恋柱『甘露寺 蜜璃』と、『仮面ライダーギーツ』、『仮面ライダータイクーン』は、憎珀天が生み出した龍と死闘を繰り広げる。
憎珀天が背面の太鼓をバチで叩くと、龍が攻撃を開始する。
タイクーン「行くぜ、分身の術!!」ポポポポンッ!!
タイクーンは分身を生み出すと、迫り来る龍をいとも簡単に斬り刻んだ。
タイクーン「ッ!!」ヴォォオオオオッ!!
ブーストで加速すると、憎珀天の懐に入り込む。だが……
憎珀天は自身の口から強烈な超音波を放った。タイクーンは変わり身の術で、攻撃を避けたが…
タイクーン「げげっ、マジかよ!?」
変わり身の術として使用した丸太が、一瞬にして粉砕した。
タイクーン「ふぃ〜、あぶねぇあぶねぇ…」汗
蜜璃「ちょっと君!!おいたがすぎるわよ!!禰豆子ちゃんと玄弥君を返してもらうからね!!」
蜜璃が憎珀天にそう言うと、彼も彼女に言い返す。
憎珀天「黙れ、アバズレが…!!」
蜜璃「あばっ…あばずれ!?私?私の事!?」
蜜璃(信じられない!!あの子なんて言葉使うのかしら!?私の弟とそんな変わらない年のような見た目なのに!!)
ギーツ「おい、来るぞ!!」
まもなく、憎珀天は血鬼術の龍で攻撃を再開する。
そして、2体の龍の口から攻撃が発射された。1体は赤黒と青白の雷を、もう1体は超音波を放った。
ギーツ「…ムンッ!!」ブォンッ!!
ギーツが力強く腕を振るうと、紫色のエネルギー波と巨大化したグローブ型のエネルギーが発射された。それらは憎珀天の血鬼術とぶつかり合い、消滅させた。
ギーツ「甘露寺さん!!」
ギーツが作ったチャンスを、蜜璃は見逃さない。
彼女が繰り出した技は、飛び上がりながら猫が跳ねる様な軌跡で広範囲に三日月状の斬撃を何度も繰り出す。まるで新体操のようにアクロバティックな動きから繰り出す斬撃は、龍達を意図も簡単に斬り裂いていく。しかし、どれだけ斬っても…憎珀天は何度も龍を再生させる。再生した途端、太鼓を叩く憎珀天…再生した龍は、口から砲弾のような突風を放って来た。蜜璃、タイクーン、ギーツは攻撃をヒラリヒラリと避け、反撃を開始する。
まず、蜜璃が呼吸を発動し、龍を斬り刻む。次にタイクーンがブーストで加速しながら憎珀天に攻撃を仕掛ける。
タイクーン「オラオラオラオラアアアアァァッ!!」
憎珀天「小賢しい狸め…!!」
タイクーンの連撃を受け止めながら、太鼓を叩く憎珀天。そこで生み出された龍を、ギーツが粉砕していく。しかし、別の龍が口を開き…空中にいる蜜璃目掛けて無数の青いエネルギー波を放った。
蜜璃が発動した呼吸は、憎珀天の攻撃を全て防いだ。
憎珀天(この速さでも着いて来れるか…それに、鬱陶しい獣もいる……ならば……!!)
憎珀天は血鬼術を発動する。
彼が太鼓を連打すると、無数の龍が現れて広範囲を埋め尽くす。
蜜璃(きゃああぁぁ!!広範囲の術!!この数、受け切れるかしら…?)
タイクーン(やべぇ、これは避けきれねぇ…そんなら!!)
タイクーンは分身を生み出すと、ニンジャデュアラーの連続斬りで対抗する。ギーツもタイクーンと共に、モンスターグローブの連打で対抗する。その隙に、蜜璃は空中に飛び上がり、呼吸を発動する。
まるで竜巻を発生させるような斬撃は、憎珀天が生み出した大量の龍を打ち消すのには十分過ぎた。
タイクーン「スゲェな、蜜璃さん…俺達も負けてらんねぇな!!」
ギーツ「わざわざ言わんで良い!!」
タイクーンとギーツが憎珀天を妨害する中、蜜璃は憎珀天の首目掛けて日輪刀を伸ばす。
蜜璃「取った!!」
ギーツ「…!?よせ!!」
炭治郎「甘露寺さん!!ソイツは本体じゃない!!」
ギーツと炭治郎が叫ぶも、時すでに遅し…
蜜璃(判断を間違えちゃっt)
憎珀天は口を開くと、血鬼術を発動した。
彼の血鬼術は、蜜璃に命中してしまった。
タイクーン「蜜璃さん!!」
ギーツ「余所見すんなバカ野郎!!」
タイクーン「ぬおっ!?」
タイクーンが一瞬余所見をすると、小さな龍がタイクーンを吹き飛ばした。
タイクーン「いってぇ…あんにゃろお!!」
白目を向いて意識が飛ぶ寸前の蜜璃。だが、更に最悪な事態が立て続けに発生する。
寝坊助「ぜぇ…ぜぇ…!!」
まず、大量にエネルギーを消耗したモンスターバックルがバテ…続いて……
タイクーン「うわぁっ!?」バキィンッ!!
タイクーンのドライバーからブーストバックルが外れ、飛び去っていく。
ギーツ(マズイ!!アレを逃したら勝ち目が無くなる!!そうは行くかよ!!)
ギーツはジャンプすると、片手でブーストバックルをがっちりと捕まえた。
ギーツ「おい、大丈夫か!?」
タイクーン「蜜璃さん、しっかりしてくれ!!」
中々起きない蜜璃に、必死に声をかけるギーツとタイクーン。
憎珀天(信じ難い…この小娘、今の攻撃をくらって尚、肉の形を保っているとは……解せぬ…いや、そうか…)
意識を取り戻さない蜜璃に、ゆっくりと近づく憎珀天。
憎珀天(この小娘、図体に似合わぬ筋力…特異体質……)
甘露寺 蜜璃は、特異体質である。その体躯を構成する筋繊維の密度は、先天的要因によって常人の八倍にまで達しており、彼女が1歳2ヶ月の頃…重さ約15キロの漬物石を持ち上げたという凄まじい逸話を持つ程だ。
憎珀天(しかしまずは、頭蓋と脳みそを殴り潰しておくとするか!!)
ギーツ「ちっ!!」
拳を振り下ろしてくる憎珀天に対抗するため、ギーツは右腕の拳を振るった。だが、モンスターバックルが弱体化したことで、ギーツ自身も弱体化しており…
ギーツ「ぐわっ…!?」
憎珀天に意図も簡単に吹き飛ばされてしまった。
憎珀天「獣如きが、儂の邪魔をするな…!!」
再び蜜璃目掛けて拳を振り下ろす憎珀天。その時…炭治郎と禰豆子と玄弥が、間一髪で蜜璃とタイクーンを救出した。
蜜璃「ハッ!?」
地面に倒れると同時に、蜜璃は意識を取り戻した。
炭治郎「禰豆子、玄弥!!甘露寺さんと仲本さん、そして青空さんを守るんだ!!1番可能性のあるこの人たちが、希望の光だ!!この人たちさえ生きていてくれたら、絶対に勝てる!!」
その間、憎珀天は血鬼術として落雷を発動させる。
その落雷は、蜜璃とタイクーンが防いでくれたようだった。
蜜璃「柱なのに、ヘマしちゃってごめんねぇ!!仲間は絶対死なせないから!!」
タイクーン「俺もだ、友達を…大切な仲間達を死なせやしねぇ!!」
ギーツ「…けっ、てめぇ……やってくれたなぁ?」
蜜璃、タイクーン、ギーツはボロボロになっても…再び立ち上がる。
蜜璃「私、悪いヤツには絶対に負けない!!覚悟しなさいよ!!本気出すから!!」
タイクーン「そうだ!!俺達だってぜってぇ負けねぇからな!!」
ギーツ「てめぇに1つ言っておく…仮面ライダーが居る限り、悪が蔓延る事はねぇ!!」
憎珀天「…!?」
とてつもないガッツに、流石の憎珀天も少しだけ後退った。
ギーツ「寝坊助、よく頑張った!!後は俺らに任せて、しっかり休んでろ!!」
ギーツはモンスターバックルを外し、ブーストバックルを取り付ける。
ギーツの背後に、《BOOST》と言う文字が出現すると…
ギーツはバックルを操作する。
ブーストバックルからは赤い炎が勢いよく噴き出し、アーマーが形成される。
上半身はブースト、下半身はアームドダガーという『ブーストアームドダガー』と呼ばれる形態に変わったギーツは、レイズダガーを右手に持つ。
仮面ライダーと鬼殺隊、悪鬼による死闘が…再び、始まる。