ある日、9人のライダー達はデザイア神殿に呼び出された。
アフロディーテ「皆様、お待ちしておりました♪」
翔「いっつも急に呼び出しやがって…」
ヘルメス「まぁそう言わないでくれ、漸くゲーム内容を思い付いたんだ。今回のゲームはきっと楽しめるだろう。」
ヘルメスがそう言うと、モニターにゲーム内容が表示される。
幸喜「キャンプゲーム?なんだ、キャンプでもするのか?」
ヘルメス「そのとおりだ。今回の舞台となる世界は、ここだ。」
志摩リンと各務原なでしこを中心に、アウトドア趣味を楽しむ女子高校生たちの日常を描く。2人の主人公がつねに行動をともにしているわけではなく、ネットを介してつながっている場面も多い。キャンプのマナーや知識が詳細に解説されているほか、作者の自画像が犬なためか作中で犬に関連する話題や演出が頻出するのも特徴のひとつ。
メインとなる舞台は山梨県だが、静岡県や長野県南部もなどの隣接エリアも登場する。また、山梨県は舞台となったフィールドの紹介サイトも立ち上げている。
タイトルにある「△」は文字のデルタではなく、キャンプのテントを記号的に表現したものである。
今回はこの世界がゲームの舞台である。
ヘルメス「ゲームマスターからもメッセージが来ている。戦いばかりで疲れているだろう、自然の空気でも浴びてリフレッシュして欲しい…とな。」
翔「ジャマトさえいなけりゃあ、リフレッシュになるんだがなぁ…ゲームってことは、ジャマトもいんだろ?分かってんだよ…」
ヘルメス「当然さ、なんせゲームだからな。では、転送するぞ。」
ヘルメスが指パッチンをすると、9人の身体が光り始め、その直後一瞬にして9人の姿が消えた。
9人が降り立ったのは、自分達がいる世界となんら変わらない山…その山のキャンプ場と思わしき場所に、彼らは降り立った。近くには湖もある。既に日が落ち、もうすぐ夜になる。
係員「あ、お待ちしておりました。ご予約された、青空 翔様御一行ですね?」
一海「えっ、予約した覚えはぐぇっ!?」
翔「少し黙ってろ、バカ野郎。」
一海を黙らせた翔はさっさと手続きを済ませ、仲間達の元へ戻って来た。
紫「しかし、キャンプをするにも道具がないな。」
その時、スパイダーフォンが鳴り、アフロディーテの声が聞こえて来る。
アフロディーテ『キャンプ道具を持っているジャマトが現れました。彼らを倒してキャンプ道具を手に入れてください。皆様、ご健闘をお祈りします。』
そして、何やらキャンパーの格好をしたジャマト達が姿を現した。ゆるキャン△の世界に適合するため、ポーンジャマトが派生した『キャンパージャマト』だ。急にジャマトが現れ、係員はビックリしている。
諒芽「安心してください、俺らが倒しますんで!!」
翔「NとVと姉貴はその人を守れ。」
翔が指示を出すと、メンバー達はテキパキと動く。その後、9人はレイズバックルを取り出し、デザイアドライバーに装填する。
翔は仮面ライダーギーツ(ブーストフォーム)になり…
バッファ「うしっ!!」
一海は仮面ライダーバッファ(ゾンビフォーム)に……
タイクーン「おっしゃあ、キャンプ来たぁぁああああ!!」
幸喜は仮面ライダータイクーン(ニンジャフォーム)に……
ダパーン「っしゃあっ!!」
諒芽は仮面ライダーダパーン(マグナムフォーム)に……
紫は仮面ライダーギンペン(フローズンフォーム)に……
友香は仮面ライダーナーゴ(ビートフォーム)に……
彩羽は仮面ライダーパンクジャック(モンスターフォーム)に……
Nは仮面ライダーケイロウ(アームドプロペラ)に……
Vは仮面ライダーレター(アームドアロー)へと姿を変えた。
9人のライダー達は、キャンパージャマトを倒すべく走り出す。まず、先陣を切ったのはギーツ。ブーストバックルの力で加速をしながら、素早く重い一撃を当てていく。
ギーツ「…?」
ふと、右の林をチラ見すると…何やら、寒そうにしているピンク髪の少女の姿があった。それを見たギーツは、仲間達に指示を出す。
ギーツ「おい!!ジャマト共を急ぎで倒せ!!遭難者と思わしき奴を発見した!!」
バッファ「何っ!?」
ダパーン「遭難者はどこだ!?」
ギーツ「男は行くな!!ギンペンとナーゴに行かせる!!」
ギンペン「翔、遭難者は!?」
ギーツ「あそこにいんだろ?」
ナーゴ「あ、あのぉ…大丈夫ですか?」
ギンペンとナーゴがその少女の元に向かうと、彼女はビックリして後退りをする。
ギンペン「驚かせて申し訳ない、私達は怪しい者では……って、この姿で言っても説得力は皆無か。」
ナーゴ「あの怪人は私達がやっつけますので、安心してください?」
すると、2体のキャンパージャマトがギンペンとナーゴに襲いかかって来た。すかさずバックル操作を行うギンペンとナーゴ。
ドライバーから音声が響くと、ギンペンはフローズンスティックを、ナーゴはビートアックスを1振りし、キャンパージャマトを撃破した。キャンパージャマトが撃破されると、キャンプに必要な道具がその場に落ちた。
ギンペン「ふむ、テントか。これは必須だな。」
ナーゴ「これは寝袋ですね。」
少女「……!」ポロポロ
ギンペンとナーゴを信頼できる者だと判断し、安心したのか少女の目からは涙が…鼻からは鼻水がこぼれる。
ギンペン「さぁ、一先ずこっちへ。」
ギンペンとナーゴは少女を保護し、組み立てたテントに避難させた。
タイクーン「どぉらぁっ!!」シャキンッ!!
キャンパージャマトA「ンジャアッ!?」ドサッ…
タイクーン「おっ、これってガスバーナーじゃねぇか!!」
キャンパージャマトを撃破したタイクーンは、ガスバーナーを手に入れた。
バッファ「俺は鍋とかポットを手に入れたぞ。」
ダパーン「はいはーい、俺はフライパンとかグリル!!」
バッファとダパーンもキャンプ道具を手に入れていた。その頃、係員を守るパンクジャック達もジャマトを倒し、キャンプ道具を入手した。
パンクジャック「おっ、これはトングとかお玉とか包丁やハサミ、フライ返しとかが入ってる。食器もある。」
ケイロウ「アタシはランタンとマッチを手に入れたわ。」
レター「私は紙皿とか調味料。」
係員「あ、ありがとうございました…!!」
3人「「「いえいえ♪」」」
その頃、ギーツは1人でキャンパージャマト達と戦っていた。その中に、何体かガタイの良いキャンパージャマトがいる。
ギーツ(あれは幹部クラスか、一気に決めてやる…)
ギーツはブーストバックルを2回捻り、構えを取る。
ドライバーから音声が響き渡ると、どこからともなくブーストライカーが出現…狐の姿『ギーツモード』へと姿を変えた。
ブーストライカーが鳴き声を響かせた時、ギーツはブーストバックルのハンドルを捻る。その直後、ブーストライカーが高速でジャマト達を取り囲む形で走り回る。
ギーツは地面を蹴ると、ジャマトの周りをブーストライカーの高速移動で囲み連続キックを喰らわせる。これは、仮面ライダードライブの必殺技を真似て、翔が考案した必殺技『ブーストドロップ』だ。ブーストバックルを使っているため、炎のエフェクトが入り、キャンパージャマト達はあっさり全滅した。薪、レジャーシート、人数分のキャンプ用チェア、折り畳みテーブル、キャンプクッカー…ガタイの良いジャマトからは、肉や野菜、水等の飲食料が落ちた。
パンクジャック「翔くーん!!ジャマトやっつけたよ!!」
ギーツ「係員はどうした?」
レター「怪我もしてないし、無事。」
ギーツ「よくやった、他のメンバーも呼んで来い。こいつらを運ぶの手伝ってくれ。」
ケイロウ「アタシ、皆を呼んでくるわね。」
ケイロウはレイズプロペラで空を飛び、仲間達を呼びに行った。その後、ギーツが手に入れたキャンプ用品を運ぶのを手伝った。
夜になり、火起こしをした後…少女に事情を伺う事に。何でも、今日山梨に引っ越してきたばかりで、富士山を見に自転車でここまで来ていたとのこと。そこで疲れて寝過ごしてしまい、起きたらジャマトに囲まれており、必死で逃げていたとのこと。なんとかうまく逃げ切り、どうしようと思い隠れていた時にライダー達を見た。ジャマトを目の前で倒したギンペンとナーゴを見て、安心したとのこと。
翔「事情は分かった、あのトンネルのトコは下り道だろ?だったらすぐじゃねぇか。」
少女「ムリムリムリ!!ちょー怖いぃぃいいいい!!」
翔「なら家に連絡して迎えに来て貰えば良いじゃねぇか。」
少女「あっ、そっかー!!」
少女は自分のスマホを探すが、出てきたのは…
少女「スーマホ♪」
スマホではなく、トランプだった。
翔「……お前、ふざけてんのか?」
少女「ふ、ふざけてませんごめんなさいゴメンナサイ!!」
翔の言葉を聞き、慌てて謝罪する少女。
幸喜「なぁ翔、あんま威圧しないでやってくれよ。ここ寒いし、それに腹も減ったし…な?」
少女「……ふんふん。」キュルルルル…
幸喜の言葉に頷く少女。それと同時に、彼女のお腹が鳴った。
一海「そんじゃ、飯にすっか。」
諒芽「おぉ、米もあんじゃん!!」
翔「よし、豚バラもあっからアレを作るか。」
メンバー達はそれぞれ役割分担し、せっせと食事の準備を始める。幸喜は少女の話し相手となった。
幸喜「俺は幸喜、『仲本 幸喜』ってんだ。よろしくな!!」
なでしこ「私は『
コミュ力が高いこの2人は、すぐに打ち解けた。
なでしこ「にしても、仮面ライダーかぁ…あの変な怪物もやっつけて、カッコいい〜!!」
幸喜「アイツらはジャマトっていうんだ、俺達ライダーの敵だが…俺達は俺達の勝利を信じる奴の為に、そして大切な友達の為に戦うんだ。なでしこ、良かったら俺と友達になってくれないか?」
なでしこ「何言ってんの、私達もう友達でしょ♪」
すっかり友達になった幸喜となでしこ。そこへ、翔が出来上がった料理を持って来た。
翔「ほれ、生姜焼き風味の肉巻きライスボールだ。火傷に気を付けつつ、温けぇ内に食え。」
なでしこ「えっ、くれるの!?」
目を輝かせるなでしこだが…
翔「あぁ、1000円だ。」
翔の言葉を聞き、目の光が消えていく。そして、なけなしの100円玉を取り出し、翔に渡そうとする。
翔「バカ、冗談だ。安心しろ、金を取るつもりなんざ更々ねぇよ。」
翔がそう言うと、なでしこは目を輝かせた。
一海「そうだお嬢さん、翔が作る料理…最高に美味いんだぜ?」
なでしこ「えっ、そうなの!?」
一海「嘘だと思うなら食ってみ?」
なでしこは翔お手製の肉巻きライスボールを口の中へと運ぶ。
なでしこ「……!!」
翔「…どうだ?」
なでしこ「…お、おいしいよぉ〜!!」ポロポロ
翔お手製の肉巻きライスボールを食べ、思わず涙を流すなでしこ。
翔「お前そんな腹減ってたのか。なら、作り甲斐もあるな…おかわりは幾らでもあるんだ、好きなだけ食え。」
彩羽&N「「翔君、アタシ達には?」」
翔「自分で作れ。」
彩羽&N「「塩対応!?」」汗
友香「皆さ〜ん、お味噌汁も作りましたよ〜♪」
紫「バーベキューもある、肉だけではなく野菜もしっかり食べるように。」
諒芽「水分もしっかり摂るんだぞ〜?」
メンバー達はなでしこを交えて、キャンプを楽しみ、彼女とも打ち解ける事ができた。