さぁ、ゲームの時間だ   作:やさぐれショウ

53 / 58
53.リンとライダー達

ある日の休日、富士麓にあるキャンプ場にリンの姿があった。自転車でここまで来たようで、場所を決めると早速テントを組み立て始める。彼女は慣れているのか手際がよく、数十分程でテントが完成した。だが、何やら1つ問題を抱えている様子……

 

リン(薪1束500円か…ここ直火NGだから、台も借りて来ないとダメだしなぁ……)

 

芝生サイトのキャンプ場では、直に焚き火をすると芝生が焼けてしまうので…基本的に焚き火台を使用する。

 

リン(薪…1日3束使うから1500円……焚き火台もレンタルしたら2500円…寒くなったら寝袋被るか……)

 

金銭面で悩むリンだが、そんな時……奥の森からキャンパージャマト達が姿を現し、こちらへ向かって来る。

 

リン「…!!」

リン(あれは、あの時の怪物…!!)

 

だが、その直後……

 

 

《SET FEVER!!》

 

 

背後から音声が聞こえ、直後…リンの頭上を2つの影が通過し、目の前に降り立った。

 

 

《MAGNUM》

 

《HIT》

 

 

《FEVER MAGNUM》

 

 

《NINJA!!》

 

《HIT》

 

 

《FEVER NINJA!!》

 

 

ギーツ「…さぁ、ゲームの時間だ。」

 

タイクーン「しゃあっ、キャンプ場来たぁぁああああ!!1、2、3、4…数が多いな、纏めてタイマン張らせて貰うぜ!!」

 

 

それは、ジャマトから本栖高校を守った仮面ライダー、ギーツとタイクーンだった。フィーバースロットバックルを使っており、ギーツはマグナムブーストフォームに、タイクーンは上下共にニンジャフォームの『フィーバーニンジャフォーム』となっている。

 

リン「…あ、仮面ライダー……」

 

タイクーン「えっ?おっ、リンじゃねぇか!!」

 

ギーツ「知り合いか?」

 

タイクーン「おう、ジャマトから助けて友達になった!!リン、アイツらなら俺達に任せてくれ!!」

 

リン「…おう、任せた。」

 

タイクーンは2振りのニンジャデュアラーを持ち、ジャマト達目掛けて走って行く。ギーツはリンの近くに立ち、マグナムシューター40X(ハンドガンモード)から実弾をジャマト達目掛けて放ち、前線で戦うタイクーンを援護する。タイクーンは高速で走り回りながら、ジャマト達に攻撃を仕掛ける。時には忍術を使い、ジャマト達を混乱させる。混乱しているジャマトの群れには、ギーツが放つ実弾が飛んでくる。

 

リン「は、はや……」汗

 

ギーツ「それがタイクーンの強みだ、しっかり見ておけ。」

 

ジャマトが攻撃を仕掛けても、タイクーンは持ち前の高い身体能力を活かし…側転やバク転、バック宙等でヒラリヒラリと躱す。その後、空高くジャンプすると左右の腕から手裏剣型光弾を発射した。辺りに砂埃が舞った時、タイクーンは何やら慌ててフィーバースロットバックルを操作する。

 

タイクーン「あ、ヤベッ…このままじゃお客さんに迷惑がかかっちまう!!」

 

そして、緑色のオーラを身に纏うと、目にも見えないスピードで砂埃目掛けて突撃する。その直後、砂埃に無数の斬撃が走り、砂埃が晴れた。そして、宙を舞うキャンパージャマト達が花火のように爆発した。

 

 

《GOLDEN FEVER VICTORY!!》

 

 

タイクーン「これぞ、忍法・花火起こしの術!!」ドヤァッ!!

 

子ども「わぁ〜、花火だ〜!!」

 

母親「まぁ、綺麗ね♪」

 

子ども「あの狸さんカッコいい〜!!」

 

父親「ホントだな。」

 

タイクーン「えっ!?い、いやぁ~それ程でもぉ〜♪」エヘヘヘ

 

その辺にいた家族に褒められ、思わず照れるタイクーン。

 

リン「お調子者?」

 

ギーツ「…あぁ。」

 

やがて、ジャマト達が散った場所に色々なキャンプ道具が現れ、地面に落ちた。中でも、1束(15本)の薪と焚き火台が多く落ちた。

 

タイクーン「おっ、薪と焚き火台もあるぞ!!ここは直火禁止だもんな。てか、こんなに要らねぇ…あ、必要な人達がいたら持ってってくれ!!」

 

タイクーンが声を掛けると、キャンプ場に来ている客達はすぐに飛び付いた。リンもこれはラッキーだと思い、必要な薪と1台の焚き火台を手に取った。

 

 

 

一方、別のエリアでは…

 

 

《ZONBIE!!》

 

《HIT》

 

《FEVER ZONBIE!!》

 

 

バッファ「オルァッ!!ドォラァッ!!

 

ジャマト「「ジャアッ!?」」

 

 

『フィーバーゾンビフォーム』のバッファが、ゾンビブレイカーと頭部の角を振るい、ジャマト達を吹っ飛ばしていた。

 

 

《MAGNUM》

 

《HIT》

 

《FEVER MAGNUM》

 

 

ダパーン「ズドンッ!!ズドンッ!!」

 

 

宙を舞ったジャマトを、『フィーバーマグナムフォーム』のダパーンがマグナムシューター40X(ライフルモード)で狙い撃ちする。

 

 

《GOLDEN FEVER!!》

 

《JACK POT HIT》

 

《GOLDEN FEVER》

 

 

ギンペン「はぁっ!!」

 

『フィーバーフローズンフォーム』のギンペンは、2本のフローズンスティックに冷気を纏わせ、広範囲のジャマト達を一瞬で氷漬けにする。

 

 

《BEAT!!》

 

《HIT》

 

《FEVER BEAT!!》

 

 

ナーゴ「行きますよ〜♪」

 

 

『フィーバービートフォーム』のナーゴがビートアックスからメロディーを流すと、キャンパージャマト達は一般人を襲うのを辞め、急に踊りだす。

 

 

《MONSTER!!》

 

《HIT》

 

《FEVER MONSTER!!》

 

 

パンクジャック「こんな飯食えるかああぁぁ!!な〜んちゃって♪」

 

ナーゴが足止めしたジャマトの群れ目掛け、パンクジャックはちゃぶ台型エネルギーを投げ飛ばした。エネルギーに押し潰されたジャマト達は爆散したが、ちゃぶ台の形をしたエネルギーによって火は燃え広がらなかった。

 

 

《GOLDEN FEVER!!》

 

《JACK POT HIT》

 

《GOLDEN FEVER》

 

 

ケイロウ「力が、湧いて来たわぁぁああああん!!

 

上下共にアームドプロペラの『フィーバーアームドプロペラ』になったケイロウは、2つのレイズプロペラから突風を発生させてジャマト達の進行を防ぐ。

 

 

《GOLDEN FEVER!!》

 

《JACK POT HIT》

 

《GOLDEN FEVER》

 

 

レター「これで、終わり…!!」

 

上下共にアームドアローの『フィーバーアームドアロー』のレターは、2つのレイズアローからエネルギー矢を上空へ向かって放つ。すると、ケイロウが足止めしているジャマト達の頭上から矢の雨が降り注いだ。ジャマト達が爆散すると炎が発生するが、ケイロウが発生させた突風により、炎は瞬時に消えた。9人のライダー達の活躍により、キャンプ場に現れたジャマト達は全滅した。

 

 

 

ギーツ「…どうやら、終わったようだな。」

 

スパイダーフォンを見ながら言うギーツ。仲間達からの報告が入り、ジャマト全滅を認識したのだ。

 

リン「…怪物は全部倒せたの?」

 

ギーツ「その通りだ、だから安心して良い。」

 

ギーツはドライバーからレイズバックルを外し、変身を解いた。それを見たタイクーンも変身を解いた。そこへ、大量のキャンプ道具を持った一海達がやって来た。

 

一海「おーい翔ー!!ジャマト達は全滅したぞー!!」

 

紫「怪我人はゼロだ。」

 

友香「色んなキャンプ用品も獲得しましたよ〜♪」

 

諒芽「ふい〜、大量大量♪」

 

大型テントを抱える一海、調理器具を持つ紫と友香、食材を抱える諒芽、薪を抱えるN、飲料水を持つV。

 

リン「ちょいちょい、場所取りはしてるん…?」

 

翔「最初からここにしている。文句あんのか?」

 

リン「ないです…」

 

翔達の場所は、丁度リンの隣であった。早速テントを組み立てるのだが…

 

諒芽「あり?これ、全然ハマんねぇぞ……」汗

 

V「…諒芽、サバイバル得意なんだよね?」汗

 

諒芽「いやはぁ…シェルターはその辺の資材で作ってたから、テントはサッパリで……」

 

諒芽の間抜けなセリフに、ずっこけるV。

 

リン「…良かったら、教えるよ?」

 

諒芽「マジで!?サンキュー!!あ、俺鏡 諒芽!!よろしくな!!」

 

リン「…志摩 リン。」

 

リンの手助けにより、1つのテントを組み立てる事に成功した。

 

幸喜「よし、次はこっちだな。」

 

翔「お前手際良いな。」

 

幸喜「とーちゃんがキャンプ好きでさ、教えてもらったんだぜ。」

 

翔「そうか。」

 

意外にも幸喜の手際がよく、翔と共に2つ目のテントを組み立てた。男用と女用のテントだ。テントを組み立てた後、夕飯まで彼らはのんびり過ごした。

 

リン(…1人キャンプの時間、脅かされるのが何か嫌で…つい顔に出てしまった……)

 

リンはある出来事を思い出していた。学校がなでしこと同じで、彼女に野外キャンプサークルに誘われたのだが…趣味である1人キャンプの時間が無くなってしまうのが嫌だ思い、それが顔に出てしまったのであった。

 

リン(…ちょっと悪い事したな…)

 

なでしこに嫌な顔を向けてしまった事に罪悪感を感じるリン。その時……

 

 

『リーンちゃーん!!』

 

 

居るはずの無いなでしこの声が聞こえて来た。

 

リン「もう分かったって…」

 

 

「リーンちゃーん!!」

 

 

リン「だから分かったって」

 

なでしこ「やっぱりリンちゃんだ!!」

 

リン「うおぉっ!?」

 

何故か居るなでしこを見てビックリするリン。彼女は大量の野菜や調理器具が入った籠を抱えている。

 

なでしこ「えへへへ♪」

 

リン「なっ、なな、ななな何でこんなところに!?」

 

なでしこ「斉藤さんが教えてくれたんだ。」

 

リン「…またアイツか。」

 

どうやら、リンの友人である斉藤(さいとう) 恵那(えな)と友達になり、リンがこのキャンプ場にてキャンプをするとの情報を貰ったのだ。

 

なでしこ「あっ、翔君!!幸喜君に一海君に諒芽君にN君に紫ちゃんに友香ちゃんにVちゃんに彩羽さん!!」

 

翔「…よぉ。」

 

幸喜「おっ、なでしこじゃねぇか!!奇遇だな!!」

 

素っ気ない翔とは真逆に、明るい幸喜。

 

リン(…何だこの差は……)

 

それをじっと見るリン。

 

なでしこ「翔君達もここでキャンプ?」

 

紫「その通りだ。」

 

なでしこ「そうなんだ〜♪あ、晩御飯もう食べちゃった?」

 

リン「あ、えっと…まだだけど?」

 

なでしこ「翔君達は?」

 

翔「まだだが…」

 

なでしこ「良かったぁ…」

 

すると、なでしこは籠を置き…そこから鍋を取り出す。

 

なでしこ「皆、今からお鍋…やろ!!」

 

なでしこ参戦の元、これから富士麓キャンプ場を舞台にした鍋パーティーが始まる。




申し訳ありません。

オリジナルバックル及び小型バックルは、ゴールデンフィーバーに統一させていただきました……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。