デザイアグランプリを一先ず終え、まったりする時間を得られたライダー達。そんな彼らは今、サロンの中にあるカフェテリアで腹ごしらえをしていた。
幸喜「むぐっ!?む、むぐぁい!!」
翻訳(んぐ!?う、美味い!!)
翔「せめて飲み込んでから喋れ…」
幸喜「むごぉっ!!…んっ!?」
慌てて食べていた幸喜は、胸部をトントンと叩く。どうやら、喉に詰まらせかけたようだ。
深雪「慌てて食べると、喉に詰まらせてしまいますよ?」コトッ……
深雪が幸喜の側に水を置くと、彼は一気に飲み干した。
幸喜「ぶはぁ…し、死ぬかと思ったぜ……」
翔「死にかけたのは事実だけどな。」
幸喜「サンキューお姉さん、助かったぜ!!」
深雪「どういたしまして。あ、私は胡蝶 深雪…今はドールハウス専属医ですが、かつて奇跡の3大女医と呼ばれたちょっと凄い人なんですよ?」
幸喜「深雪さんだな!俺は仲本 幸喜、いつか世界中の人達と友達になる男だ!!」
自己紹介を終え、ニカっと笑う幸喜。
一海「おい幸喜、さすがに失礼じゃねぇか?」汗
幸喜「…えっ?」
紫「私達よりも年上だ。それに、初対面の方に馴れ馴れしいぞ…」汗
幸喜「そ、そうだったのか…!すんませんした、胡蝶先生!!」
深雪「いえいえ。素敵なお友達ですね、翔君。」
翔「こんな奴がトモダチだぁ?冗談じゃねぇよ…」
幸喜を友達だと思っていない翔は、パンケーキにかじりつきながら言う。一方、一海達はすっかり幸喜と打ち解けており、友達になっていた。
幸喜「なぁなぁ、一海達は翔と友達だろ?どうやって友達になれたんだ?」
友香「翔さんと友達になったのは…いえ、友達に戻ったのは時間がかかりました。」
諒芽「翔ちんはな、ちっと訳ありっていうか…いろいろあって、人を信じられなくなっちまったんだよ。俺達が本気で翔ちんを信じねぇと、一生翔ちんとは打ち解けられねぇ。」
幸喜「成程な…疑う事よりも、信じる方が簡単だし、気持ちも良いもんな。よし翔、俺はお前とぜってぇ友達になる!!」
翔「……。」
サムズアップする幸喜を無視して、パンケーキをかじる翔。このパンケーキは、蜜璃お手製のスイーツである。
蜜璃「翔君、新作のパンケーキどうかな?美味しい?」
翔「あぁ、美味いぞ?」
蜜璃「良かったぁ〜♪…あっ、一海君達もどうだった?新作パンケーキ、美味しかったかな?」
紫「はい、食べやすかったです。」
友香「蜜璃先生のスイーツは格別です〜♪」
一海「美味しかったです、それはもう…作り方教えて欲しいぐらいですよ!」
諒芽「疲れた身体には、蜜璃先生のスイーツが1番だって改めて認識しました!!」
蜜璃「皆にも満足して貰えて良かった…私、すっごく嬉しいよ!!」
幸喜「み、蜜璃さんってことは…ほ、本物の甘露寺さん!?」
蜜璃「えっ?あぁ、こういうときは……そ、そうよ!私は甘露寺 蜜璃、皆は私が守るからね!!」
幸喜「えぇー!?」ガタッ!!
翔「この人は七草 蜜璃さんだ、名前間違えてんじゃねぇよ。」汗
翔がそう言うと、幸喜は恥ずかしくなって顔を真っ赤に染めた。
蜜璃「顔赤くしてる、可愛い〜♪私は七草 蜜璃、君の名前を教えてくれるかな?」
幸喜「ふぇっ!?あ、あ…な、なか…仲本…こっこっ…こ、幸喜…でしゅ…!!」///
蜜璃「仲本 幸喜君、よろしくね♪ひょっとして、翔君のお友達?」
翔「ちげぇよ…」
蜜璃の質問を否定した翔は、コーヒーを飲み始めた。
諒芽「あっ、そうだ…なぁ翔ちん?」
席から立ちあがった諒芽は、翔の近くに座る。
翔「…?」
諒芽「俺にもチェーンアレイレイズバックル使わせてくれよ?」
翔「…お前のレイズバックルと交換すんなら、考えてやっても良い。」
諒芽「おっ、そうか。」
現在、諒芽が持っているレイズバックルは、マグナムとウォーターの2つだ。諒芽が選んだのは…
諒芽「じゃあさ、これと交換しようぜ?」カチャッ…
翔「…普通、ウォーターを選ぶだろ?」
諒芽「いやいや、だって翔ちんだぜ?俺の大大大親友なんだしさ、信頼できるんだよ。だからさ、マグナムとチェーンアレイを交換しねぇか?」
翔「…お前はホント馬鹿だな。良いだろう、交渉成立だ。」カチャッ…
こうして翔は、チェーンアレイレイズバックルを諒芽に渡し、マグナムレイズバックルを手に入れた。現在、翔が持っているレイズバックルは、マグナムとシールドの2つとなった。
蜜璃「その小さい物、何だか可愛いね♪」
翔「あぁ、レイズバックルのことか…」
翔(この人の可愛いの基準が分かんねぇ…)汗
このレイズバックルは、誰がどこで、何の為に作ったのか…誰の物なのかは、今は不明である。ジャマトを退治する上で、仮面ライダーという存在は欠かせない。そのライダーも、一定の条件を満たせば脱落し、姿を消してしまうのだが……
翔(ゲームマスターって名乗ったが…本当は俺じゃねぇんだけどなぁ……ま、デザイアドライバーを造ったのは俺だが…)
ヘルメス(翔よ、君が考案したこのデザイアグランプリは…最高神がゲームマスターとなっているぞ。)
翔(そうか…けど、何故ライダー達を脱落させる?ジャマトを倒すんなら、数が多い方が効率的じゃあねぇの?)
ヘルメス(メリーやシローのように、ジャドウがエントリーしていることもある…ソイツらが入れば仲間割れを始め、かえって非効率的になるのは明白だからだ。)
翔(だったら、ジャドウをエントリーさせんのは止めにしたら良いじゃねぇか…ジャマトもそうだが、ジャドウも敵なんだし…)
ヘルメス(それについては要検討案件だ…次のグランプリではボスジャマトが現れると予想されている。それが終わり次第、我々もデザイアグランプリの見直しを行う。では…)
ヘルメスとのテレパシー会話を終えた翔は、考え事を始める。
翔(今のデザイアグランプリは、お試しってとこか…ま、脱落者は出たが、幸いソイツらはジャドウだった。ただ、脱落者が一海達ってなると…どうなる?)
このデザイアグランプリには、まだまだ不明な点が多い…脱落した者のその後は、分からない。ジャドウは恐らく、地獄にある刑務所に送られると思われるが……
ゼウス「ほほぅ、流石は仮面ライダーの諸君……この6人なら、ラスボスジャマトも倒せそうだな。」
その頃、神々の世界では…最高神のゼウスがライダー達の様子を見ていた。
ヘラ「ゼウス様。」
ゼウス「ヘラか…ジャドウやジャマトの様子はどうだ?」
ヘラ「ジャドウ達は相変わらず好き放題で…ジャマトの反応は、まだありません。」
ゼウス「そうか。」
ヘラ「それより、ゼウス様……またアフロディーテにナンパしたんですか?」
ゼウス「うっ…な、何故それを?」汗
ヘラ「私、ゼウス様の事なら何でも知ってます…そう、何でもね?」
ゼウス「……。」
ナイフの刀身を光らせ、ハイライトオフのヘラを見て…ゼウスは冷や汗をかいていた。彼は最高神…神々の中で最も偉い存在であるが、女好きという短所があるのだ。何度も口説いてはからかったりと…女神達は、そんな彼に困っている。
ゼウス「そ、そうだヘラよ…次の舞台はこの世界で行うつもりだ。」
ヘラ「ここは…人間界の中でも大人気な、あのアニメの舞台ですか?」
ゼウス「そうだ。この6人なら、ここでも生き残れるだろう…特に、青空 翔に期待だな。」
ヘラ「青空 翔さん…かつて、【プロジェクト東京ドールズ】の世界を救った英雄……彼はどこまで強くなるのでしょうか。」
現在のライダー一覧
青空 翔…仮面ライダーギーツ
木場 一海…仮面ライダーバッファ
東雲 紫…仮面ライダーギンペン
浅井 友香…仮面ライダーナーゴ
鏡 諒芽…仮面ライダーダパーン
仲本 幸喜…仮面ライダータイクーン
脱落したライダー
飯田 武…仮面ライダーメリー
田中 孝志…仮面ライダーシロー