東方魔箱録 〜メモリの使役者〜   作:マイスイートザナディウム

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Count,The,Memorie's!

現在来雪が使えるメモリはこちら!

PLANT,FLEET,T-REX,ICEAGE,WISDOM,DRACULA,ZOO,ENIGMA,FIRE EXTINGUISHER,HEAT

はいどうも〜皆様マイスイートザナディウムです。

今回はロード・ドーパントとの戦闘になります。

題名にコンビと書きましたが…果たしてコンビとは誰なのか…

それではどうぞ!


Tの介入/コンビの復活

「グギャアァァァァァァァァァ!!」

 

ロード・ドーパントに変身した橙は雄叫びを上げながら魔理沙に向かって突っ込んできた。

 

「ヤベッ!」

 

向かって来たロード・ドーパントを躱した魔理沙。

 

「ヨケナイデヨォォォォ」

 

「避けねぇと死ぬだろうが!」

 

ロード・ドーパントの囁きにツッコむ魔理沙。

 

(どうする…橙の奴…完全に理性を失ってる…それほどあのメモリが危険だってのか?…メモリを使ってる橙に勝てるか?)

 

魔理沙はロード・ドーパントをどうやって打倒するか考えた。

 

「コンドこそいただきマスゥゥぅぅ!!」

 

ロード・ドーパントは左右の前腕と両脚の間に計3つの車輪状のエネルギー体を形成した。

 

「ッ!?」

 

「アハハハハハハハハッ!」

 

ウゥゥゥゥゥ

 

ロード・ドーパントが両肩の回転灯がサイレンを鳴らしながら疾走した。

 

速度を増したロード・ドーパントを、魔理沙は箒に乗り飛ぶことで回避した。

 

「おいおい…ただでさえすばしっこい癖に更に速くなるとか反則だろ!」

 

「ウゥゥぅ…逃がさナァァァァァァァァイ!!」

 

ロード・ドーパントは口から体組織を吐き出し、赤黒い道を作り出した。

 

「はぁっ!?」

 

「しゃアッ!」

 

体組織で作り出した道をロード・ドーパントは爆走する。

 

「待てマテェェェ!!」

 

「クソっ!」

 

魔理沙はミニ八卦炉を取り出す。

 

「これでも喰らいやがれ!!マスタースパーク!!

 

魔理沙はマスタースパークをロード・ドーパントに向けて放った。

 

「アハッ」

 

だがマスタースパークがロード・ドーパントに当たることは無かった。

 

ロード・ドーパントはすかさず右腕の車輪を前に投げ、マスタースパークを相殺したのだ。

 

車輪の無くなった右腕には、また新たな車輪が生み出されていた。

 

「嘘…だろ?」

 

魔理沙はマスタースパークを相殺された事に自身を無くしそうになった。

 

その一瞬の隙をロード・ドーパントは見逃さなかった。

 

「隙アリィィィ」

 

ドドドドン

 

ロード・ドーパントは右手の指先から高熱弾を撃ち出した。

 

高熱弾は容赦なく魔理沙の身体を撃ち抜いた。

 

「ッ!!?」

 

身体を撃ち抜かれた痛みに悶える魔理沙。

 

「アハハハァァァッ!」

 

ロード・ドーパントはそのままスピードを上げ、箒に乗る魔理沙に突撃した。

 

その衝撃の強さに乗っていた箒は折れた。

 

「ガハッ」

 

箒から投げ出され、魔理沙は墜落する。

 

「アハハハハハハハハ」

 

ロード・ドーパントは墜落する魔理沙を笑いながら追いかける。

 

「グッ…ガッ…ヤベェ…腕が…」

 

ロード・ドーパントの体当たりで、魔理沙の右腕は無慈悲にも砕かれた。

 

「もう鬼ごっこは終ワりィィ??」

 

怪我を負い倒れている魔理沙にロード・ドーパントが詰め寄る。

 

「じゃァ…もう食ベテモいいよネェ?」

 

「ク…ソッ…」

 

ロード・ドーパントはその生物らしさのない機械的な顔で笑いながら口を開く。

 

ガシッ

 

「ガッ」

 

魔理沙の頭を掴んだロード・ドーパント。

 

「いただきマァァァァス」

 

ロード・ドーパントは魔理沙の首元目掛け、その鋭い歯を突き立てようとする。

 

魔理沙は橙を救えない自分の無力さに悔しんだ。

 

普段は泣かないようにしている魔理沙だが、この時は負けた悔しさと今から喰われる恐怖で一筋の涙を流した。

 

そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙はロード・ドーパントの餌食に………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なる寸前だった。

 

 

 

ドォン

 

 

「ガッ!?」

 

ロード・ドーパントの背中が突然爆発し、魔理沙は開放された。

 

ドサッ

 

「クッ…何だ?」

 

魔理沙はふと空を見ると、そこには異型の存在が浮遊していた。

 

赤い女性の上半身に芋虫のような下半身をした形状。

 

顔には眼に当たる部分が存在せず、裂けた口は縫いつけられた状態になっており、そして足のつま先に当たる所に目がついている。

 

 

頭には髪の中で燃えるような紅い女性型の人形

 

左肩に骸骨

 

右腕のベルト

 

襟の後ろ部分の顔

 

左掌の眼等々、今まで出会った妖怪よりも悍ましい姿の異型だった。

 

「……」

 

異型はじっと魔理沙を見つめていた。

 

「何だ…アイツ…ドーパント…だよな?」

 

「グギギギギ…邪魔スルなぁァァァ!!」

 

ロード・ドーパントはその謎のドーパントに高熱弾を撃ち込んだ。

 

だが謎のドーパントは意図も容易く高熱弾を避ける。

 

「……フッ」

 

謎のドーパントの周りに紅い光弾を出現させ、ロード・ドーパントに放つ。

 

ドンドン

 

「グッ!?グギャアァ!」

 

光弾はロード・ドーパントに命中する。

 

「………」

 

謎のドーパントは魔理沙の前に()()()()()()()()()()降り立った。

 

「あんた…一体…」

 

魔理沙は謎のドーパントを見上げながら言った。

 

「グギギギ…もうイイ…魔理沙のマエにオマエを喰ウ!!」

 

ロード・ドーパントは再び車輪を出現させ、謎のドーパントと魔理沙に向かって爆走する。

 

「手始めに魔理沙モロトも轢き殺シテヤるぅぅぅ!!」

 

「………」

 

謎のドーパントはまた光弾を作り出す。

 

だがその光弾は先程の光弾とは少し違うことを魔理沙は見抜いた。

 

(これは…魔力が込められてる?…てことはコイツの本体は魔法使いなのか?)

 

死ネェェぇぇぇ!!

 

そして謎のドーパントは魔理沙に聞こえない位小さな声で呟いた。

 

「……既に死んでるわよ」

 

謎のドーパントはそう呟くと魔力の籠もった光弾を爆走してくるロード・ドーパントに放った。

 

光弾は車輪に当たり、ロード・ドーパントはバランスを崩した。

 

「ナッ!?」

 

謎のドーパントはすかさず魔理沙を掴み、その場を飛んだ。

 

「なっ!?おい!」

 

「……」

 

バランスを崩したロード・ドーパントはそのまま炎に包まれながら跳ね上がった。

 

「ナァァァァニィィィィィィィ!?」

 

ドォォォォン

 

跳ね上がったロード・ドーパントはそのまま地面に落ちると同時に爆発した。

 

「にゃ…に…」

 

爆炎から大火傷を負った橙が出てきた。

 

そしてその場に倒れる。

 

パキン

 

橙の握っていたロードメモリはその場で砕けた。

 

「倒しちまった……あんた…」

 

「………」

 

バサッ

 

「おわっ!?」

 

謎のドーパントは掴んでいた魔理沙を離した。

 

ドサッ

 

「イッテェェェェ!……おい!腕折れてんだからもっと優しく降ろせよ!」

 

「………」

 

謎のドーパントは文句を言う魔理沙を無視し、折れた右腕を掴んだ。

 

「イデデデデデ!冗談だと思ってんのか!?マジで折れてんだよ!離せよ!」

 

「………」

 

謎のドーパントは魔理沙を無視して腕にあることをした。

 

「ッ!?」

 

魔理沙は自身の腕の痛みが引いているのを感じた。

 

「痛みが…消えて…おっ?」

 

謎のドーパントが腕を離すと、魔理沙は折れた筈の腕を上げる。

 

「へっ?…何ともない?…折れてた筈なのに……これって…まさか治癒魔法か?…さっきの光弾もそうだったけど…やっぱあんた魔法使いなのか?」

 

「………」

 

謎のドーパントは魔理沙の問を無視すると、浮遊しその場を去った。

 

「あっ!おいちょっと!」

 

魔理沙が気付いた時には謎のドーパントはもう見えなくなっていた。

 

「…何なんだよ…ったく」

 

魔理沙は倒れている橙の所に向かった。

 

 

 

 

とある森ーーー

 

「………」

 

先程魔理沙を助けた謎のドーパントは離れた森にて変身を解いた。

 

その姿は瞳の色と同じ緑のロングヘアー、黄色い太陽が描かれた青い三角帽を被り、全体的に青色の装飾がされた服装に青いマントを羽織っており、三日月を象ったステッキを持った女性だった。

 

ただ普通の女性ではなく、その女性はあるべき筈の下半身が無く幽霊の様に透き通っていた。

 

女性の名は【魅魔】

 

かつての魔理沙の師匠兼母親代わりの悪霊である。

 

「…はぁ…やっちゃったわね…介入する気は無かったんだけど……これで組織にとっての裏切り者になったのは確実よね…はぁ」

 

魅魔は溜息をつきながら呟いた。

 

「まぁ……あの子が無事ならそれでも良いか……私はずっとここに居るわよ魔理沙…あんたが長く生きて人生を全うするその時まで…ね」

 

魅魔は魔理沙が居るであろう場所を見ながら言った。

 

「全く…相変わらず親バカよね…魅魔」

 

そこに一人の女性が現れる。

 

その女性は現博麗の巫女である霊夢の着る巫女服に非常に良く似た巫女服を着ていた。

 

ただ霊夢と違う所も存在する。

 

霊夢とは違い大きなリボンは着けておらず、巫女服の下に黒のアンダーウェアを着ている。

 

「お前にだけは言われたくないぞ霊繫(れいか)…組織の勧誘を即答で断り、理由が()()()()()()()()()()と断言し追われる身になったお前にだけはな」

 

「あれ?そうだっけ?まぁ霊夢の敵になるのは嫌だし…何より今の霊夢の実力じゃ仮に敵になった時に()()()()()()()だから」

 

女性の名は【博麗霊繫】

 

行方知れずになっていた先代博麗の巫女であり、血縁関係は無いが霊夢の母親でもある人物だった。

 

「…フン…流石は手加減の出来ない脳筋巫女だな…誤って娘を手に掛けると言ってのける辺りは昔から変わらないな」

 

「誰が脳筋よ!魅魔だって魔法研究の為に自分から悪霊に成り下がった変態魔法使いの癖に!」

 

「なっ!?変態だと!?お前に変態呼びされる筋合いないわ筋肉バカが!」

 

「何をぉぉ!もう許さないわよこの緑もやし!絶対成仏させてやる!」

 

「上等だ掛かってこいゴリラ女!」

 

霊繫は御札を取り出した後に拳を構え、魅魔はステッキを構えた。

 

 

「お取り込み中の所申し訳ないが…」

 

「あぁ!」

 

「何よ!」

 

二人が向いた先に一人の男がいた。

 

「……Dr.ガイスト」

 

「誰?知り合い?」

 

「まぁ…組織の人間…いや半人半霊よ」

 

「困りますなぁ魅魔殿…組織の者でありながら妨害…ましてや研究材料を倒してしまうとは…」

 

Dr.ガイストはニヤけながら言った。

 

「…娘が喰われそうになってんのに…動かない母親がいるかしら?」

 

「娘…貴女と霧雨魔理沙に血の繋がりは無い…ましてや種族も違う…それで親子関係が成り立つ訳…」

 

「種族とか血の繋がりとか関係無いよ」

 

Dr.ガイストの言葉に霊繫が反応する。

 

「生まれがどうであれ、血の繋がりが無かろうと家族と言えば家族なのよ…家庭の事情に部外者が入り込むのはどうかと思うけど?」

 

「…先代博麗の巫女…博麗霊繫…貴女も馬鹿な方だ…ボスが気に入っていたのに…誘いを断るとは…まぁ私には関係ありませんがねぇ」

 

Dr.ガイストはメモリを取り出した。

 

 

【GHOST!】

 

 

ガイアメモリからガイアウィスパーが鳴る。

 

キュピーン

 

Dr.ガイストは額の生体コネクタにメモリを挿し込んだ。

 

挿し込んだ額から無数の幽霊が出現し、肉体を作り上げる。

 

顔は包帯の様な物で覆われ、それを隠すように伸びた黒い髪。

 

身体は骨をイメージした鎧を身に纏い、腕は継接ぎだらけの腐敗した人の腕。

 

下半身は黒いボロボロの布で覆われた姿だった。

 

Dr.ガイストは幽霊の記憶の怪物(超人)、ゴースト・ドーパントに変身した。

 

「お二人共私の手であの世に…いや私の実験体として迎えて差し上げましょう」

 

「…フン出しゃばるな老害が…お前如きに実験体にされる程軟な生き方してないわよ」

 

「生き方って…魅魔もう死んでるじゃない」

 

「うっさいわね!霊繫!あんたも手伝いなさい」

 

「仕方ないわね…久々に無敵タッグの復活ね…背中預けたわよ相棒」

 

「…フン……相棒と呼ぶな」

 

二人はそれぞれ構える。

 

 

 

 

 




はいロード・ドーパント戦はこれにて終了です!

コンビと言ったがレイマリではありません!

今回はオリキャラとして先代博麗の巫女【博麗霊繋】を出しました。

霊に繋ぐと書いてれいかと読みます。

原作では存在は仄めかされてはいるが出ていないキャラなのでオリキャラ扱いですが…姿はM.U.G.E.Nの先代巫女だと思ってもらえれば良いです。

オリ設定として魅魔とは生前からの付き合いということにしてあります。

そうなると霊繋の年齢幾つだよとなるんですが…まぁそこは後々書くかも?

コンビというのは魅魔様と先代巫女の事を指します。

イメージとしてはレイマリですね。

母親代わり同士という二次設定があるから丁度いいなと思いぶち込んだ感じです。

魅魔の設定に組織の一員という設定を加えました。

その方が面白いかなと思った次第です。

裏切り者を排除するために送り込まれた資格として神谷主水様のDr.ガイストを出しました。

案を送ってくれた神谷主水様ありがとうございます!

次回は漸く来雪の出番です。

さて来雪の前に立ちはだかるメモリとは?

次回もお楽しみに!

それでは!
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