恍惚の表情を浮かべながらねっとりとした視線を送る一途な女の子のお話です。

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もはやエロ同人に利用しない方が無作法なのでは?と迷推理してしまうぐらいエロ同人適正高いSEを177㎝の目付き悪い男が持って爆誕したせいで性癖が歪む歪む

こんな考えをしてるやつが本編にいなさそうなあたり、正隊員はえらいなって思いました。


影浦先輩が歪んだ少女に視線でセクハラされるお話

影浦雅人には特殊な力がある。

 

それは副作用

 

高いトリオン能力を有する人間の中には、稀にそのトリオンが脳や感覚器官に影響を及ぼして超人的な感覚をもたらす者が存在し、それらの超感覚を総称して「サイドエフェクト」と呼ぶ。

具体例を挙げれば

・優れた聴覚

・短時間での記憶や経験の定着

・未来視

 

などといったものがある。

 

ここまでいくと非常に便利なもののように思えるが、影浦自身はこんな能力欲しくもなんともなかった。

 

影浦の副作用は「感情受信体質」と呼ばれる能力であり、自分に向けられる感情を感覚として受信する力だ。

 

喜怒哀楽のみではなく、好意や恐怖、敵意や殺気といったものも感情に含まれるため、戦闘面では大いに役に立つが、日常生活では苦痛でしかない。

 

自分に向けられる感情を知ってしまったが故に不快な気分になる。それだけではなく、負の感情の場合は嫌な刺さり方でストレスが溜まってしまう。

 

この副作用故か生来の気質故か、影浦は自身があまり気が長くないことを自覚しており、問題を起こしたことも少なくない。

 

そんな影浦だが、最近受けたことのない感情を受信し、悩んでいた。

 

ここ数週間、ボーダー本部にいる時

例えばブースに居座っていたり、ぶらぶら移動していたり、食堂にいる時

流石に作戦室の中は安全地帯だったが

 

不定期にある感情が影浦に向けられるのだ。

 

何度も感じているため、既に下手人は発覚している。

 

確か少し前に新人王とか言って話題になっていたルーキー。

 

自身と同じスコーピオンを使い、瞬く間にB級に昇格し、ポイントを稼いでいる少女。

マスタークラスまで上がってくるようならいっちょ揉んでやろうか、などと考えていたがそうもいかなくなってしまった。

 

名前は確か…来栖京華だったか?

 

彼女からとんでもなく強い感情を受信しているのだ。

 

普段うざったい感情を向けてくる輩には怒鳴り声を上げたり、手が出ることも珍しくはないが、そうもできない理由が2つあった。

 

1つ目は彼女が向けてくる感情が少なくても悪感情ではない…ということだ。

 

感情受信体質は、向けられる感情に応じて微妙に感覚が異なる。

悪感情であればチクチクと突き刺すような感覚で、はっきり言えば不快になる。

好感情であれば柔らかいものを当てられるような感覚であり、不快ではない。

 

彼女から向けられる感情は、こう…何というかねっとりしているのだ。

 

生暖かいべたつくスライムのようなものが肌に当たる感覚とでも表現すればいいのか…

 

刺さり方的には悪感情ではなく、恐らくだが好感情に分類されるため聞くに聞けないのだ。

 

今までの経験上、刺さり方で大雑把に相手がどういう感情を向けているのかはある程度推測ができる。

 

同じ好感情や悪感情であっても、強さや内容によって微妙に刺さり方が変わってくるからだ。

 

だが今までこのような感情を向けられたことがなく、相手が何を思っているのかわからない、というのはどうにも戸惑ってしまう。

 

 

2つ目は体裁上の問題だ。

悪感情ならともかく好感情を確かめに行く、というのはやりにくいのだ。

 

もしこの感情を向けてくる奴が鋼や荒船、穂刈といった同年代の同性なら軽いノリで聞き出せるが、年下の少女には同じことは出来なかった。

 

最悪セクハラやナルシスト扱いされるのは普段他者からの評価を気にしない影浦とはいえ躊

躇われる、というわけだ。

 

相談しようにも同年代のやつらはあまりあてにならない。

不快な感情を刺してくるようなことはないだろうが、なんとなくイラつくことが予想できるからだ。

 

そういうわけで影浦は自身が手放しに尊敬できる数少ない先輩の元へ相談しに行くのだった。

 

 

「つーわけなんすよ、ザキさん。」

 

夕食時に影浦の実家であるお好み焼き屋に誘い、ことのあらましを話した。

普通に話すならラウンジでも良かったのだが内容的に盗み聞きされたくなかったのだ。

間違ってもクソ犬にだけは聞かれたくはない。

 

 

「うーん...あくまで俺の主観になるけど、その子はカゲのことが好きなんじゃないか?」

 

「話を聞く限り刺さる感情はどちらかといえば好意的なものなんだろ?」

 

「まあ分類上はそうっすけど...そんな感情今まで向けられたことがないんでよくわからねえってのが本音っす。」

 

「...なら確かめて見たらどうだ?個人ランク戦の最中にそれとなく探ってみればいい。音声までは記録に残らないから他のやつに聞かれる心配もないはずだ。」

 

成程。

感情云々を抜きにしても、短時間で成りあがったその実力には影浦も興味があった。

明日あたりにラウンジで張って個人戦を吹っ掛けるか、などと考えながらお好み焼きを口にした。

 

その後ひと悶着つくのは影浦は知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すこし時間は遡のぼる。

場所はボーダー本部の対人ブース。

 

隊員同士で競い合い、技量を高めるための場所だ。

来るもの全員が戦うために来るわけではなく、他の人の対戦をモニターで観戦することもできるため、いつも盛り上がっている。

特に、マスターランク以上の実力者同士が戦う場合などは、多くの隊員が観戦しているのだ。

 

この日も対戦が行われており、大画面には二人の少女が映し出されている。

二人ともボーダーでは数少ない少女である。

 

今回のランク戦は5本先取。

ツインテールの少女が4本、毛先がはねたセミロングの少女が2本取っている状況だ。

 

押されている状況に痺れを切らした少女が拳銃とスコーピオンを構えて突撃する。

弾丸を避け、振るわれたスコーピオンを同じくスコーピオンで受ける。

それらの攻防を何度か繰り返したのち、集中力の切れた少女の首が一瞬にして刈り取られる。

 

「おいおいもうすぐマスタークラスじゃねぇか、こりゃ戦うのが楽しみだな。」

 

「相変わらずの戦闘狂っぷりだな槍バカ。でもまあ大したもんだと思うぜ。香取ちゃんだって戦闘センスは相当だ。それをああも打ち破るんだからA級レベルはあるはずだ。」

 

ボーダーの精鋭たるA級隊員からも評価される彼女だが、当の本人は自身にポイントを見て恍惚の表情を浮かべていた。

 

(これで個人ポイントが7941。さっきの人もそこそこ強かったけど、このくらいならもうマスタークラスになったようなもの。)

 

フレンチベージュのロングツインテールが特徴のスタイル抜群の少女であり、顔立ちも非常に整っている。

一時期はメディア対策室長の根付が広報部隊に入れることを検討していたが、対戦で勝った後や、いたるところで恍惚の表情を浮かべてるのを聞き断念したという。

いくら外見が良くてもさすがにこんなものを公的にはお出しできない。

 

実力だけでなく、上記の行動から訓練生、正隊員含めて有名だったりするのだ。

 

(楽しみだなぁ。マスタークラスになったら迎えに行こう。あたしが送信した感情に気づいてるよね。)

 

彼女は正隊員になってからずっと影浦のことを付けまわして、じっと彼のことを陰から見つめている。

 

端的に言ってしまえばストーカー行為に及んでいるやべー奴である。

 

(ふふふ...。あたしと戦う時にどんな顔をするのかなぁ。どんな反応をするのかなぁ。)

 

(あたしのことで頭をいっぱいにしてほしいなぁ。)

 

(あたしは沢山知ってるよ、先輩のこと。ギラギラとした目つきかっこいいなぁ。喧嘩っ早いやんちゃなところもあるよね。噂に反して情に厚いところも大好き。)

 

(あたしのこと、沢山知ってもらいたいな。先輩は覚えてないかもしれないけど、ネイバーに襲われて助けてくれた時、好きになっちゃったんだ。)

 

(なんだが体が火照ってきちゃった♡明日からはもっと近くで、直に会えるよね♡)

 

「あはっ!興奮しちゃって寝れないかも!」

 

「ねぇ、もっと近くで顔を見せてよ。」

 

歪んだ執着心と独占欲を抱いた少女と影浦の邂逅は近い。

 




ヤンデレストーカー きょうか

窮地の状況を助けてもらう、というよくある美談がきっかけなのだがどういうわけか歪んだ方向に進化してしまった美少女。どうしてこうなった。
その実力と容姿から数多くの部隊に勧誘されていたが、もう入りたい部隊が決まっていると言い一蹴した。
セクハラまがいの視線を送っていることを迅は気づいているが、止めない方が良い未来になることや、普段おしりを触っている自分に止める資格がないなどの理由によりそのままになっている。
幸か不幸か通っているのは進学校であり、カゲとは別の高校である。
カゲの未来はどうなるのか。


トリオン 7
攻撃 9
防御・援護 6
機動 8
技術 9
射程 2
指揮 4
特殊戦術 3
トータル 48

メイントリガー サブトリガー
スコーピオン   スコーピオン
グラスホッパー  グラスホッパー
シールド     シールド
カメレオン    バッグワーム

影浦先輩のサイドエフェクトは個人的にエッチなサイドエフェクト選手権最優秀賞


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