さぁ、ゲームの時間だ   作:やさぐれショウ

50 / 58
50. ジャマトライダー

突如現れたジャマト達から本栖高校を守った9人は、校長から感謝をされた。更に生徒達からも歓迎された。

 

校長「本当にありがとうございました!!」

 

翔「…頭を上げろ。」

 

お偉いに対しても、敬語を使わない翔。

 

教頭「生徒達を、学校を守ってくれたんです。何かお礼でも」

 

一海「いやいや、お礼は良いですって!!」

 

これでもかと言うレベルで感謝をされ、オロオロしてしまう一海。

 

翔「礼をする程の余裕があんなら、怪我した生徒の治療費を出してやれよ。」

 

紫「おい翔、少しは言い方を」

 

翔「黙れ、生徒を守れなかったのは事実だろ。だったらせめてものの償いをするべきだ。」

 

9人のうち、翔だけは不機嫌だった。何故なら、我が校の生徒を守ろうとする教職員が誰1人いなかったからだ。

 

彩羽「見慣れない怪物に恐怖したのは仕方ないとして…少しは生徒達を守る事に努めるべきだったのでは?」

 

校長「…おっしゃる通りです。」

 

教頭「……。」

 

彩羽の言葉に、ぐうの音も出ない校長と教頭。そんな彼らを不備に思った幸喜は、こう言った。

 

幸喜「いっその事、俺らでこの学校を守らねぇか?ジャマトがいつ現れるかもわかんねぇし。」

 

翔「……だな。」

 

眉間にシワを寄せたままの翔は、幸喜の提案に乗ることにした。

 

翔「学園の職員が使い物にならねぇなら、俺らが代わりになるしかねぇだろ?それに、仲本の言う通り…次のジャマトが現れる可能性だってある。」

 

幸喜「お、翔…珍しいな。」

 

諒芽「っしゃあ!!俺達でこの学校を、生徒達を守るぞぉー!!」

 

本栖高校を守る事にした9人のライダー達。

 

 

 

ロキ「ヒッヒッ…お前達仮面ライダーに、学園を守れるかなぁ?」

 

その様子を見ていたロキは、遂に新たなジャマトを解き放った。

 

ロキ「さぁ行って来い、仮面ライダー達を倒してしまえ〜♪」

 

 

 

控え室代わりの空き教室にて、休息する9人。その時、スパイダーフォンが鳴る。ジャマトが現れたのだ。3人組を作った9人は、それぞれの配置に着く。翔は幸喜と彩羽と共に校舎内を守る事に。玄関前に来ると、もう既にジャマト達が来ているのが見えた。

 

幸喜「翔、このバックル使ってくれ!!」

 

ニンジャバックルを渡す幸喜だが、翔はそれを突っぱねた。

 

翔「そのバックルはお前が使え。つか、小型バックルはねぇのかよ?」

 

幸喜「えっ、小型バックル…あ、これがある!!」

 

幸喜が取り出したのはダガーバックルだ。翔はそれを幸喜から奪い取るように受け取ると、デザイアドライバーにバックルを装填する。それを合図に、幸喜と彩羽もドライバーにバックルを装填する。

 

 

《SET》

 

 

翔「変身…」

 

《ARMED DAGGER》

 

 

幸喜「変身!!」

 

《NINJA!!》

 

タイクーン「おっしゃあ、学校来たぁぁああああ!!

 

 

彩羽「変身ッ!!」

 

オンギャー!!

 

《MONSTER!!》

 

 

《READY FIGHT!!

 

 

仮面ライダーに変身し、ジャマト達を迎え撃つライダー達。主にギーツが前線にて、レイズダガーを振るってジャマト達を斬り捨てる。タイクーンとパンクジャックは学校内にいる生徒達を守りつつ、ギーツの攻撃から逃れたジャマトを倒す。

 

タイクーン「っ!?」

 

ふと、廊下の方を見るタイクーン。彼の視線の先には、ジャマトに追われて逃げている女子生徒の姿があった。青い髪の毛を腰まで伸ばしており、普段は大きなシニヨンを結っているのが特徴だ。すかさずタイクーンは女子生徒の元へ走り、ニンジャデュアラーでジャマトを攻撃…女子生徒を助けた。

 

タイクーン「大丈夫か!?」

 

女子生徒「えっ、あ、はい…」

 

女子生徒はタイクーンを見てもあまり動揺せず、冷静であった。

 

女子生徒(動物のマスクを被った人達が、変な怪物からこの学校を守ったって聞いたけど……多分この人だよな。)

 

タイクーン「あっ、俺は仮面ライダータイクーン。本名は仲本 幸喜ってんだ。」

 

リン「…志摩(しま) リン』です。助けてくれてありがとうございます。」

 

タイクーン「別に敬語じゃなくても良いぞ?」

 

襲われていた女子生徒『志摩 リン』を助けたタイクーンは、ニンジャデュアラーのシュリケンラウンダーを2回転させる。

 

 

《ROUND1・2》

 

 

音声が響いた直後、ニンジャデュアラーを分離させ、トリガーを引く。

 

 

《TACTICAL SLASH!!》

 

 

タイクーン「どおおりゃああああぁぁっ!!

 

刀身に緑色のエネルギーを纏わせたタイクーンは、ジャマト目掛けて高速で突進…ジャマトを通過した瞬間、緑色の無数の斬撃がジャマトの全身に走った。

 

リン「おー…!」

 

タイクーン「へへんっ、どんなもんだ!!」

 

関心するリンを見て、胸を張るタイクーン。そこに、更なるジャマト達が雪崩込んで来た。

 

タイクーン「うぉっと!?」

 

タイクーンはジャマトの攻撃を避けると、分身の術を発動…ツインブレード状態のニンジャデュアラーでジャマトを迎え撃つ。そこに、パンクジャックが助太刀に入り、モンスターグローブでジャマト達を撃破した。

 

タイクーン「サンキューな彩羽さん、助かったぜ。」

 

パンクジャック「どういたしまして♪」

 

 

 

その頃、ギーツは玄関にいるジャマト軍団の撃破に成功した。

 

ギーツ(……何だ、ジャマト達に全然手応えを感じねぇ…嫌な予感がする……)

 

その時、ギーツの元に何やらツタのような何かが伸びて来た。

 

ギーツ「ッ!?」

 

間一髪で交わしたギーツ。そんな彼の前に、2体のジャマトが現れたのだが……

 

ギーツ「…!!」

ギーツ(あれは…デザイアドライバー!!何故ジャマトが持っている!?)

 

何故かデザイアドライバーを手にしているジャマトに、戸惑いを隠せないギーツ。ジャマトはデザイアドライバーを装着すると、不気味な大型バックルを取り出す。

 

ギーツ(何だ、あのバックル…?)

 

 

ジュラピラ…ヘンシン……

 

 

ジャマトが謎の言葉を発した直後、デザイアドライバーに不気味なバックルを装填する。すると、ジャマトの身体が黒と緑の光を放つツタのような何かに包まれて行く。

 

 

《JYAMATO》

 

 

やがて、ジャマトの全身が露になると…それはジャマトではない見た目となっていた。デザイアドライバーと『ジャマトバックル』を使ったジャマトは、ポーンジャマトからジャマトライダーにパワーアップしたのだ。

 

ギーツ「…は?」

ギーツ(何でジャマトが変身出来るんだよ…?)

 

戸惑いながらも、レイズダガーを構えるギーツ。レイズダガーを振るい、ジャマトライダーに攻撃を仕掛けるギーツだが…ジャマトライダーは全身に備わる棘のようなユニット『ブロイアームズ』を操作する。全身から放たれるブロイアームズは伸縮自在の茨となり、ギーツの攻撃をことごとく防ぐ。それでも諦めずにジャマトライダーに攻撃を仕掛けるギーツだが、それも全て無力化された。

 

ギーツ(クソが…全然攻撃が通らねぇ!!)

 

ジャマトライダー「「…ジャ。」」

 

ジャマトライダーはジャマトバックルを操作すると、手や足にエネルギーを纏わせる。

 

 

《JYA-JYA-JYA STRIKE!!》

 

 

すかさず防御の構えを取るギーツだが、2体のジャマトライダーの必殺技はギーツを簡単に吹っ飛ばした。

 

ギーツ「ぐあっ!?」

 

ギーツは壁に激突し、変身が解除…翔の姿に戻った。そこに、タイクーンとパンクジャックが駆け付ける。

 

タイクーン「翔!!」

 

パンクジャック「翔君!!」

 

翔「う…おぉ……くっそぉ……!!」

 

うつ伏せに倒れる翔に駆け寄るタイクーン。

 

タイクーン「翔、大丈夫か!?」

 

パンクジャック「…よくも……よくも翔君をォォオオオオ!!」

 

ボロボロになった翔を見たパンクジャックは、ジャマトライダー達に突っ込んで行く。

 

翔「…ば、バカ…やめ……!!」

 

タイクーン「何なんだよ、あれ…!!」

 

ジャマトライダーを目の当たりにし、戸惑うタイクーン。ジャマトライダーはパンクジャックの猛攻をものともせず、遂にはパンクジャックをも撃破してしまう。

 

彩羽「ぐぅ…!!」

 

パンクジャックも変身が解け、彩羽の姿へと戻ってしまう。そこへ、バッファとダパーンとケイロウが駆け付ける。

 

バッファ「翔!!さやや!!」

 

ダパーン「んなっ!?何だ、あの怪人は!?」

 

ケイロウ「何だかヤバい感じがする…嫌いだわぁ!!」

 

更に、ギンペンとナーゴとレターも駆け付ける。

 

ギンペン「何だあれは…ジャマトなのか!?」

 

ナーゴ「ジャマトがデザイアドライバーを!?」

 

レター「…お兄さん、彩羽さん…!!」

 

構えを取るライダー達だが、そんな彼らの前に出たのは…翔だった。

 

翔「ちぃっ!!」

 

無理矢理立ち上がった翔は、生身のままジャマトライダーに突進して行く。

 

バッファ「おい、何やってんだよ翔!!」

 

翔「俺に構わず生徒達を逃がせ!!戦えるお前達までやられたら終わりだ!!早くしろ!!がっ!?」

 

ジャマトライダーに捕まる翔。

 

ダパーン「何言ってんだよ…そんな事、出来るわけ…」

 

翔「なら…ここにいる罪のねぇ奴らが…皆殺しにされるのを、黙って見てるつもりか…?ふざけんじゃねぇ!!さっさと行けこのノロマ!!」

 

彩羽「そんな…ダメだよ翔君……死んじゃうよ!!」

 

翔「ほざけ…!!俺は、死なねぇ…!!」

 

 

《JYA-JYA-JYA STRIKE!!》

 

 

抵抗出来ない翔目掛けて、ジャマトライダーは必殺技を放つ。必殺技を受け、床に叩き付けられた翔は吐血する。

 

「「「!!」」」

 

9人の中でも1番戦闘力が高い翔がやられ、8人は言葉を失う。

 

「おい、ヤバいぞ…」「俺達、どうなっちまうんだ!?」「い、いや…!!」「誰か、助けて……!!」

 

翔が破れ、生徒達は絶望する。その時…どこからか赤いレーザーが飛んで来て、ジャマトライダーに命中する。

 

ケイロウ「今度は何!?」

 

その後、9人の前に銀と赤の仮面を被った謎の人物が姿を現す。突如現れた人物を見て、構えを取るライダー達。すると、謎の人物は仮面に手を掛けると…外して見せた。仮面を取り、素顔を見せた人物に驚くメンバー達。特に、バッファ、ダパーン、ギンペン、ナーゴが1番驚いていた。何故なら……

 

 

斑目「ゲームに不具合が発生したようだな…」

 

 

その人物は、一海達もよく知る斑目 セツナだったからだ。

 

ダパーン「せ、セツナさん!?」

 

バッファ「ま、斑目さん…!!」

 

斑目はボロボロになった翔を見ると、右手の拳を力強く握り締める。

 

ナーゴ「斑目さん…翔さんが、あのジャマトに…!!」

 

ナーゴの言葉を聞いた斑目は、左手に変身ベルトを持つ。

 

 

《VISION DRIVER》

 

 

取り出した変身ベルト『ヴィジョンドライバー』を装着した斑目は、ドライバー上部の生体認証装置バイオメトリクサーに親指を直に触れて指紋認証させる。

 

 

《GLARE, LOG IN》

 

 

ドライバーから変身待機音が響き始めると、斑目は超薄型変身認証カード『プロビデンスカード』を取り出し、左手から右手に持ち替える。

 

 

斑目「…変身。」

 

 

そう呟いた斑目は、プロビデンスカードをドライバーのヴィジョンリーダーへスキャンさせる。

 

 

《INSTALL》

 

 

音声が響くと、斑目は仮面ライダーへと姿を変える。

 

 

《DOMINATE A SYSTEM》

 

《GLARE》

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。