友香「すみません紫さん、私が油断したばかりに…」
紫「気にする必要はない、盗られたら取り返せば良い。」
モンスターバックルを奪われ、落ち込む友香を慰める紫。彼女達はとある寮を拠点に、活動をすることにしたようだ。だが、場所が分かっていない。その時…
どこからか、女性の悲鳴が聞こえて来た。
紫「まさか、ジャドウライダーか?」
友香「紫さん、行きましょう!!」
紫と友香が悲鳴のした方へ向かうと、1人の少女がジャマトに襲われているのが見えた。
???「いや…だ、誰か……」
ジャマトA「ジャッ…」
???「た…助けて……!!」
青いボブカットが特徴の少女を取り囲むポーンジャマト達。そこに、紫と友香が駆け付ける。
紫「はぁっ!!」ドゴッ!!
ジャマトA「ジャッ!?」
友香「やぁっ!!」バキッ!!
ジャマトB「ジャアッ!?」
ジャマトに攻撃し、少女を守るように立ち塞がる紫と友香。
友香「大丈夫ですか?」
???「…は、はい……だ…誰、ですか?」
紫「私は東雲 紫だ。」
友香「浅井 友香です♪」
少女に自己紹介した紫と友香は、レイズバックルを取り出し、ドライバーに装填する。
紫は仮面ライダーギンペンに変身し、2振りのレイズファンを構える。友香は仮面ライダーナーゴとなり、レイズクローを構える。
突然の出来事を理解できず、戸惑い始める少女。
???「えっ、それ…何ですか…?」
ギンペン「後ほど話す、後敬語は不要だ。」
ナーゴ「見た所、私達と同い年っぽいですからね。」
???(えぇ、この人達の方がよっぽど大人っぽいような……)汗
ギンペンとナーゴは、戸惑う少女を守る為にジャマトと戦いを始める。ギンペンはレイズファンをブーメランのように投げ、ジャマト達を撃破していく。ナーゴはレイズクローを駆使して、近接戦でジャマト達を薙ぎ倒して行く。
ギンペン「ふっ!!」ブンッ!!
ギンペンはエネルギーを纏ったレイズファンを投げ、残るジャマトを倒していく。後から走ってくるジャマトを、ナーゴが撃破する。
ナーゴ「にゃあっ!!」
レイズクローから放たれた黄色い衝撃波は、迫り来るジャマト達を斬り裂いた。
???「…!!」
ギンペン「よし。」
ナーゴ「お嬢さん、お怪我はありませんか?」
あかね「あ、はい…あの、私『黒川 あかね』って言うの。」
ギンペン「では、あかねと呼んで良いだろうか?」
ナーゴ「よろしくお願いします、あかねさん♪」
あかね(紫さんも友香さんも凄かったなぁ…あの怪物を簡単に倒しちゃうなんて……)
知り合ったあかねに、寮の場所を案内して貰った紫と友香は、この世界における重要人物の1人と接触する事に成功した。あかねと別れ、自室へと向かう紫と友香。そこで、またも重要人物と接触する。
かな「おっ、新しい住人さん?初めまして、私は『有馬 かな』、何か分かんない事とかあったら聞いてね♪」
紫「よろしく、私は東雲 紫。」
友香「私は浅井 友香です、よろしくお願いします、かなさん♪」
有馬 かな…10秒で泣ける天才子役と呼ばれていた少女。今も芸能活動を続けており、演技の才能は抜群である。この寮で一人暮らしをしており、偶然にもゆかと友香の部屋と近い。
かな「二人共、何歳なの?」
紫「16だ。」
友香「私も16です。」
かな「へぇ、じゃあ私よりも後輩ね。まぁ、だからといって敬語は使わなくて大丈夫、折角友達になれたんだもん。」
紫と友香が16歳に対し、かなは1つ上の17歳である。かなとすぐに打ち解ける事ができた紫と友香。
かな「あっ、そうだ。ねぇ2人はこれ知ってる?」
かなはスマホを操作すると、動画を見せて来た。
紫&友香「「!!」」
その動画を見て、言葉を失う紫と友香。何故なら…
ナッジスパロウ『人類の皆様、ごきげんよう。私はナッジスパロウ、この街に仮面ライダーギンペンと仮面ライダーナーゴという悪のライダーが現れました。しかし、ご安心ください。このナッジスパロウが、皆様をギンペンとナーゴからお守り致します。何故なら私は拳法の使い手、剣、槍、弓、様々な武器を使いこなす事ができます。もしギンペンとナーゴ、そして奇妙な怪物を見かけたら、この番号にご連絡ください。私がすぐに駆け付けます。』
その動画には、討伐対象のジャドウライダー『仮面ライダーナッジスパロウ』が映っていたからだ。
かな「このナッジスパロウもそうだけど、ギンペンとナーゴ…うーん、よくわかんないなぁ。」
紫&友香「「……。」」
かな「…ん?紫、友香、どうしたの?」
バックルを奪われただけでなく、自分達の信頼を地の底まで落とそうとするナッジスパロウの狡猾さ…紫と友香は、行動で信頼を得ようと誓い、必ずナッジスパロウを撃破してみせるという事を心に誓った。