さぁ、ゲームの時間だ   作:やさぐれショウ

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31.悪鬼との死闘『Round 2』

憎珀天から放たれた雷撃…それは、蜜璃とタイクーンが全て斬った。

 

炭治郎(全部斬った…かっこいい!!)

 

玄弥(あの狐のらいだー…姿が変わったぞ…!!)

 

禰豆子「…!!」

 

輝きを見せる蜜璃とタイクーン、ギーツに目を輝かせる炭治郎達。

 

蜜璃「上弦だろうが何だろうが関係ないわよ!!」

 

タイクーン「そうですね…おい憎珀天、俺達の本気はこっからだ!!」

 

ギーツ「…任せておけ、俺達がお前達を守ろう。」

 

ギーツ達が構えを取ると、憎珀天は太鼓を鳴らし、血鬼術で生み出した龍を伸ばしてくる。まず、蜜璃が日輪刀で龍を切り刻み…ギーツとタイクーンが走って行く。タイクーンはニンジャデュアラーを振るって龍を斬り、ギーツはブーストで加速しながらレイズダガーを振るって龍を斬っていく。

 

炭治郎「禰豆子、玄弥…!!」

 

禰豆子&玄弥「「!!」」コクッ

 

斬っても斬っても、龍はいくらでも再生する。そんな龍を、蜜璃とタイクーンとギーツが止める。

 

蜜璃「皆は先に行って、本体を倒して!!」

 

タイクーン「コイツは俺達に任せろ!!」

 

ギーツ「何が何でも必ず本体を倒せ、任せたぞ…?」

 

彼らが龍を止めている間に、炭治郎達は本体の元へと向かう。

 

憎珀天(…ワッパ共め。)

 

ギーツ「どこ見てんだ?」

 

憎珀天「ッ!?」

 

一瞬の隙を見逃さなかったギーツは、瞬時に間合いを詰め、憎珀天の顔面を殴った。彼の血鬼術よりも先にギーツのパンチがヒットした。ブーストの加速に乗ったパンチは、憎珀天を後方に大きくふっ飛ばす。彼が怯むと、龍の力が少し弱まる。

 

タイクーン&蜜璃((チャンス…!!))

 

これを見た蜜璃とタイクーンは、龍を片っ端から斬って斬って斬り刻んで行く。

 

ギーツ「ッ!!」ヴオオォォッ!!

 

憎珀天(獣如きが…!!)

 

ギーツは憎珀天と肉弾戦を開始し、彼の気を紛らわせる。憎珀天もギーツへの対応で精一杯で、中々太鼓を鳴らせずに居る。

 

ギーツ「お前の本気はその程度か?」

 

憎珀天「ナメるでない!!

 

ギーツが煽ると憎珀天は拳に力を入れ、右ストレートを放つ。それを躱したギーツは、憎珀天の腹部に左ストレートを放った。

 

 

ドボォッ!!

 

 

憎珀天「ッ!?」

 

ギーツは憎珀天へ近接攻撃を続ける。レイズダガーを巧みに振り、憎珀天の四肢を切断していく。再生しようが関係ない、また切断していく。

 

タイクーン「おい翔、憎珀天に攻撃は効いてねぇんじゃ!?」

 

ギーツ「いや、それは俺の誤解だった。」

 

憎珀天を攻撃しながら、ギーツはタイクーンと蜜璃に語り掛ける。

 

ギーツ「コイツをひたすら攻撃し続けろ!!本体の力の消耗は激しいはずだ。追い詰められれば追い詰められる程、コイツは強くなる…だが、裏を取れば力を使い続ければ使い続ける程弱くなる!!」

 

憎珀天…いや、半天狗の弱点を見抜いたギーツは、ひたすら憎珀天を攻撃し続ける。

 

蜜璃「成る程〜!!」

 

タイクーン「よし、燃えてきたぜ!!」

 

蜜璃とタイクーンもギーツに続き、憎珀天へ攻撃を開始する。

 

憎珀天「…!!」

 

憎珀天が口を開くと、ライダー達は右へ、蜜璃は左へ避ける。瞬間、彼の口から超音波が発生された。

 

タイクーン「へへっ、そんなの効かねぇっての!!」

 

タイクーンは分身の術を発動し、憎珀天を惑わす。その隙に、蜜璃が日輪刀を振るって憎珀天の太鼓を斬っていく。

 

ギーツ(そろそろアレを呼ぶか…)

 

ギーツが複眼を光らせると、どこからともなく赤いマシンが姿を現した。これは、『ブーストライカー』と呼ばれており、使用者によって様々な形態に変わることもできる。

 

蜜璃「わぁ、あれ何!?」

 

タイクーン「おい、姿が変わるぞ!?」

 

ブーストライカーはバイク形態から、狐のような姿『ギーツモード』に変形し、鳴き声を上げる。

 

 

キュウウゥゥッ!!

 

 

ギーツ「行くぜ、相棒?」

 

ギーツはそう言うと、ブーストバックルを操作し…

 

 

《BOOST TIME》

 

 

ブーストライカーと共に、憎珀天に追撃を開始していく。

 

蜜璃「私達も続こう!!」

 

タイクーン「はいっ!!」

 

蜜璃とタイクーンも、ギーツに続いて憎珀天へ追撃を開始する。ギーツは引き続き肉弾戦で憎珀天の気を逸らし、タイクーンは手裏剣型光弾で、蜜璃は日輪刀を伸ばして再生される憎珀天の太鼓を破壊していく。ギーツと共に、ブーストライカーが口から炎を放ち、憎珀天を攻撃する。

 

憎珀天「…くっ!!

憎珀天(この狐、只者ではない…何なんだ、あの術は…!?近くにいる狸も、いくつにも分裂できるのか…!?そこに面倒な柱が加わっていることで、更に面倒に…!!)

 

今度は形成逆転し、ギーツ達が憎珀天に圧倒的な力を見せつける。そうしている内に、もうすぐ夜が明けようとしてちる。

 

ギーツ「お前ら、相棒に乗れ!!」

 

ギーツがそう叫ぶと、ブーストライカーがタイクーンと蜜璃の近くに移動する。

 

憎珀天(こうなれば…せめて、あのワッパ共だけでも…!!)

 

憎珀天が太鼓を鳴らすと、1体の龍が炭治郎達が走っていった方角へ首を伸ばす。すると、ブーストライカーが空中に飛び立ち、蜜璃が空を舞う。そして、日輪刀1振りで龍を叩き斬った。

 

憎珀天「…!!」

 

蜜璃「守るって言ったでしょう…あっちには行かせないんだから!!」

 

タイクーン「お前の相手は、俺達だ!!」

 

タイクーンも空中を舞うと、ニンジャデュアラーの柄部分の8字手裏剣型必殺発動操作盤『シュリケンラウンダー』を回転させる。

 

 

《ROUND 1》

 

 

その後、デュアラーのトリガーを引き…憎珀天目掛けて緑色の斬撃を放った。

 

 

《TACTICAL SLASH!!》

 

タイクーン「どおおりゃああああぁぁっ!!

 

 

緑色の斬撃が飛んだ瞬間、ギーツはブーストバックルを捻り、空高くジャンプする。

 

 

BOOST DAGGER GRAND VICTORY!!

 

 

そして、憎珀天目掛けてライダーキックを放った。

 

憎珀天「!!」ドドドドンッ!!

 

憎珀天は太鼓を鳴らし、龍を生み出すが…ギーツの急降下キックとタイクーンの斬撃が龍を打ち消していく。やがて、ギーツのキックが憎珀天に命中する。

 

ギーツ「うぉぉおおおおおお!!

 

ギーツが雄叫びを上げると、憎珀天の身体が宙を舞う。そして、灰となって散って行った。炭治郎達が本体を倒すことに成功したようだ。憎珀天も倒れ、ライダー達は鬼殺隊の勝利に貢献したのだった。

 

 

 

憎珀天を倒した彼らが、炭治郎達と合流すると…そこには、驚くべき光景が広がっていた。

 

蜜璃「皆〜!!」

 

蜜璃は真っ先にメンバー全員を抱き締めた。炭治郎、禰豆子、玄弥、無一郎も皆生きている。

 

蜜璃「うわああああん!!勝った、勝ったよぉ〜!!」

 

幸喜「おぉ、禰豆子…お前…!!」

 

蜜璃「…えっ?ええぇぇっ!?」

 

いつの間にか太陽を克服した禰豆子を見て、蜜璃は声を上げて驚き、幸喜は言葉を失っていた。皆が無事だった事に、涙を流す一同。その中に、幸喜も含まれている。

 

翔「…。」

翔(これで、一先は一件落着だろう…良かったな、竈門兄妹。)

 

すると、翔と幸喜の身体が光り始める。

 

炭治郎「ッ!?どうしたんですか、青空さん!!仲本さん!!」

 

翔「どうもしてねぇよ、俺達はただ…元の世界に帰るだけだ。」

 

幸喜「変なライダーも、悪鬼も倒した事だし、俺達の役目はここまでって訳だ。あっ、そうだ!!なぁ炭治郎、禰豆子、玄弥…俺と友達になってくれないか?」

 

幸喜がそう言うと、炭治郎達はニッコリ笑う。

 

炭治郎「勿論です仲本さん!!」

 

禰豆子「うん、ともだち…!!」

 

玄弥「マジで助かった、ありがとうな。」

 

幸喜「あっ、蜜璃さん、無一郎!!」

 

蜜璃「うん!!最高の友達ができて嬉しいよ!!」

 

無一郎「君、変わってるけど…面白いね。」

 

蜜璃と無一郎も笑顔を見せている。

 

幸喜「へへっ、また異世界の友達ができた…俺は幸せだ…うぅっ!!」ポロポロ

 

翔「じゃあな…短い間だったが、世話になった。」

 

炭治郎「青空さん、仲本さん!!本当にありがとうございました!!貴方がたの事は、決して忘れません!!」

 

禰豆子「しょう、こうき…またね!!」

 

玄弥「達者でな?」

 

無一郎「またね。」

 

蜜璃「翔君、幸喜君、元気でね!!」

 

やがて、翔と幸喜の身体が強い光に包まれて行き…炭治郎達の前から姿を消した。

 

 

炭治郎(青空 翔さん、仲本 幸喜さん、本当にありがとうございました。貴方達は、英雄です…!!)

 

晴れた青空を見上げながら、炭治郎は思った。こうして、鬼滅の刃の世界でのゲームは、トゥルーエンドという形で幕を閉じたのだった。

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