東方魔箱録 〜メモリの使役者〜   作:マイスイートザナディウム

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Count,The,Memorie's!

現在来雪が使えるメモリはこちら!

PLANT,FLEET,T-REX,ICEAGE,TRICERATOPS,PLUSHDOLL,ZOO

はいどうも〜マイスイートザナディウムです!

今回は霊夢と咲夜の戦い?と紅魔館組が何故メモリを持っているのかを書きました。

ガバガバですが温かい目で見てもらえるとありがたいです。

それではどうぞ!


Kの合流/レミリアを止めろ

ヒュゥゥン

 

ピュンピュン

 

「クッ…フッ!」

 

ドォォン

 

霊夢は次々と射出される光の剣を御札で撃ち落とす。

 

「ふふふ…まだまだ終わりじゃないわよね?」

 

霊夢の所にスマートなボディに所々が鎧で覆われ、修道女の様な姿をした存在が笑いながら歩いてきた。

 

この存在こそ紅魔館のメイド長である十六夜咲夜が教会の記憶のメモリのチャーチメモリで変身した怪物(超人)、チャーチ・ドーパントである。

 

「それにしてもお嬢様も人が悪い……よりにもよって教会のメモリをお渡しになるなんて……嫌な記憶を思い出してしまいました」

 

チャーチ・ドーパントは愚痴りながら自身の武器である十字架型の剣エスカクロスを構える。

 

「まぁ…そのおかげで博麗の巫女を追い詰められるのですが」

 

「…追い詰める?…馬鹿言わないで頂戴」

 

霊夢は立ち上がる。

 

「この程度で私が屈服するとでも?…メモリの力に過信してるあんたなんかに負けるほど…落ちぶれて無いわよ」

 

「…過信してる?私が?……お嬢様の天敵であるこのメモリを?…冗談じゃない……私はこのメモリが嫌いだ…過信した事等一度たりとも無い!」

 

ヒュゥゥン

 

チャーチ・ドーパントの周りに光の穴が出現し、中から無数の光の剣が出現した。

 

「お嬢様には悪いけど……このメモリをお嬢様から賜った時…すぐにでも叩き割ってやりたかった…()()()()を思い出してしまった…あぁ忌まわしい…お嬢様にナイフを突き付けた愚かな私を思い出す…教会の命令で吸血鬼を狩っていたあの頃を…名前すら無かった私…教会の道具だった私…あぁァぁァァ忌まわシい!忌マわシイ忌マワシイ!!」

 

チャーチ・ドーパントは壊れたカセットテープの様にブツブツ言いながら光の剣を無造作に射出していく。

 

無造作に射出した光の剣は一本も霊夢にカスリもしなかった。

 

「……これが来雪の言ってた事なのね…一度メモリを使えばその強大な力でおかしくなる……なるほど確かに悪い薬だわ」

 

霊夢はお祓い棒と御札を構えた。

 

「十六夜咲夜…だったかしら?…今その呪縛(メモリ)から解き放ってあげるわ」

 

「アァァァァァァァァ!!」

 

チャーチ・ドーパントは形振り構わず光の剣を射出する。

 

「ハァ!」

 

霊夢は走り出し、自身に向かってきた光の剣を御札で撃破していく。

 

「グゥゥゥ!」

 

エスカクロスを振り上げるチャーチ・ドーパント。

 

だが理性を失っているドーパント相手に手加減するほど霊夢も甘くなかった。

 

「読めてるわよ」

 

キン

 

「グゥ!?」

 

エスカクロスは空中で動かなくなった。

 

よく見ると霊夢の御札がエスカクロスに張り付いていた。

 

「封印術は私の十八番なのよ…私が封印を解くまでそれは使えないわよ」

 

霊夢はチャーチ・ドーパントの懐に飛び込んだ。

 

「ゥ!?」

 

「博霊式霊術…封魔掌!」

 

そして霊力が溢れた掌で、チャーチ・ドーパントの腹部を突いた。

 

「ガァッ!?」

 

「ドーパント相手に手加減はいらない…頑丈なのは知ってるからね…あんたが言ったことよ…出し惜しみは無しってね!!」

 

ドスドス

 

今度は顔面を突き、更に鳩尾に食らわせた。

 

「ググッ」

 

「ハァッ!」

 

怯んだチャーチ・ドーパントに霊夢は両手を突き付け、チャーチ・ドーパントを突き飛ばす。

 

ドスン

 

チャーチ・ドーパントはそのまま壁にめり込んだ。

 

「ガハッ」

 

「そのまま寝てなさい!」

 

霊夢は陰陽玉をチャーチ・ドーパントに叩き込む。

 

夢想封印!

 

「ッ!?」

 

ドドドン

 

ドガアアン

 

夢想封印をチャーチ・ドーパントに叩き込むと、チャーチ・ドーパントは壁を突き破りそのまま吹き飛ばされる。

 

そして耐えられなくなり、大爆発を起こした。

 

カチャカチャ

 

大穴が空いた壁の向こう側には、瓦礫に横たわっている咲夜とチャーチメモリが転がっていた。

 

「……」

 

霊夢はその様子を見ていた。

 

「なっなんか凄いことになってる!?」

 

そこにフランドールを連れた来雪がやって来た。

 

「あら来雪…心配はしてなかったけど勝てたのね」

 

「うん…美鈴さん凄く強かったよ」

 

「ん?…そいつは」

 

霊夢はフランドールを見ていた。

 

「あっこの子はフランちゃん…えっとこの館の主さんの妹さんで…さっき戦ったんだ」

 

「ふ〜ん…一緒にいるって事は勝ったのね」

 

「まぁ…そうかな…」

 

「ねぇ…そこで倒れてるのって…」

 

フランドールは大穴が空いた壁を見つめて言った。

 

「メイド長よ…メモリに囚われてたから本気で相手したのよ」

 

「……咲夜…あのメモリを嫌ってたんだけど…お姉様に渡されたからって…」

 

来雪は咲夜の近くに行き、メモリを回収した。

 

「……チャーチ……教会の記憶か…フランちゃんのプラッシュドールやフリートみたいに知らないメモリだ」

 

「あなたの記憶に関係あるかもしれないし…とりあえず持っときなさい」

 

「…うん」

 

来雪はチャーチメモリを懐に仕舞った。

 

「…そう言えば魔理沙さんは?」

 

「さぁ?…まぁそのうち来るでしょ」

 

霊夢が適当に流すと

 

「おっ!霊夢!来雪!ここに居たのか」

 

丁度そこに魔理沙が来た。

 

「ほら来た」

 

「うひゃ~派手にやったな」

 

魔理沙は大穴が空いた壁を見て言う。

 

「まぁ本気でやったからね」

 

「霊夢が本気…ねぇ」

 

「………全く…誰がこれを直すと思ってるのよ」

 

そこにこあに抱えられるパチュリーがやって来た。

 

「あっパチュリーに小悪魔」

 

「フラン…その様子だと能力も安定してるみたいね」

 

「うん…ちょっとスッキリした感じ」

 

パチュリーはフランドールの様子を見て笑みを浮かべる。

 

「何よ大所帯になってきたわね…魔理沙は何でそいつらと来たわけ?」

 

「戦いの最中にパチュリーに止められてな…まぁ小悪魔のドーパントめっちゃ面倒くさかったぜ」

 

魔理沙はクラウンメモリとウィズダムメモリを来雪に渡す。

 

「ほらよ来雪…パチュリー達のメモリだ」

 

「ありがとう魔理沙さん……クラウンにウィズダム…道化師に叡智の記憶……このメモリも私の知らないメモリだ」

 

「あなたが園田来雪…メモリの専門家ね」

 

パチュリーが来雪に話し掛ける。

 

「専門家って訳じゃないけど…他の人よりは知ってるって感じかな」

 

「なら単刀直入に言うわ……()()()を…私の親友を助けて欲しい」

 

パチュリーが来雪に頭を下げた。

 

「ッ…パチュリー」

 

「フラン…あなたも知ってるでしょ…メモリを使ってからレミィや咲夜がおかしくなったのを…それこそあなたも精神的におかしくなってたじゃない」

 

「……」

 

「どういうことか説明してもらえるかしら?」

 

霊夢達は事の経緯を聞く。

 

「お嬢様がおかしくなったのはこの幻想郷に幻想入りする前の事です」

 

小悪魔が説明を始めた。

 

「幻想郷の賢者…()()()の誘いで幻想郷に移住する事を決めたお嬢様の元に…ある来訪者が来たんです」

 

「来訪者?」

 

「名前までは分かりません…ただ彼らは自身を()()()()()()と名乗っていました」

 

「ッ!?…ミュージアム」

 

来雪はミュージアムと聞き、反応する。

 

「知ってるの来雪?」

 

「……外の世界にある街、風都でガイアメモリを…この子達を量産して流通させてた組織だよ」

 

来雪はTレックスメモリを見つめながら言った。

 

「ガイアメモリを流通……どう考えても悪い組織よね」

 

「……でも…」

 

来雪は浮かない顔をしていた。

 

「なんか気になるのか?」

 

魔理沙が来雪に聞いた。

 

「……ミュージアムは既に壊滅してるんだよ……何で壊滅したのかはまだ記憶が曖昧だから覚えてないんだけど」

 

「でもあの黒服達はミュージアムと名乗ってたわ…私もレミィの隣で聞いてたから間違いない」

 

「……」

 

来雪はTレックスメモリを見つめた。

 

「…話を続けるわね…黒服達はレミィや私にビジネスの話をしたいって持ち込んできたのよ…その男達がトランクの中を見せると無数のメモリが入ってたわ…男達はメモリについて色々語ってたわ…メモリを使えばフランの容態は安定するし、太陽の光をいちいち恐れる事も無くなるってね…」

 

霊夢達は怪しみながらも話を聞いていた。

 

「私もレミィも最初は半信半疑だったわ…でも試しにってレミィにメモリを使用するように勧めたの…私は反対したのだけどレミィったら珍しい物が好きでね…試しにメモリを使ったの…そしたら太陽の下を歩けたのよ…ドーパントの姿になれば弱点を克服出来る…それからよ…レミィがおかしくなってったのは…」

 

「メモリによる中毒症状……メモリに内蔵されてる記憶に飲まれちゃったんだね」

 

「おかしくなって異変を起こしたって訳?」

 

霊夢の言葉にパチュリーは首を振った。

 

「いいえ…異変自体は初めから起こすつもりだった…この異変はレミィやフランが日中でも外で楽しめる様にって考えで起こしたものだからね」

 

「本来であればそれで済む筈だったんですよ」

 

声のする方向を見ると門番の美鈴が歩いてきていた。

 

「美鈴さん!」

 

「無事の様ですね来雪さん…妹様も」

 

「うん…来雪お姉さんにメモリについて教えて貰ってたんだ」

 

「…申し訳ありませんパチュリー様…あの時私があの者達を追い返していれば…こんなことには…」

 

美鈴はパチュリーに頭を下げた。

 

「頭を上げて頂戴美鈴…それは私にも言えたことなんだから」

 

「パチュリー様…」

 

「今のレミィは度が過ぎてる…このままこの霧が出続ければ…幻想郷が滅びかねないわ」

 

「はぁ!?幻想郷が滅ぶだぁ!?」

 

「どういう事よ!」

 

パチュリーの言葉に霊夢と魔理沙が反応する。

 

「この霧は本来、私の魔力で作り出す予定だったのよ…でもそうじゃない……この霧はレミィの持つ()()()()()で起こしてるのよ」

 

「メモリの…力で?」

 

「メモリの名前はドラキュラ…吸血鬼の記憶を宿したメモリらしいけど…」

 

「ドラキュラメモリにそんな力は無い…ましてや世界を滅ぼしかねない程の霧を発生させるなんて…」

 

「ハァ…どう考えても賢者案件でしょこれ…まぁ何にしても…行ってみれば分かるわよ」

 

霊夢が愚痴りながら呟く。

 

「だな…幻想郷の危機だそのままにしとけねぇしな」

 

「美鈴…咲夜を図書館に退避させといて頂戴…私はレミィの所に行くわ」

 

「分かりました…退避させ次第私も向かいます」

 

パチュリーの命令で美鈴は倒れている咲夜を抱えて走る。

 

「こあ…あなたは咲夜を」

 

「何言ってんですかパチュリー様…あなたがお嬢様の所に行くなら私も行きますよ…それに私はパチュリーちゃんの使い魔であってレミリア・スカーレットの使い魔じゃない…それはここに来たときから話を通している筈ですよ」

 

「こあ…」

 

「ということで来雪さんでしたっけ?…少しの間クラウンメモリを貸して貰えませんか?」

 

「えっ?」

 

突然の申し出に戸惑う来雪。

 

「お嬢様と戦闘になったときにドーパントが多い方がいいはず…安心してください…クラウンメモリは私との適合率バリ高なので!」

 

「………分かりました…でも終わったら」

 

「分かってます」

 

来雪は渋りながらもクラウンメモリをこあに渡した。

 

「あの…来雪お姉さん」

 

「ん?」

 

「私にも…プラッシュドールメモリ貸してくれない?」

 

「フランちゃん…」

 

「だって私も当事者だもん…私もお姉様を止めたい…元のお姉様に戻って来てほしいから…お願い!」

 

フランドールの目を見た来雪は決断する。

 

「…分かったよフランちゃん…でも小悪魔さんと同じ様に…」

 

「うん!終わったらちゃんと返す!約束する!」

 

「…うん」

 

来雪はフランドールにプラッシュドールメモリを渡す。

 

「使いすぎたら駄目だよ…いくら適合率が高くても暴走の危険はあるから」

 

「分かってますよ」

 

「うん!」

 

「話は纏まったかしら?…それじゃあ行くわよ」

 

 

 

 

そんな様子を見ている者達がいた。

 

「とんでもない事になってるわね」

 

()()!我々も行きましょう!」

 

それは幻想郷最古の妖怪の一人、妖怪の賢者八雲紫とその式八雲藍だった。

 

「そうね…流石に霊夢達だけじゃ心配だもの…藍、準備して頂戴」

 

「承知しました!」

 

紫達も現地に向かおうとする。

 

 

しかし

 

 

「そいつは困るなぁ」

 

『!?』

 

紫達の後ろにガイアドライバーREXを腰に巻いた男が立っていた。

 

「貴様…どうやってここに」

 

藍は驚愕していた。

 

「幻想郷の賢者八雲紫…単刀直入に言う…()()()()()……これは来雪が成長するのに必要な事なんでな」

 

「来雪…園田来雪ね…霊夢が面倒見てるみたいだけど……あの子も貴方の仲間って事で良いのかしら?」

 

「う〜ん……現状では違ぇな…()()あいつからしたら俺達は害悪そのものだ…なんせあいつが大切にしてるガイアメモリを悪用してる訳だしな」

 

男はヘラヘラしながら答える。

 

「そう…今はそんなことどうでもいいわ…幻想郷の危機なのよ…此処で大人しく見てるなんてこと賢者として出来るわけないでしょ」

 

「おいおい…俺は親切心で言ってやってんだぜ?……それとも本気で言わなきゃ分かんねぇか?…引っ込んでろつってんだよ……テメェ等纏めて此処で殺しても良いんだぜ俺は

 

『ッ!』

 

男は殺気を放ちながら言った。

 

その殺気はもやは人間が出せる殺気では無かった。

 

「…まぁ…此処でお前さんらを殺しちゃ俺達の計画に支障が発生するからな…悪かった……これでも俺は争いなんて無意味な事は嫌いでね…お前さんらには異変が解決するまでここに居て貰う…その為にここに来たんだよ俺は」

 

 

【FRIEND!】

 

ガチャン

 

男はフレンドメモリをガイアドライバーREXに挿し込んだ。

 

男の姿が変わった。

 

全身の色は焦茶色。

 

頭は人の顔が割れて黄色と赤のサークルが描かれた頭がでているデザインで手には黄色の手袋をしており、両肩には大きな手がついている。

 

胴には顔と同じ黄色と赤のサークルの模様があり、腰にローブをし人の手が握手している装飾がついている。

 

そして左右非対称の靴のような足をしている。

 

男は友達の記憶の怪物(超人)、フレンド・ドーパントに変身した。

 

「そういうことだから…大人しくここに居てくれや…じゃねぇと……思わず殺しちまうかもしんねぇからよ

 

「…紫様」

 

(本当なら今すぐでも霊夢の助けをしたいけど…無理そうね…霊夢…魔理沙…そして園田来雪さん…幻想郷を頼んだわよ)

 

 

 

 




はいということで謎の組織・ミュージアム(仮)が登場しました!

ドラキュラメモリの力で紅霧異変の霧を発生させる…設定盛りすぎたな!

最悪ガイアメモリ強化アダプターでアップグレードし、暴走した事に……なりそうだな。

次回はそんなレミリアとの対決です。

ドラキュラ・ドーパントの能力どうしようかな…

次回もお楽しみに!

それでは!
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