さぁ、ゲームの時間だ   作:やさぐれショウ

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8.束の間の休息

デザイアグランプリを一先ず終え、まったりする時間を得られたライダー達。そんな彼らは今、サロンの中にあるカフェテリアで腹ごしらえをしていた。

 

幸喜「むぐっ!?む、むぐぁい!!」

翻訳(んぐ!?う、美味い!!)

 

翔「せめて飲み込んでから喋れ…」

 

幸喜「むごぉっ!!…っ!?」

 

慌てて食べていた幸喜は、胸部をトントンと叩く。どうやら、喉に詰まらせかけたようだ。

 

深雪「慌てて食べると、喉に詰まらせてしまいますよ?」コトッ……

 

深雪が幸喜の側に水を置くと、彼は一気に飲み干した。

 

幸喜「ぶはぁ…し、死ぬかと思ったぜ……」

 

翔「死にかけたのは事実だけどな。」

 

幸喜「サンキューお姉さん、助かったぜ!!」

 

深雪「どういたしまして。あ、私は胡蝶 深雪…今はドールハウス専属医ですが、かつて奇跡の3大女医と呼ばれたちょっと凄い人なんですよ?」

 

胡蝶(こちょう) 深雪(みゆき)…かつて、奇跡の3大女医と呼ばれた凄腕の医者で…若くして多くの患者を救った人物である。おっとりとした優しい性格だが、怒ると怖いという噂がある。

 

幸喜「深雪さんだな!俺は仲本 幸喜、いつか世界中の人達と友達になる男だ!!」

 

自己紹介を終え、ニカっと笑う幸喜。

 

一海「おい幸喜、さすがに失礼じゃねぇか?」汗

 

幸喜「…えっ?」

 

紫「私達よりも年上だ。それに、初対面の方に馴れ馴れしいぞ…」汗

 

幸喜「そ、そうだったのか…!すんませんした、胡蝶先生!!」

 

深雪「いえいえ。素敵なお友達ですね、翔君。」

 

翔「こんな奴がトモダチだぁ?冗談じゃねぇよ…」

 

幸喜を友達だと思っていない翔は、パンケーキにかじりつきながら言う。一方、一海達はすっかり幸喜と打ち解けており、友達になっていた。

 

幸喜「なぁなぁ、一海達は翔と友達だろ?どうやって友達になれたんだ?」

 

友香「翔さんと友達になったのは…いえ、友達に戻ったのは時間がかかりました。」

 

諒芽「翔ちんはな、ちっと訳ありっていうか…いろいろあって、人を信じられなくなっちまったんだよ。俺達が本気で翔ちんを信じねぇと、一生翔ちんとは打ち解けられねぇ。」

 

幸喜「成程な…疑う事よりも、信じる方が簡単だし、気持ちも良いもんな。よし翔、俺はお前とぜってぇ友達になる!!」

 

翔「……。」

 

サムズアップする幸喜を無視して、パンケーキをかじる翔。このパンケーキは、蜜璃お手製のスイーツである。

 

蜜璃「翔君、新作のパンケーキどうかな?美味しい?」

 

翔「あぁ、美味いぞ?」

 

蜜璃「良かったぁ〜♪…あっ、一海君達もどうだった?新作パンケーキ、美味しかったかな?」

 

紫「はい、食べやすかったです。」

 

友香「蜜璃先生のスイーツは格別です〜♪」

 

一海「美味しかったです、それはもう…作り方教えて欲しいぐらいですよ!」

 

諒芽「疲れた身体には、蜜璃先生のスイーツが1番だって改めて認識しました!!」

 

蜜璃「皆にも満足して貰えて良かった…私、すっごく嬉しいよ!!」

 

七草(さえぐさ) 蜜璃(みつり)…彼女も深雪と同じ『ドールハウス専属医』であり、奇跡の3大女医と呼ばれる程の凄腕を持つ医者だ。多くの患者の命を救い、天真爛漫で明るい性格で、周囲のムードメーカーのような存在である。髪色は黑だったが、鬼滅の刃に登場する人物『甘露寺 蜜璃』のコスプレをして以来…髪色は桜色のままにしている。

 

幸喜「み、蜜璃さんってことは…ほ、本物の甘露寺さん!?」

 

蜜璃「えっ?あぁ、こういうときは……そ、そうよ!私は甘露寺 蜜璃、皆は私が守るからね!!」

 

幸喜「えぇー!?」ガタッ!!

 

翔「この人は七草 蜜璃さんだ、名前間違えてんじゃねぇよ。」汗

 

翔がそう言うと、幸喜は恥ずかしくなって顔を真っ赤に染めた。

 

蜜璃「顔赤くしてる、可愛い〜♪私は七草 蜜璃、君の名前を教えてくれるかな?」

 

幸喜「ふぇっ!?あ、あ…な、なか…仲本…こっこっ…こ、幸喜…でしゅ…!!」///

 

蜜璃「仲本 幸喜君、よろしくね♪ひょっとして、翔君のお友達?」

 

翔「ちげぇよ…」

 

蜜璃の質問を否定した翔は、コーヒーを飲み始めた。

 

諒芽「あっ、そうだ…なぁ翔ちん?」

 

席から立ちあがった諒芽は、翔の近くに座る。

 

翔「…?」

 

諒芽「俺にもチェーンアレイレイズバックル使わせてくれよ?」

 

翔「…お前のレイズバックルと交換すんなら、考えてやっても良い。」

 

諒芽「おっ、そうか。」

 

現在、諒芽が持っているレイズバックルは、マグナムとウォーターの2つだ。諒芽が選んだのは…

 

諒芽「じゃあさ、これと交換しようぜ?」カチャッ…

 

翔「…普通、ウォーターを選ぶだろ?」

 

諒芽「いやいや、だって翔ちんだぜ?俺の大大大親友なんだしさ、信頼できるんだよ。だからさ、マグナムとチェーンアレイを交換しねぇか?」

 

翔「…お前はホント馬鹿だな。良いだろう、交渉成立だ。」カチャッ…

 

こうして翔は、チェーンアレイレイズバックルを諒芽に渡し、マグナムレイズバックルを手に入れた。現在、翔が持っているレイズバックルは、マグナムとシールドの2つとなった。

 

蜜璃「その小さい物、何だか可愛いね♪」

 

翔「あぁ、レイズバックルのことか…」

翔(この人の可愛いの基準が分かんねぇ…)汗

 

このレイズバックルは、誰がどこで、何の為に作ったのか…誰の物なのかは、今は不明である。ジャマトを退治する上で、仮面ライダーという存在は欠かせない。そのライダーも、一定の条件を満たせば脱落し、姿を消してしまうのだが……

 

翔(ゲームマスターって名乗ったが…本当は俺じゃねぇんだけどなぁ……ま、デザイアドライバーを造ったのは俺だが…)

 

ヘルメス(翔よ、君が考案したこのデザイアグランプリは…最高神がゲームマスターとなっているぞ。)

 

翔(そうか…けど、何故ライダー達を脱落させる?ジャマトを倒すんなら、数が多い方が効率的じゃあねぇの?)

 

ヘルメス(メリーやシローのように、ジャドウがエントリーしていることもある…ソイツらが入れば仲間割れを始め、かえって非効率的になるのは明白だからだ。)

 

翔(だったら、ジャドウをエントリーさせんのは止めにしたら良いじゃねぇか…ジャマトもそうだが、ジャドウも敵なんだし…)

 

ヘルメス(それについては要検討案件だ…次のグランプリではボスジャマトが現れると予想されている。それが終わり次第、我々もデザイアグランプリの見直しを行う。では…)

 

ヘルメスとのテレパシー会話を終えた翔は、考え事を始める。

 

翔(今のデザイアグランプリは、お試しってとこか…ま、脱落者は出たが、幸いソイツらはジャドウだった。ただ、脱落者が一海達ってなると…どうなる?)

 

このデザイアグランプリには、まだまだ不明な点が多い…脱落した者のその後は、分からない。ジャドウは恐らく、地獄にある刑務所に送られると思われるが……

 

 

 

ゼウス「ほほぅ、流石は仮面ライダーの諸君……この6人なら、ラスボスジャマトも倒せそうだな。」

 

その頃、神々の世界では…最高神のゼウスがライダー達の様子を見ていた。

 

ヘラ「ゼウス様。」

 

ゼウス「ヘラか…ジャドウやジャマトの様子はどうだ?」

 

ヘラ「ジャドウ達は相変わらず好き放題で…ジャマトの反応は、まだありません。」

 

ゼウス「そうか。」

 

ヘラ「それより、ゼウス様……またアフロディーテにナンパしたんですか?

 

ゼウス「うっ…な、何故それを?」汗

 

ヘラ「私、ゼウス様の事なら何でも知ってます…そう、何でもね?」

 

ゼウス「……。」

 

ナイフの刀身を光らせ、ハイライトオフのヘラを見て…ゼウスは冷や汗をかいていた。彼は最高神…神々の中で最も偉い存在であるが、女好きという短所があるのだ。何度も口説いてはからかったりと…女神達は、そんな彼に困っている。

 

ゼウス「そ、そうだヘラよ…次の舞台はこの世界で行うつもりだ。」

 

ヘラ「ここは…人間界の中でも大人気な、あのアニメの舞台ですか?」

 

ゼウス「そうだ。この6人なら、ここでも生き残れるだろう…特に、青空 翔に期待だな。」

 

ヘラ「青空 翔さん…かつて、【プロジェクト東京ドールズ】の世界を救った英雄……彼はどこまで強くなるのでしょうか。」




現在のライダー一覧


青空 翔…仮面ライダーギーツ

木場 一海…仮面ライダーバッファ

東雲 紫…仮面ライダーギンペン

浅井 友香…仮面ライダーナーゴ

鏡 諒芽…仮面ライダーダパーン

仲本 幸喜…仮面ライダータイクーン


脱落したライダー

飯田 武…仮面ライダーメリー

田中 孝志…仮面ライダーシロー
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