さぁ、ゲームの時間だ   作:やさぐれショウ

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アリスギアがゆるキャン△とコラボしたので


48.ゆる〜いキャンプ

ジャマト達を倒したライダー達は、この世界の住人であるなでしことの接触に成功した。彼女は人懐っこい性格であるからか、ライダー達はすぐに信頼された。

 

なでしこ「おぉ〜、N君だよね?君も料理上手いね!!」

 

N「料理はレディの嗜みよ、なでしこちゃんも良かったらどうぞ♪」

 

意外にもNは料理が上手く、なでしこも絶賛している。元は悪質転生者だった彼だが、なでしこに対してとても親切にしている。

 

翔「へぇ、オカマの癖に中々やるじゃねぇか。」

 

N「そうそうオカm…オカマ!?言ったわね!?アンタレディに対して最大の侮辱を!!んむっきぃぃいいいい!!

 

翔「そんなに元気があんなら薪でも焚べてろ。」

 

Nは薪を焚べ、優しく息を吹き掛け始めた。その甲斐会ってか、炎は勢いを増す。

 

幸喜「おーい翔ー、湯を沸かす時はガスバーナーを使うんだっけ?」

 

翔「あぁ、そうだ。」

 

なでしこ「えっ、こっちで沸かさないの?」

 

焚き火を指差しながら言うなでしこ。

 

翔「焚き火で沸かすと鍋の底が焦げる。」

 

なでしこ「へぇ〜、そうなんだ。翔君、プロみたいだね!!」

 

紫「プロみたいと言うよりかは、本物のプロだぞ。後諒芽もな?」

 

諒芽「もってなんだ!?もって!?」

 

サバイバルには詳しい翔と諒芽は、彼らにとって頼もしい存在となっている。リーダーは翔で、副リーダーを諒芽にしている。

 

彩羽「うひゃあっ!?Vちゃんそのカエル何!?」

 

そこに、3匹程のウシガエルを捕まえてきたVがやって来る。

 

V「そこの湖で捕まえた。お兄さん、どうかな?」

 

翔「面白い食材捕ってきたな、捌くのは任せろ。」

 

翔は水辺でカエル達を捌き、内臓を取り除く。その後、串に刺して焚き火でじっくり焼いていく。

 

一海「すんげぇインパクトだな、これは…」汗

 

なでしこ「カエルって初めて食べるなぁ、美味しいのかな?」

 

少し引き気味の一海とは反対に、なでしこは全然平気そうだ。

 

彩羽「鶏肉みたいであっさりした味らしいよ?」

 

なでしこ「へぇ、美味しそう!!」

 

やがて、カエルは美味しそうに焼けた。

 

翔「食いてぇ奴はいるか?」

 

友香「私は…い、要らないです……」汗

 

紫「私も…遠慮する……」汗

 

一海「俺もいいや…」汗

 

諒芽「ごめん、俺も…」汗

 

しかし、インパクトがすごく…一海と紫と友香と諒芽は遠慮した。6等分し、紙皿に盛り付けていく。

 

翔「味は自分で調節しろ。」

 

塩胡椒等の調味料を置きながら翔は言う。

 

「「「「「いただきまーす!!」」」」」

 

その後、6人はカエル肉にかぶりついた。

 

幸喜「おっ、うんめぇ!!」

 

なでしこ「ん〜、美味し〜♪」

 

彩羽「アタシの自慢の弟が作ったんだもん、そりゃあ美味しいに決まってるじゃん♪」

 

N「あ…この味……最高だわぁ!!」

 

V「…ん、いける。」

 

翔「あぁ、中々美味い。」

 

美味しそうに食べる6人を見て、一海達も食べたいと思った。だが…

 

翔「食いたければ、己の力で調達するんだな。」

 

翔の厳しい言葉に、カエルを諦めた。ご飯を食べた後はデザートだ、翔はVが手に入れたホットサンドメーカーと、幸喜が手に入れたチョコフォンデュ用噴水を用意する。

 

幸喜「翔、これとかしたチョコな。」

 

翔「サンキュ。」

 

翔が準備をしている間、紫と友香とNとVは食材のカットをしている。一海と諒芽は片付けに入っており、彩羽は何やら飲み物を作っている。そして、出来上がったそれをなでしこに渡す。

 

彩羽「はい、温かいココア。寒かったでしょ?」

 

なでしこ「ありがとうございます、彩羽さん。」

 

彩羽から差し出された温かいココアをゆっくりと飲み始めるなでしこ。

 

翔「取り敢えず、家に電話でもしたらどうだ?ほれ、番号言えるか?」

 

スパイダーフォンを取り出しながらなでしこにいう翔。しかし……

 

なでしこ「引っ越して来たばかりなのでわかりません!!」

 

どうやらここに引っ越したばかりらしく、家の電話番号がわからないとのこと。

 

翔「なら自分のスマホの番号は?」

 

なでしこ「記憶にございません!!」

 

翔「……そうか。」

 

スマホも買ったばかりらしく、番号を覚えていないようだ。翔は焚き火に薪を入れ、風を送る。すると、炎の勢いが強くなった。

 

翔「今は何も考えなくて良い、良かったらここにいろ。」

 

なでしこ「!!…ありがとう!!温まる〜♪」

 

翔にお礼を言うなでしこは、焚き火に近付く。

 

なでしこ「翔君、本当にありがとう!!」

 

翔「…気にするな。」

 

一海「翔ー、2個目のテント立て終わったぞー!!」

 

翔「よし。1つは男用、もう1つは女用にする。」

 

そうこうしている内に、男性用テントと女性用テントが立った。

 

彩羽「そういえば、なでしこちゃんはどこから来たの?」

 

なでしこ「私?ずーっと下の方、南部町ってとこ。」

 

翔「南部町だと?随分遠くから来たんだな。」

 

なでしこ曰く…本栖湖の富士山は1000円札にも描かれていると姉から聞き、長い坂を登ってここに来たと。だが、生憎曇り空であったため、富士山は全然見えなかったそうだ。

 

なでしこ「聞いてよ奥さん、旦那さん!!」

 

彩羽「奥さんと旦那さん…はっ、翔君と夫婦に!?はぁぁああああ、妄想が止まらなくなってきたぁ〜〜♪」

 

翔「誰が旦那だ、後照れるなバカ姉貴。」

 

なでしこと彩羽に少し怒り、前を見る翔。そして…

 

翔「…おい、見えねぇって……あれのことか?」

 

…と、指差しながらなでしこに問いかけた。なでしこは思わず後ろを振り返る。そこに見えていたのは、星空をバックに月明かりに照らされる富士山であった。

 

なでしこ「…見えた、富士山…!!」

 

彩羽「綺麗だねぇ♪」

 

思わず見惚れるなでしこと彩羽。すると、なでしこは何かを思い出したようだ。

 

なでしこ「そういえば、お姉ちゃんの番号知ってたよ〜私…」

 

翔「ならば、ほれ。さっさと電話しな。」

 

なでしこ「うん!!」

 

なでしこは翔のスパイダーフォンを借り、姉に電話をかけた。数十分後、なでしこの姉が車でやって来て、翔達に謝罪をした。

 

なでしこ姉「うちのバカ妹が、ほんっとーにお世話になりました。これ、お詫びです。」

 

翔「大したことしてねぇよ、だから気にすんな。」

 

横では姉のげんこつを受けたのか、頭のタンコブを抑えるなでしこの姿があった。

 

なでしこ姉「あんた持ち歩かなきゃ携帯電話とは言わないのよ!?」

 

翔(…持ってなかったのかよ。)汗

 

なでしこ姉「ほら、さっさと乗れ豚野郎!!」

 

そして、姉によって車内に放り込まれた。その後、姉によるお仕置きを受けた。それをジト目で見る翔。

 

N「でも、無事に家族と会えて良かったわ。」

 

翔「そりゃあそうだ。」

 

なでしこ姉「それじゃあ、おやすみなさーい!!風邪引かないでね?」

 

翔「あぁ。」

 

N「お気を付けて!!」

 

なでしこ姉の車を見送り、彼女から受け取ったお詫びのキウイを見る翔とN。

 

翔「…大量だな。」

 

N「…大量ね。」

 

翔「戻ってチョコフォンデュで食うか。」

 

N「そうしましょうか。」

 

そして、テントへと戻ろうとする翔とN。その時…

 

「待って!!」

 

何故か、姉に連れられた筈のなでしこがこちらへ駆けてきた。そして、1枚の紙切れを翔に手渡す。

 

なでしこ「お姉ちゃんに聞いたんだ、これ私の番号!!ご馳走ありがとうね!!今度、ちゃんとお礼するから!!」

 

そう言い、姉の車へと戻っていった。

 

なでしこ「じゃあねー!!」

 

なでしこを乗せた車は、段々見えなくなっていく。

 

翔「…あいつ、癖のある奴だったな。」

 

N「でも、良い子だったわ。」

 

翔「そうだな…さて、さっさと戻るぞ。コイツをカットしねぇとな…」

 

N「えぇ。」

 

翔とNはテントへ戻り、メンバー達と共にキウイを切った。その後、チョコフォンデュを初めとするデザートタイムを楽しむのであった。

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