは?」
一海の隣りには、何やらモヒカンヘアのチャラい男がいた。
アフロディーテ「ここで戦えば、いかなる場合でも失格となります。」
アフロディーテがそう言ったことで、2人は大人しくなった。
チャラ男「んお?なぁなぁお嬢ちゃん、カワイイじゃ〜ん?連絡先交換しない?」
チャラ男は近くにいた友香にナンパを開始するが…
友香「お断りです。」
あっさりと拒否された。
チャラ男「まぁまぁ、そんな事言わずにさ?」
翔「そこまでにしろ、強制失格にさせるぞ?」
チャラ男「あ?んだとゴラァ?」
翔「俺こそがゲームマスターであり、俺が絶対だ。」
翔がそう言うと、ヘルメスとアフロディーテが彼の側に移動した。
チャラ男「……。」
大人しくなったチャラ男を見て、翔はヘルメスとアフロディーテに問い掛ける。
翔「…んで、ゲーム内容はあれだろ?」
ヘルメス「あぁ、アレだ。」
諒芽「アレってなんだ?」
アフロディーテ「題して『ゾンビ狩り』です。舞台はこの世界…謎のウイルスによってゾンビ達が発生、その領土の殆どを彼らが支配する世界です。」
チャラ男「って、これ【がっこうぐらし!】じゃね?マジで!?推しアニメだから嬉しいわー!!」
そこは、人間をゾンビに変えてしまう感染症のパンデミックによって地獄絵図と化した世界
の世界だ。この世界にある学校私立巡ヶ丘学院高等学校を舞台とし、様々なミッションをこなして行くのだ。
ヘルメス「ゾンビを倒せば倒す程、スコアを稼ぐことができる。ただし、1つだけ言っておくが…万が一ゾンビに噛まれた場合、例えライダーに変身していようがゾンビ化は進行する。十分に気を付けたまえ。」
ヘルメスはそう言うと、6人をがっこうぐらし!の世界へと転送させた。まもなく、参加者の身体は光へと包まれ、デザイア神殿から一瞬にして姿を消した。
6人が降り立った場所は、私立巡ヶ丘学院高等学校の正門前…数多のゾンビ達がいる場所だ。
チャラ男「おぉい!!いきなりゾンビかよ!!」
翔「バカ、叫ぶな…!」
翔が静止するも時既に遅く…6人にゾンビ達が迫って来る。
翔「チッ…!」
翔はドライバーにシールドレイズバックルをセットすると同時に強く押した。
仮面ライダーギーツ(アームドシールド)に姿を変え、襲い掛かって来たゾンビ達を返り討ちにする。
一海「俺達も行くぞ!!」
3人「「「あぁっ!!(はいっ!!)(おうっ!!)」」」
一海達も仮面ライダーに変身し、ギーツに加勢した。
バッファ「デエエヤァァアアアアッ!!」ズババババッ!!
ギンペン「はぁっ!!」バシュッ!!バシュッ!!
ナーゴ「やぁっ!!」バコォッ!!
ダパーン「オラオラオラオラオラァッ!!」バキュンッ!バキュンッ!
ゾンビ達と乱闘を繰り広げる5ライダー達…
チャラ男「は、はぁ?…な、何なんだよ……なんでアイツら、あんな得体の知れない奴と……や、やり合えるんだ…!?」
対してチャラ男だけは、混乱して動けずにいた。その後、5ライダー達の活躍で、ゾンビ達は全滅した。
すると、5ライダーとチャラ男の前にミッションボックスが現れた。
ギーツ「…へぇ、今度は鉄球か。」
ダパーン「何だこれ、蛇口か…?」汗
バッファ「おっ、シールドだ。」
ギンペン「またアローか…」
ナーゴ「私もまたハンマーでした…」
ギーツとダパーンは、新しいレイズバックルを入手したが…バッファは、ギーツが持っているシールド……ギンペンとナーゴは既に持っているレイズバックルが被った。しかし…
チャラ男「な、何だこれ…なんか強そう……!」
チャラ男が手に入れたレイズバックルも新型レイズバックルだった。ハンドルレバーやマフラーめいた造形のメタリックレッドのフレームが連なる比較的シンプルな見た目であるが、如何にも強そうである。
チャラ男「あ、あげねぇからな!?なぁっ!?」
ギーツ「うるせぇボケ。」
バッファ「てゆーか、お前何もしてねぇじゃん…」
ギーツとバッファは不機嫌そうに言うと、レイズバックルを外して変身を解いた。ダパーン、ギンペン、ナーゴも変身を解いた。
翔「…ん?」
ふと、翔は学校の上を見上げる。そこには、4人の少女達がこちらを見下ろしているのが見えた。
諒芽「おっ、所謂…第一村人的な」
チャラ男「由紀ちゃんじゃね!?隣には…胡桃と美紀もいる!!胡桃の隣には悠里もいんじゃねぇか!!おーい!!」
興奮したチャラ男は覗いている4人の少女達に手を振る。
翔「やめろ、怪しまれるぞ…」
翔が注意するが、チャラ男は全く聞いていない。案の定、4人の少女達は怪しい人物を見る目になり、奥に行ってしまった。
チャラ男「あっ、ちょっと待って!!」
翔「だから言っただろ、この間抜け…!」
チャラ男「な、なんだとぉ!?」
翔とチャラ男が睨み合う中、紫が校舎入り口を指差す。
紫「おい、さっきの4人がこっちに…!」
校舎からは、窓から覗いていた4人がこちらに向かって来ているのが見えた。
由紀「あ、あの…さっきは、ありがとうございました!!」
翔「…は?」
最初に喋った少女『丈槍 由紀』からの感謝に、困惑する翔。
胡桃「実はあたしら…アイツらの群れに困ってたんだ。そろそろ食料を調達したくてさ…」
悠里「本当にありがとうございました。」
チャラ男「いやいや、お礼なんて」
美紀「貴方ではなくて、そちらの5人に言ってるんですけど…」
胡桃「そうだ!大体さぁ、お前だけ何もしてなかったろ?おめでたい奴だな……」
何もしていないチャラ男は、美紀と胡桃に呆れられていた。
美紀「あの、そのベルト…一体何なんですか?」
翔「知ってどうする?」
紫「おい、翔…」汗
翔「これを知ったところで何になる?それがこの世界で生き抜くための役に立つのか、なぁ?」
4人の少女達に意地悪な返答をする翔に、メンバー達は困惑する。
友香「す、すみません…私、浅井 友香と申します。」
紫「私は東雲 紫。」
諒芽「おっす!俺は鏡 諒芽ってんだ!!」
一海「俺は木場 一海。」
翔「…青空 翔だ。」
由紀「私は丈槍 由紀、見た感じ皆は私達と同い年っぽいね?」
胡桃「あたしは恵飛須沢 胡桃、お前らアイツらとの戦いに慣れてるみてぇだな!!」
悠里「私は若狭 悠里と申します♪」
美紀「私は直樹 美紀です。」
武「お、俺…飯田 武……」
飯田 武とは…チャラ男の本名である。互いに自己紹介し合ったところで、翔はとある提案をした。
翔「お前達は、このドライバーについて知りたいのか?なら、食料調達とやらに俺達を同行させろ。数が多い方が、食料調達を調達しやすくなる…どうだ?」
胡桃「ホントか!?いやぁ、助かるよ!!」
美紀「いやいや、流石に怪しい人達を連れていくなんて」
由紀「良いね良いね!みーくん、青空君達強いから大丈夫だよ!!」
悠里「是非、お願いします。」
美紀「それで良いのか…」汗
翔「よし…んで、どこまで行くんだ?」
悠里「ここから少し離れた場所に大型ショッピングモールがあるので、そちらに向かいます。さぁ、どうぞこちらへ。」
悠里が案内したのは、かなり大きいキャンピングカーだ。
胡桃「おら乗れ!ゆーさんの運転はスゲェんだぞ?」
翔「俺はこの上で良い…」
由紀「えぇ、どうして?中に入ったら快適だよ?」
紫「由紀と言ったな、翔は女性が苦手な傾向があるんだ。」
若い女性が苦手な翔は、キャンピングカーに乗ることを拒み…屋上が良いと言う。
胡桃「外も良いよな?あたしも屋上に」
美紀「ダメです。」
こうして、翔達は学園生活部の4人と共に食料調達へと向かった。
武(ちっ、印象は最悪か……コイツらを退場させて、学園生活部と俺だけの世界にしてやる!!)