さぁ、ゲームの時間だ   作:やさぐれショウ

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7.仮面ライダー失格

カフェテラスにて腹ごしらえを済ませたライダー達。

 

武(さよひなってさぁ、高校が違うからなぁ…ブーストがあればすぐに会えるのに……)

 

孝志(香澄ちゃんや彩ちゃんに会ったらど〜しよっかなぁ〜……ぐへへ、握手してそのまま結婚式にそれからそれから…♪)

 

翔「……。」

 

誰もいない廊下で怪しげに笑う2人の男を、翔は柱の陰から見ていた。

 

翔(ありゃジャドウだな…おいヘルメス、何故ジャドウを参加させたんだ?)

 

ヘルメス(そうした方が退治し易いだろう?このデザイアグランプリに参加するには、全ての転生特典を捨てるという条件がある。勝てば何でも願いが叶う……物事にはメリットとデメリットが付き物だと言うだろう?)

 

翔(そうだな。だが、グランプリ参加者同士の攻撃は違反だろ?)

 

ヘルメス(原則違反だ。但し、一定の条件を満たせば大丈夫になる。)

 

翔(そうか。)

 

ヘルメス(もうすぐ次のウェーブが始まる。では、頑張りたまえ。)

 

ヘルメスとのテレパシーを終え、立ち去っていく翔。特訓場に着くと、そこには幸喜の姿があった。

 

幸喜「おっ!翔じゃねぇか!!」

 

翔「タイクーン、ここで何をしている?」

 

幸喜「何って、特訓だよ特訓。ジャマトだったっけ?ともかく、敵がどんどん強くなるなら、こっちも強くならねぇと行けねぇしさ。」

 

翔「……。」

翔(コイツの目は、爛々と光っている…世界中の奴らとトモダチになりてぇってのは、本当のようだな。)

 

これまで、多くの罪人達を見てきた翔。それだけではなく、Dollsやドールハウスの関係者等の良い人達も見てきたため、良い人間と悪い人間の区別ができるようになっている。

 

幸喜「同時に倒すって、息を合わせねぇとダメだもんな…あ、そうだ……」

 

何かを思い付いた幸喜は、スパイダーフォンから音楽を流し始めた。それは、『T〇E B〇UE HEA〇TS』『リ〇ダリ〇ダ』という歌だった。

 

幸喜「なぁ翔!次のジャマト戦で、これ流しても良いか?音楽があればさ、息も合わせやすくなるだろうし…何より、何も無いよりかはマシになるだろ?」

 

翔「…勝手にしろ。」

翔(音楽で息を合わせるか、ソイツは面白い…)

 

翔は音楽に合わせて動きを取る幸喜を見ることにした。手足の動きや、筋肉の僅かな振動も見逃さず、細かく観察した。

 

幸喜「よっと!!よぉし、決まったぜ!!」

 

やりきった幸喜は、いい笑顔を見せていた。

 

アフロディーテ『皆様、ジャマトが現れました。これより、第2ウェーブに入ります。』

 

アフロディーテのアナウンスが入った後、ライダー達は現場に召喚された。

 

 

 

召喚されたのは、【BanG Dream!】の世界にある施設『CiRCLE』と呼ばれるライブハウス前だ。

 

香澄「あっ!?あの人達って…あの時の!!」

 

あこ「あの変わったベルトを付けてるってことは……」

 

日菜「あのルンッ♪と来るヒーローに変身するのかな?」

 

彩「あっ、何か出したよ!」

 

バンドリに登場する少女達に見守られながら、8人はデザイアドライバーにレイズバックルを装填し、各々変身ポーズを取る

 

《SET》

 

 

変身!!

 

 

《ARMED CHAIN ARRAY》

 

《ARMED SHIELD》

 

《ZONBIE》

 

《MAGNUM》

 

《ARMED ARROW》

 

《ARMED CROW》

 

 

《READY FIGHT!!

 

 

翔と幸喜、一海と諒芽、紫と友香はスムーズに変身したが……

 

武「これ寄越せって!!」

 

孝志「バカヤロ、やめろ!!」

 

武と孝志は相変わらず、レイズバックルの取り合いをしている。

 

タイクーン「おーし、行くぜ翔!!」

 

ギーツ「はいよ…」

 

タイクーンはスパイダーフォンを操作し、音楽を流す。

 

バッファ「何だ!?」

 

ダパーン「お、音楽…?」汗

 

突然流れ始める音楽に、他のライダー達は困惑する。そんな彼らをよそに、ギーツとタイクーンは音楽に合わせて連携技を始める。そして、ハートのジャマトペアを撃破した。

 

ギンペン「成程…同じ柄のジャマトを!」

 

ナーゴ「紫さん、私達も行きましょう!!」

 

ダパーン「よーし、弱点が分かればこっちのもんだぜ!!」

 

バッファ「よし、俺達も行こう!!」

 

ギンペンとナーゴはクローバー柄のジャマトを、ダパーンとバッファはスペード柄のジャマトを撃破に成功した。その時、新たなトランプジャマトが2体現れ、ダンスを踊り始めた。

 

シロー「アイツらは俺が潰す…ッ!!」

 

すると、シローはナーゴに近づき…

 

ドカッ!!

 

ナーゴ「きゃっ!?」

 

シロー「へへっ、コイツぁ貰うぜ?」

 

ナーゴを突き飛ばし、彼女からクローレイズバックルを強奪し、レイズクローを装備した。

 

 

『参加者への攻撃は違反行為です。スコアを減点します。』

 

 

シロー「へっ!!んなことどうだっていいんだよ!!」

 

シローはジャマト達目掛けて走り…

 

シロー「オラッ!!どらぁっ!!」ザシュッ!ザシュッ!

 

ジャマト達を乱暴に攻撃した。

 

バッファ「友香!!…あのやろぉ!!」

 

恋人が突き飛ばされた事に腹を立てたバッファは、ゾンビブレイカーを握りしめてシローの元に行こうとした。

 

ダパーン「やめろ一海!!」

 

慌てて彼を抑えるダパーン。

 

バッファ「離せ諒芽!!アイツをぶっ潰さねぇと気がすまねぇんだよ!!」

 

バッファは抵抗し、ダパーンから逃れようとする。

 

ギンペン「一海、1度落ち着け!!」

 

ナーゴ「そうです!私なら大丈夫ですから!!」

 

バッファ「けど!けどよぉっ!!」

 

ギンペンとナーゴもダパーンと一緒にバッファを止めるも、バッファは中々落ち着かない。

 

モカ「ありゃ〜、喧嘩かな?」

 

つぐみ「と、止めないと…!」

 

紗夜「ダメです、相手は何をするかわかりません。」

 

ましろ「じゃ、じゃあどうすれば…!」

 

揉めるライダー達を見て、少女達は困惑する。

 

ギーツ「…。」

 

タイクーン「な、なぁ翔…あれ、止めなくて良いのか?なんか、マズいような……」

 

ギーツ「手出しはするな…」

 

ギーツはそんな彼らを止めず、ただ見ているだけである。

 

ギーツ「タイクーン、お前には分かるか?大切な奴を傷付けられた気持ちが……」

 

タイクーン「大切な奴を、傷付けられた気持ち……」

 

ギーツは両手の拳をギリリと握りしめていた。

 

ギーツ「タイクーン、ちっとお前を頼る。」

 

タイクーン「えっ?」

 

ギーツの言葉に、最初は戸惑ったタイクーンだったが…すぐに察し、レイズバックルを起動させる。

 

《SHIELD STRIKE》

 

直後、ギーツが空中に飛び上がった。そして、タイクーンのレイズシールドを踏み台にし、更に高くジャンプする。

 

《CHAIN ARRAY STRIKE》

 

そして、巨大化した鉄球を思い切り地面に叩き付けた。すると、それは凄まじい衝撃波となり、ジャマト達とシローに襲い掛かった。

 

ジャマト「「ジャアアァァッ!?」」

 

シロー「へっ?どわぁっ!?」

 

最後のペアジャマト『ジョーカージャマト』を倒し、シローへの報復に成功した。

 

『MISSION CLEAR』

 

ギーツ「一海!!そこまでだ!!」

 

バッファ「ッ!?」

 

ギーツの怒鳴り声を聞いたバッファは、漸く大人しくなった。

 

ギーツ「お前は熱くなりすぎなんだよ、後周りを見ろバカタレ。」

 

燐子「け、喧嘩…終わった、みたいですね……」

 

瑠唯「全く、あれでヒーローなんて…みっともないわ……」

 

薫「これもまた、儚いモノだ。」

 

少女達の言葉を聞き、一気に恥ずかしくなるバッファ。

 

ギーツ「恥をかくのはお前だけじゃねぇ、俺達もだ…」

 

バッファ「み、みんな…ごめん……」

 

事の重大さに気付いたバッファは、漸く謝罪した。その時… 

 

メリー「ッ!!」ガシッ!!

 

タイクーン「あっ!?」

 

メリーがタイクーンからブーストレイズバックルを強奪した。そして、ブーストレイズバックルをセットし、ライダー達に襲い掛かって来る。

 

メリー「ヒヤッハァァアアアアッ!!」

 

ギーツ「ぐっ!?」

 

タイクーン「おわっ!?」

 

バッファ「がぁっ!?」

 

ダパーン「いでっ!?」

 

ギンペン「ぐあっ!?」

 

ナーゴ「あうっ!?」

 

メリーから攻撃され、地面を転がるライダー達。

 

メリー「へっへっへっへっ、これで俺が優勝だ!!」

 

メリーはブーストレイズバックルのハンドルを捻り、必殺技を発動しようとする。すると…

 

ヘルメス「そこまでだ。」

 

ヘルメスが現れ、ブーストレイズバックルを解除した。メリーのドライバーから外れたブーストレイズバックルは、どこかへ飛び去って行った。

 

武「な、何すんだよ!?」

 

ヘルメス「そんなことをしなくても、脱落する者はいる。だからコヤツらを攻撃する必要はない。」

 

武「何だよ…んなこと早く言えよな?」

 

ヘルメス「今回の脱落者は2名…それは……」

 

ヘルメスは2人の人物を指差した。

 

 

ヘルメス「メリー、シロー…貴様らは脱落、仮面ライダー失格だ。」

 

 

武「…は?」汗

 

孝志「待てよ…な、納得行かねぇ…ちゃんと説明しろ!!」

 

ヘルメス「簡単なことだ、ジャマトを倒してスコアを獲得していないからだ。最下位だった者は脱落だからな。」

 

ヘルメスがスコア表を見せると、1位は700ポイントのギーツ&タイクーンペア…最下位は0ポイントのメリー&シローペアだった。

 

ヘルメス「では、さらばだ…」パチンッ…

 

ヘルメスが指を鳴らすと、メリーとシローのコアIDが消滅……武と孝志の身体が消滅し始める。

 

 

武「そんな、嫌だ…イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイy…!!

 

孝志「お、俺は…こんなところで、終わるわk……!!

 

 

やがて、武と孝志は消滅した。

 

ヘルメス「ゲームは終了だ、しばらく休むと良い。」

 

ヘルメスはそう言うと、姿を消した。

 

一海「翔……さっきの奴ら、どこに行ったんだろうな…?」

 

翔「アイツらはジャドウで間違い無い…多分、地獄の刑務所にでもぶち込まれたんだろ。」

 

消滅した武と孝志は、どうなったのかは分からない…翔の推測では、地獄へ行ったのだろうと思われる。

 

ヘルメス『折角だ、バンドリのヒロイン達と交流するのはどうだ?』

 

翔「断る、あんなん見せられたら交流する気失せるわ。」

 

翔の言葉を聞いた他のメンバー達も、この世界から去っていった。

 

 

 

有咲「で、アイツら一体何だったんだ?」

 

沙綾「さ、さぁ…」

 

ひまり「かめんらいだーって、言ってなかった…?」

 

友希那「仮面ライダー、名前だけは聞いたことあるわ……」

 

はぐみ「でもでも、かっこ良かったよね!!あの衣装、ライブでよ取り入れて見ない?」

 

こころ「とっても素敵なアイデアね!!」

 

花音「ふえぇぇ…あ、あれ着るのぉ…?」

 

美咲(私はいつも着てるんだけど…)汗

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