さぁ、ゲームの時間だ   作:やさぐれショウ

34 / 58
34.ジャドウライダーを討伐せよ『ブラーリ編・その3』

フォージャー家のお出かけに同行することになった一海と諒芽。ミュージカルのステージでは、アーニャは目を半開きにしたまま爆睡し、何故かヨルは両目の下にクマができていた。

 

一海「あの〜、ロイドさん…お二人、いや3人ダウンしてますよ?」汗

 

諒芽「…うーん。」

 

諒芽は終始つまらなさそうにしていた。

 

ロイド(よし、次行こう。)

 

その後、一同は美術館にやって来た。

 

ロイド「アーニャ、ここでは大きな声を出すなよ?」

 

アーニャ「うぃ。」

 

うぃ…それは、アーニャなりの返事と思われる。

 

諒芽(ひょえ〜、どれも高そうな絵ばっかりだな!!)

 

一海(高そうな絵ばっか…多分コイツはそう思ってるだろうな。)汗

 

一流の音楽の次は、一流のアートに触れて以下略…ロイドはそう思っていた。だが……

 

 

アーニャ「父〜、スッポンポンスッポンポン!!」

 

諒芽「ブッフォ!!w」

 

アーニャ「首ちょんぱ身体ちょんぱ!!」

 

諒芽「ブフゥッ!!がっははははwww」

 

 

アーニャの容赦無い言葉に、諒芽はとうとう笑いを堪える事ができなくなり…大爆笑した。

 

ロイド「大きな声を出すなと言ったろ…」汗

 

一海「諒芽、お前なぁ…!!」汗

 

そんな2人に呆れるロイドと一海。ふと、ヨルを見てみると…彼女は一枚の絵に釘付けになっていた。よく見ると、そこにはギロチンや処刑される寸前の人物、大勢の大衆が描かれていた。

 

ロイド「よ、ヨルさん…?」

 

一海(あ、やっぱこの人変わってるな…)汗

 

恐ろしげな絵にうっとりするヨルに、困惑するロイドと一海。

 

 

 

美術館の後は、一休みすべくとあるショッピングモールの休憩スペースにやって来た。ここでは、子どもでも楽しめるような設備がいくつもある。アーニャはお絵かきスペースを指差しながら言う。

 

アーニャ「アーニャあれやりたい!」

 

ロイド「お絵かきか、良いぞ。ヨルさん、一海君と諒芽君も一休みしましょうか。」

 

ヨル「はい。」

 

一海「わかりました。」

 

諒芽「了解です!!」

 

近くには椅子があるため、子どもを見守りながらリラックスすることができる。アーニャは何かをブツブツ言いながら何かを描いている。

 

ロイド「そろそろ行きましょうか。」

 

ヨル「えぇ。」

 

ロイドは次の場所に移動する為、アーニャを呼びに行く。

 

アーニャ「できたー!!」

 

アーニャも絵が完成したようだ。

 

ロイド「アーニャ、次行くぞ?」

 

アーニャ「っ!?」

アーニャ(これ見られたら、アーニャの能力バレちゃう…!!)

 

そう思ったアーニャは、描いた絵を隠そうと貼り付く。だが、ほとんど隠れていない。

 

ロイド「おぉ、大作だな。」

 

諒芽「おっ?森の中にブタ(?)が居るな。」

 

アーニャ「これはお城に住んでるキメラさん!!」

 

諒芽「あぁ、悪い悪い。」

 

ロイド「でも、ボンドマンは分かるぞ、当たりだろ?」

 

アーニャ「うい…」

 

一海「あれ?よく見たらこれ、仮面ライダーか?」

 

アーニャ「そ!バッハとザパーン!!」

 

一海「バッファとダパーンな?」汗

 

すると、アーニャは何故かホッとしたような顔をしていた。仮面ライダーの戦いを見ていたのか、バッファとダパーンのことも知っているようだ。名前は覚えられていないが……

 

ロイド「次は仕立て屋に行くぞ?」

 

 

 

仕立て屋に着くと、ヨルとアーニャの服を作ってもらう事に。面接の為の服を所望しているのだ。購入した後、店を出て街を歩く。

 

諒芽「…?」

 

ふと、諒芽は後ろを振り向く。

 

一海「どうしたんだ、諒芽?」

 

諒芽「…いや、何でも無い。」

諒芽(誰かに着けられてる気がするな…)

 

諒芽は一海に手招きをし、耳元でこう呟く。

 

諒芽「なぁなぁ、この間の奴が来てる気がするんだ。

 

一海「何だって?

 

諒芽「多分だけど、仲間も引き連れてるかも…でけぇ半グレ組織のリーダーって神様言ってたからな。

 

一海「ソイツはヤバいな、待ち伏せるか?

 

諒芽「だな。

 

嫌な予感を感じた2人のライダーは、準備を整える。

 

ロイド「…?どうかしましたか?」

 

一海「あ、ロイドさん。ちょっと近くを散策して来ても良いですか?」

 

ロイド「構いませんよ。」

 

写真屋に入ったフォージャー家を見送ると、来た道を少しだけ戻って行く。

 

諒芽「おい、いい加減出てきたらどうだ?」

 

諒芽がそう言うと、路地裏から九頭夫が姿を現した。それも、数多くの半グレ達を連れて…

 

半グレ「おっ?コイツらかぁ、中々ショボそうな奴らだぜ!!」「ギャハハハ!!こっちは50人もいんだ、勝ったも同然だぜ!!」

 

半グレ達は鉄パイプやナイフ、数人はピストルを手にしている。

 

九頭夫「よぉ、今日こそがてめぇらの命日だ!!」

 

九頭夫はそう言うと、デザイアドライバーにハンマーバックルをセットする。

 

一海「私利私欲の為に力を振るうようなバカに、仮面ライダーを名乗る資格なんてねぇ!!」

 

諒芽「上等だ、返り討ちにしてくれるわ!!」

 

一海はゾンビバックルを、諒芽はマグナムバックルをセットする。

 

 

《SET》

 

 

「「「変身ッ!!」」」

 

 

《GRAB! GRASHER! ZONBIE》

 

《MAGNUM》

 

《ARMED HAMMER》

 

《READY FIGHT!!

 

 

彼らが仮面ライダーに変身が完了したタイミングで、写真屋からフォージャー家が出て来てしまう。

 

ブラーリ「お前らあの家族を狙え!!男は殺して、女とガキは攫え!!」

 

ブラーリが指示を出すと、半グレ達は一斉にフォージャー家に襲い掛かる。

 

半グレ「「「ヒャッハアアァァ!!」」」

 

バッファ「そうはさせるか!!」ガツンッ!!

 

 

《POISON CHARGE》

 

 

すかさずバッファは、拡張武器であるゾンビブレイカーのカバーを足蹴りでスライドし、トリガーを押す。

 

 

《TACTICAL BREAK》

 

バッファ「でえぇやぁぁああああ!!

 

 

そして、ゾンビブレイカーから紫色の衝撃波を襲い掛かって来た半グレ達に飛ばした。

 

ドガァァアアアアン!!

 

半グレ「「「ぎゃあっ!?」」」

 

半グレ達は爆発に包まれ、ボロ雑巾と化して地面に突っ伏した。

 

ダパーン「はいはい皆々様!パンダヒーローの力、とくとご覧あれ!!」

 

ダパーンはハンドガンモードのマグナムシューター40Xのレバーを引く。

 

 

《BULLET CHARGE》

 

 

その直後、半グレ達の銃に向かって実弾を放ち、銃を破壊した。

 

半グレ「しまった、銃が!!」「くそっ、どうすれば!?」

 

ブラーリ(つっかえねぇなコイツら…ならばオレがやる!!)

 

ブラーリはハンマーバックルを操作すると、レイズハンマーにエネルギーを纏わせる。

 

 

《HAMMER STRIKE》

 

 

ブラーリがレイズハンマーを地面に叩きつけると、赤色のエネルギー波が高速で発射された。

 

バッファ(マズい、避けたらフォージャー家に当たっちまう!!)

 

ダパーン(ならば、己の身を盾にして防ぐしか!!)

 

バッファとダパーンは自身を盾にして、フォージャー家を守り…ブラーリの必殺技を受けた。

 

バッファ&ダパーン「「うわああぁぁ!!」」

 

地面を転がるバッファとダパーン。

 

ブラーリ「おいその程度かぁ?この間の勢いはどこに置いてきたんだあぁん?」

 

バッファとダパーンを煽るブラーリ。

 

バッファ「ほざけ、俺達はまだ倒れねぇ!!」

 

ダパーン「仮面ライダーは人類の為に戦ってるんだ、簡単にはやられねぇよ!!」

 

気合いを入れて立ち上がるバッファとダパーン。バッファはゾンビバックルを操作すると、左手のバーサークローを地面に叩きつける。

 

 

《ZONBIE STRIKE》

 

 

すると、地面から無数の手が現れ、ブラーリを捕らえる。

 

ブラーリ「ぐおっ!?何だこれ、う、動けねぇ…!!」

 

突然の事に戸惑うブラーリ。

 

ダパーン「バッファ、ちっと小型バックル持ってねぇか?」

 

バッファ「蛇口ならある!!」

 

ダパーン「オッケー、借りるぜ?」

 

ダパーンはウォーターバックルをマグナムシューター40Xに取り付け、蛇口を捻る。

 

 

《WATER》

 

 

音声が響くと、バッファはブラーリ目掛けて突進し、頭部の角でブラーリを宙に飛ばした。そのタイミングでダパーンは、マグナムシューター40Xのトリガーを引く。

 

 

《TACTICAL BLAST》

 

 

マグナムシューター40Xからは凄まじい量の水が勢いよく噴射された。

 

ブラーリ「冷てええええぇぇ…!!」

 

大量の水に撃たれたブラーリは、そのまま遠くまで飛ばされた。

 

半グレ「り、リーダーがやられたぞ!!」「に、逃げろ!!あんな奴らに敵う訳ねぇ!!」

 

リーダーがやられた半グレ達は戦力がガタ落ちし、逃げ出そうとする。

 

バッファ「…逃がすか!」

 

バッファは再びバックルを操作し、地面から無数の手を出現させて半グレ達を1人残らず全員捕らえた。ダパーンが警察に通報し、まもなく半グレ達は全員逮捕された。

 

警官「お前…仮面ライダーか!?」

 

アーニャ「まって!!バッハとザパーンみかた!!」

 

ヨル「この仮面ライダー達は、私達を守ってくれたのです。」

 

ロイド「私達が見ていました。」

 

バッファとダパーンも逮捕されそうになったが、フォージャー家が無実を証明してくれた。

 

 

 

その後は演説を見に行ったり、レストランで食事をしたり、リフレッシュをしたり…だが、そこでひったくりを見てしまった。老婆が男に財布を盗られたのだ。

 

ヨル「逃がしません、待ちなさーい!!」

 

諒芽「ヨルさん、俺も行きます!!」

 

ひったくり犯をヨルと諒芽が追い掛ける。ロイドはアーニャを抱いて行動を開始する。ふと、アーニャが鼻血を出してしまったが…途端に「ケーキ食べたい」と言い、指を指す。彼女の人差し指の先には、不自然な歩き方をする男の姿があった。

 

一海(あれが犯人か…諒芽に知らせねぇと。)

 

一海はスマホを取り出し、諒芽に電話をかける。しかし、諒芽が到着するよりも早く、ロイドがひったくり犯から財布を取り返す事に成功した。その後、老婆に財布を返し、感謝された。

 

ロイド「ありがとうヨルさん、今日は良い気分転換になりました。また仕事、頑張ります。」

 

ロイドの言葉に、思わず頬を赤く染めるヨル。ロイドの頬も赤くなっていた。

 

アーニャ「父と母、いちゃいちゃ?」

 

アーニャの言葉に「「してません!!」」と同時に言った。

 

一海「良い家族だな、諒芽。」

 

諒芽「だな〜、やっぱりお似合いだよな。」

 

その後、買い物を済ませた後、フォージャー家宅に帰ってきた。その後、アーニャは模擬面接の続きをしたのだが、後半から上手く行かなくなった。ヨルがココアやコーヒーを淹れ、心を落ち着かせた。

 

一海「あ、ロイドさん。今夜は俺達が飯を作ります。」

 

諒芽「今夜は日本料理である寿司を握ります!!」

 

ロイド「そうですか、ではよろしくお願いします。」

 

アーニャ「すし!!ワクワク!!」

 

ヨル「どのようなお寿司ができるのでしょうか。楽しみにしてます。」

 

一海と諒芽は夕食として『寿司』を振る舞った。マグロやサーモン、鯛やいくら、たまご等の定番のネタは勿論、巻物や軍艦巻、焼き肉や天ぷら等の変わり種のネタも作った。食事の時、フォージャー家が寿司に舌を巻いたのは言うまでも無い。幸せそうに寿司を食べるフォージャー家を見て、彼らを絶対に引き裂けさせないと胸に誓う一海と諒芽であった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。