東方魔箱録 〜メモリの使役者〜 作:マイスイートザナディウム
現在来雪が使えるメモリはこちら!
PLANT,FLEET,T-REX,ICEAGE,TRICERATOPS,ZOO,CHURCH,WISDOM
はいどうも〜マイスイートザナディウムです!
今回はレミリア戦です。
果たしてレミリアを救うことが出来るのか!
それではどうぞ!
レミリアを止めるべく、紅魔館のメンバーも霊夢達と行動を共にした。
「レミィは恐らく時計台にいる…そこで霧を散布してる筈よ」
「だったら急ぐわよ…早くこの異変を終わらせなきゃ」
「そうそう…異変は終わった後が大変だからなぁ」
「えっ?…そうなんですか?」
魔理沙の言葉に来雪は首を傾げた。
「異変が解決したら毎回
「そう言ってお前だって楽しんでんじゃねぇか」
「折角の宴会よ…楽しまなきゃ損でしょ…あんた達にも参加してもらうからそのつもりで」
霊夢はパチュリー達に言った。
「私達も?」
「宴会は異変の首謀者含めて参加したい奴が来るのよ…異変に関係してない奴とかね……異変企てたあんた達が欠席出来るとは思わない事よ…無理矢理にでも連れて行くわ…勿論…レミリアって奴もね」
「博麗霊夢…」
「良いですね〜その時はパーッと盛り上がりましょうねパチュリーちゃん」
小悪魔がパチュリーの肩に手を回した。
「こあ……そうね…外出するの何時ぶりかしら」
「私も行って良いの?」
「おう!誰一人欠けることねぇ様にな」
フランドールの問に魔理沙が答える。
「……近い」
「…来雪は感じるのね…メモリの力が」
「うん……レミリアさんはこの先に居る」
「そんじゃ…覚悟を決めなさい」
霊夢の言葉に全員が身構える。
「……行くわよ!」
全員が時計台に辿り着いた。
時計台には赤いメモリを持ったフランドールに似た少女が立っていた。
「レミィ!!」
「……あらパチェ…フランに小悪魔も…侵入者と一緒に居るって事は…私を裏切るのね」
レミリアは不気味な笑みを浮かべながら紅魔館組を見つめる。
「お姉様…もう止めようよ…これ以上この霧を散布し続けたら幻想郷が…」
「滅びる…でしょ?」
『!?』
レミリアは分かっていたかの様に答えた。
「滅んだ所でどうって事無いわ…これを使えば…私達が暮らしやすい世界に出来る…あぁ…ガイアメモリ…なんて素晴らしい代物かしらね」
レミリアは自身のドラキュラメモリを見つめてうっとりしていた。
「それ以上そのメモリを使えば…あなたは戻れなくなる!…お願いですレミリアさん!…メモリをこっちに渡して下さい!」
来雪は一歩出てレミリアに訴えかける。
「メモリを…あなたに?」
「そうです…あなたはまだ戻れる…あなたの愛する家族の元に今なら…フランちゃんやパチュリーさん達の為に…そのメモリを捨てて下さい!」
「……ウフフ…フフフフ」
レミリアは笑い出した。
「アハハハハ……メモリを捨てる位だったら…私は
「ッ!?」
「お姉様…」
「レミィ…あなた…」
レミリアの中毒症状は最早末期だった。
「私からメモリを奪おうって言うなら……やってみる事ね」
レミリアはメモリの他に
「何だ…あれ」
「ッ!?…レミリアさん…それを何処で!?」
「メモリを売りに来た売人から買い取ったのよ…私のメモリを更にパワーアップさせてくれる夢のアイテムだって言うからね…アハハハハ」
ガシャン
レミリアはメモリにそのアイテム、ガイアメモリ強化アダプターをセットした。
【DRACULA!UPGRADE!】
ガイアメモリ強化アダプターにUPGRADE LOADINGの文字が浮かんだ。
「さぁ始めましょ?…こんなに月も紅いから…フランやパチェ相手でも本気で殺すわよ…楽しい夜になりそうね…アハハハハ」
レミリアの目は狂気で濁っていた。
キュピーン
レミリアは左頬の生体コネクタにメモリを挿し込んだ。
レミリアの周りにコウモリが集まり始め、姿を形成していった。
その姿はドラキュラというよりはコウモリをグチャグチャにしたような筋肉質の化け物だった。
強化アダプターによってアップグレードされた肉体には血管が浮き上がり、右脚に左腕,首筋から破裂した血管が飛び出ており自身の体を血塗れにしているグロテスクな姿。
生体コネクタがあった左頬にはガイアメモリ強化アダプターが露出しており、右頬は裂け口の中が見えている。
レミリアは
「レミィ……あなた…心まで怪物になってしまったの…」
パチュリーはそんなレミリアの成り果てた姿を見て静かに涙を流していた。
「下がってパチュリーちゃん…此処は私が殺る」
「お姉様…そんな姿のお姉様見たくなかったよ!」
小悪魔とフランドールがメモリを構える。
【CROWN!】
【PLUSHDOLL!】
キュピーン
小悪魔は舌の生体コネクタに、フランドールは首筋の生体コネクタにメモリを挿し込んだ。
そして二人はそれぞれクラウン・ドーパントとプラッシュドール・ドーパントに変身した。
「霊夢さん魔理沙さん…行きましょう」
来雪はTレックスメモリを構える。
「えぇ…何が何でも戻すわよ」
「あぁ…認められっかよ…こんなの!」
霊夢はお祓い棒と御札、魔理沙はミニ八卦炉を構える。
「レミリアさん……あなたを救って見せる」
【T-REX!】
キュピーン
来雪は左肩にTレックスメモリを挿し込んだ。
そしてTレックス・ドーパントに変身した。
「…ガァァァァァァ!」
Tレックス・ドーパントが先制し衝撃波を放つ。
「フッ」
ドラキュラ・ドーパントが衝撃波を飛んで避ける。
「…ッ!」
ドラキュラ・ドーパントは飛んだ先で綿と糸で脚に絡ませていた。
それはプラッシュドール・ドーパントの綿と糸だった。
「小悪魔!」
ドラキュラ・ドーパントの目の前にクラウン・ドーパントがいつの間にか飛んでいた。
「開け!マジックボックス!」
クラウン・ドーパントは両肩にある箱を開ける。
すると中から鉄球やら杭やら無数の武器が飛び出した。
「フッ」
武器が命中する前にドラキュラ・ドーパントは霧化した。
「なっ!?」
霧化したドラキュラ・ドーパントはすかさずクラウン・ドーパントの真後ろに現れた。
「ッ!こあ!」
パチュリーが魔法でドラキュラ・ドーパントを攻撃する。
「クッ…パチェ!」
攻撃魔法を食らったドラキュラ・ドーパントは再び霧化する。
「また霧化かよ!?」
「ッ!パチュリー!狙いはあなたよ!」
霊夢は直感で感じ取った。
霊夢の言った通りドラキュラ・ドーパントはパチュリーの後ろに現れた。
「パチェェェェェ!!」
「ッ!」
ドラキュラ・ドーパントは爪を巨大化させ、パチュリーを切り裂こうとする。
ガキン
ドラキュラ・ドーパントの爪を受け止めた物が現れた。
「【時間を操る程度の能力】……これで数々の吸血鬼の命を奪ってきました」
それは霊夢に倒された十六夜咲夜だった。
「ッ!?咲夜!」
「申し訳ありませんパチュリー様…ここからは私も戦います!」
「サクヤァァァァァ!」
「お嬢様……再びあなたにナイフを向ける事を…お許し下さい…美鈴!!」
ブンッ
ドスン
「ガッ!?」
咲夜の合図で美鈴がドラキュラ・ドーパントの頭にミサイルキックした。
「美鈴さん!」
Tレックス・ドーパントは美鈴にあるものを投げた。
カチッ
「これは…来雪さん…あなたの信頼…受け取りました!」
Tレックス・ドーパントが美鈴に投げたのは
【TRICERATOPS!】
キュピーン
美鈴は左の太腿の生体コネクタにメモリを挿し込んだ。
美鈴はトライセラトップス・ドーパントに変身した。
「行きます…お嬢様!」
トライセラトップス・ドーパントは身体からダイナソアクラブを作り出した。
「ハァッ」
カンッ
カンッ
ダイナソアクラブでドラキュラ・ドーパントを攻撃する。
「メイリィンンンン!」
「お嬢様…私が命に変えても支えようと決めているのは…今のあなたではない!私達があなたを元に戻します!」
キュゥゥゥン
トライセラトップス・ドーパントは右手に紫のエネルギー弾を作り出す。
「ハァッ!」
そのエネルギー弾をドラキュラ・ドーパントに放つ。
「頼みますよ
「ザ・ワールド!」
ドゥゥン
カチッ
咲夜以外の時間が止まる。
というのもこの能力は本当に時間を止めてる訳では無い。
咲夜以外の時間の流れが遅くなっているだけなのだ。
「…久しぶりね……美鈴に咲夜ちゃんって呼ばれるのは…何時からだっただろう…咲夜さんって呼ばれる様になったのは」
咲夜はドラキュラ・ドーパントの後ろまで歩く。
「…流石博麗の巫女…私達が何をしたいのか分かってるなんて」
咲夜が霊夢を見ると霊夢は夢想封印の構えで止まっている。
「美鈴のエネルギー弾…そして博麗霊夢の夢想封印…この2つを受ければいくらお嬢様でも…」
咲夜はドラキュラ・ドーパントをエネルギー弾と夢想封印の軌道に蹴る。
「時は…動き出す」
キュゥゥゥン
時は再び刻み始めた。
「ッ!」
ドラキュラ・ドーパントが気付いた時にはエネルギー弾と夢想封印は既に射程内だった。
「夢想封印!」
「終わりです!」
ドォォン
ドラキュラ・ドーパントは夢想封印とエネルギー弾を受けて爆発した。
「ギィィィ」
ドラキュラ・ドーパントはなんとか耐えていた。
「魔理沙!来雪!」
「グッ!?」
ドラキュラ・ドーパントの目の前にTレックス・ドーパントからチャーチ・ドーパントに変わった来雪とマスタースパークの構えを取る魔理沙がいた。
「決めるぞ来雪!」
「はい!」
ヒュゥゥン
チャーチ・ドーパントは巨大な光の剣を出現させる。
「グッ!」
ドラキュラ・ドーパントが霧化で逃れようとするが、霧化出来なかった。
「ナ…ニィィッ!?」
ドラキュラ・ドーパントの背中にいつの間にか霊夢の御札が貼り付けてあり、更に束縛魔法が掛けられていた。
「霧化させないわよレミィ!」
「封印術は十八番なのよ!決めなさい魔理沙!来雪!」
「マダァァァァ!」
物理的に逃れようとするドラキュラ・ドーパント。
「開け!マジックボックス!」
「エイッ!」
そこにクラウン・ドーパントとプラッシュドール・ドーパントがドラキュラ・ドーパントに拘束器具と綿糸を巻きつける。
「逃しません!今です魔理沙ちゃん!」
「やっちゃえ来雪お姉さん!」
「魔理沙ちゃん言うな!行くぜ最大火力!!」
「これで終わりです!!」
そして魔理沙とチャーチ・ドーパントが渾身の一撃を放つ。
「マスタースパーク!!」
「ハァァァァァ!!」
ドュゥゥゥゥン
ピュゥゥゥン
マスタースパークと光の剣が一つになりドラキュラ・ドーパントに放たれる。
「コノワタシガァァァァァァァ!!」
光に飲み込まれるドラキュラ・ドーパント。
ドガアアン
そして威力に耐えられなくなり、大爆発を起こした。
爆煙が晴れるとボロボロになったレミリアが倒れており、その付近にドラキュラメモリが転がっていた。
そして場所は変わり、その光景を見ていた紫達は喜びを露わにしていた。
「紫様!」
「えぇ…良くやってくれたわ」
「ふぅ…先ずは第一段階クリアだな」
フレンド・ドーパントは来雪の勝利に満足していた。
「結局あなたは何がしたいのよ」
紫はフレンド・ドーパントに尋ねる。
「言っただろ…来雪が成長するのに必要な事だってな…さてと…俺の仕事はここまで…後は
フレンド・ドーパントはメモリを取り出した。
【ZONE!】
フレンド・ドーパントはゾーンメモリをガイアドライバーREXの左側に挿し込んだ。
フレンド・ドーパントの左腕が角張った作りになり、手が形を変えて眼球になった。
「そんじゃな八雲紫…お前さんら幻想郷の者たちが来雪を成長させてくれることを願ってるぜ」
左手の眼球の瞳が光るとフレンド・ドーパントはその場から消えた。
「待て!」
「よしなさい藍」
「紫様!宜しいのですか!?」
「……」
紫の目は怒りに燃えていた。
「…いずれ戦うことになるでしょう…その時は…」
また場所は変わり、紅魔館近くの森の中。
「…………」
一人の少女が空を眺めていた。
「ここに居たか」
「…ん」
そこに先程紫の所から姿を消したフレンド・ドーパントが現れた。
「仕事だ…レミリア・スカーレットが持ってる
「……分かった」
少女は立ち上がると腰にガイアドライバーREXを付けた。
そしてメモリを取り出す。
【GIA!】
少女はギアメモリをガイアドライバーREXに挿し込んだ。
大きさがまちまちな無数の歯車で体を構成した小柄な姿に変わった。
少女は歯車の記憶の
「…行ってくる」
ガチャン
ギア・ドーパントがそう言うと自身の体をバラバラにし、歯車の状態で飛んでいった。
「…相変わらず面白いメモリだな…」
フレンド・ドーパントはギア・ドーパントの飛んでいった方向を見ながら呟いた。
「お嬢様!」
「お姉様!」
咲夜とフランドールが倒れてるレミリアに駆け寄る。
「…うっ…咲…夜……フラン」
「はいお嬢様!十六夜咲夜です!お気を確かに!」
「お姉様!」
「…私…あなた達に酷いこと言ったわね…御免なさい…家族を捨てる…そんな馬鹿なことを私は…」
レミリアはメモリの影響で言い放った言葉に後悔していた。
「たとえ人間より上位種である吸血鬼でも…メモリの強大な力には勝てないんですね」
そこに来雪達がやって来た。
「……来雪…だったわね…ありがとう…私を開放してくれて」
「私だけの力じゃないです…霊夢さんや魔理沙さん…それに紅魔館の皆さんがレミリアさんを元に戻したんですよ」
「…そうね」
「さてと…これで異変解決ね…あんたを倒した事で霧も晴れ始めて…って太陽!あんた達吸血鬼でしょ!?早く中に!」
霊夢が段々陽の光が照りつけて来る状況を見て焦りだす。
「心配無いわ…魔法で一時的な結界を張ってるわ…そんなに長い時間は維持できないけどね」
パチュリーが霊夢に説明をする。
「パチェ…迷惑掛けたわね」
「全くよ…珍しい物に目が無いその性格…次からは気をつけて頂戴」
「……善処するわ」
「とりあえず中入ろうぜ!何時までも外で話しててもしょうないだろ?」
魔理沙の提案に皆が納得し、中に入ろうとした。
その時だった。
ヒュンヒュンヒュン
ザザン
「うわッ!」
レミリアに肩を貸していたフランドールが空から降ってきた歯車に弾かれた。
『ッ!?』
「ッ!フラン!」
レミリアがフランドールに駆け寄ろうとするとレミリアの目の前で歯車が一つになり、ギア・ドーパントに変わった。
ガシッ
「ウッ」
ギア・ドーパントはレミリアの首を締め、持ち上げる。
「レミィ!」
「ドーパント!?」
「お嬢様!」
咲夜と美鈴がレミリアを救出する為に動こうとする。
「…動かないで」
『ッ!?』
「…動いたら…この子の首がネジ曲がる事になるよ?」
その言葉を皮切りにレミリアの首を掴んでいる腕に歯車が集まり、レミリアの首辺りに噛み合い始めた。
「…私の意志で…歯車はこの子の首にはめ込まれ……時計の様に頭が回転する…つまり…何時でも殺せる」
「クッ…あなた…何が…目的?」
レミリアが苦しみながらギア・ドーパントに聞く。
「仕事…あなたのメモリを…回収しに来た」
「レミィのメモリ?…ドラキュラメモリの事」
「それじゃない…私が欲しいのは…こっち」
ギア・ドーパントはレミリアの服のポケットに入ったメモリを取った。
「2本目のメモリ!?」
「…仕事終わり…」
バッ
ギア・ドーパントはレミリアをフランドールの所に投げた。
「お姉様!」
「ゲホゲホ」
「…確かに…頂いた」
【UNION!】
ギア・ドーパントはメモリを押した。
「ユニオン…同盟の記憶?」
「実験には必要…私は良く分からないけど……また会おうね…来雪」
「えっ?どうして私の名前を…」
「いずれ…分かる」
ガチャン
ギア・ドーパントは体をバラバラにし、歯車の状態で飛んでいった。
「あのドーパントは一体…私を知ってるの?」
ギア・ドーパントの乱入で一悶着あったが、こうして紅霧異変は解決した。
はいということで紅霧異変は解決です。
ちょっとあっけなかったかな…
新しく登場したギア・ドーパントの正体は小柄な少女でした。
他の幹部メンバー同様追々名前も判明していきますのでお楽しみに!
次回は後日談をお贈りします!
そして紅霧異変の後は春雪異変……の前に空白期編をお贈りします。
紅霧異変が年表的に2003年の夏で春雪異変が2004年の春らしいので空白期があるので…あれ?…2003年って事はダブルとかガイアメモリ無くね?
書いてて気付くとか…どうしよう…まぁ…二次創作だし捻じ曲げるしか無いけど…東方ファンの皆様申し訳ありません!
とか思って確認したら完成品以外のメモリあったわ。
副作用が大きいタイプの奴がありましたわ…それにビーストとゾーンがダブルの時系列から10年前のメモリだ…ぎり行けるわ!
こんなアホな作者ですがこれからもよろしくお願いします!
次回もお楽しみに!
それでは!