東方魔箱録 〜メモリの使役者〜   作:マイスイートザナディウム

16 / 39
Count,The,Memorie's!

現在来雪が使えるメモリはこちら!

PLANT,FLEET,T-REX,ICEAGE,TRICERATOPS,PLUSHDOLL,ZOO,CROWN,WISDOM,CHURCH,DRACULA

はいどうも〜マイスイートザナディウムです!

今回で紅霧異変編は最終回です!

異変解決した来雪達が宴会をする話ですが…力量不足で宴会模様が詳しく書けてないのですが……まぁ宴会以外にも書きましたので許してください!

それではどうぞ!


Kの宴会/来雪の住居

紅霧異変から四日後。

 

博麗神社にて、宴会が開かれていた。

 

「イェーイ!」

 

「なのだ〜!」

 

「待ってよチルノちゃん!ルーミアちゃん!」

 

テンションが上がり飛び回っているチルノとルーミアを追いかける大妖精。

 

ガヤガヤ

 

良く見ると、異変に直接関わっていない者達も参加していた。

 

「ハァァ…宴会って憂鬱だわ」

 

「楽しいからいいだろ?」

 

霊夢が溜息をつき、魔理沙がそんな霊夢の肩を叩く。

 

「関係無い奴らもぞろぞろと……ハァ」

 

「そういや来雪は?あいつも立役者だろ?」

 

「あぁ…あそこよ」

 

霊夢が指差した先には質問攻めを受けている来雪がいた。

 

「あややや!地球の記憶を内蔵したガイアメモリ!そしてそれを使って変身したドーパント!興味深いです!是非取材を!」

 

「イヤイヤそれより私にガイアメモリを見せておくれよ!技術者として凄く興味がある!」

 

「へぇ…超人…ねぇ…少し私と遊ばない?…大丈夫よ手加減してあげるから」

 

「あわわわわ」

 

来雪は妖怪達から質問攻めや戦い(遊び)に誘われる等され混乱していた。

 

「見事に囲まれてるな…文とにとりはわかるけど…幽香まで来雪に興味持ってるとはな」

 

「ドーパントの力を聞いて戦いたくなったんでしょ…あいつ血の気多いし」

 

「聞こえてるわよ霊夢…あなたが遊んでくれるのかしら?」

 

「さて何のことやら〜」

 

霊夢はそそくさとお酒を取りに行った。

 

それを幽香が追い掛ける。

 

「あいつ逃げやがったな…しょうがねぇ…おいおいお前ら来雪が困ってるだろ、そろそろ開放してやれ」

 

魔理沙が来雪の元まで歩いていく。

 

「あややすみません!私としたことが少し興奮してました!ごめんなさいね来雪さん」

 

「あっ…えっと…いえ、その…大丈夫です」

 

「いやぁ悪いね()()!まさか幻想郷にこんな代物があると思ってなくてね!」

 

「あっいえ…盟友?」

 

「あぁ!人間と河童は古来からの盟友だからな、だから盟友って呼ぶよ」

 

にとりが笑いながら言った。

 

「珍しいですね、にとりさん人見知りの筈なのに」

 

「ん…まぁ…何なんだろうな?盟友とはなんか気楽に話せるっていうか」

 

「あはは…そう思ってもらえれば嬉しいです」

 

来雪は笑みを浮かべながら言った。

 

「あら…もう始まってるのね」

 

そこにレミリア達紅魔館勢がやって来た。

 

「あっレミリアさん!それに皆さんも来てくれたんですね!」

 

「折角の招待、出席しなきゃ失礼だもの」

 

来雪はレミリア達の歓迎をした。

 

「あややあなた方が紅魔館の」

 

「此処は…幻想郷にようこそって言っとくかね?」

 

文,にとりが紅魔館勢に話し掛ける。

 

お酒を飲みながら話は続いていった。

 

「はいフランちゃん」

 

「ありがとう!」

 

来雪はフランドールに料理を渡した。

 

「…ねぇ来雪」

 

「なんですかレミリアさん」

 

「それ!その言い方」

 

「へっ?」

 

レミリアは来雪に言う。

 

「何でフランはフランちゃんなのに私はレミリアさんなのよ!そりゃ目上だけどフランだって目上よ!何でフランだけ!」

 

「えっ?…フランちゃん目上なの?」

 

「う〜ん…少なくとも495年は生きてるから目上って言えば目上だけど…私的にはフランって呼んでくれて嬉しいな!」

 

「そうなんだ…そっか…目上なのにフランちゃんって呼んでるし…じゃあレミリアさんもそんな感じに呼べば良いのかな?」

 

「最初からそうしなさいよ…フランだけ不公平じゃない」

 

レミリアの許可がおり、来雪は考えた。

 

「う〜ん………じゃあ()()()()()で!パチュリーさんがレミィって呼んでるからレミィちゃんって言おうかなって思ったけど…語呂が悪いし!」

 

「レミちゃん……初めての呼ばれ方だけど…まぁ良いか」

 

この時から来雪はレミリアの事をレミちゃんと呼び続けた。

 

「あら…レミィがそう呼ばれるなら私も別の呼び方で呼んでも良いわよ?」

 

「そうですか?…じゃあパッチェさんって呼びますね」

 

「………ごめんなさい…普通にパチュリーって呼んで頂戴」

 

「えっ?…分かりました」

 

来雪のパッチェさん呼びにレミリア達は笑いを堪えていた。

 

「笑い堪えてんじゃ無いわよ!」

 

「ご、ごめんパッチェ…じゃないパチェ…パッチェさん…ブフッ」

 

「レミィィィィィィ!!」

 

「はいはいパチュリーちゃん落ち着いて落ち着いて」

 

レミリアに殴りかかろうとするパチュリーを小悪魔が抱えて抑える。

 

「離しなさいこあ!美鈴直伝の必殺カンフーを今こそぉぉぉぉ!!」

 

「あの…私そんなの伝授した覚え無いのですが…」

 

美鈴が苦笑いしていた。

 

「全くホント賑やかよね」

 

そこに霊夢がやって来た。

 

「おうお帰り、幽香は撒けたのか?」

 

「一応ね、ハァ」

 

「お邪魔してるわよ霊夢」

 

レミリアが霊夢に話し掛ける。

 

「えぇ…あれからどう?」

 

「絶好調よ」

 

レミリアが笑みを浮かべながら言った。

 

「そう」

 

「所で霊夢…ものは相談なのだけれど」

 

「何よ?」

 

「来雪を家で住まわせても良いかしら?」

 

「えっ?」

 

レミリアの言葉に来雪が固まった。

 

「……何で私に聞くのよ?」

 

「来雪の今の保護者ってあなたでしょ?宿が見つかるまで此処で面倒を見てるって聞いたから」

 

「誰に聞いたのよ…」

 

「いや私じゃないぜ?」

 

第一候補だった魔理沙が否定した。

 

「…まぁ魔理沙じゃなければあいつしか居ないわよね…紫?」

 

ヒュオン

 

空間にスキマが空いた。

 

「あら…よく分かったわね霊夢?」

 

「来雪が神社に住んでるの魔理沙以外だったらあんたとその式しか知らないでしょうが…」

 

「この人が…紫さん」

 

来雪は紫を見ていた。

 

「こうして話すのは初めてね…幻想郷の賢者八雲紫よ」

 

「あっ初めまして…園田来雪です」

 

「えぇ…霊夢達と異変解決に乗り出してくれてありがとう……ガイアメモリというイレギュラーが現れた以上…その知識を持つあなたにもこれからも異変解決に乗り出して貰いたい…良いかしら?」

 

「はい…この子達が悪い事に使われない様に…これからもこの子達を回収したいと思います」

 

来雪はTレックスメモリを取り出して見つめた。

 

「お願いするわ…ようこそ幻想郷へ…幻想郷はあなたを歓迎するわ園田来雪さん」

 

「それで?何で紅魔館なの?」

 

「理由は特に無いわよ…最終的には彼女の意思だし、ただ宿が見つかるまで神社に住んでる事を言ったら異様に食い付きが良かったのよねぇ」

 

「本人達の目の前で食い付きって言うのね」

 

レミリアが苦笑いしながら呟いた。

 

「話を戻すけど…来雪…私達の所に来ないかしら?フランもこの通りあなたのこと気に入ってるし、あの美鈴があなたを推してたし」

 

「お嬢様」

 

美鈴は顔を赤くしながら呟いた。

 

「恥ずかしがらなくても良いじゃない…勿論私もあなたのこと気に入ったのよ…どうかしら?私達の所に来ない?」

 

「………」

 

来雪は沈黙しながら霊夢を見る。

 

「…来雪…これはあなたが決めるべきものよ?……そりゃあ短い時間だったけどあんたと居て楽しかったわよ?…でもこうなることは分かってた…初めに言ったでしょ?宿が見つかるまでの間は面倒を見るって…いずれはここを出てあなた自身で生きていかなきゃいけない…今がその時じゃないかしら?」

 

霊夢は笑みを浮かべていた。

 

「霊夢さん……私…」

 

「あぁもう!辛気臭いわね!永遠に別れる訳じゃないんだからそんな顔しない!」

 

霊夢が来雪の背中を叩いた。

 

「大丈夫…不安になること無いわよ」

 

「……霊夢さん」

 

来雪は泣きそうな顔で頭を下げた。

 

「今まで…ありがとう…ございました!」

 

「重いから!だから言ってるでしょ!永遠の別れじゃないって!あぁもう何泣きそうな顔してんのよ!」

 

霊夢が来雪の顔を布巾で拭いた。

 

「…こうやって見ると…霊夢って面倒見が良いのね?」

 

「だろ?だから人間だろうと妖怪だろうとみんなに好かれてんだぜ?」

 

レミリアの言葉を魔理沙が肯定した。

 

「全く…レミリア…来雪を宜しくね…あんた達なら預けられるわ」

 

「任せて頂戴…来雪…今日からあなたも私達の家族よ!これからも宜しく」

 

レミリアが来雪に手を差し伸べた。

 

「レミちゃん…うん…これからよろしくお願いします!」

 

そして来雪はレミリアの手を握った。

 

この日より、紅魔館に新たな家族が増えた。

 

 

宴会が無事終わり、霊夢と来雪は宴会の片付けをしていた。

 

「別に良いのに」

 

「ううん…私にもやらせてください」

 

「律儀ね…魔理沙とは大違いだわ」

 

宴会に参加したメンバーはみんな帰っていた。

 

「紅魔館には行かないの?」

 

「えっと…レミちゃんにお願いして…今日だけ此処にいたいって思って」

 

「…そう」

 

外の片付けが終わり、二人は最後に残った洗い物をしている。

 

「…来雪」

 

「はい?」

 

「ありがとう…あなたのおかげで異変も無事解決出来たわ」

 

「そんな…私は何も」

 

「謙遜すること無いわよ…紫の言う通りガイアメモリって物を撒いてる奴らがこの幻想郷に居る…その知識を持ってるあなたが異変解決に協力してくれるのはすごく助かる…これからも宜しくね来雪」

 

「霊夢さん…」

 

来雪は洗い物をしている手を止めた。

 

「…私も……霊夢さんには感謝してます」

 

「ん?」

 

「自分自身の記憶が無い…でもガイアメモリの記憶はある…こんな私を今日まで面倒見てくれて…料理とか洗濯とか…身の回りの事を教えてくれて…分からない事だらけの私を導いてくれた…本当にありがとうございます」

 

「…ん…面と向かって言われると照れるわね」

 

霊夢は頬を赤くして照れていた。

 

「…あの…霊夢さん」

 

「ん?」

 

「明日から紅魔館でお世話になる訳ですけど…その…今後も此処に遊びに来ても…良いですか?」

 

「…ふふ…何当たり前な事聞いてるのよ…良いに決まってるでしょ?寧ろこれではいさよなら何て薄情な事言ってたらぶっ飛ばしてた所よ」

 

「あはは…そうですよね……ありがとう…霊夢さん」

 

「…えぇ…こっちこそありがとう…私を普通の霊夢として見てくれて」

 

「え?」

 

霊夢の言葉に来雪は首を傾げた。

 

「私は知っての通り博麗の巫女…私の知人以外は私の事を博麗の巫女として見ている…それが当たり前なんだけどね……でもね…鬼巫女だとか呼ばれてるけど私だって普通の女の子として居たいと思ったことはいくらでもある…正直あなたが初めてじゃないかしら…初めて会ってから私を()()()()()()()()じゃなくて()()()()()として扱ってくれたのは」

 

「……」

 

「それが嬉しかった…本当に…嬉しかったのよ」

 

霊夢は笑っていた。

 

「霊夢さん…」

 

「…ごめんなさいね…しんみりしちゃったわね…さてと早く片付けるわよ」

 

「…はい!」

 

そしてその夜。

 

「何で同じ布団なのよ…」

 

「えへへ…今日くらいは霊夢さんと寝たくて…」

 

「…全く」

 

二人は同じ布団で寝ることにした。

 

「…あの霊夢さん」

 

「…何よ」

 

「もし良ければなんですけど…霊夢って呼んでも良いですか?」

 

「……」

 

霊夢は無言だった。

 

「私…霊夢さんと…その…友達になりたいなって…その」

 

「…好きにしなさい」

 

「っ!…うん!好きにするよ!ありがとう霊夢!」

 

来雪は敬語だった口調を崩した。

 

「…ふふ…えぇ…こちらこそ」

 

二人は眠りに就き、来雪は幻想郷に来てから住んでいた博麗神社を出て新たな住居へ引っ越していった。

 

 

 

 




はいということで来雪の住居を博麗神社から紅魔館にお引っ越ししました!

そのまま博麗神社でも良かったんですが…美鈴との師弟関係を描くのに紅魔館の方が良いかなと思いそれなりの経緯を書きましたが…大丈夫かな?

霊夢の心境を少しだけ書きましたが…二次創作だからどんな霊夢が居てもいいよね!

こういう霊夢が私は見たかった!

幻想郷の数だけ違う霊夢が居ると私は思います!

それは置いておいて…次回からは空白期編をお贈りします!

紅霧異変編よりは短く構成しますが…何せめちゃくちゃ送ってくださったメモリのアイディアが山程あるのでどんどん使わせて貰います!

空白期編では来雪や霊夢達が幻想郷に流通し始めるメモリを巡った物語にする予定なのでお楽しみに!

もしかしたら敵幹部の誰かの名前が判明する…かも?

次回をお楽しみに!

それでは!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。