数週間後、翔達はデザイア神殿へと集められた。
ヘルメス「よく来てくれた、ライダーの諸君。」
6人を歓迎するヘルメス。
翔「んで、次の舞台はどこだ?」
ヘルメス「ここだ。」
ヘルメスの水晶玉から、次の舞台であるとある世界が映し出される。
あの忌々しい電波塔事件から10年…日本は犯罪の全くない社会となり、平和を謳歌。治安のよさも、6年連続世界1位。それは、秘密組織『DA(Direct Attack)』により事件やテロが未然に防がれているから。電波塔のそばにある『喫茶リコリコ』ここは、おいしいコーヒーと甘い和菓子が自慢の和風喫茶。かくして、その正体はDAの一支部。ここではDAとしての活動のほか、街で起こった、さまざまな困り事にも応えている。
この世界にいるエージェント『リコリス』…殺人を許可されており、彼女達がテロリスト達を殺害することで、事件やテロが防がれているのだ。
幸喜「おいおい、まさか……今回のゲームは、人を殺すのか?」
ヘルメス「まさか…君達が殺害するのはジャマトだ。リコリス達の任務を妨害する『黒服ジャマト』を倒して貰う。今回はライフゲージが0になると脱落だ。ちなみに、ライフは回復可能だぞ?」
今回の舞台【リコリス・リコイル】の世界にも、ジャマトが現れてしまった。食い止められるのは、彼らしかいない。
一海「質問良いですか?」
ヘルメス「何だ?」
一海「もし、この世界の住人を殺すとどうなるんですか?」
ヘルメス「獲得したスコアが0になる。今回、1番スコアが低かった者には…その場でキツイ罰を受けてもらう。」
翔「要は殺さなけりゃ、何をしたって平気なんだろ?」
ヘルメス「翔…君が言うと、怖く思うのだが……」汗
アフロディーテ「えっと…み、ミッションスタートです。」
アフロディーテとヘルメスにより、【リコリス・リコイル】の世界へと飛ばされた6人。
諒芽「ほぉ〜、ここがリコリコの世界か。」
紫「私達が暮らしている世界と、あまり変わらないな。」
翔「そこまでにしておけ、来るぞ。」
彼らの視線の先には、黒いスーツ姿に身を包んだジャマトの群れがいる。そして、ソイツらと戦う2人の少女の姿も…
少女1「えぇ〜、コイツら銃弾効かないじゃん…」
少女2「集中してください、千束。」
千束「わかってるよたきな〜…」
たきな「お願いしますよ。」
この少女達こそ、リコリス・リコイルの主人公『
幸喜「マズい、助けねぇと…!!」
翔「今からそうするんだよ、行くぞ?」
6人はデザイアドライバーにレイズバックルをセットし、仮面ライダーに変身する。
仮面ライダーに変身が完了すると、一斉にジャマトの群れに向かって走っていく。
ギーツ「フンッ…」ドパパパパッ!!
ジャマトA「ジャアッ!?」
まず、ギーツがマグナムシューター40Xからエネルギー弾を放ち、ジャマトを攻撃する。
ギンペン「くらえっ!!」バシュッ!バシュッ!
次に、ギンペンがレイズアローから矢を放ち、ハンドガンを所持するジャマトを撃破する。
ジャマトB「ジ…」ジャキッ…
バッファ「余所見してんじゃねぇ!!」ヴオオォォンッ!!ザシュウウウウゥゥッ!!
ジャマトB「ジャアッ!?」
ジャマトC「ジャアアァァッ!!」
ナーゴ「はっ!!」ザシュシュッ!!
ジャマトC「ジャッ!?」
バッファとナーゴペアは、ナイフを装備するジャマトを倒す。
ダパーン「ドオオリャアアアアァァァァッ!!」ブォンッ!!
ドッゴオオォォッ!!
ジャマトD「ジャアアァァッ!?」
大盾を装備するジャマトは、ダパーンのレイズチェーンアレイで撃破される。
千束「うぇっ!?な、何!?」
たきな「何なんですか、これは…?」
タイクーン「あぶねぇ!!」
タイクーンはレイズシールドで、千束とたきなを狙撃手の攻撃から守った。
たきな「どなたかは存じませんが、味方なら助かります。」
千束「ありがとう!!えっと、た、狸…?」汗
タイクーン「俺の名はタイクーン、仮面ライダータイクーンだ!!」グッ!
タイクーンが2人を守ったおかげなのか、ギーツ達は味方だと認識されたようだ。
ギーツ「……。」ガチャンッ…
ギーツはマグナムシューター40Xをライフルモードに変形させると、ビルの屋上に向かってレーザーを発射した。そこにはスナイパーライフルを装備したジャマトがおり、レーザーはジャマトに命中した。その後も、物陰に隠れている狙撃手ジャマトを撃破していった。
ギーツ「狙撃手は俺が潰した、そっちは任せたぞ!!」
バッファ「OK!!」
ギンペン「あぁっ!!」
ナーゴ「はいっ!!」
ダパーン「おうっ!!」
タイクーン「よしっ!!」
ギーツ以外の仮面ライダーは、同時に必殺技を放ち…残りのジャマト達を全て撃破した。
千束「いやぁ、マジで助かったよ〜!!」
たきな「貴方達は、一体何者なんですか?」
ジャマトを撃破したライダー達は変身を解き、自己紹介をする。
翔「青空 翔。」
一海「俺は木場 一海。」
紫「東雲 紫だ。」
友香「浅井 友香と申します。」
諒芽「俺は鏡 諒芽。」
幸喜「仲本 幸喜、いつか世界中の人達と友達になる男だ!!」
翔「俺達はジャマトを殲滅すべく派遣された仮面ライダーだ。」
自己紹介の後、翔から簡単な説明を受けた千束とたきな。
千束「か、仮面ライダー?」
たきな「何なんですか、その仮面ライダーって…そもそも、さっきの怪物は」
翔「2度も言わせんじゃねぇぞ?さっきのブツがジャマトで俺達はソイツらを潰す為に派遣されたエージェント『仮面ライダー』なんだよ。」
たきなの言葉を聞き、不機嫌そうに再度説明する翔。
友香「しょ、翔さん…」汗
一海「ま、まぁあれだ…ここじゃなくて、場所を変えてから話そうか。な?」汗
一海の言葉を聞き、一同は千束とたきなの拠点である『喫茶リコリコ』へと向かった。
喫茶店に入ると、店内は多くの客でいっぱいだった。
ミカ「いらっしゃい。」
クルミ「おっ、新しいお客さんか?」
ミズキ「って、いい男ばっかりじゃない!!」
調理場には1人の黒人男性が、客に紛れて2人の若い女性がいる。
たきな「はい、新しいお客」
千束「違う違う!!私らを助けてくれた人達です!!ま、新しいお客さんでもありますけど。」
たきな「結局新しいお客さんじゃないですか…」
千束「たはは…」
客「千束ちゃんとたきなちゃんを助けてくれたんだ。」「彼女達はこの店の癒しです。欠けてしまっては寂しいですから。」
店内にいる者達は、翔達を珍しい物を見た目を向けたり、好感の目を向けたりしている。6人は簡単に自己紹介をした後、小腹を満たした。
そして、全ての客が帰った後…仮面ライダーについて、ジャマトについて語り始める。
千束「へぇ〜、これって変身ベルトなんだ。」
ミズキ「どういう仕組みなの?」
翔「それを知ってどうする?」
ミズキ「え…いやぁ、その……」汗
翔「理由がねぇなら聞くな。」
この世界に現れたジャマトは、リコリスが使用する重火器は効かないため…仮面ライダーしか対抗ができないのだ。
クルミ「変身ベルトって、何かゲームみたいで良いなぁ~。」
たきな「とにかく、これを使って戦えばそのジャマトを倒せるんですよね?」
翔「その通りだ。」
仮面ライダーやジャマトについてある程度理解したリコリコのメンバー達。ここで、この喫茶店の店長『ミカ』が口を開く。
ミカ「…それなら」
翔「
思いを先読みした翔の言葉に、ミカは頷く。
幸喜「俺も、ここにいる人達と友達になりてぇし…協力するのは当然だ!!」
ミカ「それもそうだけど…ウチは今、人手が足りなくてね……ここで働いてくれるともっと助かる。もちろん、報酬もある。」
友香「わかりました。」
一海「あぁ、この街のことも知りたいし。」
紫「そうだな。」
諒芽「おっしゃあ、何か燃えてきたぜ!!」
こうして、リコリス・リコイルの世界の主人公との接触に成功した翔達は、喫茶リコリコの店員として働くことになった。
仮面ライダーが全滅すると、世界は滅亡…ゲームオーバーとなる。