シャンフロ二次   作:エーゲ海のええ外科医

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 ポッキーの日記念(昨日)


ポッキーの日SS

 永遠楽

 

 「らくくーん、こっち向いてー?」

 「んー?」

 

 スマホに向けていた顔を隣に向けると我が彼女殿……天音永遠の姿が。その手にはチョコを纏ったスティック菓子……要するにポッキーが用意されている。

 

 「はい、あーん」

 

 突然のことに戸惑いながらも素直に食べる……うまい。

 

 「なぜポッキー? バレンタインはまだ先だぞ」

 「はぁ……これだからクソゲーマーは。ポッキーの日ぐらい知らないの?」

 「あったなそんなの。生憎とゲームの期間限定イベントになるくらい有名じゃないと興味が出ないんだなこれが」

 

 永遠は半ば呆れた目をしながらこちらを見ている。と思ったらまたもやポッキーを俺の口に捩じ込んで来た。そのまま食べようとして異変に気付く。

 

 永遠が俺の食べてるポッキーの端を咥えている、俗に言うポッキーゲームだ。

 このままだとヤバい……だが逃げればからかわれることは必至! どうすれば……いや、ここはあえて、

 

 サクサクサク…

 

 進む!

 永遠が驚きで一瞬目を見開く。予想外だったようだな。俺が逃げると計算していたんだろうが甘い! このまま進んで逃げた所をからかってやるわ!

 

 サクサクサク…

 

 あのー永遠さん? なんで逃げないの? もうそろそろ唇が触れ

 

 

 

 

 

 「楽くん顔赤いよー?」

 ……勝てねえ。

 

 

 

……………………………………………………………………………………………

 紅楽

 

 「楽郞さん!」

 「おう紅音か、どうした?」

 「今日はポッキーの日らしいですよ! なのでポッキーどうぞ!」

 

 ずい、と渡されたポッキーをサクサク食べていく。

 

 「楽郞さん!」

 「ん?」

 「私にもください! あー!」

 

 えーとつまり?……食べさせろってことか。

 なんだろうな……紅音の赤い口の中が見えてドキドキしてしまう。っと、気を取り直して。

 

 「ほい、あーん」

 「っ、さくさく…」

 「ッ……」

 

 くっ……ハムスターみたいに食べてるとこにドキッとしてしまった。

 お、食べ終わったか。

 

 「ごくんっ、もっとください!」

 「はいはい」

 

 袋からもう一本取り出し食べさせる。サクサクサク…

 

 「くださいっ!」

 

 サクサクサク…

 

 「くださいっ!」

 

 サクサクサク…

 

 「くださ「自分で取れ!」でもでもっ!楽郞さんに食べさせて貰った方が美味しいんですよー!」

 

 むっ……。

 ヒョイ

 パクっ

 サクサクサク…

 

 「えへへー」

 

 ちくしょう…可愛い…

 

 

……………………………………………………………………………………………

 おまけ サンディプ?

 

 「今日はポッキーの日だよねぇ…」

 「そうだな」

 「そんなわけでサンラクくんのポッキーをぼっk「帰る」冗談だよぉ…!」

 

 付き合ってられるか、まったく……。




 文才が、ねえ!

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