カフェテラスにて腹ごしらえを済ませたライダー達。
武(さよひなってさぁ、高校が違うからなぁ…ブーストがあればすぐに会えるのに……)
孝志(香澄ちゃんや彩ちゃんに会ったらど〜しよっかなぁ〜……ぐへへ、握手してそのまま結婚式にそれからそれから…♪)
翔「……。」
誰もいない廊下で怪しげに笑う2人の男を、翔は柱の陰から見ていた。
翔(ありゃジャドウだな…おいヘルメス、何故ジャドウを参加させたんだ?)
ヘルメス(そうした方が退治し易いだろう?このデザイアグランプリに参加するには、全ての転生特典を捨てるという条件がある。勝てば何でも願いが叶う……物事にはメリットとデメリットが付き物だと言うだろう?)
翔(そうだな。だが、グランプリ参加者同士の攻撃は違反だろ?)
ヘルメス(原則違反だ。但し、一定の条件を満たせば大丈夫になる。)
翔(そうか。)
ヘルメス(もうすぐ次のウェーブが始まる。では、頑張りたまえ。)
ヘルメスとのテレパシーを終え、立ち去っていく翔。特訓場に着くと、そこには幸喜の姿があった。
幸喜「おっ!翔じゃねぇか!!」
翔「タイクーン、ここで何をしている?」
幸喜「何って、特訓だよ特訓。ジャマトだったっけ?ともかく、敵がどんどん強くなるなら、こっちも強くならねぇと行けねぇしさ。」
翔「……。」
翔(コイツの目は、爛々と光っている…世界中の奴らとトモダチになりてぇってのは、本当のようだな。)
これまで、多くの罪人達を見てきた翔。それだけではなく、Dollsやドールハウスの関係者等の良い人達も見てきたため、良い人間と悪い人間の区別ができるようになっている。
幸喜「同時に倒すって、息を合わせねぇとダメだもんな…あ、そうだ……」
何かを思い付いた幸喜は、スパイダーフォンから音楽を流し始めた。それは、『T〇E B〇UE HEA〇TS』の『リ〇ダリ〇ダ』という歌だった。
幸喜「なぁ翔!次のジャマト戦で、これ流しても良いか?音楽があればさ、息も合わせやすくなるだろうし…何より、何も無いよりかはマシになるだろ?」
翔「…勝手にしろ。」
翔(音楽で息を合わせるか、ソイツは面白い…)
翔は音楽に合わせて動きを取る幸喜を見ることにした。手足の動きや、筋肉の僅かな振動も見逃さず、細かく観察した。
幸喜「よっと!!よぉし、決まったぜ!!」
やりきった幸喜は、いい笑顔を見せていた。
アフロディーテ『皆様、ジャマトが現れました。これより、第2ウェーブに入ります。』
アフロディーテのアナウンスが入った後、ライダー達は現場に召喚された。
召喚されたのは、【BanG Dream!】の世界にある施設『CiRCLE』と呼ばれるライブハウス前だ。
香澄「あっ!?あの人達って…あの時の!!」
あこ「あの変わったベルトを付けてるってことは……」
日菜「あのルンッ♪と来るヒーローに変身するのかな?」
彩「あっ、何か出したよ!」
バンドリに登場する少女達に見守られながら、8人はデザイアドライバーにレイズバックルを装填し、各々変身ポーズを取る
翔と幸喜、一海と諒芽、紫と友香はスムーズに変身したが……
武「これ寄越せって!!」
孝志「バカヤロ、やめろ!!」
武と孝志は相変わらず、レイズバックルの取り合いをしている。
タイクーン「おーし、行くぜ翔!!」
ギーツ「はいよ…」
タイクーンはスパイダーフォンを操作し、音楽を流す。
バッファ「何だ!?」
ダパーン「お、音楽…?」汗
突然流れ始める音楽に、他のライダー達は困惑する。そんな彼らをよそに、ギーツとタイクーンは音楽に合わせて連携技を始める。そして、ハートのジャマトペアを撃破した。
ギンペン「成程…同じ柄のジャマトを!」
ナーゴ「紫さん、私達も行きましょう!!」
ダパーン「よーし、弱点が分かればこっちのもんだぜ!!」
バッファ「よし、俺達も行こう!!」
ギンペンとナーゴはクローバー柄のジャマトを、ダパーンとバッファはスペード柄のジャマトを撃破に成功した。その時、新たなトランプジャマトが2体現れ、ダンスを踊り始めた。
シロー「アイツらは俺が潰す…ッ!!」
すると、シローはナーゴに近づき…
ドカッ!!
ナーゴ「きゃっ!?」
シロー「へへっ、コイツぁ貰うぜ?」
ナーゴを突き飛ばし、彼女からクローレイズバックルを強奪し、レイズクローを装備した。
シロー「へっ!!んなことどうだっていいんだよ!!」
シローはジャマト達目掛けて走り…
シロー「オラッ!!どらぁっ!!」ザシュッ!ザシュッ!
ジャマト達を乱暴に攻撃した。
バッファ「友香!!…あのやろぉ!!」
恋人が突き飛ばされた事に腹を立てたバッファは、ゾンビブレイカーを握りしめてシローの元に行こうとした。
ダパーン「やめろ一海!!」
慌てて彼を抑えるダパーン。
バッファ「離せ諒芽!!アイツをぶっ潰さねぇと気がすまねぇんだよ!!」
バッファは抵抗し、ダパーンから逃れようとする。
ギンペン「一海、1度落ち着け!!」
ナーゴ「そうです!私なら大丈夫ですから!!」
バッファ「けど!けどよぉっ!!」
ギンペンとナーゴもダパーンと一緒にバッファを止めるも、バッファは中々落ち着かない。
モカ「ありゃ〜、喧嘩かな?」
つぐみ「と、止めないと…!」
紗夜「ダメです、相手は何をするかわかりません。」
ましろ「じゃ、じゃあどうすれば…!」
揉めるライダー達を見て、少女達は困惑する。
ギーツ「…。」
タイクーン「な、なぁ翔…あれ、止めなくて良いのか?なんか、マズいような……」
ギーツ「手出しはするな…」
ギーツはそんな彼らを止めず、ただ見ているだけである。
ギーツ「タイクーン、お前には分かるか?大切な奴を傷付けられた気持ちが……」
タイクーン「大切な奴を、傷付けられた気持ち……」
ギーツは両手の拳をギリリと握りしめていた。
ギーツ「タイクーン、ちっとお前を頼る。」
タイクーン「えっ?」
ギーツの言葉に、最初は戸惑ったタイクーンだったが…すぐに察し、レイズバックルを起動させる。
直後、ギーツが空中に飛び上がった。そして、タイクーンのレイズシールドを踏み台にし、更に高くジャンプする。
そして、巨大化した鉄球を思い切り地面に叩き付けた。すると、それは凄まじい衝撃波となり、ジャマト達とシローに襲い掛かった。
ジャマト「「ジャアアァァッ!?」」
シロー「へっ?どわぁっ!?」
最後のペアジャマト『ジョーカージャマト』を倒し、シローへの報復に成功した。
ギーツ「一海!!そこまでだ!!」
バッファ「ッ!?」
ギーツの怒鳴り声を聞いたバッファは、漸く大人しくなった。
ギーツ「お前は熱くなりすぎなんだよ、後周りを見ろバカタレ。」
燐子「け、喧嘩…終わった、みたいですね……」
瑠唯「全く、あれでヒーローなんて…みっともないわ……」
薫「これもまた、儚いモノだ。」
少女達の言葉を聞き、一気に恥ずかしくなるバッファ。
ギーツ「恥をかくのはお前だけじゃねぇ、俺達もだ…」
バッファ「み、みんな…ごめん……」
事の重大さに気付いたバッファは、漸く謝罪した。その時…
メリー「ッ!!」ガシッ!!
タイクーン「あっ!?」
メリーがタイクーンからブーストレイズバックルを強奪した。そして、ブーストレイズバックルをセットし、ライダー達に襲い掛かって来る。
メリー「ヒヤッハァァアアアアッ!!」
ギーツ「ぐっ!?」
タイクーン「おわっ!?」
バッファ「がぁっ!?」
ダパーン「いでっ!?」
ギンペン「ぐあっ!?」
ナーゴ「あうっ!?」
メリーから攻撃され、地面を転がるライダー達。
メリー「へっへっへっへっ、これで俺が優勝だ!!」
メリーはブーストレイズバックルのハンドルを捻り、必殺技を発動しようとする。すると…
ヘルメス「そこまでだ。」
ヘルメスが現れ、ブーストレイズバックルを解除した。メリーのドライバーから外れたブーストレイズバックルは、どこかへ飛び去って行った。
武「な、何すんだよ!?」
ヘルメス「そんなことをしなくても、脱落する者はいる。だからコヤツらを攻撃する必要はない。」
武「何だよ…んなこと早く言えよな?」
ヘルメス「今回の脱落者は2名…それは……」
ヘルメスは2人の人物を指差した。
ヘルメス「メリー、シロー…貴様らは脱落、仮面ライダー失格だ。」
武「…は?」汗
孝志「待てよ…な、納得行かねぇ…ちゃんと説明しろ!!」
ヘルメス「簡単なことだ、ジャマトを倒してスコアを獲得していないからだ。最下位だった者は脱落だからな。」
ヘルメスがスコア表を見せると、1位は700ポイントのギーツ&タイクーンペア…最下位は0ポイントのメリー&シローペアだった。
ヘルメス「では、さらばだ…」パチンッ…
ヘルメスが指を鳴らすと、メリーとシローのコアIDが消滅……武と孝志の身体が消滅し始める。
武「そんな、嫌だ…イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイy…!!」
孝志「お、俺は…こんなところで、終わるわk……!!」
やがて、武と孝志は消滅した。
ヘルメス「ゲームは終了だ、しばらく休むと良い。」
ヘルメスはそう言うと、姿を消した。
一海「翔……さっきの奴ら、どこに行ったんだろうな…?」
翔「アイツらはジャドウで間違い無い…多分、地獄の刑務所にでもぶち込まれたんだろ。」
消滅した武と孝志は、どうなったのかは分からない…翔の推測では、地獄へ行ったのだろうと思われる。
ヘルメス『折角だ、バンドリのヒロイン達と交流するのはどうだ?』
翔「断る、あんなん見せられたら交流する気失せるわ。」
翔の言葉を聞いた他のメンバー達も、この世界から去っていった。
有咲「で、アイツら一体何だったんだ?」
沙綾「さ、さぁ…」
ひまり「かめんらいだーって、言ってなかった…?」
友希那「仮面ライダー、名前だけは聞いたことあるわ……」
はぐみ「でもでも、かっこ良かったよね!!あの衣装、ライブでよ取り入れて見ない?」
こころ「とっても素敵なアイデアね!!」
花音「ふえぇぇ…あ、あれ着るのぉ…?」
美咲(私はいつも着てるんだけど…)汗